図らずも3位に浮上した。
もしも、鳥谷と来季も契約続行する平凡なシーズン終盤だったら、当たり前のように4位か5位で終わっていただろう。
もしも、そんな普通の「残り数試合」だったら、メッセンジャーが引退を決意することもなかったかもしれない。心にどんな思いが去来していたのか本当のところはわからないが、前日の二人の抱擁を見て思った。
これだけピッチャーたちが確信を持って1球1球を投げ込み、絶対に1点もやらないとバトンをつなぐ。
あれだけ点を取れなかった打者たちが、小さなチャンスも逃すまいと1人また1人とつないで加点する。
こんな今季最終戦になるとは、少し前までまったく想像していなかった。
もちろん、若者たちの屈辱や挫折は、いつかは花となり実を結ぶと信じていたが、今このタイミングで小さなつぼみを開くとは思ってもいなかった。
当たり障りのない9月後半だったら、選手たちもファンたちもここまで心を燃やすことはなかっただろう。
鳥谷自身、阪神以外でプレーをして、阪神以外で引退することになるとは思ってもいなかったろう。そんなこと、私も考えてもいなかったし、考えたくもなかった。
しかし冷静に考えてみると、鳥谷にとっては間違いなく大切な経験になる。あと何年できるかはわからないが、鳥谷敬をもっと大きくするだろう。
「球団よ、よくやった」と言いたいわけではない。それらはすべて「図らずも」だから。
阪神球団のことだから、まず第一にお金のこと、「来季の予算」があり、その次に鳥谷の将来というのがあったと思う。その中で、「来季1年、鳥谷ラストイヤーでひと稼ぎ」といった類いのくだらない考えをもたなかったことが、この好結果をもたらしたと思う。たとえ「図らずも」であろうとも。
逆転3位は「あり得る」とは思っていた。ただ、本当に「ある」などとは思っていなかった。
でも、思い知った。あり得ることは、あると思えばある。あり得ることも、ないと思えばない。当たり前のことながら、また思い知った。
みんなよく頑張ったね。今の力からすれば、この結果は大金星だ。
ただ、みんなが思い願っているのは、あくまでも今シーズンをできるだけ長く続けること。まだゴールじゃない。
そのためには、まずあと6つ。あるな(笑)。
コメント
勝たなくてはいけない試合を必ず落としてきた我がタイガースですが、この終盤の経験ら必ず来季以降大きな自信となると信じています。
毎日こんな思いで試合してたら143勝出来るんじゃないかと思うくらい強かったし負ける気しなかったです。
やれば出来るさタイガース!
先ずは得意の浜スタであっさり勝って2014年の再来といきましょ!
しかし、こんないい事があっても今回の球団のやり方には到底納得は出来ませんが。。
よくぞ勝ち切った。竜虎同盟?裏取引?知らん知らん。6連勝で勝ち切ったタイガースが素晴らしかった。大金星だった。メッセ、聡文、横田の引退でチーム一丸となり、鳥谷と少しでも長く野球をしたい思いが形となったシーズン最終盤での魂のこもった戦いぶりでした。やったら出来るやん、なら初めからやっとけよ!ではなくそれまでの過程があってこそ、今持てる力以上のものが出ての6連勝だったと思います。
規定投球回に届いた青柳は3併殺とらしさ全開。スーパークイックと梅ちゃんバズーカで盗塁も許さなかった。昨日ぐらいの制球が出来れば大きく崩れることもないだろうしCSでもやってくれそうと期待してしまいます。大山もよく打った。左腰の開きは相変わらず早いけどバットは振れてるように見えます。やはり秋だからなのか(笑)ならばCSもガンガン行ってくれるでしょう。
ブルペン組は相変わらずイイ仕事っぷり。ここに来て全体の調子が上がってきてるように感じます。PJの復帰が安心感をもたらしてますね。この連勝中のオープナー的な戦いは本当に強い。今季のタイガースのストロングポイントを最大限発揮できている。これは短期決戦でも強い戦い方だしCS更には日シリでもいい戦いが出来るものだと期待してしまいます。
