あっさり奪首失敗の翌日、勝ち越しを賭けた藤浪vsセドン。不運もあっての7回2失点と好投した藤浪を、鳥谷以外右打者を並べた打線を援護できず見殺し。ゴメスの一発のみだった。連敗でカード負け越し、その差は2.5ゲームと開いてしまった。
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対巨人 18回戦 東京ドーム
神 | 0 1 0 0 0 0 0 0 0 | 1
巨 | 1 0 0 1 0 0 0 2 x | 4
勝:セドン4勝3敗0S
S:マジソン4勝3敗21S
敗:藤浪8勝5敗0S
HR:ゴメス ソロ19号
阪神:藤浪 – 金田 – 筒井 – 建山
巨人:セドン – 田原誠 – 久保 – マシソン
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この3連戦、まだまだゲーム差なんて…というポーズを取るのはなぜか追い上げる側のタイガース。逃げている方のジャイアンツはずるずる後退局面にいただけに、このシリーズに負け越すと暗雲に飲み込まれる不安があり必死だった。常と立場、勢いが違っていただけに、実はともにかなり入れ込み気味での対戦だったと思う。当然ファンの側にも同じ意識があったから、3日ともよく入っていたし、相当な熱気を発していた。
この3試合目、中盤にかけてパワーで圧した藤浪と、目先の変化を重視しセドン→田原と繋いだジャイアンツとで投手に関しては互角。攻撃における「必死さの表現力」が勝負を分けた。思い切って機動力や小技を使おうという方針を立てたジャイアンツ。それに対して思い切った打線の変更で活路を見出そうとしたタイガース。思うにエンドランを多用したジャイアンツは、「つんのめってもいいから前へ」という姿勢をとることに成功し、結果、試合の中で少しずつ自信を取り戻した。足の遅い村田にスタートを切らせてエンドランを試みたり、復調気配の4番阿部に送りバントを命じたりという策は、突飛ではあるが、監督自らが1点を取ることに必死であり、自分の責任において何とかしようとしているということをチームに周知させていた。
タイガースの「右だらけオーダー」の方は、守備の良い今成、福留を出さなかったという意味においては「超攻撃的」と言える。しかし、まだ対戦してもいない投手に対し、「初もの」「左腕」という連想ですでに「苦手」と決めつけて、びびっていることを表明しているようにも見える。攻撃的なようで、「ダメもとでもいいから前へ」という気持ちとは遠く、「なんとかしなくては」という指揮官の焦りを感じる。初戦、俊介、メッセンジャーの意外な一打で状況を優位にしたが、誰も期待していないという気楽さがバットのヘッドを走らせ、逆にこの打者に打たれてはいけないという「抑えて当たり前」という重圧が杉内の腕を縮めた。攻撃的かどうかは、メンバーの並べ方で決まるわけではなく、いかに心理状態を攻撃的に持っていくかにかかっている。リーダーは少なくとも闘争心の部分でチームを牽引しなければならないが、私にはこの「超攻撃的オーダー」がいかにも弱気に感じられた。
この負け越しをどう活かすかだろう。何と言ってもここからは総合力勝負。ジャイアンツは「カンフル」である伝統の一戦で窮地を脱し、不調期から回復すると決めつけてくるだろうが、実際はそうもいかないだろう。びびり過ぎのタイガースと違い、下位球団の若い選手たちは現在伸び盛り、盛りを過ぎた成熟チームであり、先発投手が決して盤石ではないジャイアンツはその勢いに手を焼くはずだ。タイガースがジャイアンツに対して持っているアドバンテージは、失うもののない「新チーム」であるということ。上手くなろうと努力しているんだから、多少失敗してもいい。思い切ってぶち当たっていけばいい。その心境を得られれば、この負け越しは生きてくる。
常識的にあり得ない策ではあるが、8回表、梅野・藤浪に打席に立たせ、「未来の黄金バッテリー」に最後(8回ウラ)まで完遂させ、9回野手たちに「8月無敗男、藤浪に勝利を」という気持ちで極限まで集中させるというD難度の切れ味、チームへのメッセージが見たかった。E難度すぎるとは思うが、「まだこの時期」という落ち着きを醸し出すには悪くないだろうと思ったのだ。この試合でもそれを感じさせたが、藤浪は試合で投げるたびに成長する。もう一段の成長を促すのは、その熱く投げ込む背中で、野手たちの心を燃え上がらせること。相手との戦いだけでなく、味方野手の魂を揺さぶるような投球。負けている試合こその成長もある。せ・リーグにはDHがないのでなかなか難しいのだけれど、あえてそんな機会を作るのもいいじゃないか。
成熟度、完成度で勝とうとせず、新チームの勢いとそれによる全体の活性化、そして闘争心を発して、明るく攻撃的なタイガースムードを作る。今季、なぜこの位置にいることができているかを考えれば、これからの優勝への方針は明確だ。あとはそれが時間軸に乗るように手綱を操っていけばいい。
コメント
悔しいです。とにかく悔しいです。
藤浪は悪くなかった!初回の失点もゴメスのマズイ守備からだし、次の失点も非常に際どい四球からのもので十分先発の役割は果たしたと思います。
とにかく打線が機能しませんでした。
藤浪に自援護したメッセこと「ランディ自援乙メッセンジャー」になれ!というのも酷ですし….
