何度目かの藤浪再建案

藤浪が抹消。「ここ数試合の反省もあるので、そういったところをしっかりできるようにやってきてほしいからです」というのが福原コーチのコメントだ。

さて何が課題で、何をしっかりできるようにすればいいと指示したのか。本当にそれが明確にできていて、伝わっているのか。これまでの経緯を見ていると甚だ疑わしい。

わざと問題をシンプルにすれば、足りないのは自信と勇気。そんな投手が打者を封じることなどできるわけがない。
いつも言うことだが、ものごとには陰陽がある。藤浪の欠点はいわずもがなの「ノーコン」だが、それを逆手に取って生かすことを考えない手はない。
これまた何度も言っていることだが、何かひとつ徹底的に練習するとするならば、それはインハイ以外にない。現在、藤浪攻略が容易になった理由は、打者がインハイを捨てていいから。それだけで藤浪の怖さは98%減だ。そこに踏み込まない限り、何度二軍に行っても、何度先発させても、中継ぎに回しても、大きな変化は見込めない。

打者を模した人形を右打席に、あるいは左打席に置き、まずは頭を射貫く練習をする。1箇所を狙う練習とは、体の動かし方とそのタイミングを体で覚えること。頭に当てる投げ方がわかれば、頭に当てない程度のインハイもわかってくる。次にヒジに当てる練習をする。ここは打者が意識的に当たってこない限り、ぶつけることはない。そしてインハイのストライクを練習する。まずはストレートだけでいい。次にはカットを。余裕があれば、スライダーやフォークも全部インハイに投げる練習をする。

藤浪の場合、ノーコンを克服しなければ四死球連発で勝手に崩れる。しかし、ストライクだけ投げる投手になっても、インハイがなければ見た目ほど怖くない。それがすでに浸透している。であれば、あちこちに正確に投げるなどというできないことをやろうとせずに、四隅のうち1点だけを徹底的に練習するのが効率的だ。
試合ではインハイの出し入れだけで勝負する。右打者でも左打者でも、インハイのボール球とストライクを直球と変化球で徹底的にやる。他は練習していないのだから、やらなくていい。
インハイを得意にしている打者は非常に少ないが、それでもインハイ打ちの練習にはあまり時間を割かない。
もちろん失投して甘く入ればホームランボールになるし、ぶつければヒットと同じ死球。そのリスクの高さから、インハイを主戦場とする投手はめったいないのだろう。しかし、勝てる投手は必ずインハイを上手く使っている。
それに、「インハイ投手」は、もし調子が悪く登板自体が失敗だったとしても、相手打者の調子を崩す可能性がある。それだけインハイを強く意識させることは効果的だ。

サイドハンドにフォーム変更するなどの「やりなおし」も一つの手かもしれないが成功の可能性が高いわけでもないし、このまま潰れて消えていくことを考えれば、多少のリスクを取ってでも大きなリターンを狙いにいくべきだ。
想像するだけでも楽しい。たぶん勝つ可能性は格段に上がる。トレードなど環境を変えなければ藤浪のためにならないという判断に行き着く前に、これを実践してくれと言いたい。

さて、9連戦は東京ドームからスタート。まずは菅野対遥人。楽しみだね。今度は勝てるよきっと。


週刊虎バカクラブ
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14 コメント

  1. Posted 2020年9月15日 at 08:41 | Permalink

    藤浪に課した課題って何なんでしょうね。「抜け球無くせ。ストライク先行せよ。カットでカウント取れる様になれ。」程度の事でない事を願いますが・・・

    インハイを狙える様になれば多分15勝は楽に勝てると思いますが、抜け球が出る以上難しいのでは。その抜け球を少なくする為の練習は嫌になるほどやって来たのでしょうが結果どれも実を結んでない。ならばサイドでやってみるのもありかと思います。オーバースローとサイドスローでは身体の使い方が大きく異なってきます。縦回転と横回転、どちらが良いとかはありませんが人によって相性はあります。藤浪の場合は横回転が合ってる様にも見えます。また普通はサイドの方がコントロールはつきやすいし、横系の変化球のキレが増します。ジェフ級のスライダーが投げれるようになれば球速が5キロ落ちても十分脅威です。堂々巡りするようなら試す価値はあるかと私も思います。

    さて、東ドで三連戦は指一本掛かった崖っぷちでの勝負。今回一つでも落とせば・・・でしょう。遥人、青柳、西で行くみたいですが、やはり今日の遥人次第ではないかと思います。菅野の連勝を止めカープに3タテしたチームに付き始めた勢いを加速させることが出来たなら、可能性はまだ残ると思います。チームとしての戦略を立てた戦いを見せて欲しいですね。

