掛布DC的指導への不安

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掛布DCへの「えこひいき的」期待は正直あるが、一方で氏への最大の不安は、「過剰な武士道精神」にあると思う。「エース対4番」へのこだわりや、「崩されても自分のスイングを貫け」という言葉から感じること。小さいことにとらわれず、道を貫いて大きく育て。強打者としてという部分でそれらは圧倒的に正しいのだろうが、そこらあたりの「誤解」と、阪神タイガースの弱さには関係性がありそうなので注意して欲しい。

どこかタイガースには正々堂々と正面から勝負して横から崩されてゴロンと土俵に転がされる「お人好し」を感じてしまう。特に攻撃についてはそうで、「打つだけ」「出塁しても前が詰まる」はもはや伝統芸なのかと思うほど。

一時期それをガラッと変えたのが赤星の存在で、確かに赤星の盗塁だけでなく、チーム全体で守る相手全体に重圧をかけていた。回したくない、塁に出したくない、塁に出た後の対応…ジリジリと精神的に相手を消耗させる。今思えばあれが阪神の攻撃力を大きく向上させていた。

「打てない」という状態が目に付くのは事実で、そこにどうメスを入れるかは重要だが、それだけでは勝てない。外からタイガースを見ていた掛布DCも当然同感だったと思うので、打者が打つこととチームで相手を崩していくことを連動させる、その観点を失わないように注意して欲しいと思う。

コメント

  1. 虎風 より:

    打撃コーチの肩書きもない方が一人でどれだけチームを変えられるのか甚だ疑問です。なんだか次期監督が既定路線みたいな感じが、悪い意味で気になっています。掛布さんはグランド外の事で足元すくわれないか心配も有ります。ただ彼のエネルギーが今のところ雰囲気を明るくしてくれていることは良い事だと思います。
    チームの意識改革には先日も書きましたが高代コーチに期待します。チームとして点を線につなぐことができる良い補強だと思います。

  2. 虎ジジィ より:

    横から崩されてゴロンと土俵に転らされても、何度も立ち上がり基本に戻って戦えばいい。
    赤星のように身体に恵まれ無い人は、相手を崩す何かを身に付ければいい。大相撲の(苦労人)里山関のように!

    とにかく掛布DC効果で「何らかの化学反応」が起これば十分。

  3. なかっち より:

    確かに掛布DCは強打者目線での意見が多いかもしれませんが、空振りだけで相手にプレッシャーをかける事も可能だと同氏は言いますし、それに期待したい。走者になれば高代COACHに期待したい。それぞれCOACHの役割分担があるので、現状を続けてほしい。

    今までと何かを変えなきゃ!

  4. ミツルハナガタ2000 より:

    首脳陣の言っていることとやっていることに整合性がある。
    チームをぶれない方針で戦わせる。
    その2点を守ってくれるなら、私は気持ち良く応援できます。
    掛布DCはそれを実現してくれそうな気がしますので、即時的な効果は出なくても(!)、氏の手腕には期待しています。

  5. トラ11 より:

    打撃だけでなく、出塁してから相手チームを掻き回すことで攻撃力を増し得点に繋げる、ということができていなかった。
    去年後半、走者残塁の多かったことの悔しさはいつまでも澱みとして心に残ります。

    今季こそ盗塁・走塁の意識・技術面も高くなって欲しい。
    高代コーチに期待したいです。
    掛布DCは指導だけでなく、明るさも打撃面にプラスされると思います。

  6. 大虎真弓 より:

    いつもこの時期は新人の様々なニュースが気にかかるが今年ほど様々なニュースが入ってくるのは希でしょう?
    緒方を始め数年前の新人たちとピカピカのルーキーの活躍には本人以上に期待を寄せている。
    掛布氏のアドバイスでどれだけの選手が残れるか?わからないが積極的な精神と自分の役割を自覚させるのは他のコーチ陣より優れて見える。
    「タイガースの若トラは読売より優れている」Yes!バンバン乗せて下さい