原口の落ち着きに納得

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阪神・原口のこだわりはノムさんに通じる!? 「僕の人格は野村さんの本で形成されたといってもいい」(サンスポ)

5月に月間MVPの活躍でブレークし、その後の停滞は、左手親指の突き指や古傷の右肩に問題があったのかも。しかしここで落ちてはもうチャンスはないと踏ん張って、粘ったシーズンだった。

出始めた当初、打撃同様、投手をリードする様子が実に堂々としていた。相手ベンチが配球の傾向がわからなかったというのもあろうが、それにも増して、一軍経験のない若手捕手とは思えない所作が光っていた。

あの落ち着いた雰囲気はどこから来るのだろうと不思議に思っていたが、いろいろと「宗教」を持っているのだとわかり納得する。
記事中から引くと、
「僕の人格は野村さんの本で形成されたといってもいいくらい」
良し悪しとか、自分に合うか合わないかなどと迷うことなく、これだと信じて丸飲みにする。自分流の考え方を加えていくのは、一人前になってからでいいということだろう。

身体づくりや技術向上は、時代とともに方法論が研究されて進歩していくことが多いだろうが、どうも内面的なことについては、多少目先が変わるにしても古代からあまり変わらないようだ。

まだまだ若いので、肩周りの筋力強化&リハビリ、送球時のステップワークやコントロールなど、技術力を向上させることによって捕手としての能力を高めることはできると思う。
しかし周囲の冷静な判断として、限界を見るようであれば、早く見極めてコンバートすることも大事。判断は矢野コーチの眼に委ねられているようだから、責任重大だ。

コメント

  1. とらかっぱ より:

    原口の愚直なまでの邁進力には、私も只々感服しています。

    別の記事では、支配下・一軍登録が決まった時に、城島に連絡を取って「3ボールからでも打って行け。四球ではアピールにならない。」といったアドバイスを貰ってたみたいですが、自身が師と仰いだ人の教えは忠実に守り、その為の努力は惜しまないんでしょうね。ある意味仙人みたいな人だ。

    今まで多くの原口に関する記事を目にしてきたけど、発言やエピソード全てに誠実な人柄や、周囲への心配りが見えます。こういった面だけ見ても、絶対に大成して欲しいと願ってしまいます。

  2. こうさん  より:

    タイガースの「パンドラのはこ(w)」的なノムさんの名前をタイガース現役選手が出す気持ちよさ❗心酔してなきゃ出来ない芸当だ。「読売を引退した鈴木さんに盗塁の極意を教えてほしい」と発言する現役選手は出てくるか?

    読売の現状は分からないが鈴木が引退したということは「鈴木の後のスペシャリストがいる」ということなのか?金本監督の口から「代走、赤星❗」なんて聞こえないかな?代走のみで現役復帰なんてどうでしょかね?赤星さん。走らなくてもいいからベンチにいてほしい。

  3. 西田辺 より:

    なるほど、原口の行動原理にはノムさんと言う「根っ子」が
    あったんですね。
    だからと言って、何もかも模倣するのではなくあくまで
    拠り所でいいと思う。
    彼の中には「打てるキャッチャー」としてではなく、
    あくまで捕手としての一本立ちを目指しているはず。
    打撃は打席だけの事で、その比重はキャッチャーの方が
    彼にとって遥かに重いように感じる。
    誰もが納得する正捕手として成長するなら、チームとして
    こんなに有難い事はないし、多くのファンもそれを望んでいるのではないでしょうか?

  4. 虎轍 より:

    原口はノムさんの本を読んで勉強して、矢野、城島が身近に居て、捕手としてのスキルは立派なモンですね。
    あとは自分自身が捕手として確立して欲しいですね。

  5. 虎蜂 より:

    一軍に上がって来た時の所作にはトラオさんと同様に驚いたものです。ノムさんや城島から学んだ野球哲学を持っていたこと、そして掛布二軍監督が止めなければならないほどの練習の虫であったことが彼の堂々とした態度に表れていたのでしょう。

    原口の野球センス、実力は疑う余地もありません。とにかく大きな怪我をしないように。それだけを願っています。