  2. 虎ジジィ
    Posted 2020年9月15日 at 09:21 | Permalink

    「人形を立たせてインハイ」前からtoraoさんが藤浪に推奨するこの練習は是非実践して欲しい。

    あとは、かつての東尾のように「ぶつけても良いつもりで投げていた」(勿論ぶつける事は良くないけど)というメンタルの強さですかねぇ。
    「平田や青木にインハイ投げて睨まれて、まんまとアウトコースを打たれる」このパターンの多さは、キャッチャー梅野の配球ではなく、どうしても藤浪の投球(気持ち)が外よりに逃げてしまっているからだと思います。

    西勇や秋山はスピード球威はないけどインハイを突けるコントロールがあるし、青柳は相手に怪我をさせない程度の「とっちらかり」で惑わせる。
    藤浪もそのどちらかで勝負しなければ、たとえトレードでヨソへ行っても通用しないと思います。

    まずはインハイ!
    そして、どうしてもダメなら
    ちょうど同じぐらいの身長&手足の長さで上手く投げているガンケルぐらいに腕を下げてみるしかないかと、
    しかしこれは本当に最終手段ですが、このまま落ちて行くならそれ(スリークォーター)も仕方ないかも知れません。

    さて、負けられない読売戦!
    今日の対戦投手に関しては、「バントで進め大量得点よりまず1点」の矢野コンパクト野球でいいと思います。
    とにかく得点しようぜタイガース、相手も遥人にはビビッているはず。
    勝てる!

  3. 虎轍
    Posted 2020年9月15日 at 09:36 | Permalink

    藤浪は優し過ぎるんですよ。
    ちやほやされて育ってきたんですよ。知らんけど。
    肝っ玉が据わればインハイにも投げられる!はず。

    さぁ気負わずに、なんでもかんでも止めてまうタイガースが止めてやろう!
    力みなく頑張ろうタイガース!
    頑張ろう日本!

  4. 西田辺
    Posted 2020年9月15日 at 09:53 | Permalink

    いつも藤浪を見て不思議に思うのが、あれだけのタッパがあって腕も長い
    投手が何でもう少し腕(肘)を上げて投げないんだろうという事。
    彼のフォームを見ると、左足を上げてステップしてから体が横回転するんですよね。
    右肩を左肩がほぼ平行に回る。
    普通オーバーハンドのピッチャーは、多かれ少なかれステップから踏み出しまで
    後ろの肩(右投手なら右肩)が下がって、徐々に肘を上げて投げ降ろすいわゆる
    「縦回転」(厳密には縦ではないですが)になるはず。
    藤川球児のフォームを思い出していただければ、分かりやすいかと思います。
    逆に言うとよくあのフォームで投げられるよな、と。
    昨日も書きましたが、現状空振りを取れる球の質ではない事と、ストライクの来る
    コースが限定されている事が技術面での大きな欠陥。
    インコースも誰も彼もに投げなくて良いんですよ。
    「あ、インコースも制球されて投げてくるな」と思わせるだけで、随分と投球の
    幅が変わってきます。
    それと回転数は、握り方とリリースで改良できます。
    彼の手は大きく指も相当に長い。
    ですから普通の人の握り方を指導しても、多分合わないはず。
    想像ですけど、かなりギュっとボールを握って押し込むようなリリースになって
    いるんじゃないかと思われます。
    去年から臨時コーチをしてくれた山本昌さんは、藤浪に「手首を立てろ」と指導
    していましたが、肘が下がったまま手首を立ててもボールの威力は落ちるだけです。
    おそらくもう少し肘を上げるイメージで指導したと思うんですが、いかんせん藤浪の
    肘は試合を重ねるごとに下がって行ってます。
    投球フォームって一つのポイントだけじゃなく、セットして足を上げてボールを離す
    直後まですべて繋がってるので、ここだけ直せばと言うポイントが難しい。
    おそらく日本人の投手で、藤浪の参考になるフォームの持ち主はいません。
    もう一つ気になるのが、足を上げてからの右腕の動きが余りにも大きい。
    一旦下まで下げてそこから背中の後ろを通って上げてくるから、ステップ完了までに
    間に合ってない。
    それが最後の腕の振りを雑にしているのではないかと。
    岡田さん言うように1億でも2億でも払ろて、直せるコーチ雇った方が早いん
    ちゃいますか。

