日本Sはセパ優勝チーム対決に

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さてと、今頃はフェニックスリーグで盛り上がっている予定だったのに、なんだかほとんどが雨中止で残念。よその球団もみんな計算外だろうなあ。

クラシリパもパ優勝の日ハムが逆転で勝ち抜け。最後は3番DHだった大谷が投手に入って165km/h連発という漫画みたいな締めだった。
ともに優勝チームが勝ち上がって、ホッとした心境だ。きっと関係者もみんなそうなんだろうと思う。だったらそんな制度はやめちまえばいいのだけど、そうもいかない。続けるうちにリーグ優勝はリーグ優勝でうれしい。クラシリ勝ち抜けはまた別もので、日本一は別格のもの、そんな楽しみ方は確立されてきた。消化試合を減らすこともあわせて、必要なものになっている。必要悪ともいうけど。

本当にこれは良いと認められるプレーオフは、6球団2リーグだと難しいと言う話にどうしてもなってしまう。チャンピオンチームとプラスアルファのワイルドカードによるプレーオフが望ましい。だから拡張を!と主張をする。

しかしファンの多くはあまり拡張を望んでおらず、「未来永劫、今のままがいい」という意見が強いように感じる。球団が、なんとか現状の利益を守り抜いていきたいと考えるのはわからないでもないし、ファンもとくに新しいことが欲しいわけでもない。しかし内向き過ぎる経済活動は、やがて衰退していくしかないのではないだろうか。

拡張というと、いつも必ず「レベルが下がる」というフレーズが返ってくるのだけど、それは下げるようなことをするから下がるのであって、上げるような工夫をすれば上げられることだろう。また同様に必ず出てくる「地域格差により経営できない球団が出る」というフレーズも同様で、リーグ全体で経営できるようにする工夫をしないからできないだけだ。「できない言い訳はやめて、やりはじめよう。よく考えて実行すればできるんだから」という「川淵三郎」がいないだけのことだろう。
昨今のサッカー日本代表の成績がふるわない原因はよく知らないが、W杯なんて夢のまた夢だったのが、少なくともアジアでトップレベルを保っているのは、拡張路線によって裾野を拡げてきたからだろう。またバスケットボールリーグは環境を整備し、チームを拡張することで、おそらくトップのリーグや代表チームの競技レベルは上がっていくだろう。
「高校野球」という矛盾だらけのシステムを背景に、今ある利益を守ろうとするだけでは、新しい展開は期待できない。日本にも海外にも、新しいやり方や「工夫」なら、いくつも提示されている。まあ、一度成功をしているだけに、頭を切り換えるのは本当に難しいのだろうけど。

コメント

  1. とらかっぱ より:

    ファイターズ、日シリ進出おめでとうございます。めでたく両リーグ共チャンピオンチームが進出になりましたが、こういう結果になるとCSの存在意義も・・・

    NPBは長らく、2リーグの覇者が日本シリーズと銘打った舞台での決勝戦を競い合った土壌がある故、どうしても現状日本のCS制度はペナントレースの戦いを希薄なものとしている様に感じます。
    MLBでは2リーグ30チームが3地区に別れプレーオフを戦う図式なので、それと比較してもその舞台が軽いものに感じてしまうのも、致し方ないのかと思います。

    以前にも投稿いたしましたが、NPBは3リーグ18チーム制を目指すべきではないでしょうか。社会人チームも減少の一途、独立リーグもギリギリ存続しているような現状は、滅多な事では好転しないだろうし、日本球界の斜陽化が進む可能性は大きいと思います。地方都市のチームを増やす事で全体の底上げとし、プロ・アマの連携をより強くすることでレベル向上すれば、決して不可能ではないと思います。

    とりあえずは、今までの某新聞社主導での運営を変革しなければいけない。その為にはNPBの川淵三郎の出現が待ち焦がれますね。

  2. 西田辺 より:

    両リーグとも優勝チームが日本シリーズへコマを進めた。
    ある意味「あるべき姿」のクライマックスシリーズでした。
    共に日本シリーズ頑張ってください。
    出来るだけ長いシリーズになりますように。
    毎年のように、ペナント終盤になるとCSの意義を問う意見が出される。
    「優勝チームが出ない日本シリーズは・・・」
    「勝率5割以下のチームが・・・」
    仰る事はご尤もなのですが、じゃあどうするって意見を終ぞ聞いた事がない。
    MLBの場合、あくまでレギュラーシーズンは地区優勝を争う戦い。
    それからディヴィジョンシリーズ・リーグチャンピオンシリーズと進み
    ここで初めてリーグ優勝となり、ワールドシリーズへ進出できる。
    そもそものリーグ優勝の成り立ちが違います。
    何年か前は、パリーグがCS(当時は名前が違いましたが)優勝=リーグ優勝と
    していた時期がありました。
    純然たる強者同士の戦いを展開したいのなら、拡張の方向に向かわなければ
    道筋は見えてこないだろうし、CS含めた現行プレーオフ制度の問題解決には
    ならない。
    上のピラミッドを広げないと、下は何時まで経っても広がりませんよ。

