このオフの動き

想像上のほんわかした世界で時を過ごすのも悪くはないが、それをしたところで現実世界から逃れられるわけでもなし。
現在の阪神、いやプロ野球界を取り巻く状況は、まさにそんな感じだろう。航空、飲食、観光などと同様の苦境。試合減と観客制限により、単体での決算は壊滅的な打撃を受ける。
無理がきく企業グループであれば今こそ戦力補強のチャンス到来ということになるが、多くの球団は守りに入らざるを得ない。国や自治体は感染防止と経済活動のバランス経営に苦心しているが、プロ野球球団は緊縮財政と戦力補強のバランス経営が難しい。もちろん金が無尽蔵にあれば悩みなどないが、まだ先が見通せない中ではおのずと限界がある。
このオフ、これまでの常識から言って「なぜ?」という疑問を持ったとしても、すべては「金がないから」という理屈であらかた説明がつく。
もうこれはしかたないこと。「いや、あるはずだ」とか周りが思ったって、実際のところはわからないし、相当苦しいのはちょっと考えればわかる。普段あまり経営側の味方にはならない方だが、今オフばかりは徹底的な守りと形ばかりの補強になってしまうのも、しかたない部分もあると思っている。
そこでやらなきゃいけないのは育成だ。実績のない選手たちがレギュラーとして活躍するようになれば、給料は3倍にしなきゃいけないかもしれない。しかしそれでもたかが知れている。「当たるも八卦」の外国人や、ファイヤーされた選手でカッコつけるよりも、本気になって若手を変化させることを考えてほしい。そう簡単じゃないし、ある程度の時間もかかるが、できない言い訳を考えるヒマもないくらい、綿密な成長計画を実行してほしい。どんなに先が見通せない時代が続くことになろうとも、絶対にやらなきゃいけないことはそれ。それだけは確定していることだ。
カネ中心の考え方だけということではあまりにさもしいが、老から若へと時間・空間を強制的に移譲することには大きな意味がある。


週刊虎バカクラブ
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4 コメント

  1. ジュビロタイガース
    Posted 2020年11月29日 at 11:42 | Permalink

    タイガースの自由契約通告は終了でしょうかね。
    何だか某チームから内野手を獲るとか報道が。中野や高寺を指名したのに、わざわざ欲しいの?
    どうせ1〜2年でクビなのに、使う暇があるなら生え抜き若手を育てたら。

  2. 虎轍
    Posted 2020年11月29日 at 12:31 | Permalink

    このオフは中日が金で揉めてますね(笑)
    選手はAクラスに入る為に頑張ってたから、成績が上がれば給料アップを主張するのは当たり前かな?
    タイガースは桑原、俊介がほぼ半額セールをされたとか…
    コロナ禍で試合数が減ったので活躍が無ければ減るのはしゃあなしかな?と思いますが、桑原は復活出来たので来年は頑張って上げて貰おう!
    二軍では試合が終わった後の練習でヘラヘラしてたので平田二軍監督がカミナリを落として引き締めたとか。馬場が試合でミスをしたのに、その強化練習中にヘラヘラ笑ってたとか。
    練習で歯を喰いしばって励み、試合で笑えるように!
    オフシーズンにやっとかんとシーズンでは出来ひんぞ!
    頑張って練習して給料アップして新婚の嫁を落ち着かせたれ!
    頑張ろうタイガース選手!
    疫病退散!
    頑張ろう日本!

  3. 西田辺
    Posted 2020年11月29日 at 12:44 | Permalink

    名古屋の球団も年俸交渉で大モメだそうですね。
    今年は球団も金銭面で苦しいというのは、選手も分かっているでしょうけど
    選手との交渉役の人の言葉遣いとか、話の進め方とかで思わぬ誤解や反感を
    招いてしまう事もある。
    誰でもそうですけど、頭で理解していても頭ごなしに押さえ付けるような口調や
    一方的な企業の論理だけを振り回されれば気分が良いものではない。

    昨日、フェニックスリーグで守備のミスが多かった投手陣が試合後居残りで
    投内連携の守備練習が課せられたそうです。
    その際に、記事には笑顔を見せてと書いてましたが、おそらくヘラヘラとした
    表情が目立ったのかも。
    「野球舐めとんか」「あのプレーで負けたんや」と平田監督が選手を叱責した。
    特に先発の馬場が厳しく叱責されたそうです。
    最近は親も子をなかなか叱れない時代。
    叱られ慣れてない世代の馬場が、これをどう捉えるのか。
    反骨心を持って、真摯に野球に取り組んでくれれば平田監督も叱った値打ちが
    あるというものですが。
    「怒る」と「叱る」は混同してしまいがちですが、発する側の感情が全く違う。
    受ける側がそれを間違えると、思わぬ感情のもつれや傷が残ってしまう。
    叱った意図と叱られた意味。
    お互いそれをよく理解して欲しい。
    叱られてる内が華だという事も。

  4. 大虎真弓
    Posted 2020年11月30日 at 00:58 | Permalink

    今日ウインターリーグを見ましたがトラオさんご指摘の様に育てると言う実務は大変だとつくづく感じました。
    完璧に打ち取ったキャッチャーフライをよりによって一軍の準レギュラーである坂本が落球してそのミスが響き最終戦を飾れない最悪の試合でした!
    いくらリードやフレーミングが上手くてもじぶんのフライを声も出さずに落球では片山に代えられても仕方無いでしょう!当たり前が一軍のレギュラーですら出来ないのが今の阪神の現状ですが逆に言えばこれ以上下がない位守備が下手ならば上下関係なく野球を学べる事は新人にとって大きなチャンスだと思う。このチャンスを生かすも殺すも自分自身と自覚し成長をしてくれる事を望みます。

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