矢野監督のスピーチもよかった。日本中を沸かせる戦いを見せてください。
toraoさんが昨日のコラムの題名に「まずは(あとひとつ)」この「まずは」を付けている時点で昨夜の勝利を確信しているように見えました。
6連勝貯金1で3位フィニッシュは一見「奇跡」「偶然」に思えますが、ここへ来てチームがまとまり、集中力が高まり、パワーポイントのブルペンで勝ち続けた事は「必然」だったのかも知れません。
あれほどシーズン中盤まで苦しんだ「四番大山」も、種を撒き肥料をやり続けた事で花を咲かせようとしています。
そしてこの数試合、矢野采配がズバズバ過ぎて怖いです。
昨夜もいろんなミッションがありました。
もちろん一番は試合に勝利しCS進出を決める事ですが、
2つ目は青柳を念願の規定投球回まで投げさせた上で勝ち星も付ける事。
3つ目は引退する高橋聡文をどこかで投げさせ打ち取らせる事(これはガチ勝負だった)。
4つ目はペナントレース甲子園最後の鳥谷を打席に立たせ、ゲームセットまで守りに就かせファンを喜ばせること。
5つ目は前日のメッセンジャーの借りを「大野雄大最優秀防御率達成」で返済すること。
その全てをサクサクとやってのけた。
カープファンには申し訳ないが、大野雄大投手の最優秀防御率というタイトルは、運も絡む(最近のガルシアみたく)勝利数とは違い、先発投手自身にとっては最高に名誉ある事!
個人的には、大野の打席での自主三振を見て「これは(記録達成時点で)降板する」=「勝てる」を確信しました。
さて、無敵モードのままで得意のハマスタでCS!
でも、ここでズッコケるのがタイガースの伝統ですが、良い意味で裏切って欲しい。
ぶち破れー!
まさか本当に6連勝して逆転3位とは思いもしませんでした(^^;。今年は4位でも上出来かなと思っていましたが、失礼しました(笑)。
個人的には横田選手の引退がチームの奮起に繋がったと感じています。誰からも愛された「みんなの弟」が病気のために野球を諦めたのを見たら、彼の分も頑張ろうと思いますよ(´;ω;`)。
そして鳥谷選手と1試合でも長くプレーをしたいという気持ちも相乗効果でチームを結束させたと思います。ファンの呼び掛けに応じてベンチから飛び出して挨拶をした姿は鳥谷選手らしいファンサービスでした。
球団の鳥谷選手に対するアプローチは「下手くそ」としか言えません。もっと前から来季に向けての話し合いをしていれば、こんな形で鳥谷選手がチームを去ることは無かったでしょう。
さて、あと6つに向けて気合いを入れ直して応援しますか(笑)。
本当に6連勝してしまいました。正直驚きです。
まあ昨日の試合はドラゴンズからのプレゼント的なものを感じずにはいられませんが。
ドラゴンズの皆さんありがとう御座いました。
まあ試合内容はどうあるは
途中で送信してしまいました。
試合内容はどうあれ、勝てたのは良かった。
それよりも聡文にセレモニーしてあげてほしかったですね。鳥谷がメインになってしまったのは致し方ないかもしれませんが。ドラゴンズファンも最後まで残ってくれたのに。残念でした。
「あるぞ」がツボってきました。大妄想、希望、夢…全てを一言で語る「あるぞ」。そんな気分で一年中、試合を観れたら楽しいだろうなぁ。
ド高めをツモったタイガース。ラミレス監督には「余計な悩み」が増えたことだろう。レギュラーシーズンとは全く違うタイガースとの対戦だからね。戦いかたではなく「想い」がね。
225は間に合うのかな。その為の抹消だから間に合うんだろうな。
