桑原、岩崎、マテオ、髙橋、ドリスの5人が60試合以上登板、それに藤川を加えて6人が50試合登板。いずれもプロ野球史上初のこと。
しかも、ただ投げただけでなく、それぞれ素晴らしい成績を残し、桑原、マテオはホールド、ドリスはセーブでタイトルを獲った。
そのブルペン運営の秘密を探った記事。
史上初5人60登板…常識覆す阪神「1度」の肩作り(ニッカン)
金村暁コーチの手腕によるものであったというのは、考えてみれば当たり前だというのに、あまり意識していなかった。そこに、これまでの「常識」をくつがえす、「一度づくり」という秘策があったというのも、まったく知らなかった。
これが今後「NPB標準」になっていくかもね。
もっとも完投能力のある先発投手がいないという、チーム事情あっての「史上最強リリーバーズ」とも言える。優勝、日本一を狙わなきゃいけない来季は、彼らの記録や成績よりも、先発投手たちの成績を向上させる必要がある。
コメント
藤川を入れた6人を逆から投げさせて6回まで凌いでもらい7回から先発投入。メッセは連投OKなので3連戦全てに3回ずつ投げてもらう。それでも移動日を入れて中14日ぐらいになる。他の先発陣は3回までを2連投してもらう。交流戦前に逆中継ぎ陣6人を抹消して完全放牧。交流戦は全敗でOK。公式戦の約130試合を90勝40敗で乗り切る。リーグ制覇するが先発陣が「これじゃダメだろう❗」と覚醒。逆中継ぎ陣も「勘弁してくれ~」とバテる。究極の2年計画。来季の優勝を手に入れる奥の手。 上手くいけば2年連続優勝。
…んなわけあるか。
金村コーチは選手としてはタイガースにあまり貢献出来ませんでしたが、ブルペンコーチとしてはかなりの貢献ですね。
香田コーチもベンチからマウンドに行って間を取る時には走ってるようで走ってない感じで、球審に早く行きなさいと言われながらも、ゆっくりマウンドに行って間を取ってましたからね。
その間に肩を作ったりしてたでしょうね。
香田コーチに関しては、もう1つ見てて思った事があるんです。
雨が降ってる試合中もベンチの最前列に立ち、投手と野手と同じように雨に濡れながら試合に挑んでましたね。
他球団のコーチなんて雨に濡れたくないのか、ベンチの庇の下に居ますからね。
こんなええ投手コーチが二人も居たから、投手陣は頑張れたのかもしれませんね。
現在、阪神ベンチではブルペンを連携して各中継ぎ投手の登板をイニング・
頻度その他の項目で管理しているそうです。
現代野球において、ブルペンの強さは必須条件。
個人のスペックやスキルも大事だけど、それらを運用する管理者も大事。
矢鱈にカードを切りまくってれば良いと言うものではない。
短期戦ならそれも通用する場合もあるけど、143戦のペナントレースでは
通用するものではない。
誰をどの順番で出すのかも運用のキモですが、1年間頑張って貰う為に
各個人の負担を管理するのも重要。
この1回ウォームアップが結果を出し続ければ、プロ野球の主流になって
行くかも知れませんね。
更に効率的に肩と体がトップギアに入るウォームアップと繋がれば、今まで
以上に強力なブルペンになってくれるはず。
今年60試合以上の投手が5名、藤川球児が50試合。
下手をすれば登板過多で投手陣が崩壊、翌年まで影響が及ぶ可能性まであります。
選手を大事に使いながら結果を出していく。
かなり難しい課題に挑んでますね。
でも、いつまでもブルペンだけに頼ってられない。
ブルペンの負担を減らす一番の効率的な方法は、先発投手が1イニングでも
長く投げる事。
その能力がある藤浪・岩貞が来年本来のピッチングをしてくれるのを祈るばかり。
来年優勝のカギは先発投手にアリですよ。
金村コーチが現役時代は研究熱心だったのは知ってたのですが
正直コーチとしての手腕には懐疑的だったので驚きました。
それに加えてそんな常識破りを許容する風潮もありがたいですね。
ただ、あまりオッサン達を酷使し過ぎないよう注意をして貰いたいです。
中継ぎ投手の苦労は、観ているファンにも良く分かります。
肩を酷使しない1回だけの肩造りが功を奏したと言うけれど、前の投手が残したランナーを背負いながらの心臓がバクバクする場面でのマウンドは体に悪いです。
毎回ベンチで、いつ出番があるか分からない、心の用意をしながらの役目は本当にしんどいと思います。
そこを厳しく研究しながら使っていく金村コーチには感謝です。
先発投手が、来年こそ中継ぎ投手を楽にしてあげて欲しいです。