眼下の敵に完封勝ちで連敗止まる

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初回、福留の2ラン本塁打で先制し、3回にはマートンのタイムリーで追加点。投げては能見、福原、呉昇桓が完封リレーを決めてスッキリと連敗脱出。

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対広島 22回戦 マツダスタジアム

神 | 2 0 1 0 0 0 0 0 0 | 3
広 | 0 0 0 0 0 0 0 0 0 | 0

勝:能見11勝12敗0S
S:呉昇桓2勝3敗41S
敗:福井9勝6敗0S
HR:福留ツーラン20号
阪神:能見 – 福原 – 呉昇桓
広島:福井 – 戸田 – 一岡 – 今村

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西岡が左の代打要員としてベンチに復帰。今さらながらでも戻ったからには、雰囲気を変える存在になれ。

味方の守備に足を引っぱられることたびたびだったが、能見はクールさを保って、よく丁寧に対処した。首脳陣の不和などでシラケ気味、貧打に苦しむ広島打線に助けられたのもあるだろうが、立派な投球だった。出直しの一戦を完封リレーで決めたのは価値がある。ベテラン投手たち、ナイスピッチング。福留ナイスバッティング。

さて、準備が必要なことだから、フロントが来年の話をいろいろと進めておくのは当然のこと。でもそれはウラでしっかりやっていてくれればけっこう。

大混戦の2015シーズンも、これで残りは6試合。7試合を残す首位ヤクルトとは4.5差。6試合を残す2位読売とは2.5差。
「誰が、いつ、どんな連敗をするかはわからない」ということを、阪神タイガースは身をもって知っている。だからこそ「打ち損じても、一塁までの全力疾走をサボるな」という野球の基本が大事なのだ。たとえ最後の直線のスタートでずっこけても、最後まで全力疾走することによって相手のエラーを誘えるかも知れない。そのエラー一つから相手の精神状態が崩れるかも知れない。逆に凡退したからと、一塁にゆるゆる走っていれば、敵は余裕をもって打者走者をアウトにできる。

「一つも落とせない」という体を固くするような考え方はしないで、半笑いで、「簡単には死なんよ」という意地悪な気持ちを保ち続けていれば、悪運が味方してくれるかも。
今場所の照ノ富士が優勝を逃すような展開になるとは、数日前には誰も予想できなかった。それぞれが、それぞれの「一塁への全力疾走」をしていれば、そういうことがありうる。今はみんなでそれをやろう。

藤浪の最多勝のためにも、今日はマエケンの白星を半笑いで阻止だ。岩田を援護して、「個人借金」をチャラにしてあげよう。

コメント

  1. 虎ジジィ より:

    久しぶりの快勝に胸を撫で下ろしました。
    西岡も戻りベンチも明るさを取り戻した感じ「西岡おかえりー、もうおせーよ」ってww

    前回の対戦では、ことごとくヤラレたエルドレッドが他チームから「寝かせつけられた(秋眠?)」状態で、カープ打線に怖さがなく、能見は危なげないピッチングでした。

    とはいえ、隼太のお見合いプレーや鳥谷の2失策など相手にスキを与えるシーンはあり、元気のないカープが相手じゃなかったら危ないところでした。

    昨日でCS進出はほぼ決定しましたが、あとはfastステージの地元開催を目指して、目標を失わずしっかり戦って欲しいです。

    昨日の勝利で もっといろんな選手を試すチャンスができましたよ和田監督、勇気ある采配を!

    • 虎ジジィ より:

      toraoさんも本文では触れられていらっしゃいませんが、大切な事を書き忘れました。
      タイガースでも活躍した「平野惠一引退会見」やっていましたね。
      あの小さな身体での全力プレーは、一生「記憶に残るプレイヤー」と言えるでしょう。
      太く、短く、潔く、惜しまれながらの引退は元同僚の赤星と重なり、残念ではありますが 彼らしい決断だと思います。
      14年間ご苦労様でした。

  2. 伊予の虎好き より:

    裏事情は分かりません・・・アホで無責任と笑われお叱りを受けても只の素人のファンとしてどうせならプラス思考のそれで有りたい・・・どんなスタッフ陣でも信頼し優勝の可能性が無くなるその瞬間まで優勝を信じてます!

