1年目の矢野阪神が好成績を残すためのポイントは、「変化」と「成長」だ。
「人間そう簡単に変われない」と、社会の大半を構成する凡人が言う。しかし、それはそう思っているからその人が変われないだけの話。意識の問題だ。
異才を持つものはほんのちょっとしたことをきっかけにして、平凡な常識の世界から突き抜けていく。
プロ野球選手は必ずどこかに異才を持っているのだから、まだそれが発現していないのであれば変化は可能だ。意識はとても大きな要素であり、新監督がそれまでと違う価値観や、それまでと違う言葉を持ち込むことで、意識変化のきっかけとなる。まったく珍しくない話だ。
ただ、その変化がどれほどの大きさか、また、どういうタイミングで現れてくるか、そして持続性や再現性があって定着するのかが問題だ。早い話、「人間は変われるが、決してそう簡単ではない」ということ。信じられるか、あきらめるかが分岐点だ。
どんな凡人でも、「人間はそう簡単に成長できない」とは言わない。人間は驚くほど適応性があり、かなりの痛みをともなう外的な刺激を受けても、超克できることが多い。素手でバットを振り込めばあっという間に手のひらが痛くなるが、皮が1枚向けると次の皮は厚くなり、痛みを感じなくなる。精神的な重圧や、とっさの判断力なども、外的な刺激を「乗り越えるべきもの」ととらえて慣れていく。放っておいても少しは成長するのが人間だ。
ただし成長の大きさやスピードには驚くほどの差がある。ポイントは、成長を自分で実感し、自信にできるかどうか。そして、もっと大きな壁を乗り越える糧にできるかどうかだ。
さらに、自信が個人個人にとどまらず、チームという集合体で共有できるようになれば、成長はどんどん加速度を上げていく。
ただし、成長の加速度は往々にして気まぐれだ。ロケットエンジンのような加速度を見せる局面もあれば、足踏みする「踊り場」もある。踊り場は悪いものではなく、ここで力をためるからこそ、ロケットエンジンは火を噴ける。ペナントレースのようにタイムスケジュールのある戦いであれば、どこで爆発させるかが重要だ。
長々と書いてしまったが、1行にまとめると、
「オープン1試合目ヤクルトに大敗。でも悲観しなさんな」
ということだ(笑)。
コメント
気にするな!打った廣岡が、凄かった。
五七五に纏めてみました。
まだ1試合目が終わっただけや!
課題が見つかったと思えばええんや!
タイガースは木浪も近本もヒットをきっちり打った!
今日は勝て!
球場に足を運んでくれてるファンの為に勝つんだ!
節操の無いファンが居るチームには勝ったらええんや!
ゆめうつつ ヤクルトうつうつ 春ゆらら
昨日の負け一つで、チームが進むべき方向がどうこう
なるわけではない。
いや、それごときでなってもらっては困る。
確かに、才木の出来は悪かった。
球は走らないし、制球もバラバラ。
カウントを勝手に悪くして、ゾーンに入れて痛打を食らう。
悪い時に悪いなりの投球が出来ないと、年間ローテは
手に入らない。
その辺は、組んだ坂本共々課題にして欲しい。
ヤクルトも、ほぼほぼシーズン勝ちパターンの投手陣で来てました。
今の時期に、あのクラスの投手の球と対峙できたのは良かった
んじゃないでしょうか。
そうそう打たせてくれない投手の球に、どう対応していくのかを
考える良い機会になりました。
ありがとう、小川監督。
元々、課題を一杯抱えた選手の集まり。
そんなにすんなり勝たせてはくれませんよ。
ただ打った打たれただけではなく、この場面はどうするべきか
を考えて野球をやるきっかけになれば、昨日の負けも価値が
出てきます。
嫌だろうが何だろうが、開幕は待ってくれません。
昨日より今日、成長すれば良いんですよ。
「変化」の途中!
期待の才木は残念な結果に終わりましたが、まだまだそんなに悲観的になる事はない。
決め球フォークの精度が上がれば相手をねじ伏せる力はある投手!
ただ、なにせ「先発枠」が少ないので、早めに修正し結果を残したいところ。
打撃陣では、ショッパイ試合で終わりそうだった最終回に、ルーキーコンビがヒットを打ち、意地を見せてくれたトコロが一番楽しかったです。
この、木浪と近本をペナントレースでどのように使うのかは定かではありませんが、現状 木浪は内野の全てのポジションで2番手、近本は中谷、江越、高山、俊介らとフラットでセンターレギュラー争いをする位置にいるように感じます。
オープン戦に入っても、選手の自主性に重点を置き「ノーサイン采配」を続ける矢野監督ですが、「積極的プレーの失敗は咎めない」と言っているので、攻撃陣には結果を恐れず、もっともっと積極的に行って欲しいです。
オープン戦、勝っても負けても、不安やわ