後半戦スタートは、遠く離れた首位広島との一戦。その差は「やっぱり」なのか、それとも「いや、それほど」なのか。これからは1つの勝ち、一つの負けの意味が大きくなっていく。
8ゲーム差はすでに「やっぱり」の水域に入っている。それを認めずに、いやまだまだ全然と心から思い続けられるかどうか。劇的な展開はそこを乗り越えて行かないとやってこない。
そのために必要なのがマインドだ。金本監督は「上しか見てない。前だけを見ている」という言葉を繰り返し、「まだまだ全然行ける」というマインドを作ろうとしている。
それを選手の立場でバックアップする方法はいくつかあるが、この日陽川に代わって一軍登録さえ、即一塁スタメンで出場した西岡のやり方は「鼓舞」だ。
やれる、できる、落ち着け、切り替えろ。声をかけ、体に触れ、態度と行動で見せる。
アキレス腱を断裂した選手が思い描く未来は、なんとかもう一度一軍に復帰したい。ベストパフォーマンスは無理でも、何かできることがあるはずだ。
しかし西岡はそうではなかった。自分を鼓舞し、このケガを機会としてベストパフォーマンスを狙いに来た。パワーをつけようとしたMLB挑戦時代の負の遺産である、大きな体を捨て、自分がもっとも輝いていた速くて切れる体に作り直してきた。
この短期間でここまで来るのが簡単だったはずがない。どれだけ自分を鼓舞してきたか、それは西岡もあえて見せないだろうから知る由もない。でも野球選手なら、その凄さがわかるはず。
その西岡がついにチームに戻り、自分だけでなくチームを鼓舞しはじめた。さあもう一回スピードで勝負するという意気込みを見せ、イライラするエースメッセンジャーをマウンドで独りにせず、死球を受けても手を叩きながら「さあ行こうぜ」とばかりに一塁に駆け出す。
足りなかった1ピースが、カチリとはまったように見えた夜だった。
押し出しで先制点を奪われながら、粘っていたメッセンジャーに援護できたのは4回ウラ。二死無走者からの1チャンスだった。鳥谷が中前で出て、打者糸原。1-2と追い込まれた4球目、鳥谷が二盗を企図、インハイに来た直球に対し、状態を逃がしながら距離を作り、ものの見事に上から叩く。打球は右線を破り、スタートしていた鳥谷は余裕で生還した。タイムリー二塁打で同点。
この日、糸井が脇腹を痛めて途中交代するアクシデントがあった。場所が場所だけに長期離脱は避けられまい。ユーティリティとしての大和の役割がより重要になるのであれば、糸原をショートに固定していい。この日3安打した糸原は、たとえ先発が左投手でも経験も積ませていくべきだろう。
決勝点となる会心の左前勝ち越し打で続いたのが梅野。この日は2回の第1打席で一死一二塁のチャンスを併殺で潰していた。しかしここはそれを取り返す貴重な一打。今季の梅野はチャンスに強い。バントも(この日のバントは微妙なデキだったが)上手いし、こちらもしばらく重点起用していくことで、勝ちやすさがアップすると思う。そういうタイミングだと思うんだけどな。
最終スコアは2対1。阪神が10安打で残塁12。広島が6安打で残塁10。相変わらず不細工な試合だが、阪神が自分の土俵に引っ張り込んだ勝利。得点は奪えなかったが、足を絡めた積極的な戦術や、なんとかしようという気持ちは打席から伝わってきた。
思うに任せぬ試合展開ながら、桑原、マテオ、ドリスが集中して仕事ができたのは、不器用でもなんとかしようとしていた攻撃陣の必死さが伝わったからだと思う。
それにしてもたった1点のリードを当たり前のように守ってくれる3人は偉い。これしかないという勝ち方を支えているのだからね。3人とも金本監督が大好きな意気に感じて投げるタイプ。ありがたい。
勝てば勝つほど、負けられない勝負になっていく。難敵大瀬良をどう崩すか。岩貞粘れ。
コメント
西岡即スタメンの「鼓舞」効果ありました。
意表を突くセーフティバントあり、メッセのなだめ役あり、クリーンヒットあり、更に死球を受けて痛がりもせず 手を叩きながら一塁に向かう姿などは もう完全に西岡ワールドでした。
ゲーム内容としては「もっと(点)取れた」けど、欲を言えばきりがありません。
ペナントレースも後半戦に入り、内容より「勝利」こそが全て!
