たぬきの話

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【内田雅也の追球】歴代阪神監督の最多勝に迫る岡田監督 藤本定義監督が優勝へ導いた1962年との共通項 - スポニチ Sponichi Annex 野球
 前夜、監督通算700勝に達した阪神監督・岡田彰布が今度は歴代阪神監督の最多勝に迫っている。1962(昭和37)、64年とリーグ優勝に導いた藤本定義の514勝で「あと2勝」。藤本は巨人、阪神双方で監督を務めた唯一の人物で、通算1657勝は歴代3位の名将である。

「伊予の古だぬき」と岡田監督が似ているという記事。世代的に藤本監督の時代は見ていないのでなんともいえないが、岡田監督がまだ狡猾さを懐にしまっているのなら楽しみだ。

阪神球団が連覇できないのは、球団を取り巻く関西経済圏やファンの気質が「浮かれポンチ」なところにもある。めったに優勝などしないから、ここぞとばかりに浮かれて、浮かれすぎて降りてこないほど浮かれて、チーム全体も浮かれて、あとは野となれ……って感じ。そしてまためったに優勝などしない。

どうすればこの循環から抜け出せるか。外的な要因も多いため、なかなか難しい。しかし今季のようにリーグ全体が極端な貧打で、ほぼ全試合がロースコアの競り合いになっている状態は、阪神にとっては好都合。おかげで本来ならとっくにふるい落とされているところが、まだ優勝争いの中にいて、それどころか集団のいい位置をキープしている。

浮かれポンチ→空中分解でも不思議じゃないチーム状態だというのに、周囲の状況としてはまたとない連覇チャンスになっている。

岡田監督がそのあたりを嗅ぎつけているかどうか。
ただ単純に「まったく上手くいかんな」とあきらめ半分で捉えていればそれまで。
そうではなく、実際連覇があるとするなら、こういう展開くらいしかありえんもんなと、後半一気勝負に向けて準備を進めているのなら実に面白い。

(もうすぐ)阪神最多勝監督「ナニワの古だぬき」の本心はどうだろう。

あとよろ。

コメント

  1. 虎ジジィ より:

    今日の記事を読んで、ノムさんがヤクルトの監督時代に中心選手だった古田が怪我で欠場〜苦心の采配を振るい勝利〜翌日のスポーツ紙に
    「古タヌキ采配(古田抜き采配)」と書かれ、思わず唸った事を思い出しました。

    カープの新井監督のように誠実な感じも良いけど、監督と言うのはやはり「タヌキ」(真実をはぐらかす)であって欲しいと思います。

    記事にもあるように今季は歴史的投高打低のシーズンで、打てないのはウチだけではなく、ジム仲間の讀賣ファンなども打線を嘆いています。
    こんなに打てていませんが、チーム成績は開幕前の目論み通り「夏まで5割をキープ&特定の球団を走らせない」を達成出来ており、昨季のようにオールスター後にスパートをかければ十分に連覇のチャンスはあります。

    パ・リーグは7月にはマジックが点灯するので全く面白くありませんが、セ・リーグは全球団にチャンスがあり、近年稀に見る大混戦で面白い。

    今日も活きのいい相手奥川に苦戦するとは思いますが、得意の機動力で何とか崩して欲しいところです。
    「古タヌキ采配」に期待します。

  2. 西田辺 より:

    このオッサン、どこまでが本音でどこまでがハッタリか判然とせぬ。
    後付けで「俺って凄いやろ」という材料にすることもあるであろうし、
    マスコミを通じて選手を鼓舞させることもあろう。
    余計な事まで喋らなくとも良しと思う時もしばしば。
    大阪下町の言い回しで記者や周りの者をけむに巻き、またある時は
    「お~ん」や「そらそうよ」と記事にしやすい言語を吐き出し、さながら
    コピーライターのようでもある。
    タヌキと言うには少し人情が深く、お人好しの面が否めない。
    誰よりも阪神を愛し、マスコミに気に食わないプレーを愚痴る時、それは
    市井の阪神ファンと寸分違わない姿を現す。

    さてさて、ノイジーをファームに落とし野口を一軍登録した岡田監督。
    シーズンの半分を貧打で過ごしたチームをどう見るか。
    木浪に代わるショート戦力や、打率1割台二人しかいない捕手のテコ入れや
    先発投手のバックアップと言った問題が解決されていませんが、それを横に
    置いてでも打力アップを図るようですね。
    ひとまず、来週のマツダ決戦までに広島との差を射程圏内に留めておきたい
    ですね。

  3. いわほー より:

    藤本定義さんの時代は存じませんが、藤村富美男さん同様、タイガースファンに長く記憶に留めるレジェンドのお一人ですね。

    古狸を辞書で引くと「①年老いたたぬき、②長いこと経験を積み、ずる賢い人」と。
    岡田さんが長い経験を積んだ点は納得ですが、「ずる賢い人」とある点は、はて?
    毒まじりの皮肉や意味深なことを口にすることが多い人ですが、たぬき的というにはあまりにも腹の内を隠せないというか、隠しきれないタイプのように思います。
    言い方かえると、もっと狡猾な古狸であってほしいなと。
    これからもっと経験値が上がって、いずれ藤本定義さんに匹敵するレジェンド名将になってくれることを期待したい。

  4. 星の輝き より:

    最近たぬきやきつねやうさぎ、熊や鹿や猪やカモシカ、おまけに猿と、岩手の人里で動物たちが頻繁にそして多数目撃されるようになっています。

    山が荒れているんですね。

    彼らが隠れ住むところが多くなっているんだと思います。
    聞くところによると、日本の山は戦時中のエネルギー不足からその殆どが一度禿山になったそうなんです。
    子供の頃、綺麗に裾から見えていた遠くの山が、今は中腹から上しか見えないほど周辺の木々が伸びています。
    有史から伸び続けた木々であるならば、とっくの昔に視界が遮られているはずで、山の木々の樹齢が自分の人生と比べてみても思いの外若かった理由に合点がいきました。

    そこでたぬき。

    たぬきは巷では曲者の印象がありますが、夜間車を走らせていると彼らの動きの鈍さや判断の悪さに結構難渋します。
    こちらは避けようとしているのですが、タイミングが悪く最近も二匹轢いてしまいました。
    朝の道路に横たわる轢死体もたぬきが圧倒的に多いですね。
    実は現代社会は、たぬきにとってとても生きにくい世の中なのかもしれませんね。

  5. 虎轍 より:

    先日の前川の罰金の話がありましたが、それを真に受けて書いた記事でもそうですが、冗談も通じひん記者もどうかなと思いますね。
    それに奮起して次の日の試合でタイムリー2本打った前川は立派ですね。
    フルタヌキには経験の浅い記者ではアカンのよ(笑)
    笑いのネタに通訳を入れたらアカンのよ。お~ん
    今日は狭い球場やから前川、佐藤輝明のアベックホームランいっとこ!
    ガンバレ!タイガース!
    頑張ろう日本!

  6. hi64 より:

    野口は、いきなりスタメンは難しいかもしれませんが、
    準備を怠らず、いざというときに100%でいけるように。
    期待してます。

    タイガースの野手の数少ないストロングポイントは、
    一試合を任せられるレベルの高い捕手が2人いるところだと思います。
    休ませながら使えるし、チャンスに打順がくれば後の守備のことを考えずに躊躇なく代打を出せる。
    本来なら。
    ただ、今は捕手2人制なのでよっぽどの場面でないと代打を出せない(出さない)。
    先日も延長のサヨナラの場面ではさすがに代打を出しましたが、それもかなり久しぶりのはずです。
    もう一人捕手をベンチに入れておけば、
    終盤の勝負どころで、捕手に代打を出せる。
    さすがに自軍の先発投手が投げ続けているときは捕手は代えられないですが、
    リリーフが出てくる終盤ならバッテリーごと代えればいいだけなので、
    さほど障害もありません。
    糸原、原口、渡邉、野口と、打撃で勝負する選手を活かすためにも、
    もう一人捕手をベンチに入れるべきだろうと思います。

  7. タクロー より:

    神宮から弾みを

     2024年ももう半分過ぎますね。打てない、つながらない、点が取れないなあ、と言ってる間に連覇を目指すシーズンも折り返し点ですね。団子レースも8月上旬までの30試合で3チームくらいに絞られてくるんじゃないかなと予想します。打線が上向いてくるはずの7月に快進撃といきたいものです。前川、島田、豊田、野口たちの新戦力が「なんでオレを使ってくれへんねん」とたぬき監督をビックリ仰天、驚かせるくらいの勢いを出してくれるはずです。今日、明日は珍しく神宮でのデーゲーム。虎のクリーンアップの豪快なHRを期待。ぽんぽこポーンと。8月の神宮は花火あるのかな。見に行きたいなあ。

  8. Akira28 より:

    私、小学校4生の時(昭和43年)しょっちゅう藤本定義さんが書かれた本を読んで育ちました。正解なタイトルは忘れましたし、ネットで検索して出てくる中にはないんですが、それはそれはタイガース愛に満ちた少年野球教室的なテキスト本で、今でもよく覚えているのは、ピッチャー・8番論でした。
    この本を読みながら、この人が昭和37年、39年に阪神タイガースを優勝させた監督だとワクワクしながら読みました。
    昭和43年=1968年。
    この年も監督は藤本定義。カークランド入団。江夏が2年目で大ブレイク。
    村山、バッキー、若生、権藤正利が輝いていました。
    忘れもしない9/17からの対巨人との4連戦。
    初戦は忘れもしない江夏の王から奪った日本記録更新の354奪三振。試合はそのまま0-0で延長戦。12回裏、江夏自らのサヨナラタイムリーで勝ち。これで巨人と1ゲーム差。翌日のダブルヘッダー昼の試合は辻佳紀のサヨナラ本塁打で連勝。
    これで同率首位。
    そしてこれも忘れもしない最悪のダブルヘッダー夜の試合。
    バッキーが投げたボールが王の頭をかすめ、荒川がバッキーと乱闘。バッキーのパンチが荒川に命中した矢先、バッキーの小指は骨折。
    急遽、リリーフに上がった権藤の(確か)初球が王の頭部を直撃。
    さらなる乱闘騒ぎを藤本と川上が納めた刹那、打席に入った長嶋が権藤の(確か)初球を甲子園レフトスタンドに逆転ツーラン。
    喧騒にまみれていた甲子園が一気に静まったあの夜は、私は悔しくて悔しくて涙が止まりませんでした。
    バッキーは悪くない。荒川のせいでバッキーの右腕はダラリと垂れ下がったまま。悪いのは荒川だ!
    それになんだ!長嶋の涼やかな顔!
    こんな奴らを僕は許さない!
    翌日は藤本監督の意地の采配で勝ち、同率首位に再び並んだ時は最高でした。
    あれ、もう今日の試合が始まっている。
    藤本定義監督のことになると私の血はたぎりるのですが、今日はこのへんで。
    アリャ、伊藤は既に初回で3点取られてるがな。
    岡田監督!藤本監督に負けないくらい熱い戦いお願いいたします。

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