開幕直後、「こんな戦いかたでは選手が疲弊してしまう。続くわけがない。」と書くぐらい選手はハツラツと動き、矢野監督は積極的な采配をしていた。それが何を守ろうとしたのか和田野球に手を染めて安住の地を探し始めた。この6連勝は開幕直後に似ている。似てないのは「負けられない」という部分だけ。開幕直後は負けられたからね。
矢野監督1年目、後半はキツメなコメントを書いたが冷静に考えると「1年目にいろんなことが有りすぎた」と思う。矢野監督は逃げずに立ち向かった。選手の成長はもちろんだが「監督・矢野」を成長させた6連勝だ。
ある、と思ったラスト3試合。
本当にあった。
こんなことは、5年前の東京ドーム・読売4たて以来の感動。
凄いこと。
その中ドラマの中に、メッセンジャーや、高橋聡文の引退、二軍では横山の引退、そして偉大なる鳥谷の退団。さらに、ルーキー近本の新人王争いや青柳の規定イニング等といったそれぞれの一大イベントが混ざり合っての逆転クライマックスシリーズへの進出なのである。
ソラーテ問題で、完全にシラケ切っていた時空がそれとなく過ぎ、終盤に差し掛かっても、頑なな選手起用に執着する矢野の采配に呆れて、晩夏の西風を笑いなら過ごしかけていた自分がいた。
しかし、矢野には秘めたる決意があった。既に糸井の姿は無く、4番のマルテが故障し、鳥谷問題で揺れる中、彼は秘めたる若手への期待と希望を一気に爆破させたのである。
それまでは温情采配と揶揄されながら、投手の継投を引っ張りすぎて、痛い敗戦も確かにあった。
シーズン中盤には「ここで島本、守屋はないやろ、試合を捨てる気か!」とぼやいた私がいた。
しかし、矢野は一人ひとりの若手をチャレンジさせ、一つひとつのピースを繋いだ。そして、各々のピースがワンピースになる時が来た。
9月19日、高橋遥人が玉砕し、ヤクルト・小川投手に惨敗した日を区切りに、矢野は秘めたる思いを西に託す。
そして西が応えた。
青柳が吼えた。ガルシアが生き場所を見つけた。岩崎も島本も、そしてドリスも集中した。PJは自らを鼓舞した。
彼らの思いの一切を藤川球児がまとめ上げ、自らが締めた。
梅野が身体を張り、福留が叫び、鳥谷が支えた。
高山、陽川、中谷が集中力を高め、近本が勇気を振り絞り、糸原が応えた。
木浪が吼え、植田が粘った。
みんなよくやった!
メッセの涙、鳥谷の笑顔を包み込みながらの6連勝。矢野監督は、実はかなりしたたかなのかもしれない。
シーズンが始まる前に、ジャイアンツの補強と強力打線に脱帽しながらも、「決して下を向かず、3位あたりをウロウロしながら、最後は“しれー”と優勝したい。」という内容をインタビューで答えていたのは今も忘れ無い。
だから、後半戦の不甲斐ない戦いに愛想を尽かした私だったのだが、終わってみれば、甲子園は矢野監督の描いた景色になっていた。
優勝でも無いのに、ラストゲームも甲子園は黄色に染まり、皆が泣いた。
球団は鳥谷に引導を渡した。確かに客観的に見れば全て球団が悪い訳でも無い。
はたまた、矢野は鳥谷を二軍に落として再調整を何故させないのか?という指摘も多かった。
しかし、矢野は矢野なりの鳥谷の退団記念試合を見事に創り上げたのである。
そして、クライマックス出場決定の瞬間に鳥谷と球児と福留がグランドいるという演出。
前日のメッセンジャーの引退セレモニーに続いて、矢野は感動を演出した。
流石にペナントレースの優勝は出来なかったが、気がつけば“しれー”と3位。
そしてクライマックス。
ここでセリーグの覇者となれるか⁈
とにかく背水の陣で名采配を振るった矢野とそれに応えた選手達。この6連勝で得たものは大きい!
私の胸中には、久々に大いなる虎の雄叫びが轟き渡っている!
行くぞ!タイガース!
頑張れ!矢野タイガース!!
日本シリーズで、もう一度、縦じまのユニホームに身を包んだ鳥谷を応援するぞ!