まあ、内容的にも「先発が6回まで投げ、リードの状態で神スリーに回す」という、完全に「タイガースのカタチ」での勝利であり、金本監督としては してやったり!
監督インタビューでも初めて桑原を「クワハラ」と発音する記念日にもなりました。
殊勲打の梅野は一打席目にダブルプレーを食らった後の顔(表情)が良かったです「そう来たか、次は絶対打つ」という気迫が表情に表れていて、読み通り次の打席で同じボールを巧く捉えたGJ!
脇腹を痛めた糸井は心配ですが、ずっと出ずっぱりで疲労もあったと思うので、思い切って一度抹消して、しっかり10日間休ませるのも有りかと思います。
2軍戦で2安打したロジャース↑糸井↓で、西岡を外野争いへ参戦させれば「一塁&外野戦争勃発」で、良い方向へ向かうかも知れません。
とにかく横綱相手に怯まず戦え、今日も6回まで優位に立てば勝機は十分あるはず。
「足りなかった1ピース」
本当にそうだと思います。リハビリの様子は記事や彼のインスタで、状況確認していましたが正直どこまで戻っているのかは、半信半疑でした。でも、昨日の動きを見て、本気でベストパフォーマンスを狙いに来ているのが、よくわかりました。頑張ったから・・・辛いリハビリを耐え抜いたから・・・必ずしも結果が約束されてるわけではない。しかし、必ずややってくれると信じています。私はそんな西岡を全力で応援したいと思います。
カープ戦先勝やりました!ヒット10本も打ちながら最低限の勝ち越し点しか、足らない奥ゆかしさ。というか、投手陣への全幅の信頼感による2-1のタイトスコアでの快勝(笑)
もう少し余分に点取ってもエエんやで。首位カープに遠慮は不要やで(笑)
糸井は心配ですが、代わりに出た人が頑張ったらいいだけ。今日は点取りまくって岩貞の援護をしてあげましょう。
勝ったから言えるのかもしれないが「例え負けていても」良い試合だった気がする。広島相手に僅差の勝利。間違いなく「西岡効果」だと思う。首位広島への8ゲーム差は捉えようによっては「暗くて長いトンネル」にもなる。そんな時、西岡という「灯り」がタイガースナインの足元を照らしてくれた。そして「俺に付いてこい❗」とゴールまで牽引してくれようとしてくれている。痛いだろう。辛かっただろう。自分のことだけを考えたいだろう…。
西岡の笑顔、試合中のミス寸前に出た「アブねぇ」という顔。「オイ❗試合を楽しもうぜ❗」と言ってくれているかのようだった。
どうか…どうか怪我にだけは気を付けて。
高山。不振を恐れるな。将来のキャプテン候補。西岡だけに背負わせてはいけない。西岡の明るさが高山に備われば…と思わずにはいられなかった。
初回から球数が多かったメッセ。何とか0に抑えたけど、この後はなんか不安だな〜と思ってましたが、1裏の初球でその不安はぶっ飛びました。
あれ?イケるんじゃない?と。
糸井の故障は気掛かりでいつまで役者勢揃いとはなりませんが、誰かが調子悪いなら、誰かがカバーして今季はココまで来たタイガース!
今日もどんな形でも勝ちましょう!
薄氷の勝利でしたが演出したのはメッセであり西岡でしたね。
6回までリードしていれば鉄壁の中継ぎ陣で逃げ切るいつものパターンに持ち込めます。
が相手はあの広島打線、精神力が削られますが西岡がその精神力をみんなに補てんしてくれました。
糸井は心配ですね、昨日の打撃を見ていたら代役が今の高山じゃ不安です。センターを大和か西岡で使って調子のいい選手をどんどん使って糸井復帰まで広島に食らいつきたいです。
なんにせよ、おかえり!西岡!(^^)!