    • 熊虎
      Posted 2020年9月16日 at 01:22 | Permalink

      西田辺様、ロジカルなご意見ごもっともだと思います。
      あの身長、あの手足の長さ、オーバーハンドの理想形。それはそうだと思いますが、藤浪が上から投げるのを見たことあります?
      まっすぐな足の振り出しに上半身を左にそらせて背板したときに一気に真上から腕を振り下ろす。そんな藤浪は記憶にないし、右ひじを首の右後ろでキープしてボールの滑走距離を稼ぐ藤浪は左耳後ろまで肩の柔軟性を利用して滑走距離を稼ぐオーバーハンドのタイプとは肩の遣い方の経験値が違い過ぎると思います。何より彼の投球フォームのこだわりというか変えることへの恐れはコントロールのための下半身と目線を変えたくないのだと思います。多分これは重要で球威無双のノーコンは私から見ても低能投手で、彼は本能的にそれを忌避しています。コントロールの基本は足腰の確かさと目線、上体の安定ですよ。間違ってはないはずです。私はオーバーハンドは球威や変化球の角度などで有利な点はあると思いますが、藤浪の足の運びと上半身というより背中の柔軟性は完全に縦の振り下ろしよりも横の振りまわしが彼の本質だと思います。形の上のサイドがいいとかオーバーがいいとかじゃないですよ。
      ご自身でやってみるとわかりますが、サイドハンダーは空手チョップよりサイドハンドビンタの方が威力があります。なぜなら肘と手首はそういう位置関係ですから。
      まぁ、簡単に言うと空手チョップ矯正よりもビンタとの使い分けができればビンタのシュート回転なんかきにすんな。と。

      • 西田辺
        Posted 2020年9月16日 at 07:29 | Permalink

        熊虎さん、コメントありがとうございます。
        藤浪の事は高校時代から注目してますが、とにかく不思議なというか不可解な
        投手と言う印象は変わってません。
        感覚的な事は本人じゃないと分からない部分があるので、どうしてもこう思う
        とかこう感じるといった、ふんわりとした表現しかできませんが。
        おそらく彼自身は上から投げている感覚なのでしょうが、如何せん体、特に
        上半身の使い方がオーバーもしくはスリークォーターのそれではありません。
        私はあの才能が惜しくて仕方がありません。
        あんな常識外れな投球フォームで剛速球を放れる才能が。
        その才能を如何なく発揮できるならサイドだろうがアンダーだろうが、左で
        投げても構いません。
        シュート回転も、利用すれば良いんです。
        本人が我々が想像する以上に完璧主義者なのかも知れません。
        それが逆にこの才能の足を引っ張ってるとすれば、残念でなりません。

  5. こうさん
    Posted 2020年9月15日 at 10:20 | Permalink

    昨日トラオさんが藤浪に触れなかったのは今日の文章への布石だったか。未完の大器で終わる選手ではないはず。それとも大器晩成か?

    高校生の時の藤浪は右バッターに対して外に逃げる球、あるいは投げたと同時にボールと分かる球でも空振りを取っていた。プロになってスピードは上がったかもしれないが藤浪は高校生の時から成長していないんじゃないか?高校生の時にマックスを迎えたんじゃないか?高校生の時、藤浪がバンバン打者にぶつけていた記憶はない。

    放出は反対だが藤浪が信頼できる一人の大人に預けるのは賛成。Twitterで擁護してくれている上原は?タイガースに関わった人には無理だ、たぶん。

    上原や他球団のOBに預けるなら完全非公開で藤浪に余計な情報を与えない、そんな環境を作らないと。

    こんな書き方は失礼かもしれないが藤浪は目をつぶると「あの日の黒田」が浮かぶんじゃないか?

