星野仙一さんと同じ1947年1月生まれの衣笠祥雄さんが亡くなる。
「アイアンホース」ルー・ゲーリッグの連続試合出場記録を上回った「鉄人」。「鉄人」の愛称は入団時の背番号「28」から。「鉄人28号ブーム」はすごかったらしいね。
その連続試合出場記録を塗り替えたのがカル・リプケン。メリーランド州出身、同州ボルチモア1球団で過ごした、まさに「フランチャイズ・プレーヤー」。
そのリプケンの持つフルイニング連続出場記録を塗り替えたのが金本知憲。この人も本来は広島の「フランチャイズ・プレーヤー」になっていないとおかしい選手。少し時代がずれていて、今のカープだったらどんなことがあっても手放さなかったかもしれない。
金本監督が「出続ける」ことに関してもっとも影響を受けた選手が衣笠さんなら、その金本選手にもっとも影響を受けたのが、今NPB現役最長の連続試合出場記録を継続しつつ、正念場を迎えている鳥谷敬。こうしてプロ野球選手の「遺伝子」は受け継がれていく。
誰もが口を揃えて「優しい人」「心づかいの人」という。「江夏の21球」は江夏のストーリーであり、衣笠さんのストーリーでもあった。
本人の口から語られるのを聞いたことはないが、幼少期にはさんざん悲しい目にあっただろう。記録をなしとげたときの、「私に野球を与えてくださいました神様に感謝します」にどれだけの重みがあるのか、私には想像もつかない。
フルスイングからのホームランと豪快な三振。人なつっこい笑顔。誰がなんと言おうと、衣笠さんは男前だった。
合掌。
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と、その前に……
東京で、ベースボールクリックス
さんの主催イベントがあるかも。
詳細、近日発表予定。
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6月23日(土)夜
「虎バカ秘密基地@大阪ミナミ」
とりあえず〝基地〟確保に成功!
企画もなんとなく決めたので
近いうちに発表&募集開始します
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コメント
残念です。
衣笠祥雄さん、改めて記録の数々を見ると連続出場記録は勿論の事、 37歳(今年37歳鳥谷と同じ)にして自己最高の打率.329・31本塁打・102打点のキャリアハイとなる記録を残している事や、記録中ずっと規定打席に達している事(これ大事)、極めつけは記録継投のまま17本塁打もしているのに「守りに難が出て来た」と潔く引退した引き際も格好いい。
私事ですが、当時 衣笠さんが1970年~1987年の18年間休まずに試合に出場し続けた事は、自分がサロンをオープンした時「俺は18年以上病欠せずお店に立つ!そして鉄人衣笠を超える」と、まったく衣笠さんに比べれば屁のようなもんですが、自分なりに目標をたて、周囲の人間に宣言していた事を思い出します(結果自分は20年間週休1日で病欠無しを達成できました)。
勿論、当時から私は阪神ファンでしたが、カープの衣笠さんを目標にしたのは、衣笠さんの存在が○○ファンという壁を越えた人物だったのだなぁ!と改めて思います。
頭も悪く、何の取り柄もない自分に「継続する」という目標を与えてくれた人こそ鉄人 衣笠さん。
心からご冥福をお祈りします。
突然飛び込んできた訃報・・・
先日、たまたまチラ見した野球中継での衣笠さんの声に、体調が尋常でない
事は窺えた。
いや、もう少し前から独特の張りのある声に陰りは見えていた。
加齢によるものかとも思えたが、最近の画像を見ても良くない顔色と浮腫みが
目立ってました。
今年1月の星野さんに続き、一時代を築いた球界のスターが亡くなるのは、
野球ファンとしても非常につらい。
死球を喰らっても、激高することなく「大丈夫」とばかりにサッと手を挙げて
一塁へ駆け込む。
更に四球で骨折した次の試合で、全力フルスイングの三球三振。
1球目はチームのため、2球目は自分のため、3球目は前日当てた投手のために
スイングしたとか。
「江夏の21球」の近鉄との日本シリーズ最終戦、ピンチを迎えた広島ベンチは
抑えのエース江夏がマウンドにいるにもかかわらず、ブルペンの準備を始めた。
「それほど俺は信用がないのか」とマウンドで俯く江夏に衣笠が一塁から駆け寄り
声をかける。
「お前の気持ちは良く分かる。ベンチは気にするな。もしもの時は俺も一緒に
ユニフォームを脱ぐ」と。
男気溢れるエピソードの数々。
肉体的にも精神的にも「鉄人」であり「聖人」であった衣笠さん。
心よりご冥福をお祈りいたします。
せっかくの地方開催も今年は雨に祟られ、昨日も早々に雨天中止発表。
何とか今日は、松山の野球ファンの為にも開催して欲しい。
先発は共にスライドのメッセとハフ。
休日返上までした打撃練習の成果を見せてくれ!