  3. 湖とら より:

    スポーツ紙で来シーズンの監督の話が出ていますが、球団の誰かがリークしているのでしょうか。球団内部で話し合いを進めるのはもちろんすべきことですが、もし漏洩の事実があったとしたら企業として言語道断です。
    シーズンはまだ終わっていません。早々とこのような話がでるのは問題です。球団は言論統制をすべし。スポーツ紙が勝手に観測に基づいて記事にしているのなら、否定するだけでなく球団は断固として抗議すべし。
    何だかこの球団の甘い体質がここにも透けて見える気がしてなりません。

    • 菅野徹(鳴尾浜トラオ改め) より:

      非常に根の深い問題です。その前に、スポーツ紙の読み方として、「~がわかった」という表現の部分は、記者の憶測にもとづく創作です。「~がわかった」=「~だったら面白いよね」です(笑)。一部スポーツ紙では、スポーツ紙は報道機関という側面と、「エンターテインメント媒体」「業界の宣伝媒体」という側面を使い分けています。「球団幹部が言った」の表現の場合、球団幹部とは、オーナー、球団社長、GM、本部長のいずれかのようです。「球団幹部」とすることで、「情報として言ったけれど、非公式のものだから、誰が言ったかは特定するな」という意味になります。
      問題は、立ち話だろうが、雑談だろうが、どうして球団がわざわざそういう情報を提供するかというところでしょう。それは、それが「地元経済のためになる」という共通認識があることによります。今、各紙に後継候補の個人名が上がっていますが、そんなのは球団として決定するまで言っているワケはありません。今、出ているのは実際に候補として上がっているでしょうが、すべて媒体の憶測です。さすがにそこまで「は」、球団も愚かではありません。でも、「こうなると検討しないとしょうがない」だとか「もし監督交代なら、次の人には長くやってもらって改革してもらう」だとかは、記者の誘導尋問に対して「まあ、そうやな」みたいな感じで答えるし、報道規制をとるようなことはしません。監督交代は、ファンの関心が高い問題なのはわかっているので、報じてもらって、媒体が売れることに「協力」してあげる。テレビ、ラジオ、新聞で話題になることで、関心を集め、ファンを増やし、集客するという戦略は、プロスポーツ球団としては「あり得る選択」なのだと思います。
      阪神タイガースという球団が、「関西マスコミとの共存共栄」によって繁栄してきたというのは事実だと思います。しかしそれによって、不要な派閥争いの時代もあったし、現在のように報道のせいで組織が悪影響を受けて、弱くなったりしているのもまた事実です。そこらへんの功罪をトータルで考えて、「現実的に変えられない」という判断になっているのでしょう。
      中日の落合監督は情報統制を敷いて、チームの強化に成功しました。それでも一度は地元経済界の力で吹き飛ばされました。それは共存共栄関係が成立しなくなったからでしょう。その後は、極端から極端にぶれまくって迷走が続いています。そんなことからも、阪神周辺は現在の関係性を変えられない。問題の根は深いと思うわけです。長文失礼。

      • 伊予の虎好き より:

        そういやスポーツ紙では無いけど某ゲ○ダイの野球記事に『球団関係者』ならぬ『球場関係者』なる表現が出てて笑った記憶があったなぁ・・・

      • 湖とら より:

        toraoさん、コメントありがとうございます。さすが、本質をとらえた深い内容、とても感心しました。スポーツ媒体はエンターテインメント性があることを考えて読んでいませんでした。
        関西スポーツ紙とは共存共栄の中で球団に不利益なことはさすがに書けませんよね。オーナーも普段はお世話になっているスポーツ紙にはクレームはつけられないというということですね。

  4. yalkeys より:

    誤解を覚悟してコメントさせていただくと、「こんな勝ち方ができるんやったら、なんでもっと早くやらへんねん」というところです。今更の勝利ですが、負けるよりは勝ちがいいのは当たり前。和田監督更迭(敢えてこの表現とします)が発表されました。噂では2人のK氏の名前が取り沙汰されていますが、個人的にはお若い方のK氏を熱望いたします。

    • 菅野徹(鳴尾浜トラオ改め) より:

      監督交代は、ほぼその方向になるとは思いますが、まだ「発表」されていません。この時期ですから当然発表などするわけないです。ただ「わかった」だけです(笑)。詳しくは一つ前のコメントのお返事にて。

      • yalkeys より:

        torao様
        ご指摘ありがとうございます。「発表」は確かに正確な表現ではありません。以後注意します。

    • Nari より:

      個人的には年寄りの方のKを熱望します。

  5. こうさん  より:

    トラオさんのコメント解説、解りやすいなぁ。野球に興味がないウチの兄貴が帰ってくるなり「来年、金本で決定らしいな。」と言ったから、黙ってトラオさんのコメントを読ませた。
    昨日は試合を観ていないがテキストからでも広島の勢いがなくなってるのが伝わる。少し前のウチみたいな感じなのだろうか。和田の進退問題が話題になるとタイガースの闘いぶりがガラッと変わるような。去年は悪い方へガラッと変わった。まだまだ何も決まっちゃいないだろうが。
    本命の白鵬が休場して対抗の照ノ富士がケガ。一気に今のセ・リーグみたいな状況になった今場所。こうなると稀勢の里の前半の取りこぼしが痛い。「まだ前半。負けられる」が「もう負けられない」になる後半。やはりタイガースに似ている。稀勢の里が茨城を元気付けられるか?和田が最後の爆発を見せるか?楽しみだ。
    福留の凄さとタフさが際立った昨日までの今シーズン。来季は4番固定でいいかも。口では「居心地が…」と言うが「4番の見本」を次代の4番に示してほしい。

  6. やっさん より:

    イライラの続く日々から開放され飲みすぎでも清清しい目覚めの朝を
    迎えました。www
    能美が勝ち、選手の笑顔、西岡が戻りベンチのフェンスに身を乗り出し
    声を出していた姿・・・マエケンだろうが誰だろうが今日も負けないよ!!

    和田が去ろうが残ろうがマートンが去ろうが残ろうが次期監督が
    誰であれ私には今の勝ちが今日一日の糧です。www

    14:00が待ちどおしい、今夜も美味い酒が飲めますように!!

    がんばれ岩田 ファイト~~~~!!

  7. 西田辺 より:

    監督問題は、球団の発表があるまでは何とも…
    仰る通り、シーズン中にやるような愚は犯さないだろうし、
    まだ続投の目も消えた訳ではない。
    しかし、毎回阪神と言う球団は面白いですね。
    何処から洩れるのか、妄想をそれらしく書くのが上手いのか(笑)
    無法地帯ですもんね。
    球団幹部も「これも人気のうち」と抗議すらしない。
    まさに懇ろの関係。
    気色悪い事、この上ない。
    決まるまで、色んな人の名前や役職が紙面を賑わすんでしょうね。
    まぁ、和田野球の総括や来年の展望は、オフシーズンに時間が
    たっぷりあるので、そこで存分にやりましょう。
    今日はマエケンへのリベンジと、藤浪最多勝への援護。
    それと岩田の勝ち星。
    これがテーマ。
    漠然とAクラス死守とか言われるより、身近にテーマを置いた方が
    選手もやりやすいでしょう。
    今日も勝つ!

  8. ハマトラ親父 より:

    トラオさんが仰るように何が起こるか分かりませんからと残り試合を全力で取りに行って欲しいです。そうしなければポストシーズンへの勢いが生まれません。

    もし監督が変わるのなら憶測されてる年上の方のK氏が相応しいと思います。一度は監督姿を見てみたいです!