  6. ジュビロタイガース
    Posted 2020年9月15日 at 11:50 | Permalink

    青柳もコントロールとフィールディングの不味さを課題にしてるが、勝てるピッチャーになってきている。藤浪もきっとなれる。

    今日は遥人に勝ちを。

  7. hi64
    Posted 2020年9月15日 at 12:30 | Permalink

    以前も書きましたが,現状の藤浪は抜け球が少なくなりコントロールがある程度まとまってきたものの,外角へ投げ込むだけなので,打者にとっては非常に狙いが絞りやすい投手になりました。
    元から左打者からは見やすいフォームもあり,被打率は高く,右打者は抜けてくるかもという恐怖もあり得意としていましたが,抜け球が減った結果,打ちやすい投手になってしまったと思います。
    皮肉なものです。
    投球のメカニズムを考えれば,左打者の外角へは投げ込めるのに,右打者の内角へは投げ込めないというのは,メンタルが原因以外にあり得ない。
    この認識をスタートにしないと,復活も何もないような気がします。
    メンタルが原因というと,解決が困難に思えますが,メンタルは技術の裏付けで強化できます。
    フォームの再現性を高めて,右打者のインコースへ安定的に投げられるようになれば,自信が生まれ,メンタルが原因でフォームが狂うことが無くなる。
    急がず,自分に最適なフォームを身に付けて,自信満々の藤浪で帰ってきてほしい。

  8. いわほー さんのアバター いわほー
    Posted 2020年9月15日 at 12:40 | Permalink

    下で調整は違うんじゃないかな。
    それこそオーバーホールしてフォームを一から見直して来シーズンに掛けさせるというのならともかく、そこまでの覚悟で落とすのでなければ、このまま一軍帯同で経験積ませるべき。
    いくら二軍で結果を出しても意味がない。
    彼にいま必要なのは一軍での繰り返しの経験。
    チームにそんな余裕ないってか?
    でも、それくらいしないといつまでたっても一軍二軍のエレベーター投手。
    少々の痛手は大目に見てでも球団あげて彼の再生に掛けるに値する投手だと思うんですよ。
    そこまで思わないのならさっさとトレードしちゃえばいい。

  9. タクロー
    Posted 2020年9月15日 at 13:38 | Permalink

    相手エースを打ち崩せ

     藤浪抹消か。あーあ残念。技術的なことも、心理的なこともさっぱりわからないが、矢野、福原が責任逃れをしていることはわかる。2軍コーチは香田に安藤。果たしてフォローしてやれるのだろうか。チーム内で孤立無援になっているのじゃないか。ほんまに、選手の育成ができぬチーム体質は変わらん。

     今日から負けが続いている東京ドーム。ひとつ負ければ読売にマジックが点灯するらしい。遅かれ早かれのような気もするが、虎の意地を見せなきゃならん。
    敵陣は菅野、田口、サンチェスか。こちらは、髙橋、青柳、そして中5日の西、のようだ。

     藤浪の代わりには原口をあげてもらいたい。代打福留はもうたくさんだ。糸井の緩慢プレーももう結構。昨季の土壇場で見せたチーム一体となった執念のゲームを期待するばかり。

  10. 源氏
    Posted 2020年9月15日 at 22:18 | Permalink

    3勝11敗って尋常な数字ですか
    ホントにプロですか
    他のチームに勝ち越すのやめてください

  11. 源氏
    Posted 2020年9月15日 at 22:31 | Permalink

    自称評論でもなんでも評論するにあたいしないチームでしょ
    勝負にならないから次からは野手に先発してもらうようにお願いするしかないでしょ

  12. 熊虎
    Posted 2020年9月16日 at 00:08 | Permalink

    技術的な話をすれば藤浪は本来の問題の玉の握りから逃げてフォームの問題解決に逃げました。ぶっちゃけ、ストレートは猛烈なシュート回転(で右バッター死球)、スライダーはシュート回転に相殺されてほとんど曲がらない右打者外角のやや落ちる球扱い。そこで梅野が曲がらないスライダーばっかり投げさせて晒し者にしたのはホントは梅野の責任。
    修正点とかどこに落ち着くかは別にして藤浪のストレートの握りは指を開いて回転を無視したシュート対策なんだけど、いっそのことシュート覚えさせれば解決しないかね?自覚させなきゃ。あんたのストレートはシュートの投げ方だって。だって手首傾き、腕は横振り。シュートを投げる投手なら西に教わりなよ。今年の秋山は勝っているから文句ないけど、島本やら秋山やら最後の押出の手首の振り方がストレートの本質だよ。サイドスローだってストレートは投げられるんだ。私は藤浪の手足の長さなら絶対サイドスロー賛成派。ランディージョンソン二世になれると思う。でも日本のサイドやアンダーの成功者は決まって手首を縦にしたって言ってる。山田なんて、チーム最速でアンダーで死球よりもシュートよりも速球とシンカーだったよ。
    唯我独尊で自己流の微調整レベルの理屈に合わない自己流で再生の道標のない迷い道なら結局阪神でも他球団でも結果は大差ないでしょう。こんな場末の更に末尾の書き込みを藤浪が呼んでくれるとも思わないけど。

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