西岡はよう打った。決めるんだろうな、そう思って見ていた「お調子もん」の西岡が予想どおりに決める。おいしいところだけ持っていきやがってと、周囲からはやされて、おどけて応える。そういう存在はタイガースにとって本当に貴重だ。毎日野球をやって、それで飯が食えるんだから、顔では難しい表情をしながら、心の中では大喜びの大はしゃぎで楽しめばいいのだ。
福留はよう走った。4月に絶好調な男なので、打つ方は物足りないところもあるが、この日はいいところで打ち、そしてよく走った。しんどそうだったけれど、やっぱり元々のものがいいから、衰えたといえどもたいしたもん。ずっと素晴らしいものを見せているライト守備と、しっかりした走塁でチームに貢献している。
本当によく走った試合。そこでしょうそこ。「生まれ変わった」の時に強調すべきなのは。日本を背負ってスタートを切ったキャプテン鳥谷を筆頭に、勇猛か果敢に次の塁を狙っていく。序盤4月は少々暴走気味でかまわない。とにかく行くんだ行けるんだで走っていく。それをもって「生まれ変わったタイガースを見てくれ」と言われれば、大喜びで拍手をおくったのだ。この日のようなものを見せてくれれば。
三塁コーチ吉竹がよく「今の時期の走塁」をやったと思う。特にマートンの右中間を破らない二塁打で一走を回した判断が素晴らしかった。これからもどんどんエキサイティングな二コマ取り走塁を見せてくれ。
でも外から連れてきたメンバーが活躍しても、それはやっぱり「生まれ変わった」という言葉からイメージしたいものと大きくかけ離れている。見たかったのは9回裏、「鳴尾浜軍団」の躍動。これに尽きるではないか!
9回裏、先頭は8番藤井への代打坂。マウンドにはイニングまたぎの田島。その初球の変化球を引きつけて、外角を素直に振り抜いて三遊間を破るゴロヒット。逃し続けてきた男が、迷わずに振り切って、一発で仕留めた。この試合後に二軍行きになる筆頭候補が追いつめられて出した結果だ。本当によう打ったね。
好投した二番手投手福原への代打は小宮山、ピンチバンターだ。そして代走には荒木。現在のエース代走だから、小宮山は転がしさえすればいいのだけれど、極度の緊張からファールにしてしまってフルカウント。ランナースタートした6球目、打ったゴロが二遊間を抜ける、それを見た荒木は一気に三塁に向かう、センター大島も素速くチャージして来たが、荒木の脚力が勝って三塁へ送球すらできず、荒木は三塁ベースを抱くようにスライディング。
泣きそうな小宮山に久慈コーチが笑いかける。ベンチのサインに応えられなかったのは大減点、バントはまた猛練習だ。だがあの緊張する場面、しゃあないっちゃあしゃあないよ。もうあれを経験できただけで今後が違って来ると思えばいい。それよりも最終的にしっかりゴロを打てたこと、しかもヒットにできる打球で、これは当然褒めてやるべきだ。そしてここも吉竹コーチ、よく回した。
甘さはあったもののまず一つ試合を作って「ぼちぼちのスタート」を切った能見、福原、久保のリリーフ陣、中盤までの3点に貢献した野手たち、それぞれ良かった。でも嬉しかったのは、坂、荒木、小宮山が、前2試合取れなかった「どうしても欲しいたったの1点」をもぎ取ったことだ。そしてそれがサヨナラの1点だったのだから、こんなに嬉しいことはないよ。
福留から、判断ミスをした良太の走塁にケチがついた。素晴らしいことだ。走塁の意識については本当に「生まれ変わった」のかもしれない。そうなるようにずっと継続してほしい。
「生まれ変わる」と言えば、聖子ちゃん。始球式おつかれさま(笑)。中高生の時に、和田さんに負けないビッグファンだった者より。
コメント
松田聖子のミニスカ始球式には度肝を抜かれましたが(藤井のちゃっかり握手も)、試合の方は選手がグランドを駆けずり回った、非常にtoraoさん好みの試合でした。
福留の走塁は他の選手にとてもいい影響を与えていると思います。
西岡もマズい守備(平野ならゲッツー取れた打球をファンブル)もありましたが、最後は素晴らしいクリーンヒットのタイムリーでした!
大和は今季2回目の盗塁失敗(昨日1つは成功)もありましたが2度共キャッチャーの送球が奇跡的に素晴らしい所に行っただけ、これからもどんどん積極的にトライして欲しいです!
