初回、上本がヒット、大和がセーフティ気味に送って、鳥谷タイムリー二塁打。その間わずか6球という速攻で幸先良く菊池から先取点を奪うも、立ち上がりの能見は球が高く、2回ウラ先頭打者メヒアに四球を出すと木村に逆転の2ラン本塁打を喫してしまう。6回表マートンのソロ本塁打で追いつくも、そのすぐウラにバッテリーエラー絡みの2安打で勝ち越し点を許してしまう。能見はセ・リーグ記録となる5試合連続2ケタ三振を記録するも試合に敗れては喜びもなかろう。これで交流戦カード頭は1勝9敗。
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対西武 3回戦 西武ドーム
神 | 1 0 0 0 0 1 0 0 0 | 2
西 | 0 2 0 0 0 1 0 0 x | 3
勝:菊池3勝6敗0S
S:高橋0勝1敗12S
敗:能見5勝5敗0S
HR:マートン ソロ8号、木村ツーラン6号
阪神:能見 – 鶴 – 加藤 – 金田
西武:菊池 – 増田 – 高橋
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元気なかったライオンズは、監督休養から風向きが変わったな。日本式だと「早すぎる」だけど、一度は外資の洗礼を受けた西武経営陣からすれば、手は早く打てということだったのかな。
記録にもなる2ケタ奪三振を記録して6回3失点でマウンドを降りた能見は、先発としての役割は果たした。援護さえあれば勝利投手になってもいい投球だった。しかしいかにもあっさりとした失点の仕方に、本人も周囲も納得いかない部分は大きいだろう。
「エースなんだから」と、勝ちゲームでひっぱり過ぎてひっくり返されるという印象がある今季の能見だが、この日は7回表二死で打席が回るとあっさりと代打梅野を送られた。
球数たったの83。暑い人工芝ドームというコンディションを考えてのことかも知れないが、もう1回、7回まで投げさせて、8回表上位からの攻撃で、「力投のエースに負けをつけてなるものか」という気持ちを結集させるというのが見たかった。個人的には。
ま、しかし後を受けた鶴、加藤、金田は1点差のままゼロで抑える投球。人材不足を活性化で切り抜けるためには、ムリに「勝ちパターン」「負けパターン」を決めず、結果を出した者にチャンスを与えるやり方が良いと思う。
CSの中継では解説の橋本武広氏が西武先発菊池のプレートを踏む位置について説明していた。普通左腕投手は一塁側を踏み、特に左打者への投球に角度をつけるが、現在の菊池は三塁側を踏んでいるとのこと。その狙いがどこにあるのかわからないが、橋本氏はこれでは左打者に打たれるので一塁側を踏んだ方がいいと思っているとのこと。その話が終わらないうちに左打者鳥谷が鋭いタイムリーを放ち、そしてとても意外なデータが表示された。今季菊池は対右打者との対戦打率は.264であるのに対し、対左打者となると.309に跳ね上がる。もちろん左腕対策として各チームとも右打者を使ってきて、打線に残る左は主戦級のみになるから、という理由もあるだろうが、必ずしも右打者優位となるタイプの投手ではないことはこの数字が物語っている。だがこの日のタイガースのスタメンは、ゴメス、マートン、新井、良太とフルスイング系の右を4人ずらずら並べる布陣。これを見るといつも画一的で工夫が足りないなぁと感じるが、特にこの日はその感を強くした。
締まった試合ではあったけれど、エースが奪三振を重ね、主力が打点を挙げた試合にしてはいささかあっさり味が過ぎる。何をどうすれば熱くなるのか。「なれ!」という号令だけでは難しい話だ。
コメント
残念な結果となりました。残り5試合全勝でやっと交流戦イーブンです。
3点目の失点はバッテリーエラー(ワイルドピッチ)となっていますが、藤井が止めるべき球だったと思います。ワールドカップも気になりますが、西武ドームの2戦目を現地応援、もうすぐ家を出ます。メッセが今季初めてアウエーで勝利するのを見て来ます。
プロレスネタも終息したようで・・・(^^;)
能見、新記録達成よ・よかったね(ニガイナミダ)
序盤から制球に苦しんでそれでもなんとか変化球中心に切り替え
踏ん張ってきたが、おかわり君に打たれたのより渡辺に許した
3打席目のヒットがもったいなかったと思う。
折角、1-2と追い込んでフォークで三振ねらってほしかったが
西武打線がその日食いついてこないチェンジアップを上手く打たれてしまった。
あと、トラオさんの言うように7回は続投してほしかった。結果は判らずとも。
オリの金子が2試合ほどイマイチピッチでも負けを消したり、大量援護で
勝利したりで野手とは持ちつ持たれつなんだがどうもここの人たちは・・・
好投すれば援護なしや勝ち消されたりで報われないね(泣)
それにしても3勝のうち2勝を菊池に献上するチームって・・・
こうしてまた一人他球団の選手が育成されていくのね(^^;)
ライト、ファイヤーフォーメーションの禁じ手を繰り出しても
点取れない。なぜ?不思議!さて今日はいかに?
