それもあって完敗

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初回に3ランホームランで先制された直後、先頭の大山が二塁打で出塁し、原口が2-2と追い込まれたあと、直球をことごとくファウルで逃げ、ボールを見極めフルカウントにしてからもなお直球をファウルし続ける。13球目、ストライクからボールになるフォーク、チェックスイングを止める。直球に間に合うタイミングでスイングを始動させながら、瞬間的に判断して体の回転を急停止させつつ、手首を固定してヘッドの回転をロックする。完璧な「止め」だった。
ハーフスイングはリプレイを再生すると「振った」ように見えるのが常だが、この見逃しについては映像を見ても振っていない。一塁塁審の目だけには特異なフィルターがかかったようだ。
「小川を崩した超ビッグプレー」になる可能性がある1球を失った被害はあまりにも大きかった。

しかし、あの誤審さえなければ勝てただとか、この1プレーでシリーズの趨勢が決まってしまっただとか言うつもりはまったくない。
崖っぷちの徳俵から、にじにじっと土俵中央よりに歩み出て、「あと2つは負けられる」緩みにはまったようにも見える。思うに、ファイナルステージで、激戦を勝ち上がったチームがあっさり退けられるケースが多いのは、4番手、5番手の先発投手で戦わなければならないことに加えて、この「ちょっとホッとした感じ」によるところが大きい気がする。アドバンテージの1よりもだ。

6連戦だが、3連戦ふたつと考えよう。2勝1敗の勝ち越しをふたつ決めればいい。頭を落としたからには今日取れないと予定が狂う。肌寒く悪天候も考えられるが、なんとか取り返そう。

コメント

  1. 西田辺 より:

    終わってみれば、一昨日迄のあの熱い戦いは何だったのかと言うワンサイドゲーム。
    先発西勇は、コース一杯にボールを配してはいたものの、元々ゾーンの狭い
    白糸の相性は最悪でした。
    小川のように球威で押し込めるのなら、もっとやり様もあったでしょうが、
    球威に乏しい投手には厳しい条件としか言いようがありません。
    初回2つのアウトを獲ったものの、その後山田・村上と連続四球。
    オスナには3球続けて外の際どい所へ。
    オスナもどこかでインコースが来ると張っていて、若干開き気味に見ていた
    のに、西-坂本のバッテリーはそこに気付かなかった。
    カウントが苦しくなり、これ以上四球も出せないバッテリーが誰もがそろそろ
    インコースで詰まらせに来るだろうなと予測していたところに甘めのインコース
    を投じてしまった。
    余りにも自分たちの都合だけで配球を組み立てると、こうなるよと言う悪い見本
    のようなバッテリーワークでした。
    2回表、大山の2ベースで反撃開始と行きたかったが、粘りに粘った原口の3-2
    からの落ちる球にバットが止まって無死一二塁・・・かと思いきや、一塁塁審山路
    が無情にもスイング判定。
    普段、あまり感情を露わにすることのない原口が「振ってない!」と激高。
    まぁ、あれはどう見ても振ってませんよ。
    以前から誤審が多い事で悪名が高い山路ですが、これは余りにも酷い。
    あれがノースイングだったら試合展開がどうなってたかは分かりませんが、NPBも
    あんなレベルの審判をプロ野球のゲームに据えないで頂きたい。
    昨日のBSの放送で松井秀喜氏がゲスト解説で出演されてたんですが、5回の佐藤の
    打席の時(結果三振)「慣れも必要でしょうが、考え方やアプローチも大切になる。
    今の打ち方だったら何回やっても打てない。ピッチャー一人一人に対する対策が
    必要になる。」と言ってました。
    これは、スイングもそうだけど打席に入る前の準備、すなわち自分に対する攻めや
    状況に応じてのアプローチをもっと考えろ、と言う風に聞こえました。
    毎回同じような攻めをされて、同じような凡退をしている佐藤に厳しい意見を
    貰ったと思っております。
    出来るなら、タイガースの宿舎に行って直接指導してもらえませんでしょうか。
    外国人への不用意なホームラン2発で5失点の敗戦。
    一方のタイガースはヤクルトを上回るヒットを放ちながら、1得点止まり。
    この辺の点の取り方の下手くそさが、シーズンからずっと課題になってきました。
    まぁ、急に改善されるような問題ではないのでしょうが、悪い面ばかりが目立つ
    一戦になりました。
    本文にもあるように、3連戦2カードを2勝1敗のプランで戦うしかありません。
    甲子園に帰るという情熱があるのなら、何が何でも必死のパッチで今日の試合を
    取って欲しい。
    Back to 甲子園!

