明けた世界

寮生に寮以外での生活も選べるようにしたとか、NPBが今年だけ特別な制度を用意しているとか、「現役ドラフト」は来年以降からとか、いろいろあることはあるが、今日もまたなんとなく思うことをつらつら書く。

ふと思うのは、良くも悪くも「コロナが明けたら元どおり」にはならないだろうなということ。
コロナがなければ感染症に無頓着だった。これまでは、日本で年間1万人がインフルエンザで亡くなっていたにもかかわらず、手洗いとかマスクとか、ここまで徹底的に感染症対策をやることはなかった。でも、今年ここまでやればインフルエンザの被害を激減できるとわかることになる。だから、これからはもう少し季節性の感染症への関心が高まるだろうと思う。

いや、それ以前に未知なるウイルスだとか、既知のウイルスの突然変異は、今年だけのことにはならない可能性だってある。これまでの常識より頻繁に起きるようになる可能性を否定できない。真夏の気温が35度を越えるのが当たり前になったように、自然界のルールが何らかの理由によって変わってしまうのは珍しくない。現に抗生物質が効かない耐性菌や、抗ウイルス剤が効かない薬剤耐性ウイルスも生まれている。
そうなると、今年のコロナ騒ぎが特別なものではなくなるかもしれない。その可能性を頭に入れておかなければならないと思う。

でも、その抜本的な対策は、文明の一部を放棄できるかどうかだとか、「人類全体的な幸福の最大値」をどうバランスさせるか、みたいなデカい話だ。専門家やリーダーが動くべきお話。

もっと卑近なレベルでも、コロナが明けたら世界が変わる……という例はあるだろう。仕事の大半はもっとスリム化できるのに、わざわざ効率を下げていたのに気づいた……なんてことがあちこちでいくらでも発生しているはず。そうなると、多くのことが「アホらしいから、コロナ対応のままでいいね」となるだろう。危機対策としても、そういう方向でものごとが進んでいくはずだ。

それは効率化とか危機対策という観点に限らない。コロナ前は当たり前だった「不要不急」全般に及ぶだろう。
「不要不急」のうちの多くは、人間の心を豊かにするために必要であったり、不条理や不合理な人々を救済するものであったりするのだが、その価値は当面の間、激しく下がるのだろうね。場合によっては下がった状態で落ち着いてしまったり、元どおりのレベルには戻らないかもしれない。

たとえば野球。我々のような「ベテラン」になるとそういうことはないだろうが、若い世代で最近野球を見る習慣ができたという人々の中には、コロナが明けても関心が野球に戻ってこない層が出てくるだろう。
ジェット風船はもう二度と戻らないかもしれないし、スタンドで飲食するのをためらう人が増えるかもしれないし、その他もろもろ……。
一事が万事その調子で、世の中がいろいろ変わるのだろう。

だからなに?知らん(笑)。その時はその時で、人間はなにか面白いものを求めていく。私の大好きな野球の世界もタイガースも、地球の姿が変わっていることに敏感になりながら、提供するものを変えていかないといけないのだろう。

でもまずは「明け」ないとね。じゃあ、どうなったら「明け」なんだ?ってのもあるけどさ(笑)。


週刊虎バカクラブ
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7 コメント

  1. 西田辺
    Posted 2020年4月7日 at 09:39 | Permalink

    東京を中心とする首都圏、大阪兵庫、福岡など7都府県に「緊急事態宣言」
    なるものが発布されるとか。
    それがどれだけの強制力を持つのか、それによってどこまで蔓延を防止できる
    のかは何も分かってません。
    これから更に頻度を増すであろう自粛要請と、それに伴う経済活動への補償。
    日本は感染者数は多いながら、死亡率が低いという現象。
    日本人だけ特異体質と言うこともないでしょうから、この先まだ油断はでき
    ませんが、一つ研究の対象になるかも知れませんね。
    長い歴史の中で、疫病や感染症に見舞われた事は数多くあります。
    それでも人類は英知を結集して乗り越えてきました。
    今回もきっと光を見出してくれると信じております。
    「アフターコロナ」の野球観戦も、一体どうなるんでしょうね。
    もしかしたら、観客席の感覚が広く取られるかもしれないし、発売される
    チケットの枚数も制限されるかもしれない。
    怖いのが、この一連の経済の停滞で球団オーナー会社や放映権料を支払う企業の
    弱体化。
    まぁ、これは野球に限った事ではないですが。
    いつの日か、甲子園にあの歓声が戻る日を、我々にできる事をやって待つ
    しかないでしょうね。

