2010シーズンは勝利で開幕!
もし負けていても、なあに144分の1と言うだけであるし、開幕勝った過去2年は結果的に残念だったんだから…なーんて言うだけなんだけど、やっぱり開幕勝利は単純に嬉しいし、不安が解消するからホッとする。少なくとも「開幕連敗」だけは、挽回に神経疲労をともなうから避けたいところ。肩の力が抜ける開幕勝利は何よりの結果だ。
うちのブログにはいろんな方がコメントを書いてくれて、私は本当にそれを楽しんでいる。きっと愛読者の皆さんもそうなんだと思う。
古くからの戦略家コメンテイター(でも時々「うがちすぎ」)のののーさんのコメントにニヤリ。
今日の試合で打順の真意がわかりました:
6鳥谷
7金本
5新井
2城島
3ブラゼル
9桜井
DH(投手に代打)
8マートン
4平野
「マートン1番」は偽装で、だからその次は関本ではなく平野なのですね。
これを「真弓監督の真意」とするのは、そら無理があるわ(笑)と思いつつ、でも「お婆ちゃん!それ偶然だろうけどリーゼントになってるよ!! 」的な、確かにそうだわと思う。ぜひこんな打順を組んでみたいけれど、こんなん世間が認めてくれないと思うもんな。期せずしてダブルミーニングが出来ていたってところだろうけど。
先発安藤は悪かった。球に力はないし、内に内に寄ってしまった。それでも良く5回3失点でまとめたとは言えるけれど、これからローテの軸としてやってもらうには余りにも弱々しかった。何度やっても慣れないという開幕戦だから、特別なことだったんだと思っておく。
期待の鳥谷は、力が入ってしまったのかヘッドの出が悪かった。でもビッグイニングを呼んだ四球にしても、見逃し三振(本当はボール)にしても、きっちりボールが見えているからきっと大丈夫。今日から今日から。
あとはスタメンだいたいヒットを記録したんだね。それにしても「記録はヒット」が多いね(笑)。マートン、平野、金本、新井(すごくファールっぽかった)、ブラゼル、みんな会心ではなかったね。でも何でも良いんだと思うよ1本目は。
打球そのものはともかく、各打者とも打席内で落ち着いて球を見ていたのは良かった。特にマートン、左右の投手がデータ通り膝元に沈む球で攻めてきたが、ボール球はきっちり見送ることができていた。これ、とても大きい。
桜井の勝ち越しHR、気持ち良かった!やや外低めだけど、外国人のように腕が伸びたところでパワーが出る桜井にとっては飛ぶポイント。初の開幕スタメンで持ち味が出たのは何より。
城島が額面通りの働き。いや額面はものすごく高いから1試合くらいでどうこうではないか。3安打4打点。同点、ダメ押し、2本のタイムリー二塁打。チャンスで仕事をするクラッチヒッター。
4回のは、インハイどん詰まりながらレフトオーバー、ショートバウンドでフェンスに届く。決して美しいと形容できるような振りではないが、右足の送り込みと、右手の押し込みのパワーが強い!力負けだけはせん、そんな気持ちが伝わってくるスイング。
7回のはインサイドを狙った真っ直ぐが外に流れたのを見逃さずレフト線痛烈に弾き返す。データとしては、必ず食いついてくる内角に良い球を決めればどん詰まりというところなのだろうが、投げる方の投手にそれができるかどうか。
そのレフト線二塁打の一つ前、やはりインサイド狙いの球が甘く入ったのを城島はミスショット、打ち上げてしまう。瞬間、しまったとバットのヘッドを叩いて悔しがる。幸いファールフライはスタンドに入り、打ち直すことが出来た。2回表は村田に先制HR、4回表は連続タイムリー、チェンジのたびに打たれた安藤を励ましたり、反撃の景気づけをしたり。
その一つ一つの仕草に、「勝敗の責任はオレにある」と言いたがっているのを感じる。これが城島のやり方だ。どちらかというと何事も冷めた目で見てしまう私には、時々滑稽にさえ感じてしまうこともあるのだけれど、今のタイガースにはとてもしっくり来るし、必要な人間だ。
