2月8日に新庄ハムと練習試合

スポンサーリンク
定期投稿

連日伝えられるビッグボス情報に思うのは、新庄監督は本当に興味のあることへの探究心がすごかったんだなということ。外野守備の意識づけのすごさ。
常識とか既成概念とか周囲の目とかに囚われることなく自分の頭で考えることができる人のことを頭がいいという。バカ扱いされていた(自ら進んで演じてもいた)新庄だが、こんなに頭のいい人はそういないだろう。
楽しいから自発的に考えられる。自発的に反復練習も楽しく継続できる。楽しくやっているから試合でも乗れる。乗れるから結果も出る。結果ができるから楽しい。楽しいから自発的に……そのサイクルを作ろうとしているのがよくわかる。
個人の特性を見極めて、それぞれがそのサイクルに入れるように巧みな操縦をしていたのが野村克也氏だった。新庄監督とは「皮」の部分では大きく違うように見えるが、「実」とか「根」の部分ではよく似ているように思う。
矢野監督は日本ハムの3アウト目に着目していた。1イニングでたった3つしかないアウト後のプレー。そのひとつをただベンチに帰るための動作にしてしまってはもったいない。それをも練習の機会にすれば、試合で身につけられるものも増える。まさに既成概念の外にある発想で、日本全国のプレーヤーはすぐにでも真似するのがいい。

さて練習試合。いいね。何がって、キャンプイン1週間で対外練習試合を組むこと。キャンプで毎日毎日何を練習しているかっていうと、「試合でできるようになる」。だからどの段階であろうともどんどん試合をして、「練習のときにはできるのに試合になるとできない」を経験し、その理由の解明に挑み、試合でできるようになるために練習の方法を改めていく。それが重要。

ごくごく当たり前のことなのに、なぜか日本では「稽古が大切」となってしまう。練習は嘘をつかないというが本当だろうか。「練習さえしていれば大丈夫だ」人はいいよう解釈しがちで、見たくないことから目を背ける。練習は嘘をつかないかもしれないが、練習する人は自分勝手に騙されることがある。
だったらどんどん試合をしたらいいのだ。嘘だかどうだかすぐにわかるし、修正ができる。試合ほど練習になるものはない。もちろんそこで得た課題は、別の時間を使って効率良く、重点的に練習したらいい。結果に対して評価を下すだけが試合の役割ではない。
新庄ビッグボス率いる日本ハムとの練習試合、学ぶべきこと刺激になったことがたくさんあった。

コメント

  1. 虎ジジィ より:

    解説の藤川球児も新庄BIG BOSSのエンタメ力、指導法を評価していたのが印象的でした。
    新庄本人もノムさんにキャンプで投手をやらせて貰い打撃の調子が上がった経験があるので、この時期は守備位置や打順をシャッフルしながら楽しませ、選手の気分を乗らせる上手い手法だと思いました。
    外野OBがうるさいタイガースではなかなか出来ないアイデアです。
    ただ我々世代は現役時代の新庄の弱い面(メンタル)も知っているので、シーズンが始まってチームが低迷し「新庄ダメじゃん」などと言われ始めた時に「監督に向いてないので辞めます」とならないかが心配です(余計な心配ですが)。

    試合内容はレギュラークラスの近本・佐藤輝・大山・糸井が持ち味を出し、高寺も非凡な打撃をみせました。
    特に大山の引っ張った大きなファール2本の後、快音を残しての引っ張り込んでのHRは今季の状態の良さを感じました。

    投手陣は期待の大きい面々だっただけに少し残念。
    期待の湯浅は抜けた変化球を撃たれましたがストレートは威力があり微調整で化けると思いましたが、浜地は相手打者に殆どジャストミートされていたので、もう一度しっかりした調整が必要だと思います。
    他の投手はまあこれから合わせて来るでしょう。

    試合は最高の練習!
    これはどんな競技でも言える事なので天気に邪魔されずどんどんゲームが出来ると良いですね。

  2. アルスタ より:

    この時期のゲームだから結果が全てではなく意図が重要であることを繰り返し話した球児の解説が良かった。ただABCのアナウンサーは空回り。

  3. 西田辺 より:

    まぁ、他所の監督の事は別段どうでもいい。
    どういうチームにしたいのか、どういう野球をやりたいのか。
    実際人間がやる事ですから、思うようにいかなかったり思った以上の
    結果が出ることもあるでしょう。
    そちらはそちらで頑張って下さい、としか言いようがありません。
    昨日見てて、何となくですが金本政権1年目の空気に似てるなという
    感想を持ちました。