  2. ジュビロタイガース
    Posted 2020年4月7日 at 12:36 | Permalink

    現役ドラフトよりも、秋の通常ドラフトが気になります。このままではアマチュアの評価が出来ない。
    学生は卒業するので、先が無いと困ってしまう。しかし、今季のこの難しい状況で、現役選手の戦力外通告も厳しいと思うなあ。
    支配下登録を増やすなどの考えも必要な気がします。

    効率化は加速するでしょうね。特にネット環境はさらに発展させて、リモート学習とか、バーチャル観戦とか普及すると思います。

  3. 虎轍
    Posted 2020年4月7日 at 12:46 | Permalink

    緊急事態宣言なるものがプロ野球にどこまで影響をもたらすのかは解りませんが、どうなるんやろ?
    5月26日からの交流戦に間に合わず開幕が延びたら、次は交流戦明けのリーグ戦開幕まで延びるのか?
    日程表を見ながら色々と考えさせられますね。
    もう今年は聖地甲子園球場では野球が観られないのか?
    不謹慎ではありますが、野球を観たいです。

  4. こうさん
    Posted 2020年4月7日 at 12:51 | Permalink

    お偉いさんは「今までの生活水準」を取り戻そうと躍起になるだろう。しわ寄せは下で働く人達に行く。政治的なことを書くのは憚られるけど「政治家の給料を減らす」ことをしないのは何故なんだろう。政治家にとっての30万円って、どういう金額なんだろう。俺には大金だ。

    CSの番組表にある公式戦の予定(例えば4月9日、甲子園、阪神VS横浜) が、そのままで放置されている。飼い主を待つ「忠犬ハチ公」みたいに思える…いや、飼い主じゃなく開幕を待つ野球ファンだな。

    バドミントンも延期になってる今…Jスポーツ解約しようかな。

  5. Posted 2020年4月7日 at 13:28 | Permalink

    確かに、全世界を巻き込んだ社会全体が変わりそうな事態というのは50年近い人生でも未経験で、どうなるのか想像つきませんね。そういう意味では、世界大戦レベルかも知れませんが、日本の死者は100人程度な訳で、正直ここまでせんでもと個人的には思います。
    自分も、テレワークしてみてむしろ普段より仕事が捗ったり、無駄だと思っていた定例会議が中止になったり、行き帰りの電車が座れるようになったりと、必ずしも悪いことばかりでもない影響もあったりしますが、これが長く続いてしまってはダメージが計り知れないことになるので、早いとこ徐々にでも日常に戻していく必要があるでしょうね。
    まぁ興味のない人にとっては不要不急のものでも、私にとっては野球が観れない喪失感は計り知れないので、どんな形でもやって欲しいと思わずにはいれませんね。

  6. なかっち
    Posted 2020年4月7日 at 16:29 | Permalink

    コロナ感染者が今のところ0の島根県。
    私個人的には普段の生活は何も変わっていません。
    しかし、感染症には少し敏感になり、以前より手洗い、うがいを欠かさなくなりました。外出するときは必ずマスクを着用してます。が、ここに書き込みされてる皆様よりは危機意識は低いのかなとは思っております。

    大阪の友人の話を聞くと、廻りに感染者が出たらしく、今週末までは自宅待機を余儀なくされてるとか。そんな話を聞くと怖いなぁなんて思ったりもしますが。

    とにかく1日も早くコロナ騒動の終息を願うばかりです。

    日本人は野球が大好きです。
    ネットで見ると今何がしたいかとの質問にスポーツ観戦という答えが非常に多いそうです。その中でも野球観戦が過半数を占めているとか。
    応援の形は多少変わるかもしれませんが、コロナ騒動明け、プロ野球は必ず盛り上がりますよ。

  7. トラ11 さんのアバター トラ11
    Posted 2020年4月7日 at 17:56 | Permalink

    家にこもるのも、しんどいです。
    不謹慎かもしれませんが、野球観たいです!

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