安心と信頼の「阪神遅咲きキャリア野手」

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高校から大学に進み、その後社会人に進んでからプロ入りする「遅咲きキャリア」の野手がいる。誰の目にも明らかな素質とか、恵まれた体格はなく、しぶとく野球を続けて努力を重ねるうちに上達して伸びてきた選手。それだけに、プロでもけっこう息長く活躍するパターンもある。
阪神の場合、この大学→社会人→ドラフトのパターンがかなり少ないほうだ。ここ10年では、糸原健斗(2016年5位、明治大→JX-ENEOS)、近本光司(2018年1位、関西学院大学→大阪ガス)、木浪聖也(2018年3位、亜細亜大→Honda)の3人だけ。
20年前まで振り返っても、赤星憲広(2000年4位、亜細亜大→JR東日本)、沖原佳典(2000年6位、亜細亜大→NTT東日本)、萱島大介(2002年11位、福岡大→ローソン)、庄田隆弘(2003年6位、明治大→シダックス)が加わるだけだ。
こうして見ると、「当たり」確率がかなり高く、1年目からバリバリやった選手が多いのに気づく。
だから、今年のドラフト6位で指名した中野拓夢(東北福祉大→三菱自動車岡崎)には期待が高まる。
二遊間、守備型、強肩、俊足、巧打。上の糸原、木浪、北條、同学年の植田、下の小幡との激しいポジション争いになる。先輩たちと同じように、1年目からレギュラー奪取なるか。数年すればさらに下からは遠藤や髙寺も突き上げてくる。
守備が弱いとされる阪神だが、センターラインの端と端はゴールデン・グラブ級がいる。あとは中間がカチッと決まってくれば、そうガタガタになることはない。
中野には競争状態をさらに加熱させるハイパワーの燃料になってほしい。

コメント

  1. ジュビロタイガース より:

    社会人が金属バットの頃は、大砲候補と言われても、全然打てなかった選手がパにいたイメージ。
    最近は、守備型の選手が試合に出る機会が多くもらえるイメージ。しかも、意外とバッティングがいける。

  2. 虎轍 より:

    中野がキャンプから守備の巧さを発揮し、オープン戦で打撃で力を発揮したら開幕スタメンも有り得ますからね。
    遅れてきたルーキーがグラウンドをところ狭しと躍動してくれる事を期待したいですね。
    そこに負けん気の強い小幡が打撃力を身に付けて対抗するのか?木浪が対抗するのか?
    はたまた植田海が覚醒するのか?
    糸原には粘り、選球眼があるし、ツボに入った時のパンチ力もありますからね。
    キャンプから熾烈な競争になると思いますね。
    疫病退散!
    頑張ろう日本!

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