    この時期の練習試合、勝負事は勝つに越した事はないけれど、それより
    昨日も書いたようにアピールするべき選手が、殆ど見せ場なくマイナス評価
    しか残せなかった事にガッカリ。
    近本や大山、佐藤輝がローテ争いの相手投手を打ったところで「あ、そう」
    くらいの感想しかありません。
    彼らにしても、シート打撃の延長くらいにしか思ってないでしょうし。
    ピッチャーにしても野手にしても、ブルペンやフリー打撃同様、失敗しても
    次があるような気分でグランドに立っている気がして仕方がありません。
    凡退やお粗末な守備をしたら、そこで終わりなんですよ。
    高めに浮いて痛打を喰らったら、そこで終わりなんですよ。
    どういう心持ちで、練習に取り組んでるのか。
    宜野座キャンプに組み入れられたからと言って、この一年何の保証もない
    んですよ。
    精神論だけでは強くも上手くもなれないけれど、1軍ボーダーラインの選手
    から何も感じるものがありませんでした。
    一度彼らに問いたい。
    「本当にレギュラーを奪うつもりでこの場に立っていますか?」と。

  4. 岩修 より:

    先発の及川。立ち上がり球が上ずり落ち着かない初回だった。無死満塁から2人抑え、ワンボーロンはフルカウントになり、最後の外角低め渾身のストレートは僅かに外れ押し出し、そして被タイムリー。細かなミスが命取りになる世界だけど一流の階段を少しずつ登ってくれたら良いと思う。
    近本、大山、サトテルの打席での落ち着きが印象に残ったけど後は?
    まだ冬だけにアピール組はもっとアピールしないと観てるほうも寒くなる…。

  5. いわほー より:

    昨日の試合で新庄がどんな立ち居振る舞いするのか興味持って見てましたが、意外と試合中は控えめでしたね。(あのBIG BOSSカメラはやり過ぎだと思うけど)
    近本のちょっとアウトくさい内野安打の時、新庄が密かにハートマークでリクエストジェスチャーしてたのは笑えた。
    良い悪いではないけど、彼の野球脳はちょっと別次元。
    ファイターズも決して客寄せパンダとしてだけで招聘した訳ではないと思います。
    で、タイガースの方は、まあ、これからだよねー。(そだねー)

  6. 虎轍 より:

    及川は新庄ビッグボスがランボルギーニで到着したから初回は緊張したんかな?
    ええ部分もあったし、悪い部分もあった。練習!練習!
    佐藤輝明は今の打撃を続けていって欲しいですね。
    島田はエラーした後も懸命に!気持ちを切らない!
    若手投手陣も課題を見つけて練習!練習!
    江越!練習!練習!
    疫病退散!
    頑張ろう日本!

  7. より:

    BIGBOSS新庄はコメント読んでてもいろいろ勉強しているのが分かりますね
    のむさんから影響を受けているのも伺えてほっこりします

    阪神タイガースはあの辺の技術的な話を外に出したがらないですよね
    藤川球児がアレだけいろんなことを考えてプレーしているなんて引退して解説聴いて初めて知ったので(考えてプレーしているとは思っていましたが想像を遥かに上回るレベルで考えられていた)
    この辺はチームや個人の方針もあると思うので難しいところですが、知っていたらもっと藤川球児の登板を楽しめたのになぁ、と思ったりもします

  8. 大虎真弓 より:

    新庄監督には恐れ入りました!
    外野の送球から始まり赤星をコーチにして走塁や様々な形で選手の引き出しを確実に増やしています。一方我がタイガースは練習に工夫がまだまだ欲しいな?例えばストレートの打ち方でも低めも高めも同じ打ち方では結果がでないで当たり前だろう!折角去年中野がきょじんのピッチャーから高めのスライダーを打ちライトにあわよくばホームランの走者一掃の三塁打を打った試合があったのだからあのホーライスイングを学べば引き出しが増えるのにと考えてしまう。西部の森が何故あの小さな体でストレートに負けずにホームランを打てるのか?を考えれば同じ位置にボールを置いて何球もホームランを打つ練習しても気がつかないだろう?(笑)キャンプでしか出来ない事を反復練習して身に付けるのがこの時期の目標にあるはずだ。
    大山が内角のスライダーを2球ファールしていたがあのボールをスタンドに運べるスイングを学んだり緩急をつけられたカーブを見送るばかりでなく鈴木誠やの様に一度トップを作り直しスタンドに運べる様な練習もしてもらいたい。各自何が足りないのか分かる筈だ!

タイトルとURLをコピーしました