福原の円熟した安定感、そして少しフォームをゆったりめにした久保も良かった!本当にナイスゲームでした。
余談ですがちなみに私は明菜派でしたww
見逃してしまった(>_<)
聖子ちゃんの大ファンでした、、、
誰がなんと言おうと、今でも可愛いと思ってしまうのは、自分も年をとったんだなと。
本拠地開幕!勢いに乗って頑張れタイガース!
福留の走塁と西岡のお祭り男っぷりは確かに貴重ですねぇ。西岡はインタビューで、当たり前だけどこてこての関西弁を聞いて(生で聞いたのは初めて)、複雑な気持ちも確かにあるけど「来てくれてよかったなぁ」とその時ばかりは思いましたね。福留も一匹狼のイメージとはちょい違う立ち回り方をしているようで…。願わくば周りの声がもうちょっとトーンダウンしてくれりゃ、もうちょっと心安らかに彼らの活躍を見れるのですがww
坂・小宮山・荒木も去年、手も足も出なかった田嶋からよく一点をもぎ取ってくれましたねぇ。坂・荒木も当落線上にある中、自分にやれる事をしっかりやってアピールしてくれましたね。
小宮山も球場全体が追い込んでくる中で(笑)、よく叩きつけるバッティングをしてくれました。どうしてもメンタルの弱さやバント失敗は言われるだろうけど(この悪い意味でのいじられキャラはちょっと不憫)あそこで懸命に叩きつけてランナーを進めようとして、結果を出せたのは私もほっとしたww
藤井も疲れたらアラが出始めるタイプだし、日高にせよ小宮山にせよもっと使って捕手もやりくりしてよ、和田監督。その為に色々とってきたんでしょうから。
聖子の唄は今でもカラオケてっぱんです(爆)
ちなみに聖子カットはしてませんでしたが・・・
なんとなく延長になるかなぁ~って思ってお風呂へ行きかけ
思いとどまってよかったぁ~!
みんなで勝ち取った白星。あっ、良太は色々反省かな!
西岡はホント「チャラ岡」で好み?ではないんだけど「ようこそタイガースへ」
隼太下げらしい。たった1打席だったが四球取ってめずらしく気迫出してたのにねぇ~
下で文句言わせぬ成績持って早く上がってきてほしいわ!
昨日の松田聖子の始球式は楽しませてもらいましたwなんか大阪でコンサートがあるみたいでその関係かな。
藤井の握手にはスタンドから笑いながらブーイングしてあげましたw
なんか和やかに始まって20イニングス無得点の重苦しい雰囲気が一掃された気がします。
やはり昨日の試合はドメさんの走塁ですよね、高木監督は刺せなかった藤井を懲罰交代してました( ゚Д゚)
さすが守り勝つ野球の中日、この厳しさは見習ってほしい。
3時間半ルールの撤廃で田島を続投せざるを得ない中日中継ぎ投手陣の層の薄さも幸いしました!
地元開催で聖子ちゃんも見れたしサヨナラ勝ちもしたしよかった~!(^^)!
3時間半ルール撤廃。
今年は、ここがキーになりそうですね。
毎日毎日競り合いにはならないまでも、統一球の影響で派手なド突き合いは少なくなりました。
そうなると、どうしても敗戦処理で主力お休みとはなりにくく、中継ぎの負担は大きくなる。
先発は勿論なんですが、投手力の質と量、そして点の取り方の巧拙が浮沈の鍵を握りそうです。
開幕節で当たったヤクルトは、開幕から11得点で12失点。
でも3勝1敗。
伝統的に野球は上手いチームですが、シッカリと色が出てますね。
昨日の大和や鳥谷や荒木のような走塁を続けて行けば、「タイガースの走塁」に相手の意識も移るはず。
そうなると、攻撃によい循環が生まれてきます。
相手投手の意識が100%打者に向けば、そんなに打てる訳がありません。
そこを何%かでも走者に向けさせることで、打者を楽にさせられる。
そうやって幅に広がる攻撃が見たいですね。
荒木頑張ってくれました~!
三塁まで行くか?と思っていたらもう塁上の人でした(笑)
我が家ではあの坂のヒットの後小宮山を代打に出した時点で和田采配に大ブーイングで
絶対バント出来ひん!(結果的に当たりだったが!)ここでこの試合のクライマックス が終わるイメージしかありませんでした。
予定通りの二度のバント失敗の後(笑)叩きつけたボールが二塁塁上を抜けた時は ダブルプレーでなかった事に感謝したら荒木のあの走塁でしょう?
