連勝カード先勝20勝一番乗り

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【内田雅也の追球】「真綿で首」の選球で攻略した阪神打線 光った2ストライク後の見極め(スポニチ)

内田編集委員の記事はいつもいい。

《映画にもなった『マネー・ボール』(マイケル・ルイス著、ランダムハウス講談社)で選球眼を「野球の成功に一番直結する能力」と位置づけている。四球は投手が制球を乱しただけで打者の功績ではないとする<反論>は<間違っている>とあった。選球眼はフロントやコーチの指導、選手の姿勢で身につくのだろう。》

確かに。とくに相手バッテリーが得意とする配球と、自分に対する攻め方のパターンについて分析ができていれば、次のボールへの待ち方が変わる。そこらあたりを「予測パーセンテージ」にまで落とし込めていれば、どの球を狙い、どの球をファウルで逃げ、どの球を見極めるかの準備ができる。その「準備ができている」という自信が相手バッテリーに伝われば、捕手は出すサインに自信がなくなり、投手は不安の中で投げることになる。おのずと制球が乱れて打たれやすくなったり、怖くなってボールになったりする。

理屈ではそうだが、そこに結果が伴うとは限らない。今の阪神はやたらとうまくいっているが、そのきっかけはどこにあるか。私は間違いなく「輝明のバカ振り」にあると思う。正しく投げれば空振りを取れるアンパイだが、間違うとかなりの率でホームランにされる。9人に1度そういう打者が回ってくるというのは、投手にとっては単純に「怖い」し、平常心をかき乱される。
振っても悪びれず、三振しても周りから「いいぞもっと振れ」といわれる。そんな存在がいることで、ちょっとした失敗でチームが暗くなることはない。やられてもしおれることがない。
だから、12球団20勝一番乗りするチームは、実は輝明が引っ張っているのだ。

コメント

  1. 虎ジジィ より:

    なるほど「輝明のフルスイング」がアクセントになっているのか!?更に後ろに得点圏5割打者が控えるのも相手バッテリーには恐怖でしょう。

    試合は、点差以上の差を感じたゲーム。
    先制〜中押し〜ダメ押し〜鉄壁リリーフで、サッカーでいう「(点差こそ少ないが)殆ど相手ゴール近くでゲームを支配」という感じの内容でした。

    先発秋山は、素晴らしいコントロールで無四球、奪三振は少ないが撃たせて獲る「秋山らしさ」全開の好投。
    ただ8回に入り途端に疲れが見えたのは今後の課題であり、ああいうゲームを1人で投げ切れば「エース」と呼ばれる存在になれる素質があるだけに、本人には悔しさも残ったマウンドだったかな?

    対する九里も本来は秋山と同じようなコントロール投手ですが、昨日は輝明恐怖も影響したのか!? 微妙なコントロールに苦しみ
    全て四球絡みでピンチをつくり、そこをタイガース打線に上手く突かれた感じ、秋山とは対照的「らしくない」投球にコチラは救われました。

    守備走塁もGood!
    中野のファインプレー2つ、梅ちゃんバズーカ、佐藤輝のフェンスギリギリキャッチなど投手を助ける守備も多く、塁に出ればチョロチョロと前を目指し相手投手にプレッシャーをかける。
    そういう当たり前を当たり前に出来ているから今の成績がある事を確認しました。
    大山のエラーはありましたが、記録員によってはヒットでもおかしくない当たりだったし、
    糸原のポジショニングの良さも光った。

    ショート中野は使うほどに守備が上達している感じ、終盤の守備固めで木浪に代えるのだけは謎采配です。

    さて得意のデーゲームであと2つ しっかり勝ち切ろう。

  2. 虎轍 より:

    祝!球団初の4月での両リーグ最速20勝一番乗り!
    タイガースありがとう!
    打線がボディーブローのようにコツコツと初回からタイムリーを重ねていけたのが良かったですね。
    佐藤輝明にホームランは出なかったですが、ヒットが出てきて対応力が出来てきたかな?今日は試合が出来るなら狙ってええんやで!(笑)
    秋山は惜しかったなぁ…
    完封、完投が狙えてただけに勿体無いね。信頼を勝ち取る為にも8回は投げ切りたかったね。次回は完封、完投を目指してや!
    サンズはアウトカウントを間違ってるんちゃうか?って感じの走塁やったけど、ナイスラン!GJ
    今日は天気が心配ですが、試合があるなら勝とう!
    疫病退散!
    頑張ろう日本!

  3. こうさん より:

    昨日の試合は結果以上にワンサイドゲーム。まるで数年前に広島に面白いようにされてたような。脚でかき回し、しっかり送りバントを決め、ホームラン無しで加点して、隙のない守備をして、「気が付けば負けていた」と広島に思わせる試合。…気持ちいいねぇ。

    数日前に秋山には「伊藤に席を譲るな。自分の席は自分で守れ。」と書いたが、間違いなく伊藤効果が秋山にもあった。あの完投勝利はタイガース投手陣の大きな刺激になった。

    俺は西をエースだとは思っていない。もちろん生え抜き・外様関係なく。エース不在のタイガースだから西がエースと呼ばれているだけだと思っている。エース級のピッチングをすることはあるが続かない。エースの振る舞いはエース級だと思っている。

    何が言いたいかというと今のタイガースは「誰でもエースになれるチャンスがある」ということ。本当のエースが誕生した時にタイガースの黄金時代が始まると思っている。

    ファームでは藤浪が4四死球。これを一軍で披露したら「やっぱり今年も藤浪は…」となっていたはず。だから矢野監督はスッパリとファームに下げたのかな。「中継ぎを経験して先発に戻ったからこそ、中継ぎの重要さを理解できた。」と発言して生まれ変わった、と「思わせてくれた」藤浪。いよいよ本当に変わらなければいけない時。

