キャンプでのフルメニューもこの日でおしまい。週末のオープン戦2つが終われば月曜は半ドンで1か月のキャンも打ち上げだ。
ケース打撃はなんとしてでも1点欲しい一死一塁や一死一三塁、カウントは2ストライクという想定でやっていた。長坂がうまいことボテボテゴロを転がしたり、スクイズを決めたりしていたのが印象に残った。
逆に投手たちがカウント優位でもなかなか三振を取れ苦労していた。
どうせケース打撃をやるのなら、このように設定を細かくすることで効率を上げられる。いいと思う(カーリング風)。
夜のミーティングでは「自己啓発セミナー」が開かれたとか。このあたりは矢野監督の持ち味だ。いいと思う。
さて、「こうはならんだろうけど」ここまでキャンプを見てきて私が考えるオーダーを書いてみよう。
近本、大山、輝明と「仕掛け早くして吉」の打者が多い阪神において、(本来の調子であれば)いくらでも粘れる糸原のような打者は欠かせない。キャンプを見ていてつくづく思う。そういう打者が二遊間を守れれば言うことなしなのだが、厳密に査定すると「見た目以上の損失」がある。
それは矢野監督も認識していて、下げられる状況なら躊躇なく守備固めを投入しているし、そうでなければ三塁に回して整える。それは仕方なくやっていることなのだろう。
ズバリ言ってしまうとサードを大山にするか輝明にするかなんていう夢のある話をしている場合じゃなくて、現状を素直に考えれば三塁は糸原に守らせるしかないのではないか。二塁は専守防衛でも「見た目以上の利得」がある。
大山を一塁専任にすれば内野はかなり堅くなるし、肩の強さ、送球の正確性、ダッシュ力のある輝明は、もう少し練習を重ねれば抑止力を持つライトになれるだろう。マルテはレフトに回してゲームプラン次第で江越と併用すればいい。試合前半はマルテ、リードした後半は江越を基本とし、守り重視にしたい試合では頭から江越でいったらいい。
1 中 近本L
2 遊 木浪L
3 一 大山
4 右 佐藤輝L
5 左 マルテ(江越)
6 三 糸原L
7 捕 坂本(梅野)
8 二 小幡L(熊谷)
盗塁王(中野)がいない現状だと、こんな感じかなあ。
責任感の強い大山は内野に置いておきたいし、安易に「守るところがない」かのように扱うべき選手ではない。
まあ今キャンプではマルテの外野守備練習をほとんどやっていないようだから、こうはならないだろうが、今からでも準備しておくべきだ。大山に外野練習をさせるくらいならね。
いいと思う。
コメント
選球眼も良く、勝負強いバッティングが魅力のマルテ。
この打線から外しがたい一塁マルテの存在が、ある意味手詰まり感をもたらしているともいえる。
私がDH制導入を支持する理由の一つが、マルテと糸原を組み込まざるを得ない打線の手詰まり感の解決策につながりそうな気がするから。
はい、いささか安直で軽薄なDH制容認理由ではありますが。
なんでも今季からメジャーのナ・リーグでもDH制が採用されるんだとか。
「やってみなはれ」の精神で、セ・リーグでも期限付きで試験導入したらどうだろうか?
それによって救われるタイプの選手が増えることは事実だと思う。
見てる側の感覚だけど、キャンプの1か月はアッと言う間ですね。
やってる方は連日のシンドい練習で、早よ終われって思ってるかも。
今日明日のオープン戦は、是非とも若手中心で行って欲しい。
言い方は悪いですが、所詮オープン戦ですから勝敗に拘る必要もないし
練習試合よりも緊張感のあるオープン戦の序盤で、多くの若手の動きを
見てあげて欲しい。
どうせ、ある時点からはレギュラー陣の調整の場になるんですから。
ボーダー上の若手は、この1~2週間が最後のチャンス。
文字通り「必死のパッチ」でチャンスを生かして欲しい。
今日の中日の先発は、大野雄大との話もあります。
ここで大野を打てば、首脳陣に対するビッグアピールになります。
明日のヤクルト戦は、奥川が出てくるとか。
練習や紅白戦でいくら打ったって、対外試合の1本のヒットの方が
好印象になります。
投手も、ローテ候補の登板回数が徐々に伸びて若手のチャンスが
失われてきます。
レギュラー候補に比べて、決して条件は優しくないけれど、椅子取り
ゲームに勝つというのはこういう事ですから。
レギュラー争いを引っ搔き回してくれる若手が出ることに期待して
週末のゲームを楽しみにします。
糸原サード固定はありだなと思います!
彼は打線を機能させるのに必要なピースだし、
小幡の起用で二遊間の守備力が高まれば、チームの勝率は高まるんじゃないかと。
打つ方はそれなりに魅力的な選手も揃ってきたので
打ててなんぼ、なんてことそんなに気にしなくても興行として充分成り立つかと。
どうせ良いピッチャーの時はみんな打てないんだしね。
熊谷や小幡が打席で粘りをみせればええんですけどね。
それは遠藤や高寺にも言える事ですが、簡単に初球を見逃せと言うんではなく、初球を打てと言う訳でもなく、打席での粘りなんですけどね。
好球必打で一撃で仕留める!打てない球はファールでカットするってタイプは糸原なんかなぁ…
マルテもそれを出来るんですがね。
一ヶ月間滞在の沖縄を離れては寂しくもあり、沖縄最後の試合は若手の感謝の躍動を期待したいですね。
疫病退散!
頑張ろう日本!
個人的には、早撃ち近本の次2番に粘れる糸原、3番に選球眼のマルテを置いた方が相手が嫌がるような感じがします。
これまでも「セカンド守備重要論」を繰り返し言っているtoraoさんの意見には大賛成ですが、既に矢野監督の脳内ではサード大山、セカンド糸原でゲーム終盤に謎守備固めをする事は既定路線のように見えます。
右の熊谷が菊池打法を完全に修得し「2番セカンド」に収まればいろいろと解決するんですけどねぇ。