2日間連続で「朝ドラで折れそうな心→ナイターでポキッ」萎えますなぁ。
余談ですが、また読売の切り札代走鈴木が機能。
ああいう選手をタイガースも育てたいですネェ。北村→高波→秀太→大和・上本→坂・田上と代走枠は埋めては来たものの、鈴木ほどの嫌なランナーにはなり得ません。
特に田上には走のスペシャリストになって欲しいです。
まだまだ勝負はこれから!
久しぶりにテレビ中継を見ました。八回からですが。完敗でした!中継ぎ投手の差がモロに出ましたね!八回に投げる投手はいないのかな?右打者を並べても打てませんでした。う〜ん。上本が出塁しないと話になりません。今成は相手投手の左右関係なくサード、スタメンで起用してほしいです。監督はそろそろ相手投手の左右でスタメンを機械式に決めるのは止めてほしい。鶴岡も筒井ももっと慎重にやってほしかった。鈴木が上手いのは分かるけど。
今日から好調のベイスターズ戦!切り替えて!頑張れ!タイガース。
鳥のが入ってればなー。まあ悲観せずまたコツコツ頑張ればエエんや。
いやはやゲーム差0.5「よっしゃ~~!」終われば2.5 遠いな~~。
でも負けはしたけど藤波よく投げたよ~立派。
得点1×4、安打数5×6、ホームランはゴメス1本のみ。
うむ?安打数Gが1本多いだけなのに何が違うんだろうか?
8回筒井の暴投、鶴岡くんランナーが3塁なら嘘でも前に落としてくださいよ。
(安打1本の差、やっぱりこんな事も敗戦理由だね)
今日は能見 DeNAは10勝の井納、前田くんにGを抑えてもらってゲーム差1.5にしましょう。
今月26~28日東京ドームまで、がんばれ阪神、今日は能見で勝つぞ!!
まだまだ左右病を患ったままですなあ。
上でも言っておられますが、このオート対左オーダーは首脳陣の思考回路停止を感じますね。オートバント病は快方に向かうのに…春先から左のちょっといいのが来るとカラッキシ。ナーブソン、八木、村中、濱田、杉内、藤岡…しかも律儀に複数回ヤラれる。、♪ぼ〜くぼ〜く笑っちゃいます左対策〜♪古いか…ついでに藤浪を中5日で投げさす必勝態勢なら、中継ぎも勝ちパターンで行ってもらいたかったです。十分野手へのメッセージとなったと思います。愚痴はこれぐらいにしてと。
晋ちゃんは痺れる舞台でもヤレる事は示した。修羅場の9月戦線に期待ですね。
ベイ戦は手強い打線だけけど、頑張れ能見さん!
いい加減今成を固定してくれ〜!
藤浪は負けをつけるには惜しい内容でした。
正直、今の上本・俊介という1、2番にはあまり出塁を期待できないので、今成や隼太を上位に持ってくるという選択も考えて欲しかったです。
あとは藤浪降板後1点差の場面は何故安藤ではなかったのか。和田監督の巨人戦にかける意気込みを思うと矛盾を感じずにはいられませんでした。
結局この3連戦、ホームラン以外でまともに打ったのはメッセンジャーだけで勝ち負け以上にもやっと感だけが残る首位攻防でした。
昨日の負けは非常に痛い!タイガースが残り試合が3つ少ないことを考えれば現在は4ゲーム差と思った方がいいでしょうね!