去年の7月20日。
あのストーンと落ちるような転倒、そして一塁ベースに顔を埋めながら
流した涙。
あれから約1年。
顔つき・体つきがシャープになり、絶望の淵から帰ってきた。
第1打席、いきなり足の不安を払拭するかのようなセーフティバントを
三塁線に転がし全力疾走。
結果はファールになったが、チームの気迫を呼び起こすには十分なアピール。
この行動に心を躍らせた選手も多かったと思う。
次の日、toraoさんは「ただじゃ起きない西岡剛」という表現をしていました。
まさにその言葉通りに起き上がってきました。
西岡の起こす躍動感にチーム全体が乗って行かないとね。
AS明け監督は「6回までにリードを奪い、後ろの投手で守り切る」と語った。
まさにそのプラン通りのゲーム運び。
追加点を取れるチャンスはあったが、「勝つ形」を示して勝てたのは大きい。
まだ鯉の尾鰭すら見えないけど、少しでも広島に対し「迫られる恐怖感」を
覚えさせれば成功の3連戦。
今日明日でもうチョット相手の気持ちを揺さぶりたいですね。
せっかく西岡復帰の日なのに、今度は入れ替わるように糸井が離脱の模様。
なかなか上手くいかないもんです。
でも、ここは居る者でカバーしていくしかありません。
高山!原口!何時までも悩みのドツボに沈んでいる場合じゃないぞ!
こんな時こそ持っている力を示してくれ。
やはり西岡がいるといないではチームが全然違いますね!これこそが成績だけじゃない西岡が必要とされる由縁やと思います。しかし糸井が怪我をしなかなかうまいこといきませんが、高山には大チャンス。西岡を外野にまわすのは考えにくいので、必然的に高山にた出番が回ってくると思います。
去年の新人王の意地を見たいです。結果が出なければロジャース昇格があるかも。
兎にも角にも第一関門突破。今日も難敵大瀬良が相手。しかし勢いを付けるためには打つしかありません。昨日は良い試合でしたが、勢いが出る勝ち方ではありませんでした。しっかり大瀬良を攻略して、岩貞を援護したいですね。5〜6点の勝負をして勝ってほしいですね。
西岡剛の復帰戦を勝利で飾ることができ本当に良かった。
ベンチスタートと思っていましたが、1番1塁起用。
あの楽しい西岡がチームをもっと明るくし鼓舞してくれました。
これからのタイガースがより楽しみです。
メッセンジャーも四球押し出しには心配しましたが、後は粘りと強い気持ちで6回まで投げることができ、後は監督の信頼する鉄壁の3人。
1点差を死守する精神力は凄いですね。
糸井の離脱は残念ですが、これをチャンスにする選手が出てきて欲しいです。
本当は高山、原口あたりに出てきて欲しいところですが、なんだか打撃に迷いが出ているようでちょっと心配です。
岩貞、大瀬良に負けるな!
脈絡のない案内になり恐縮ですが、「虎バカ旬だより」アップです。例によって、拡散&リアクション希望でございます。
https://bbcrix.com/articles/69362/original
読み終えた後なぜか「高校球児の減少、県大会参加校の減少」という暗いニュースが頭に浮かびました。「それを、何とかするための」オールスター改革案に思えました。いつかオールスターがゴールデンで放送されなくなる前に、やれることをやらないと。
ご無沙汰しておりました。
先月27日の地元観戦での敗戦、止まらぬ連敗、携帯電話破損、コメントする気力を失なっておりました。
しかし、3年連続海の日聖地観戦での初勝利、止まらぬ連勝、西岡復帰で、コメントする気力が沸いてきました。
糸井が抹消されてロジャースとの報道ありますが、時期尚早となったばかりだし、先発投手も上げなければならないし、どうなんでしょうか。かと言って高山、原口も昨日のスイングでは、厳しいですが。
当分先発投手に粘ってもらい、ブルペンに頼る試合が続きそうですね。
つよしイン、よしおアウトか。
ある意味うまくできとるな orz
脇腹だと当分の間、強いスイングできそうにないだけに1ヶ月やそこらでは帰ってこれないのでは?
