誰が始めたのか知らないが、岡田語録はすっかり「言ったまま」書き起こすのが常となる。文字からは人間の発する音声とは思えない「おーん」とか、「どこがや!」とツッコミたくなる「ハッキリ言うて」とか、英語の「as you know」に該当する「そらお前」や「そんなもんお前」とか、通常であれば省くべき余分なものがそのまま書かれ、逆にその言葉がないと誤解を招きかねない主語がカッコ書きで補足される。確かにそれだけでネタとして笑えるのだが、飽きっぽい私はもう結構。中身だけきちんと伝えてもらえたらいい。
選手たちの競争を混ぜっ返して面白くしてくれたのも、就任記念・秋の大サービス。2月になればほんの1か月で、レギュラーと控え、一軍の二軍、今年の戦力とそうでない者、といった仕分けがカチッと決められるという。それぞれのボーダーから外れれば、ほぼノーチャンスだ。
語録を読んで、おかしなおっさんだなあと思っている選手がいるかもしれない。しかし、落選して初めてその恐ろしさを知ることになる。
コメント
岡田語録「アレ」に関しては、「来季はアレ(優勝)よ」とか、「新外国人は4人でアレ(十分)よ」とか、()で補足してくれるので伝わりますが、「おーん」はそのまま記事に書く必要があるのか?少し記者も悪ふざけしているようにも感じます。
まあ、でも「おーん」があった方が親しみが湧くのでアリかな。
秋のキャンプで精力的に動き「3キロ痩せたわ」という岡田監督ですが、これもタイガース愛の表れか。
1、2軍の振り分けを早めにやるという発言は「オフにサボるな」という言葉の裏返し。
選手たちはケガをしない程度に有意義なオフを過ごして欲しい。
2月が待ち遠しいです。
今日のデイリーの元虎番デスクの記事に、興味深い文がありました。
まさに今日のお題と同じく、秋の岡田と春の岡田という事で
懐刀とも言うべき平田ヘッドの談話が載ってました。
今は、マスコミにも選手にも色々言うけど、それは
あくまでリップサービス。
春季キャンプからは全く違う岡田になるよ、という内容。
前回監督の時は、ある程度出来上がった選手が主体に
なっていたけど、今回は発展途上な選手が大半。
これから、どうマスコミも巻き込んでチームを操縦して
いくのか、楽しみでもあり、怖くもある。
岡田を知らない世代の選手たちの反応や、如何に。
料理の話でフレンチに
代表される西洋料理は足し算の
料理、一方で日本料理は引き算
の料理と表現される。
様々な食材を足して複雑なソース
などに仕上げるフレンチに対し
厳選された食材のみを丁寧に
下処理して最低限の調味料のみ
で素材の味を最大限に活かす
のが日本料理だ。
最近 岡田に関する記事を読む
たびに前監督との対比として
このことを考える。
2月に最高の素材として選ば
れる選手は誰になるのか。
ここから約2か月は選手生命
まで決まってしまう期間と
覚悟して過ごしてほしいね。
選手生命って私のような会社員
より遥かに短い。
岡田監督が秋季キャンプのMVPは、そら全員よ。とリップサービスで言うてましたが、それを鵜呑みにしてたら、それこそ「そらそうよ」になりますからね。
褒められてた木浪はラストチャンスの気持ちと言ってたのが、それを感じとったからなのか?
秋季キャンプで課題、宿題を与えられた選手はええが、秋季キャンプが終わっても糸原の名前は出てこない。
梅野を使わない手は無いと言うが、坂本の名前は出てこない。
矢野前監督の依怙贔屓は岡田監督には通用しないって事で、みんなが頑張ってレギュラーを掴み取ろうとする競争は、まさしく現有戦力の底上げに繋がると思いますね。
昔と違って岡田監督最強語録の「そんなんも知らんの?」が出てこないのは寂しいですけどね(笑)
疫病退散!
頑張ろう日本!
ずっと落合さんの監督就任を望んでいた俺だが、どこかで「叶わぬ夢」だということも分かっていた。岡田監督を肯定しまくっている俺に「切り替え早いな…」と呆れている方もいるだろう。星野さんは厳しさでタイガースを優勝させた。もう認めよう、タイガースは「厳しい監督じゃないとダメな球団」だということを。
矢野さんは「皆で強くなろう」という監督。自ら決めた選手の自主性を尊重するという野球、3年間も優勝できなかったのに修正しなかった。変なところが頑固。競争は有ったようでなかった。近本という良い手本がいるのに誰も近本から学ぼうとはしなかった。近本の練習、野球に対する姿勢を「自分には出来ない」と決めた時点でチームのレベルは上がらない。逆に全体的に下がった。矢野さんの4年間で選手から「悔しい」と聞いたこと、近本以外で思い出せない。
岡田監督は根本の「悔しい」という感情を2ヵ月で植え付けた。来年の2月に覚えているか忘れているかは本人次第。まだ何も決まっていないのに「最後のチャンス」と思う選手が増えれば岡田監督の勝ち。星野さんとは違った厳しさ…厳しくも愛情があるということはないかもしれない。
近本の笑顔は天然で笑っているのではない。自信の表れだ。試合後、あの笑顔を何度も見られる来季になると信じている。