負け数が4つ多いのは辛い!
ジャイアンツはこれで勢いが出ると思う。今後厳しい戦いは必至。しかも投手は2枚足らない。
首脳陣の腕の見せどころ。和田監督サクセスストーリーはあるのか?
個人的にはそろそろオーダーを左右投手関係なく固定すべきやと思いますね!
残り試合この形で戦うんや!っていう姿勢をそろそろ見せてほしい。
1 セカンド 上本
2 サード 今成
3 ショート 鳥谷
4 ファースト ゴメス
5 レフト マートン
6 センター 伊藤隼
7 ライト 福留
8 キャッチャー 梅野
このオーダーでもう固定すべき。
打線を点ではなく線にするために!
例えば、皆さんがプロ野球球団のかんとくとして、左投手を
順番通り先発させた日に昨日のタイガースのオーダーを怖いと思いますか?
何度も対戦して手も足も出ない投手相手ならともかく、初対戦。
toraoさん仰る通り、ビビってるようにしか見えない。
特に昨日のように守備に穴を開けてでも、と組んでしまうと投手の配球も自ずと変わってしまう。
ずっと固定メンバーで行け、とは口が裂けても言わないけれど、全体のバランスを
崩してまで起用するには、強力な根拠が必要になる。
前半、批判を浴びながらも起用してきた福留を何故左投手と言うだけで外す?
このチームにとって一番大事な大義名分は何だろうか。
彼の采配を見てると分からなくなる時があります。
選手達の気力が萎えない事を祈りたい。
結果はいい方向に転びませんでしたが
個人的には右揃えオーダーは悪くないと思いました。
それなりに今、雰囲気を持っているバッター達だったと思いますし。
関本のスタメンも見たかった。
みなさんもおっしゃってますが
引っ掛かったのはやはり八回の投手。
あそこは安藤でしょ~。
ここ一番での力の差(正確には力を発揮できる力の差)を
感じた3連戦でした。
ジャイアンツとの残り2カードが不安…。
下位球団を踏み台にして讀賣に伸ばした手を、手も足も出せずに振り払われ、残った足を下位球団に掴まれ引きずりおろされる…。
イヤだイヤだ…マイナス思考だな。
梅ちゃんを途中で交替させるのは、もうヤメてくれ。
梅ちゃんの中で「途中で交替させられるんだろうなぁ」って気持ちは、モチベーションを下げるだけだ。
大差での負け試合でも最後まで守らせてほしい。
久し振りに梅ちゃんとゴメスにヒットが出た。
梅ちゃんが3割に近づくのが優勝に近づく道に思えてならない。
もう一回り成長させる為に、あえて茨の道を。
ライトフェンスに激突したハシモトを見て「怪我してろ!!」って叫んだ自分を猛省しながら、本日の笑点ここまでにしたいと思います。
「夏オトコ」で土か・・・!でもね後半戦ずっと序盤に失点なのね><
勝運もそろそろどっかに行っちゃいそぉ?
打線との絡みだからしゃあない。次!次!
お約束?!のパターンはもう辟易。右だの左だの!
スッキリ勝ってほしいわ。上ポン↓なのが気に係る。
隼太そろそろ長いのほしいね。
序盤は有隅・木内のクソジャッジにやられたという印象の方が強いですね。
とは言え、その後もセドンやその後続を打ち崩せなかったのも事実。
脚で崩したかったのですが出塁できなきゃ走れやしません。
とにかく盗塁が期待出来るのが上本1人というのが悲しい。
さて昨日の起用ですが、右を並べすぎた以外はやむなしかと私は思います。
昨日を無理して勝っても今日から3タテ喰らうと意味無いですし。
巨人は先発が崩壊寸前な所に中継ぎも酷使しているので、状況次第では
失速もあり得ると見ています。橋本はフェンスに激突するし、村田は
打球を脛に喰らうし。坂本・長野・阿部は復調気配ですけど。
阪神としては1試合1試合準備を怠らずに勝って行くだけです。
今朝のサンスポ(だったかな)和田監督、上本の一番
起用剥奪を検討だとさ。
やっぱりバカですねー。
全てにおいて和田の見立てや処置は遅い。
言うまでもないが上本は今さら競争させて伸ばすレベルじゃないよ。
この選手は阪神の要になるセンスと力量が元々あるからな。
でも一年間をフルに働いた実績はない。
単なる肉体的な問題だけでなく精神的にも
相当な疲れが貯まっているだろう。
だから、もう少し早く休ませてやれよってことだよ。
それを調子を落としてるから剥奪だってさ。
やっぱりセンスないわ(笑)
見極め素人並み。
競わせなければならない選手も沢山いるけど、核になる選手の見極めもしないと。
残念な人だわ、和田。
コイツじゃ育たんな。
あっ今さら お気付きの方も多いだろうけど
今成も上本同様に別格な。サードをあれほど上手くこなす
ことは予想外だったけど。そこはさすがに高代だな。
ただ何となく讀賣の流れで始まって、何となく讀賣ペースで終わってしまった試合だった。
阪神のキャストも何か意味のあるキャストだったのか?