  4. なかっち より:

    今年のタイガース打線が本当に良く繋がるようになってきてますよね。去年と何が違うのか?糸井がマルテに変わり、ボーアがサトテルに変わり、木浪が中野に変わったくらい?
    その中でもサトテルのフルスイングがチーム全体に浸透し、相手投手に少なからず恐怖心を与えているのは間違いない。
    特に九里のような投手はコントロールを間違えたらやられると心理的に思うんでしょうね。秋山が読売にやられたのもそれが原因だったのかも。

    終盤ヒヤリとする場面もありましたが、秋山の課題やと思います。あの展開で完投出来るようになれば秋山株はもっと上がると思います。
    20勝一番乗り。勝つことは良い事。なんですが、あまりお釣りがある戦い方とは今のところ言えないと思います。
    少しレギュラーと控えの選手の差が開いてきたかなと思います。積極的休養は外国人だけではない。チームの柱になってほしい近本、梅野、大山、糸原以外の選手には積極的休養を与えてほしい。
    (もちろんこの4人も試合展開によっては途中から休ませるのもありです)
    マルテ、サンズ、サトテルの変わりには陽川、糸井、板山、原口の中から使って欲しい。

    読売との戦い方の違いは、読売はまだまだ余力を残しながら戦っているように感じます。タイガースは控えの選手が出場して即結果が出せる状態ではない。控えにも打席に立てる機会を与えていかないと。特に原口は打席にほとんど立ててないから。
    首脳陣の手腕に期待したいです。

  5. ジュビロタイガース より:

    秋山は先週の巨人戦では、低めの変化球を見逃されて苦しくなってましたからね。昨日は逆に打線がしてやったりですかね。

    しかし今年は、森下にも球数を投げさせてますし、集中打やツーアウトからの得点と、チームとしての意図や粘りが出来てきてると思います。 

    犠打は多い方だけど、糸原はまだ0ですし、積極走塁も目立つし、マルテの守備は見違えるし、佐藤輝を始めルーキーの活躍。昨年2位より、かなりレベルアップしてます。

  6. 岩修 より:

    確かに糸原初め皆ボールを選ぶなと思ってました。と同時にファーストストライクを叩く事も多く、皆良く分析してるんですね。前半の攻撃も糸原にかき回され、サンズに打たれる。さらに二回はその糸原にタイムリー。
    そしてtoraoさんも書かれたキーパーソン輝明に大飛球を打たれた九里。
    好投手だから5回まで投げきったけど疲労困憊と思う。中野のファインプレーもマルテのベースに当たる難しいゴロ処理でのバックトスかっこ良かった。
    輝明のキャッチ、渋いタイムリー。相変わらず得点圏の鬼梅ちゃん。
    でもそれは、秋山にザキ、スアレスの投手陣の頑張りがあったからなのか。あるいは攻撃陣への信頼が好投を導くのか。
    ただ一言。良い勝ちに感謝です!

  7. 西田辺 より:

    一つ間違えると、な打者が混じるだけでバッテリーも相手チームもムズムズ
    するもの。
    佐藤の前には
    首位打者目前 糸原
    魔の選球眼 マルテ
    虎の中軸 大山
    破壊力抜群 サンズ
    がいて、後ろには
    得点圏の鬼 梅野がいる。
    開幕直後は、佐藤だけには打たすまいと言う攻めも多く見られましたが、それでは
    阪神打線を抑えられないと、ようやく気付いた感があります。
    でもそうすると各打者に対するマークが薄まるだけで、却って各打者を楽に
    させている。
    強いチームと言うのは、往々にしてそんなバランスを作り上げているもので、
    誰か一人を抑えれば勝てるという構造にはなっていません。
    久々に、見ていて楽しい打線になりました。
    出来るだけ長く楽しませて欲しいものです。

  8. とらかっぱ より:

    佐藤輝のバカ振り効果ですか。なるほどね。確かに昨日の九里は苦しそうだった。際どいコースを悉くボールとコールされ球数は嵩んでいく。追い込まれながらも何故だか上から目線のタイガース打者がファールを重ねながら打てるボールを待って最後は仕留める。いい意味で相手を呑んだ野球が出来てます。佐々岡監督は変化球が多いとボヤいてましたがこれも追い込まれた心理からかわそうとした結果の配球だったのかも知れません。

    一方秋山の気合い乗りはよかった。前回登板の雪辱を果たすべく投げ込んだ球はコーナーにバシバシ決まり140㎞に満たない速球にカープ打線は差し込まれていました。投げる度に発する気合いの叫びが無観客の甲子園によく響き渡ってました。

    あとは近本ですがちょっとスタメンから外してみてもいいのかなって思います。昨日の打席ではもう振り切ることも出来ず当てに行くようなスイングで悩みは深そうに感じました。代役が難しいところですが一二番を糸原中野で八番は板山がセオリーっぽく感じます。

  9. 大虎真弓 より:

    テルは何かと話題になるが、交流戦を目前に更なる打撃スキルを磨いてほしい。それはズバリストレート対応だ。
    確かに桁外れたスイングから生み出される豪快なホームランは印象に残るが振り替えるとまだストレートを打ってホームランにしたことがないのだ!
    これはパリーグと戦う際に不利になるだろう。
    せっかく入団して二軍で調整しているアルカンタラがいるのだから専属バッティングピッチャーとして活かしたらどうか?
    勿論小林初めストレートが早いピッチャーは沢山いるから打者、ピッチャー双方に得になると思うが?(笑)