なら、ファームでは外野もやってたらしいからセンターつよしもありかも。
そうしたらファーストに原口や例のパンダさんあてがえるし。
うんうんなんだか逆に楽しくなってきたわ。
トラオさんみなさんこんにちは。
みなさんのように文章にするのが苦手なので簡単に‥
上本推しの私としてはセカンド起用じゃなければ西岡はウエルカムどころか起爆剤を期待です。ですが打率は最低でも280を望みます。
オールスター前の前半最後の大和が活躍した試合、現地観戦で試合後六甲おろしを気分良く歌った後、ライトスタンドから西岡のヒッティングマーチが‥‥あれは良かった。感慨深く思い家路につきました。
想像ですが藤川球児の今の役割ポジション、輝かしい実績がありながら便利に使われようという思い。少しは背中で態度で「腐らず頑張れ」と西岡にメッセージになっているのかな?と勝手に美談を作って想像しています。
胃が悲鳴を上げそうなナイスゲームでした。
西岡の起用は大当たり。
見事にチームを牽引し、勝つ流れを作ってくれました。
ただやはり無理はさせないで欲しい。
糸井の離脱は、高山・原口があんな状態だとかなり痛いですね。
西岡か、博打で糸原辺りを3番にするのも手かもしれません。
さて今日は大瀬良ですが、5勝0敗ではあるものの最近も含めて
そんなに良い数字は残せてません。セットポジションからの
甘い球を狙えばそれなりに打てる相手だと思います(適当)。
ともあれしっかりと対策して臨んで貰いたいですね。
こんにちは。
とりあえず、ここで何としても3タテして追撃をみたいなタイミングでこっぴどく返り討ちに遭うことが多い阪神としては、この初戦を獲れたのは大きいですね。
西岡の鼓舞、早速炸裂しましたね。メッセが橘高に文句言ってるのを間入って止めたシーンなんかは、正に西岡の真骨頂を見た気がします。実際のところ、退場にでもなった日には目も当てられなかったし、あそこから落ち着かせたことが結果的に勝ちに繋がったように思います。
今度は糸井が離脱みたいで、なかなか打撃陣に関しては盤石になりませんが、4連勝にもなったことだし、去年の日ハムみたくここらで大型連勝したいですね。
というところで気になるのは、目下11連敗中の、次カードで当たるヤクルト。今日明日も負けて13連敗で当たるとかになったらもう悪い予感しかしないので、せめてどっちかは勝ってくださいお願いします。
まずは西岡剛おかえり。
辛く、しんどいリハビリやったと思いますが、それを乗り越えて、笑顔で野球が出来る喜びを感じながらの試合やったでしょうね。
攻撃の方は、二死無走者からの2得点だけで勝てた訳ですが、今年は二死無走者からの得点シーンが多いように思いますね。(データをとって無いんで、あくまでも私見です)
メッセンジャーは球数も多く、イライラも積もり積もってましたが、6回1失点は流石によく粘ってくれましたね。
今日も勝て!明日も勝て!
広島に焦りを感じさせたれ!
岩貞頑張れ!勝とうぜタイガース!
王者カープを迎えての首位攻防。西岡の復帰戦にはおあつらえ向きの舞台でしたね。第1打席のセーフティに我が家では拍手喝采、私も恥ずかしながら目を潤ませておりました。西岡は周りに目配り気配り出来る男。貴重なピースですね。
メッセさんもイライラしつつも粘投してくれました。そんじょそこらの助っ人ではない、背負ってるモノが違います。
ガッツマン糸原!全世界に2億人と言われる⁈虎ファンのハートを掴んで離しませんね。今日も活躍期待してます。
頑張れ岩貞!頑張れタイガース!
春季キャンプ時の『7月に一軍に』を『有言実行』した西岡、お見事‼報道されていた当時『またいつものマスコミの』と半信半疑でいました。
鳥谷が六番に!一番ではなく鳥谷が六番の打順を組める陣容であれば、前半の良かった時期に近づくor越えることができると思います。
西岡が帰ってきたのと入れかわる様に糸井の離脱。そして新加入のロジャース。レギュラー固定はできていませんが、競争が生じることでチーム力のアップに繋がればと思います。
toraoさん、4回ウラ糸原同点タイムリーの場面
誤『状態を逃がしながら』
正『上体を逃がしながら』
の誤変換では?