ただ讀賣が左ピッチャーと言うだけで右偏重の打線を組んだのか?
和田監督はどの様なストーリを考えてキャスティングし、脚本を考え、演出していくのか・・・
結局解らなかった。この試合の勝敗も結局このキャスティングが作ったストーリー其の物の様な気がした。
6番関本、7番良太って『いったいなんやねんやってんやろ?』
しかし今日の藤浪は危ない回もありましたが、淡々と投球数を重ね落ち着いた感じでピッチング出来ていた様な感じでしたね。
ピッチングフォームもいい感じで脱力しながら、リリースポイントに体重が乗っていたようだし、
安心して見れていましたね。負けが付きましたがこの様な内容だとみんなから信頼もしてもらえるし
相手からも嫌がれるピッチャーになるでしょうね。
2.5ゲーム差。9月まで離れず行ってほしいですね。最後に好位から差しきって、その勢いでクライマックスに行き日本シリーズに行って欲しいです
勝負は9月最後まで諦めず頑張ろう!
1勝2敗。御の字でした。
しかし、和田監督の裁量にはガッカリです。
抗議に行くタイミング遅くなかったですか⁈
熱くなれ!って詠ってますが、和田監督、熱くなっているんでしょうか⁈
ココロの奥底では、優勝を期待していますが、表面上では期待していません。
ココロの奥底から熱くなる采配をよろしくお願いします。
左右病は死ぬまで治らないでしょうね。打線を触る事によって心の平穏を得ている方ですので。
左投手なら右打者が打てる。右なら左が。と言うのは限り無く幻想に近いでしょ。それよりも右左関係無く打てる打者を作らんかい!と思いますが。その為の経験値を積ませる覚悟がまだ足りませんね。
まだまだ中途半端に焦らなくても良いんですけどね。パニクってでも良い目が出るような、普段から腰を据えた戦いをしてる訳でも無いんですから。
熟成された戦力を誇る強豪チームでもない。ようやく花咲こうとしている、或いはようやく芽吹こうとしている選手を抱えた若返りをしようとしているチーム。その経験値の少ない選手達の前で良い大人がチャンスやピンチのたびに浮かれたり、部下を親の仇でも見るような上司がいるようじゃ若い選手達は気持ち良いパフォーマンスはできないですよ。先日も仰っておられた方がおいでましたが、梅野が一時の良いときには見られなかったベンチばかり気にしている様子が気になります。勿論、恐さも少しずつ経験することによって指示を仰ぎたくなるのも理解できるのですが。
疲れの出ている時期だからこそ今一度、若手の勢いを感じたい。選手会長の上本、延び盛りでとにかく明るいキャラの今成、誰もが望む次期正捕手候補の梅野。彼らの勢いを感じたい。首脳陣に使わざるを得なくなるような決断をさせる空元気でも良いので見せてくれ。
昨日の試合は左投手のセドンで右打者を並べましたか。
和田監督には左投手には右打者のほうが有利と固定観念があるのか初対決のセドン投手にも右を並べましたか。
ヤクルト戦では先発の左対策に右を並べたがアクシデントで右投手に代わりましたが右打者が打ちまくった記憶があるのですが(少し嫌みです)
八回の継投ですが結果どうかわかりませんが中5日で藤浪をぶつけて勝ちにこだわったなら安藤か福原を投げさせてもらいたかった。