  3. はっし より:

    6球団を頂点に2軍/3軍、社会人、地域リーグを一緒くたに下部リーグとして順位によって入れ替え。
    でCS制覇=リーグ優勝くらいにすると盛り上がるのかなとは思いますよね。ドラッカーでしたか、組織は成長を続ける義務がありますよ。
    例えば他のプロ競技と時期を調整して二足のわらじも出来るようになると夢が広がりますが…

    165キロは確かにたまげますが、当てられているのをみると、プロ打者の凄さと共にノビの大事さを感じますね。

  4. 虎轍 より:

    両リーグ共に優勝チームが日本シリーズ進出ですね。これで何やかんや文句を言うてくる人は居ませんね(笑)
    大谷の165キロの表示が出た時には思わず笑ってしまいました。まぁ相手ベンチの内川も守備に就いてた中田も笑ってましたがね。
    これから日本に居る間に何キロまで出すんでしょうね。
    これから先、大谷のスピードを超える日本人投手は出てくるんでしょうかねぇ…
    阪神にそんな投手がこれからのドラフトで入団してくれる事を願いたいです。
    現状でやってくれるのは藤浪だけかな?

  5. DAN より:

    こんにちは。

    大谷はまさに規格外のバケモノですな。
    こんなのをいちいち引き合いに出される藤浪は大変だ。
    で、前から思っていましたが、大谷は先発よりクローザーやった方がいいのではないかと。昨日みたいにDHで出て、勝ってる展開なら9回投げる。これなら打者としても毎試合出れるし、投手としては全盛期の球児をも凌ぐ守護神になれるかも知れないと思います。

    4チームくらい増やせたら大分変わるとは思いますが、現行のプロ野球の仕組みを改善するのは、そりゃあ容易ではないでしょうね。既得権益もありますし、ファンも総じて保守的なんで、まず拒否反応示されるかなと。かく言う私も、言われてみれば確かに大きな変化は望んでいないかなと自分でも思います。それじゃアカンのでしょうけど。

  6. 熊虎 より:

    大谷投手ホントに凄いですね。ファイナルステージ突破がかかる9回一イニングで大谷とくれば誰もが球速の最高記録更新を望むところだと思いますが、165キロを連発するんだからマグレではない実力を見せつけられたような気がします。
    けど、あのストレートでもファールにされるし、結局はストレートでカウントを稼いで変化球で仕留めるスタイルでした。他の人のストレートよりも速い変化球ってのも凄いですが、球児が投げていた判っていても当てることすらできない浮き上がるストレートって一体どれほどの威力だったのか質の高さというものを考えさせられます。

    知人の某社会人チームの投手兼コーチが「大谷は踏み出した足をピョコッと飛んで引く癖を直して、踏み出し足の蹴りをボールに伝えられるようになったら、まだもっとスピードが上がるし、ボールの回転数も上がる」と断言していました。なるほど、昨日の投球は少なくともストレートを活かすための緩急という点では不足していたし、高速とはいえバッターが思っている軌道で飛んでくるストレートは重い球だし異次元の速さでジャストミートは困難だけど、HRにも空振りにもならないもんなんだなぁ・・・と、投げている大谷だけではなく当てることが出来るホークスバッター陣にも感心して見ていました。

  7. なかっち より:

    カープと日ハムの両チームCSを勝ち抜けましたが、胴上げしましたっけ?ビールかけしましたっけ?

    クライマックスシリーズってシーズンの消化試合撲滅だけの為に行われてるのですか?何故日本シリーズ進出を決定したチームが喜びを表現しないのか?疑問です。この変な流れを作ったのは2年前のタイガースです。

    シーズンはシーズン優勝。シリーズはシリーズ優勝で区別すれば良いと思います。

    そのためにシーズン優勝チームはシリーズ進出時はアドバンテージ+全て本拠地開催というハンデをもらってるんですから。

  8. 奥虎鳳 より:

    『ファンの多くはあまり拡張を望んでおらず、「未来永劫、今のままがいい」という意見が強いように感じる。』に深く同意します。クライマックス・シリーズ終了直後、大谷選手の漫画クラスの大活躍と重なってしまったのを考えても『拡張』へのコメントの数が現実を表していると思います。個人的には現在の12球団プラス4球団で、16球団派です。
    NPBの日本人選手が全員経験しているであろう高校野球、複数校での連合チームや他運動部からの助っ人部員でやっと単独チームを作り大会に出てくる高校を見るのはもはや当たり前。少子化もあり減り続ける参加校、5年後には2割減ると言われています。
    盛り上がったクライマックス・シリーズ、ファイナルステージはBS中継のみで地上波中継0。『今のままがいい』ではなく、『今のうちに拡張を』、と思います。