タイガースは昔から美学にこだわりすぎるチームだ。「たとえ○○であっても□□でなければならない」のようなものが多すぎる。たとえ最下位であっても巨人にだけは勝たなければならないとかね(笑)。でも実のところ「そうは言っても○○の方が大事だよね」がおろそかになる傾向がある。そうは言っても下位に取りこぼさないことの方が大事だよね、とかね(笑)。そのためには嫌がられようと煩がられようと、確認しあい、議論しあう作業が必要となる。出たがりのしゃべくりが必要になる。そしてそいつは、背中で引っ張る親分から、あいつはようやってくれとる…と、認められ、可愛がられている必要がある。
城島のセントラル・リーグデビュー戦を見て、こんなようなストーリーを勝手に想像した。
打線の爆発と完璧リレーで先発の弱さを補い、後半勝負に持ち込むという「85年スタイルへの回帰」は、近年にないワクワクがある。劣勢からの大逆転、リリーフ陣のノーヒットリレー(筒井、久保田、メッセンジャー、藤川)は気持ち良いことこの上なかった。
あとは「良い投手にはカラッキシ」という近年のタイガースをどう克服していくかだね。それはまた先のお楽しみ。
阪神?横浜1回戦(阪神1勝、18時3分、京セラドーム大阪、33599人)
横 浜 010 200 000―3
阪 神 000 500 20X―7
【横浜】●ランドルフ(0勝1敗) 加賀 高宮 木塚 加藤 真田
【阪神】○安藤(1勝0敗) 筒井 久保田 メッセンジャー 藤川
[本塁打]村田1号(横) 桜井1号(神)
コメント
豪快なタイガースが帰って来ました!「盗塁・エンドランいらん」「先発は5回3失点でいいよ」「取られたら取り返せ」って試合でした。
まさに「85年スタイルへの回帰」を十分期待させるゲーム(ただしリリーフ陣は今年が上)!
これからも城島が言っていたように、投手には「打線を信じて」思い切りのいい投球を期待します。
しかし新井の打球、何?飛んだんだろう!?
桜井、城島のお立ち台のやりとりが、新井、金本のコンビと明らかに重なって見えましたね。「派閥ができて」が杞憂であれば良いのですが。
開幕1勝でギャーギャー騒ぎすぎと言っている方もいますがギャーギャー騒いでいました(笑)。
安藤は悪いなりにまとめた感がありますがやはり7回まで投げて欲しかったのが正直な気持ちですがそれを中継ぎ筒井・久保田・メッセ・球児がノーヒットリレーは安心感がありました。
メッセはカウントを稼げる印象はありますが決め球が無いのがこれからの課題かと思いますが思ったよりも制球力はあるみたいなので接戦になった時に真価が問われると思いますね。
城島・桜井に注目が集まりますが自分は久保田の復活が嬉しかったですね。
やはり久保田は中継ぎが似合いますね。マウンドに立つ「ふてぶてしさ」が「久保田が帰ってきた!!」と言う気持ちになりました。ランナーを出しても注文通りの併殺で3人で片づけた所が良かったです。かつての2007年みたいには無理かもしれませんが彼が中継ぎに居る分アッチ・ジェフの穴は埋めれそうな気もします。
今日はおそらく清水直行だと思いますが先発は我慢すれば打線がひっくり返してくれると思いますので粘り強い投球を打線は早い回から投手を援護出来るように頑張って下さい。
鳥谷に早く1本出てほしいです。
開幕戦、久し振りのロングドライブ、渋滞の中でラジオを聴いていました。東京ドームのゲームばかりの中継でしたが、他球場の情報として新井、城島、桜井の打点のこと、アンブーが村田から連打されたことなどを知りました。結果として、toraoさんが言われるように白星発進出来、ウハウハ状態で帰宅することが出来ました。後続投手陣がノーヒットピッチングというのがすばらしいです。今日は上園の先発とか、大いに期待しています。新人王時代への復活が、楽しみです。