素晴らしいコメント
素晴らしいコメント
見事な差し切り・・と言っても優勝じゃないんですけどね(笑)
ナイスネイチャみたいなもんか。
あるサイトで、9月19日時点でCS進出確率1%と出てました。
まぁ、あの時点では阪神ファンもまさかCSまでとは思ってもいなかったはず。
何がここまでチームの力を押し上げたのかは、今はどうでもいい。
選手もそれぞれに違った思いを持って、戦ってきたはずですから。
ある者は鳥谷との時間を引き延ばしたいと考え、ある者は横田の無念を掬い取ろうと
考え、またある者は今季限りで引退する先輩に思いを寄せたはず。
指揮官も、ここまで中継ぎ陣を大事に使い、最後の直線での鞭に備えた。
糸井・マルテと中軸を担った選手が最終盤に離脱しながらも、決して諦める
事はなかった。
去年最下位からの3位進出って、凄いじゃないですか。
さすがにこの6連勝の戦いを、一年続けるのは無理があります。
でも、現状のタイガースの戦い方のヒントが一つ見つかったんじゃないでしょうか。
一方野手の方は、打撃や守備の実数も指標とも下位に喘ぐ結果。
表現はアレですが、打てない守れない選手たちでよくぞここまで上がってきた
ものです。
来期はもっと投手陣を助けてあげられる存在になって欲しい。
試合終了後、矢野監督のスピーチがありました。
思うに、チームの成績がどうであれ一年間応援してくれたファンの前で、指揮官は
何らかのメッセージを送るべきなんです。
球場のウグイス嬢の「今年も一年有難うございました」の放送で、チーム一同が
ペコリと頭を下げるだけのセレモニーは、ファンを冒涜する行為です。
チームを支えてくれているのは、紛れもなくお金を払い球場まで足を運び、グッズを
購入しテレビの前で祈りをささげてくれるファンなんです。
そんなファンを蔑ろにするチームは、どこかで痛い目に遭うはず。
さぁ、週末には横浜スタジアムでCS1st。
一昨年のリベンジが待っています。
何処までも突き進め。
昨日、新幹線の車中から予想したスコアで阪神が勝ちました。完璧な予言?で気分は最高です(笑)。ひとり一人の執念が結実した結果です。この勢いでCS→日本シリーズを駆け抜けて欲しい。
横田の引退に泣き、メッセンジャーの引退セレモニーの寂しさと感動に泣き、昨日の聡文の引退とCS進出へ泣き、毎日、ティッシュの箱を抱えての観戦。
まさかまさかの6連勝!
大島、メッセの最後の投球に協力してくれてありがとう!
そして、大野投手、最優秀防御率投手おめでとう! そして、ありがとう!
ナゴドドラゴンズは苦手で嫌いでしたが、この二日間は、ええやつやん、という考え方に変わりました。
鳥谷は明るい顔で、どこに行くのか決まったんかなー。
嫌やね。寂しいね。
まだタイガースが見れるのは嬉しい!
追いつかない程度に猛反撃するのが得意な我がタイガースですから、きっとこれも「CS行くで行くで詐欺」に違いないと安全装置全開で臨んだ甲子園。
ナニ、この予定調和的で出来すぎた筋書き通りの試合展開!
呆れてものも言えんわ(ぐふふふふ・・・^^)
鳥谷に贈る言葉:
「球団を嫌いになっても、チームとファンのことは嫌いにならないでください!」
いや~いいもの見せてもらいました。
10月22日(火)~ 24日(木)は予定を空けておこう。
昨日も聖地甲子園に現地観戦でした。
密約通りに試合に勝てて良かったです(笑)
大野の防御率タイトルおめでとう!
タイガースのCS進出おめでとう!
まだシーズンが終わらなくて良かったです。
今年の現地観戦の勝率が7割を超えました。ありがとう!
ハマスタもインチキドームにも行きたいなぁ~
まだまだ勝つぞ!タイガース!
まさかですよ。完全にCSなんて諦めてましたから。この半月で8勝1敗の貯金7、ガルシアは4勝。来季も宜しくですね。
CSの予行演習のような短期決戦の戦い方での勝利。相性の良い浜スタは勝ち抜け決定で、泥んこ試合の借りを返す時が来た。
聡文と鳥谷のレギュラーシーズン最後は分かってましたけど、陽川が最後まで出ていたのがどうも気になる。気にしすぎ!?
熱気
プレイボール10分前にライスタ到着。球場全体がいつもと違う熱気に包まれていた。
熱い思いが勝利を呼び込んだ。それは3時間半後も変わることがなかった。ありがとう。
さあ、トーナメント戦に向けての準備だ。まずは3連勝。小休止の後3連勝で日シリの出場権を手にしよう! 一体となった熱き力で。