好循環はどこからやってきたか

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昨日発売のムック。選手紹介記事をちょこちょこ書いた。まだ見てないのだけれど、たぶん誰の分を誰が書いたか記名になってないと思うので、どれ書いたか当てるゲームしたい人は買ってちょ!(笑)

・2025阪神はとてもバランスのいいチームだった。
・攻撃と防御、瞬発力と持続力、大胆と繊細、スピードとパワー、技巧とちからわざ……極端に振れない健全性。
・隅々まで目が行き届いていたのかもしれないし、同心円状に良い影響が波及したのかもしれない。
・とにかく好循環、よいサイクルで時間が過ぎた。
・あえてその起点を探るなら、守備にたどり着くと推論する。
・輝明の打撃向上は弱かった下半身の強化が礎になっている。昨年から継続して取り組んだ守備の反復練習がパワーの持続力となって攻守に実を結んだ。
・内野の守備力向上がはっきりと形になり、いいプレーが投手を盛り立てた。
・「あり得ない」と言われる阪神投手陣の防御率。しかしこれは投手のみによる数値にあらず。そこには守備力も大きく影響している。
・さらに掘っていくと、一塁大山のワンバウンド捕球の確実性に行き着く。
・阪神のセカンド、ショート、サードはギリギリのタイミングの送球を思いっきりチャレンジする。送球はノーバンで届かせる必要はない。高投にだけ気をつければいい。
・手の届く範囲に投げれば大山が捕ってくれるから、握れていようがいまいが、捕ったらすぐに投げればいい。
・重力に逆らわず叩きつけるように投げていいからギャンブルプレーもできる。そのギャンブルに勝てば、次はさらに上のレベルで勝負ができる。
・こうやって能力は上へ上へと伸びていく。
・大山の誠実な捕球が、2025阪神好循環の源だったの巻、おわり。
あとよろ。

コメント

  1. とらかっぱ より:

    突き詰めて勝因を探れば大山に行きつく。全く賛成致します。中野の送球は安定してるけど輝明や木浪、小幡、熊谷は安心感が大きく「ちゃんと投げないといけない」プレッシャーは限りなく小さかったでしょう。私の知っている昭和60年代からのタイガース歴代一塁手の中でも捕球は一番上手い気がします。ゴロ捕球は藤田、捕ってから送球はシーツが上手いと思いましたが、そこでも引けを取らないレベルでしょう。

    輝明に関しては田中コーチの指導も大きいのだと思います。今季から構えを左足を前に変えました。そのお陰なのか、三塁手の一番映えるプレーである三塁線への反応が速くなり飛びついてからの一塁送球で、唸るプレーを幾度となく観ました。肩は強かったけど手投げで安定感がなかったのを、ステップを使い投げる事でブレなくなった。もしかしたら名サードだった小谷野コーチの助言もあったかもしれませんが、選手として実績は華々しくなかったけどコーチとして優秀なのでしょう。前半戦は避難轟々だった三塁コーチも終盤戦ではかなり的確な指示が出せてたように思います。キャラ的に軽いイメージですが信頼できるコーチになったようでうれしいです。

  2. 虎ジジィ より:

    ムック本早速買いに行こうと思います。toraoさんの記事を当てる自信はあります!

    今季独走出来た要因はたくさんあると思いますが、内野手がヒット性の当たりをことごとくアウトにした事がものすごく大きかったのは間違いないです。
    佐藤輝の守備力向上、小幡の強肩、大山の安心感、そして何といっても左打者が多い昨今においてセカンド中野の守備範囲の広さは圧巻でした。何度も「1.2塁間抜かれた」と思ったらそこに中野が居てアウトにしてくれ、タイガースの1.2塁間をゴロで抜くのは無理なんじゃないか?と思わせる程中野の動きが良かったです。
    小さい身体ながら故障しないところも助かりました。

    故障に関しては「藤川マネジメント」効果で、主力に故障者が出なかったのも他球団に差をつけられた大きな要因だったように思います。

    2023年の時もMVPを選ぶのが難しい程全員が頑張ったけど、今季も数字の上ではおそらく佐藤輝が受賞するとは思うけど、「影のMVP」を挙げるとキリがない程出てきます。
    野手では近本、中野、森下、大山、坂本。投手では才木、村上、及川、石井、岩崎など、誰か一人でも欠けていたら独走は出来なかったでしょう。

    この「黄金期」を持続する為には、そろそろ下降線に入るであろう「94年組」の次=ポスト94年組の育成でしょうね。まあそれはポストシーズンが終わってからですね。

    • 虎ジジィ より:

      「ムック」買って来て、「当ててやる」と張り切って読んでたら「文/菅野徹」って小さく書いてあるじゃないですか(笑)。

      • 鳴尾浜トラオ より:

        書いてありましたね笑 いま、見本見てました。でも小さいのは入ってませんね。あれも書いたのありまーす。

  3. 星の輝き より:

    これほどまでに「愚直」という言葉が似合う選手は今までいただろうか?
    打撃でも守備でもそして走塁でも決して手を抜くことをしない。
    自分に与えられた役目を黙々とそして淡々とこなしていく。
    大山は黙して語らぬ昭和の男の見本のような選手だ。
    そしてその一塁の守備ではもう名職人と言えよう。

    トラオさん仰る通り、今期の優勝の礎に大山の守備があったのは衆目の一致するところだと思う。

  4. 岩修 より:

    地方の自分がムック本手元にあるのはまだ先ですがワクワクです。
    思えば昨年、球児監督が番組内で来年の4番は森下?の問いに嫌々、大山選手がいますからと答えていた。大山自身もその一言が残留の決め手に成ったと。
    本当、大山いなかったら大闇だったと思う。内野守備は大山で完結することで強力投手陣が形成されたのでしょう。
    それを支えた坂本誠志郎。
    12球団1のドラ1クリーンアップに、その中心にはバース以来のホームラン王輝明。
    そして至宝石井大智。更に息子は小さな声でMVPと言った及川。
    これも12球団1の12番近本と中野。
    20年前、球児が星野さんにこれからの僕を見ていてください。必ず阪神の力に成ってみせますからと語った言葉を今でも鮮明に覚えている。
    しかし3、4年前は本気でtoraoさんが監督されたらと思ったのも良い思い出かな。

  5. より:

    かつてシーツ先生の捕球力が鳥谷や今岡を育てたように、大山の捕球力が輝明を育てたと言っても過言ではないでしょう
    優勝が決まった時に輝明が真っ先に大山に駆け寄ったのもそういうことかもと勝手に想像して感動してますw

    チーム全体の守備力アップについては球児が昨秋の就任直後にまず着手したのが各球団の打球傾向の研究だったそうで、やはりシフトの効果は大きいようですね
    中野は明確にUZRを意識しているようですし、来季以降他球団とのこの辺りの攻防も楽しみですね

  6. KAN より:

    ちょうど今朝の朝日新聞に、スポーツ面のほぼ1面を使って大山選手の特集記事が載っていましたね。一般紙にこんなに大きく取り上げられるのは嬉しいことです。

    • タクロー より:

      KANさん、こんにちは。情報ありがとうございます。「5番の献身」読みました。
       なるほど実直という言葉がピッタリくる男です。「アニキ」ではなく、チームを支える「お兄ちゃん」。記事では守備のことには触れられていなかったけど、チームを護る愚直な愚直な大黒柱。甲子園に残ってくれてありがとう、です。ムック本も読まなきゃ。

  7. 虎轍 より:

    大山のFA残留が今年の優勝を実現してくれましたね。
    何故虎は強いのか?大山のFA残留があったから。
    打撃は決め打ちをするから脆いとこもありますが、ドンピシャに当たればなればどこまでも飛んでいく打球を打てますし、右に流してライナーで柵越えも出来る。
    守備も三塁を守ってた時よりも安定感がありますね。
    もし大山が居なければ優勝出来てたかは不明ですね。
    佐藤輝明のホームラン量産も後ろに大山が居たからとも思いますね。
    頑張ろう日本!

    • 虎ジジィ より:

      虎轍さんこんにちは。
      確かに「大山残留」が1番の補強になりました。
      もし、讀賣に移籍していたら5番ファースト大山に座り相乗効果で4番岡本が打ちまくり、ショート泉口の活躍もあり立場が逆だったかも知れません。
      今度は近本を全力で引き止めて欲しいものです。

    • 虎轍 より:

      虎ジジィさんありがとうございます。
      大山の偉大さが佐藤輝明、森下を成長させてるのかもしれませんね。
      前にも書きましたが、ドラ1野手四人衆は北斗四姉弟のようです。
      長兄大山は逞しく強い。
      トキのような優しさを持ち、柔の拳の近本。
      飛び道具を持つ佐藤輝明(笑)
      救世主森下。
      北斗神拳ならぬ北斗阪神拳ですね(笑)

  8. Akira28 より:

    torao さん、良くぞ書いてくれました。
    今シーズンの快進撃は、大山無くして語れません。
    森下、サトテルの手本として、静かに構まえ、寡黙に全力疾走。大山がヤンチャなアイブラック兄弟の良き模範としてグランドでもオフの時間でも、立派な態度を示してくれました。
    バッティングでも、森下、サトテルがブンブンスイングする中、つなぐ野球に徹し、必ずライナーバックも怠らず、とにかく素晴らしいかったです。
    いつぞやにも書きましたが、森下は見ていて一番気持ちいいホームラン。
    一番どぎもを抜かれるホームランがサトテル。しかし、打ってくれて一番嬉しいホームランが大山なんです。
    9/22(月)の試合でファーストでとんでもないエラーをしでかした糸原に大喝入れましたが、あのプレーを見て、ファーストに大山がいてくれる幸せを改めて感じました。
    とにかく素晴らしいファーストは野手を伸ばし、ピッチャーを成長させてくれます。
    本当に大山には感謝しかありません。
    いいぞ!大山!天晴れです。

    • Akira28 より:

      追伸、サウスポーだった息子がいつも大山の関心するプレーをテレビ画面越しに解説してくれるのですが、一番凄いのは、ファーストゴロを捕球して、ベースカバーに入るピッチャーへのグラフトスのタイミングだといいます。
      右ピッチャーと、サウスポーとではボールを受け取る際のタイミングが違う。
      下手なファーストは右ピッチャーでも左ピッチャーにでも同じタイミングでトスしてしまうから、左ピッチャーはファーストベースを踏むタイミングが狂うと言います。
      最悪、ベースが踏めなかったり、ランナーと交錯しそうになったり。
      大山のグラフトスは右ピッチャーにはこのタイミングで、サウスポーにはこの歩数のタイミングで、とそれはそれは絶妙。
      私も何回も息子に言われてその場その場のシーンを見ますが、とにかく大山のグラフトスは素晴らしい。
      巨人なんか見てください。左ピッチャーは取りづらそうです。
      なにか詰まったようにベースカバーに入っていますよね。
      タイガースのサウスポーは、こんな何気ないトスプレーにも大山に感謝しましょう。

      • 星の輝き より:

        Akira28さん

        >一番凄いのは、ファーストゴロを捕球して、ベースカバーに入るピッチャーへのグラフトスのタイミングだといいます。

        なるほどなるほど。
        今度じっくり見てみます。
        ありがとうございました。