今まで中日にやられていた事を出来の悪い我が息子にも出来た時の親の喜びに似て
最後は西岡のさよならですから・・・・
葬式と結婚式の掛け持ちの様な試合でした。
しかしいくつかの反省もあるわけでそこを正していかないと一過性の糠喜びで終わって しまうからだ。
聖子ちゃんとオトコマエ藤井の握手は絵になりました。
「春の陽ざしの中で」を思い出しました(笑)。
9回裏は、まさに「鳴尾浜軍団」の坂、荒木、小宮山良かった!
西岡はおいしい所を決め、福留の猛烈走塁で、ドタバタっと本塁突入は嬉しかったです。
矢野さんゆずりの「必死のパッチ」がこれから何回も見たいです!!
鳴尾浜育ちがよーやった!
小宮山はほんとヒヤヒヤさせてくれる子やで…(笑)
あの結果オーライ殊勲打(打った後の一塁ベース上での半泣きになりそうなぐらいの安堵の表情w)と、荒木の必死走塁(ベースを抱える姿に必死さが表れてましたね!)のお膳立てでもう勝負アリでしたね。
スポーツニュースの解説者たちは、「あの場面で満塁策を取っておけば〜」などと言ってましたが。
まぁセオリーはそうかも。
西岡と大和の怖さを比較してもそうかも。
でもね、仮に満塁策で無死満塁で大和勝負にしてたとしてもきっと大和が何とかしてくれていたでしょう!きっと!
今年の大和を舐めんな!と大和推しの私は思ってました(笑)
まぁ初の本拠地、挨拶がわりのヒーインを西岡にさせてあげたということで^ ^
7回表の大島のタイムリーですが、あれは敬遠で防げたのではないかと試合を観ていて思いました。
単なる印象なのかもしれませんが、敬遠策を取らずに結果失点するというケースが多いような気がします。
(アウトカウントも当然関わってくるのですが、例えば二死で得点圏という所で、どう考えても打つやろコイツ、という選手と無防備に勝負してみたり)
確かに得点圏の荒木は嫌らしさが増すのですが、オープン戦からこちら、一向に元気が無い。その機を逃す手はないですし、どう考えても大島の方が怖いでしょう。
打たれた能見が悪いのはもちろんですが、疲弊した投手をカバーするのはベンチの仕事。まだまだ選手に丸投げの部分は拭えていません。
仕事だったんで大島のタイムリーから見てしまい、なんと間の悪いことか。当然のように聖子ちゃん見れず・・・
VTRで何度も流れた福留の走塁は称賛に値しますが、個人的には昨日一番印象に残ったのは隼大でした。
代打で出てきたときから雰囲気あるなぁと思っていたら、きちっり四球。打ってアピールしたかったのか、四球の際に自身の太ももをパチンと叩いていました。気迫でて良いじゃないですか。絶対今シーズン応援続けていきます。
あと能見も久保もボール高いです。ちょっと心配。
坂も荒木もクビがつながって良かった。小宮山は命からがらのセンター前。バント失敗して大リーチでしたね(笑)
もうバッティングフォームはバスター的な感じで行こう(嘘)
福留は状況判断力が図抜けてるんでしょうね。再三の激走、お疲れです。
虎ベンチからすると、ツヨシのような異質な男はホント貴重な存在。それでいてコッテリな関西弁。東側から見ると面白さ百倍! 目が離せませんね。
西岡確かにサヨナラヒット打ちましたが、正直チャラとは思ってません。開幕2戦目の1点あれは西岡がしっかりファーストにノーバンで投げてたら、あの1点はなかった。つまり負けてなかったかもしれません。
守備が下手すぎる。あれではこの先不安でしょ。
走塁は鳥谷も福留も荒木も、よう走りました。torao同様ああいう攻撃は大好きです。
能見はあんなもんちゃいますか?別に今がベストやなくてもいい!夏場以降が正念場やから、その頃から完投完投してくれれば。
小宮山はWBCに出てるような感じで緊張しまくりでしたね(笑)良い経験したんやないですか。
良太は長い目で見ましょう。今年は我慢して使ってほしいです。
ごぶさたしてます。前はよく書き込みしていた(聖子ファンの)メルです。和田監督は聖子ちゃんのクリスマスディナーショーに大阪やら日程の都合か東京にまで出没しているほどのファンですからねー。勝てて良かったです。
毎年コンサートは大阪は7月の土日なのですが、今年はなぜか平日7/10.11(城ホール)なのでプロモの意味もあった始球式参加だったのでしょうね。と、聖子ファンの間では話しています。
翌日のデイリー、聖子ファンもかなり買ったようです。
両方のファンの私も、もちろん久しぶりに買いました。