  2. 虎ジジィ より:

    いや「アレ」は大きかったと思います。
    あの回に1点でも返しておけばコチラの継投策も違い接戦に持ち込めていた可能性は十分ありました。
    原口の粘りに粘って勝ち取った四球のはずが塁審山路の誤審によって台無しになったのは本当に腹立たしい。

    しかし、打線の差は村上だけじゃなく両外国人野手の差もありました。
    12球団の中でも助っ人野手がスタメンに2人入り、しっかり仕事をしているのはヤクルトだけでしょう。
    山田、村上の後にタイガースなら四番を撃っていてもおかしくない助っ人が控えるのはヤクルトの強みですね。

    それにしても西勇の「慎重過ぎる立ち上がり」は残念でした。
    簡単にツーアウト取ってから、山田も簡単に追い込み安心していたら あれよあれよと四球で2人溜められてからのボンは点の取られ方としては最悪。
    あの3点で小川を投げ易くしてしまった。

    まあ終わった事は仕方ない。
    2003の日本シリーズも2連敗から始まって3連勝で縺れた例もある。
    藤浪が流れを変える事を信じて今日も神宮球場へ向かいます。

  3. こうさん より:

    初回、山田へのフォアボール、西は次の村上を意識し過ぎたのだろうな。振らせたい球を振らせられない時の西は、しんどくなる。村上に対してもフォアボール、首を傾げる西。スリーランになった球はストレートでストライクが欲しい西の心情を読まれた一球。

    劣勢だが矢野さんは西を替えなかった。西には悪いが矢野さんは「捨て試合」と判断したのかもしれない。ムキになって大事な中継ぎを使うよりも、先を見据えてベイとの戦いで疲弊した戦力を休ませる日にしたのだ。

    全力で、命懸けで取りに行った原口のフォアボール…絶対に振っていない。原口をあそこまで激昂させた判断、何度も見返して反省してほしい。

    まだまだ矢野タイガースは死んじゃいない。

  4. とらかっぱ より:

    勝って勢いをつけたかったタイガースが逆に削がれてしまった。

    山路審判員のジャッジは論外として、西勇ならピシャっと行ってくれる可能性がある反面、大量失点する事もあり得ると危惧していましたが裏の面が出てしまいました。捕手が坂本であるなら更に表裏が出やすいとも思ってましたが、初回あの場面でオスナへのインローシュートはダメ。外を3球続けて2-1からの配球ではないと感じました。外に反応せず内側を待ってると予想しやすい状況で内に行くならボール気味でないと危ない状況でしたが、外れると1-3になる。インコースの好きなオスナに厳しく行けず狙い打たれた感が強いです。相性の良くない白井球審に山田・村上の打席で際どいコースをボール判定され焦りがあったのかも知れません。嵌れば相手の裏を突きまくる坂本の配球ですが能力が高い投手陣が揃った今のタイガースには正攻法の配球がいい。打席ではヒットを打つどころか粘る事さえできず意図の見えないスイングが目に付く。今シリーズでは使うべきではないと感じます。

    1stステージで相手投手のオアシスとなっていた2番に入れた島田は良かった。昨晩は繋がらなかったけど好調の中野・近本との快速トリオが並ぶ123番はスワローズは脅威に感じると思います。夏場の好調時を引張ったこの並びで最後まで使うのが良いと思います。超積極的野球を掲げる矢野監督の象徴とも言えるような123番で悔いのないラストシーンを見せて欲しいものであります。

  5. yalkeys より:

    山路来てなにやらゆかしすみれ草by芭蕉
    山路居てなにやらおかしあの三振by馬笑

    初回の3ランで敗戦を覚悟しました。山崎のタイムリーで諦めました。勝ちパターンの投手投入を避けたのが唯一の救いでした。
    サトテルのハマスタでの一発も、それだけに終わった仇花でした。
    近本のアッサリ打法も逆効果でした。
    極めつけは坂本のスタメン起用でした。
    個人的に不満タラタラとなり、反省していますが、本日藤浪が覚醒のピッチングを披露し、サトテルが眠りから突如覚め大山も続くことを確信したいと思います。

  6. とし虎 より:

    誤審について、今回のプレーでハーフスイングの判定を30メートル程離れているところから判断するのは難しいのではと感じました。NPBはリプレイ検証の再構築を!

  7. 虎轍 より:

    昨日の試合はヤクルトに負けたのではなく、審判で負けた試合やと思っときます。
    球審白井と一塁塁審山路に壊された試合でした。
    ええ審判の表彰もして、悪い審判(リクエストが覆るのが多いとか)も発表したらどうやろ?
    悪いと言えば坂本の配球も悪かったですね。
    西勇と呼吸が合ってへんし、なぜ西勇に坂本とバッテリーと決めて出場させてるのか?
    球審白井にフレーミングとか分かる筈も無いのにね。
    今日は切り替えて、気負わずに自然体で勝ちにいこう!
    疫病退散!
    頑張ろう日本!