あっ、サッカー始まる!
絶不調な広島を追い越せない勝ち運の無さが悲しい。
toraoさんが示してくれた菊池君の左右別対戦成績を見る限り、ライト柴田辺りどうだったかと。
たしかに良太は千葉ではヒーローになりましたが、振り回すより揺さぶれるメンバーが望ましかったと思いました。
柴田は案外に左投手を苦にせず、ライトのポジションなら感じ良くこなせるかと。
1表の攻撃も、狙い球、ヒットコース、やるべき事もハマり、流れるような3番まで打線でしたが…後が続かない。
打線として決めごと、意識が行き渡っていないのか、4〜7番は見ていて残念に思いました。
元・恋人を育て、貢ぐ(笑)
中西Cもいい加減、事が起こる前に間を開ける、勝負・回避の確認の意味でもマウンドに行ってもらいたいです。ベテランだから任せているのかもしれませんが。
メッセさん頑張れ!
虎ジジィ様の丁寧なコメ読みました。私は対したコアなファンでもないのに(解るトコだけワカル)、懐かしさと楽しさについつい図に乗ってはやし立ててしまいました。皆様お気を悪くされたと思います。申し訳ありませんでした。
心の安全装置とでも言いましょうか…ハイ。
もっと覚悟を持って応援したいと思います。
対した→たいして
スミマセン
能見、5戦連続2桁奪三振の記録、鳥谷打率好調キープ。
なのに勝てない。
Gは特別に良いゲームをしているようには見えないが勝ち星をあげ、カープも悪いゲームでもないところで負けが続いている。
これなんやろか、やはり球団全体の問題のようにも思います。
メッセンジャー、今日こそビジターでの勝利を!頑張れ!チャッチャッチャッ!
サッカーワールドカップ日本頑張れ!チャッチャッチャッ!
気付けば読売が独走態勢(笑)セリーグ5球団は何をしてるんやろ(笑)
格闘技、プロレスネタは私が言い出しっぺで、他の方々も巻き込んでしまいました。重ね重ね申し訳ございませんでした。以後気をつけます。
西武はチーム全体で対能見の方針を定めて向かってきているように感じました。
一方我らが阪神はトラオさん達が仰るように、右より左への相性が悪い菊池に
右を並べるという「裏方仕事してる?」状態。
他球団はどんな体制でチームを運営してるのかなあと、単純に気になりました。
あと能見が軸足の左足を終始気にしてるのが嫌な感じでした。
腰部脊柱管狭窄症か何かが脚の方にまで出てるのかもしれません。
ここ数日の試合で キャメルクラッチでも喰らってるかのような気分…。
って既にその流れ終わってましたかw
最後にプロレスネタを広げたのは自分ですね。御不快に感じた方々、誠に申し訳御座いませんでした。
最近あまりコメントを書き込まなかった癖に、脱線させてしまいました事、反省致します。
こんばんは!本日は熱い試合を虎ファンに魅せてくれたようですね。良かったです!
トラオさんがご指摘されていますが、勝つ事への執念が的確な戦術により組まれているのか、以前よりこちらで皆さんが度々に渡りコメントされ続けられている部分が解消されているのかとても疑問です。負け試合を繰り広げてしまう度、同じ失望感をファンに与え続けているのではないでしょうか。勝ち試合は当然その逆でファンも望み続けていた戦術がぴったりはまって勝ちを手繰り寄せている様に思います。
毎日トラオさんが提供して下さっているこの場へ、愛する阪神タイガースへの叱咤激励を投稿下さっている皆様のコメントは、勝てば勿論の事、どんなに無様な負けをしても同じ気持ちの仲間諸先輩方がいると心強くいつも感謝しています。ここ最近、有り得ないレベルの負け方を招いてしまっていた時も変わらず投稿して下さるトラオさんと皆様のコメントにどれだけ心が救われた事か!
こちらの投稿内容は、タイガースの戦況が鏡の様にファンの心の叫びとなって反映されているのではないでしょうか?私ごときがと思いますが、是非、こちらに集われる皆様、変わらず投稿して頂きたく存知ます。
虎ジジィさんはじめ皆様、毎日本当に楽しく拝読させて頂いています!元気出して頂きたいです。その為にもタイガースが毎試合、良い試合をしてくれますよう!!