衣笠さん、大病を患っておられたのですね。間際まで解説の仕事をされたところは鉄人衣笠さんらしい。金本監督にもっとも大きな影響を与えた一人であることはまちがいないでしょう。現役の頃はかすかな思い出しかありませんが、引退後の解説はとても柔らかい語り口で、特定のチームに肩入れせず選手をくさすこともなく、誰の耳にもスーっと入って来るものでした。カープファンのみならずプロ野球ファンから受け入れられていた存在だったと思います。
ご冥福をお祈りいたします。
盗塁王も獲得しての500本塁打越えは唯一無二らしいですね。
幼少の頃に衣笠祥雄、山本浩二の時代の広島は凄いと感じた記憶があります。
鉄人衣笠でも癌には勝てへんかったのが悲しいですね。
御冥福をお祈り致します。
鳥谷は衣笠氏の記録を抜くつもりで結果を出して欲しいですね。
衣笠氏のように晩年に最高の成績を残して、まだまだ頑張れ!
今日は試合があるかなぁ…
負けたあとに試合が延期されると辛い日が続きますね。
「野球ファンなら衣笠さんを語るべき」なのだろうが…。昨日は「馬場元子夫人が亡くなっていた」という訃報の方がショックだった。…ズレさせていただきます。
プロレス会場。売店で葉巻をくわえる馬場さんの横には必ず夫人がいた。あれは中2の時、馬場さんはグッズを購入した客にサインをしていた。俺はサイン色紙を持って夫人にサインを求めた。「あら、馬場さんのサインが欲しいの?」と言われたが「違います。元子さんのサインが欲しいんです。」と言った。「やめてよ恥ずかしい。待ってなさい、馬場さんにサインを貰ってあげるから。」…グッズを買わない俺に馬場さんのサインを貰ってきてくれた優しい夫人。懐かしい思い出。色紙は大切に飾ってある。
やっと馬場さんのキャデラックの助手席に座れますね。お疲れ様でした。
大切な人たちが亡くなっていく。自分も歳を重ねている証拠。大事に生きなきゃ。
衣笠さん、力が衰えながらも記録を更新し続けなければならないことに「自分の判断で記録を止めることができなかったんだよ。仕方がなかった。」と述懐しておられたとか。
金本さんや今の鳥谷にも当てはまるような話だなと。
とにかくこの三人に共通するのは強靭な身体。
でもそこには人知れずメンテを怠らない努力と苦労があったのでしょう。
お悔やみ申し上げます。
鉄腕稲尾、鉄人衣笠。左の門田、右の衣笠。
星野さんに続きまた昭和のスターが…残念です。強い広島の象徴でしたね。ライトル-山本浩-衣笠…相手投手は堪ったもんじゃないですね。ヤンチャしてた頃に根本陸夫さんに諭され、昼夜問わず関根潤三さんが打撃を指導されたと本で読んだことがあります。そういった恩人との出会いをひっくるめて野球の神様に感謝されていたんですね。あのマン振りが忘れられません。
謹んでご冥福をお祈りいたします。