のののーさんのコメントはかなり的確だと思いますよ。私は一番打者には中距離バッター推奨派なんですが、初回以外においては前の打者が投手なだけに既に1アウト・2アウトの状況が多いでしょうし次の打者はどうしても「犠牲バント型」になるので決定力不足は否めない。となると下位打線でランナーが塁上にいる場合、9番の代打か1番の打力が必要となります。9番2番がアウトになる確立が高い打順ですから、イニングのはじめに3番打者が廻ってくる可能性は高いし、のののーさんの打順の読み方に従うとタイガースの今の打順は非常に的確なキャラと配置だと思います。
ちなみに私の期待は新井選手です。当たりそこないがヒットになるパワーの持ち主がバットに当たる確率の高い打法と、理にかなった重いバットの使用でライトにヒット・HRが増えそう。
逆に目が微妙に追いついていない金本・ブラゼルはチョット不安です。
根が悲観主義なので、「開幕早々監督采配への批判が噴出!」「ベンチがアホやから‥」などという最悪の滑り出しも覚悟していました。
この1勝はものすごく大きいです。
新井選手のバッティングフォーム、エライ変わりましたね。
昨日は携帯で、試合途中から見だしたのですが、(携帯の画面が小さいせいも有ると思いますが)誰だか分かりませんでした。
「こんな奴居たかいな?」と思ってしまいましたよ(笑)。
あとユニフォームの足元がオールドスタイルに成っていたせいも有るかもしれませんね。
昨日一番感じた事は、金太郎飴ではないですが、『どっからでも点が入りそう』
という嬉しい感覚です。
これは味方投手陣に与える影響も大きいでしょうね。
まず打線の左右の人数のバランス良いですよね。
それから色んな打撃タイプの打者が揃っており、昨年の様に、
一人の投手に全員合わない、という現象が減るのではないかと思います。
少なくとも、ニ戦級投手にまで、そこそこ抑えられる、ということが、無くなりそうですね。
城島選手の加入効果は、私が想像していた以上に大きい様です。
これから、さらに、嬉しい誤算を見せてくれそうで楽しみです。
やっと開幕しました、今年はなんかオフが長かった気がしました・・・
しかし昨日の試合は楽しかったです。
安藤にはイライラさせられましたが、やっぱり打ち合いで勝つと楽しいです。
それと新井の大飛球はすごいですね・・・
ドームじゃなきゃ恐らく場外弾になるわけですから・・・
しかしなんというか、2010モデル真弓監督にけっこう驚きがありましたね。
"エース"安藤をずっぱり5回であきらめたことは勝ちへの意思を感じました。
更に内川-村田と続く場面での左の筒井への継投も、凄い意図を感じました。筒井が良いったら良いという監督の確信は、セオリーを超越した確信であると。
出鱈目だと思わせて、実はなにげに監督がいいぞ、今年は。
昨日は真弓、尾花両監督の「絶対勝つ」執念が伝わるほどの素晴らしい試合でした。
鳥谷送りバント、安藤→筒井などの継投、桧山→矢野の代打の代打。私も真弓采配、高評価です。
外野の守備固めをどうするのかを気にしてました。マートンを最後まで、藤川俊をライトで起用したトコに今後の展開が垣間見えたかな。
新井の天井弾は…ラッキーくさいですね(笑)
デイリーでは記事になってましたが
1回裏マートンの初打席に赤星のヒッティングマーチが流れました。なかなか粋なことやってくれます。引退試合を固辞した赤星への最大の餞別でしょう。数々のチャンスを生んでくれた赤星のヒッティングマーチにもお疲れ様とい言いたいです。
幾らキャンプから好調でも。
幾らオープン戦で結果を残せてても、一つのストライク、一つのアウト、一つの打球処理、一つのヒットが
出るまでは新人君もベテランさんも不安なもんでしょうね。
ましてやチームは一つの勝利。
やっぱり開幕星は気持ちいい(笑)
大フィーチャー(笑)ありがとうございます。この打順が監督の意図かどうかはさておき、現実に点が取れているのはこのような形で機能しているからだと思います。
今年は先発は5回まで、藤川以外のリリーフ6人が1試合おきに1回ずつ投げる、というくらい割り切った方がよいのかも。この2試合で唯一気がかりなのは、浅井が使われていないことです。