ネタ枯れ時期の新聞サイト。今朝、抜群に面白かった記事はデイリーの井川・遥人対談。
(1)井川慶氏 遥人爆発で優勝できる!未来のエース候補にハッパ
(2)井川慶氏 「29」後輩・遥人へ投球術伝授「最初からいい球を見せない」
井川という投手は、本当に面白いピッチャーだった。根っから純朴な好青年のクセに、無理にひねくれたりするところも微笑ましかった。変人伝説は数知れず、それを見ているとコミュニケーションに問題があるのではないかと思ってしまうが、寮長や食堂のおばちゃんから愛されていたのが井川慶という人物の本質だと思う。
この対談では、戦術的なこと、テクニカルなことにも触れているが、それよりも「遥人君」がどんな悩みを持っているか上手に引き出し、自分はこうしていたよという話を、押しつけるでもなく「考える題材」として提供している。そして、やんわりと「遥人君」に大丈夫なんだよ、できるんだよ!と勇気づける言葉をかけてあげている。
高卒で二軍、一軍、エースへとレベルアップし、メジャー移籍以後の苦労、独立リーグでの若手との交流など、井川の経験値は侮れない。この対談企画は、今後の井川を変えるんじゃないかな。井川が現代の若手を指導するのに適した資質を持っているのを十分感じさせるから。
遥人は参考になる金言がいっぱい聞けて良かったね。遥人の「貸借」が逆になれば優勝できる。やりがいあるな!
コメント
遥人が20勝した時の井川のような活躍をしてくれると、それは即ち優勝に直結しますね。
今年の後半はバテてたようなので、走り込みをしっかりして体力強化して、来年を飛躍の年にして貰いたいです。
対談を読んで井川という投手が若手時代に、見えないところで物凄く努力していた事がわかります。
私は03年の優勝決定翌日の先発井川を生観戦しましたが、他の選手が浮かれ気分の中、前日の祝勝会にも参加せず超真剣な投球でサクサク相手打者を打ち取り、凄く短時間でゲームを済ませたピッチングが一番印象に残っています。
05年のVの時も胴上げに参加しないなどで物議を醸しましたが「少し変わっているけど自分自身にはストイック」それを徹底していた投手だったと思います。
遥人投手はパーソナルトレーナーをつけていない事に逆に驚きましたが、20勝投手井川の金言をしっかり取り入れ、是非彼以来の20勝投手へ上り詰めて欲しいです。
まずは「声出しチェンジアップ」から!
ホンット、この対談記事は面白かった。この飄飄としている2人も色々考えているんやと。当たり前ですけど。
井川が上手いこと話を引き出してアドバイスしているようにも感じ、コーチもいけるんじゃないの。実績はもちろん、まだまだ実際になげられそうやし。
井川は、入団時に腰に大きな故障を抱えていましたからね。
人一倍、身体のケアには繊細になっていたのかも知れません。
この2日間のデイリーの連載、面白かった。
どうしてもマスコミもファンも、背番号29の影を追って、高橋遥に
井川を重ねるのかも知れませんが、井川は井川、遥人は遥人なんですから
まず、高橋遥人と言うピッチャーを確立して欲しい。
この連載を読んでて、高橋遥人と言う選手は自分を客観視できる能力に
長けているという印象を持ちました。
今の自分がどういう弱点があり、どうしたいか・どこに改善点が見出せる
のかをチャンと分っています。
勿論、まだまだ発展途上の投手である事には違いないのですが、自分に
足りないものを十分に理解しています。
井川の真似をするのではなく、アドバイスを咀嚼して自分のものにすれば
良いと思いますよ。
対する井川も、自分の言葉を四角四面に捉え過ぎないようにとの心遣いが
垣間見えて、遥人に対する期待が感じられました。
現在どこにも属さない立場ながら、現役引退は表明していない井川。
これは私的には意外でした。
もっと早く現役に見切りをつけて「後は自由気ままに生きていきます」と
野球から離れるのかと勝手に思ってました。
指導者として縦縞を着て欲しいですね。