  9. TJ風船 より:

    能見さんは前回登板よりも良かったですね。
    福留の一撃に溜飲を下げ、完封リレーにホッとしました。
    平野選手引退はとても寂しいです。
    赤星同様あの体で120%全力プレーはキツかったと思います。芸術的なあの美しく、体操選手ばりの横っ飛びは内野外野問わずウル虎Cを繰り出しましたね。文句無しの金メダルでしたよ。虎での濃厚な5年、ありがとうございました、お疲れ様でした。

    首位攻防戦がエラいことになっています。
    なんとか食い込みたいですね。

    一部報道の監督問題ですが、発信元がデイリーというのが気になっておりました。スポ紙の中では球団とはかなり懇意にしているとは思われますので…

    • 菅野徹(鳴尾浜トラオ改め) より:

      「大本営」などと言われるデイリーですが、一面がブレないというだけで、
      とくに球団との関係が特別扱いはされているということはありません。
      デイリーも普通にトバしますよ。過去に例があったはず。
      この時期のスポーツ各紙は、真実は何かではなく、受けるのは何かが勝負。
      一種の「炎上商法」と言えるでしょう。

      • TJ風船 より:

        トラオさん、返信誠にありがとうございました。デイリーの書き方が、あたかもな表現でしたのでつい踊らされてしまいました。出直してきます。ついでに踊らされてみますと、願望としては年上のKさんなんですが現実的にはOはんかなと。Kさんの若手を鍛えつつ極上の解説もするという絶好のポジションも捨てがたいのです。Oはん体制で年下のKさんはじめY、S、A、天才Iの各氏に帝王学、コーチ修行をさせて次代につなぐのもありかと考えておりました。いずれにしてもトラオさんの仰る通りにまだ何も発表されてませんのでW監督にはW野球の完遂に邁進していただきたいです。失礼いたしました。

  10. トラ11 より:

    能見ナイスピッチング!
    11勝目良かった。
    阪神完封勝利。
    やはり勝利ゲームは嬉しい!

    次期監督問題は大変興味がありますが今は、今季、後少しの試合しか見ることができないわけで…
    和田監督には必死のパッチで勝ちにいって欲しい。勿論選手たちもです。
    1勝でも多く勝つ楽しみを喜びたい!

    PCのネットがつなからなくてイライラしていましたが、ここで少しはうさを晴らしたいけれど、皆様のいろいろな意見や考え方がなるほどと納得いくものが多く、楽しく読ませて頂いています。

  11. 奧虎鳳 より:

     『新聞辞令』の季節に入ったのでしょうか?暗黒時代をもたらした特A級戦犯、約20年の長きに渡りオーナーの職に居続けた今はなきK氏(`Δ´)2004年ドラフトの超目玉として注目を集めていたM大のI投手、K氏他3球団のオーナーの首を飛ばすグラウンド外での望外の活躍に揶揄の歓声をあげたのは私一人ではないはず!
     『うちの四番は欠陥商品』等暴言を吐き続けたK氏の障害がなくなった今、背番号のない無任所首脳陣の扱いはもう充分…(ToT)年齢的なこともあり、新聞辞令がなくても推すのは60代OBのK氏(^○^)借金問題が新しい障害なのでしょうか?テスト生同然での高卒入団、努力でウエスタンの出場機会を勝ち取り、オープン戦でレギュラーの結婚式欠場で得たワンチャンスをものにして一軍定着、相手投手の左右で併用されていたポジションの重なる大卒ドラ1選手を実力で外野へと追いやり、先代のミスターのトレード放出後その重責を背負い現役時代唯一の優勝への貢献、二冠王に輝いたオフ『現状維持』の提示を出したケチクソ無能フロントへの鮮やかな対応力等々!
     二軍での下積みを知り、優勝の栄光を知り、暗黒の不幸を知り、辛辣なフアンの矢面に立たされる辛さも知る!ワンシーズンだけでもいい、監督姿を見せてくれ!