  8. いわほー より:

    藤川球児が話してましたが、登板間隔がかなりあくと微妙なコントロールがすぐに戻らないと。
    もちろん小川にしても登板間隔は空いていたとはいえ、前々から12日に照準合わせて準備万端のヤクルト小川投手に対して、試合そのものがあるのかないのかわからない中での準備では気合の入り方も違ったとは思う。
    西勇自身がどれくらい昨日の登板に向けての準備を整えてきたのか分かりませんが、そのちょっとの違いが案外影響したんじゃないのかな。
    アドバンテージを持つチームが先勝した時点で、追いかける方はかなり厳しいのは間違いないけど、もう一度、月曜日のボルテージで今日の試合を向かって行ってほしい。
    西田辺さんも書かれていますが、松井秀喜さんの『今の打ち方だったら何回やっても打てない』の言葉は、手厳しいけど佐藤輝には金言として受け止めてもらえたらいいね。

  9. より:

    初回は球審との相性もありましたがやっぱり山田への四球がいらんかったですね
    オスナへのインコースが甘々になってしまったのも残念でしたが・・・

    私、ハーフスイングは撲滅したいのでハーフスイングは全部取ってしまえと思ってるんですが、昨日の原口のはハーフスイングですら無い気がします
    ハーフスイングは振ろうとしてやっぱり止めることを指すと思うのですが、昨日の原口は振らない意識の方が強かったと思います(じゃないとあそこで止まらないので)
    アレがスイングならそれこそもうハーフスイングは全部取る、で徹底してほしいです

    まーしかし、チーム総得点がタイガースとさして変わらないベイスターズと違って、スワローズの得点力は凄まじいですね・・・

  10. 岩修 より:

    昨日の夜迄は夢見心地だったのにオスナの3ランで一気に夢から覚めてしまった。さらに原口。身体が前のめり過ぎたから?ヒット9本で1点で相手はことごとくチャンスをものにする横綱野球。昨年、マルテとサンズが20本塁打放ったから良い勝負したのかと改めて思ってしまった。
    ケラーは後ろ姿を見ると、ガンケルが豪速球投げてる様に見えてしまった。
    けれどもケラーと島本は来年の大きな戦力なのは間違い無いと。
    何か皆、あのベイとの熱戦で疲れたのかなぁと感じた一夜だった。

  11. 虎世界一 より:

    矢野監督はあの場面なぜ抗議に行かなかったのかが疑問。勿論覆る訳ないだろうが、選手は見ているし、中断させることで小川のリズムも更に崩せるかもしれない。流れに沿うように次のサトテルが打席に入るようではワンサイドゲームになって当然でしょう。

    • ヒデボー より:

      抗議に行った時点で退場です

    • 虎轍 より:

      虎世界一様こんにちは。
      ハーフスイングに対してベンチを出て異議を唱えると警告になって、塁審に向かって行っただけでも退場になる可能性もあるんですよ。
      で、ハーフスイングはリクエストも出来ないんです。

  12. 星の輝き より:

    もう開き直りしか残ってませんね。
    何かが急に変わることは殆どないでしょう。
    結果は別として2回の原口の後の二人の初球アウトはとても残念でした。
    気持ちの焦りなのか結果を求め過ぎなのか分かりませんが、原口の粘りに何も感じていない安易な攻めに失望しました。
    同じ投手に同じように捻られるいつもの阪神打線でした。
    思ったより彼我の差は大きいのでしょう。
    来期は打席でのタイミングの取り方や配球の読み、取捨選択等々選手個々人のアプローチの仕方は勿論、打者個人のみに任せるのではく、打線として機能するように希望します。
    幸い大山を始め全ての選手が伸び代だらけですし、
    岡田氏は役割分担と適材適所を弁えている監督です。
    このまま並みの選手で終わるのか、更に一段も二段も上に行けるのか来期は大いに楽しみです。

  13. ヒデボー より:

    あの誤審も痛かったですが、その後の佐藤と糸原がいずれも初球に手を出して凡退したのが…
    初球打ちを完全否定しませんが、原口が粘っただけに、どうかと思います。

  14. 大和 より:

    昨日のコメント欄での予想したことでまさに最悪ケースの試合になってしまいました。

    初回に相手打線を起こして、ほぼまんべんなく全選手の試合勘をアッサリ取り戻させました。
    さらに中継ぎ投手も程よく試投でき、ヤクルトにとって最高の初戦だったのではないでしょうか。

    いわほーさんの言う通り、私も西勇輝の長期ブランクが非常に気になっていました。
    最終戦に中継ぎでもいいので投げさせれば良かったのではと思っていました。案の定微妙なコントロールがままなりませんでしたよね。
    しかもやっと調子に乗ってきた矢先でまだ打順が回ってこないのにケラーに交代。
    この辺りの矢野監督の視野の狭さがずっと気になっていました。

    限りなく日本シリーズ進出は厳しくなったと思いますが、藤浪のタイガースラストかもしれない投球をしっかり目に焼き付けて参ります。

  15. 月見草 より:

    審判が酷すぎる 原口の前に、オスナの初球、外角のストライクをボール判定、あれがスリーランを誘発しました
    審判はプロではないのでしょうか レベルか、低すぎます もっと訓練すべきです