
阪神・石井が2億円で更改 来オフにもメジャー挑戦直訴「まだまだ伸びていける自信ある」「結果として還元したい」/デイリースポーツ online
阪神の石井大智投手(28)が12日、兵庫県西宮市内の球団事務所で契約更改交渉に臨み、1億1800万増の2億円で更改。独立リーグ出身の選手で初となる2億円プレーヤーになった。交渉の席では球団に対し、将来的なメジャー挑戦を直訴したことを明らかに...
おう、どん尻指名からの出世物語、どんどん上を目指したらいい。これ以上ないってところまで登っていったらいい。
「ポスティング(入札)」っていうのはあくまでもMLBにおける制度の話で、日本国内の話で言えば「キャンセル料(違約金)」の話というのが法的な解釈だろう。
本来、球団と選手は双方納得の上、しかるべき契約金を決めた上で定期の(FAまでの)独占契約を結んでいる。
基本的に、選手はその期間、球団に縛られるが、球団側は契約金をドブに捨てれば契約を破棄できる。
選手側からの契約破棄は「絶対に」できないかといえば、そんなことはない。国の法律のほうが上位だから、相応の違約金(キャンセル料)を支払えば契約は解消できる。
ただし、その金額は契約金を返せばいいとは必ずしもならない。その選手の評価が高まって、次に契約したい人がいることが明確なら、当初の契約金をはるかに上回ることもあり得る。その違約金に、「独占契約を維持できる権利」という価値が生じるからだ。
本来、その金額さえ選手と球団で折り合えば、いつでも契約は破棄できる。
ポスティングを人身売買だと捉えれば「けしからん」となるが、そうではなく、今いる球団との長期独占契約を終わらせる手続きだと思えば、まあ普通の経済行為だと思える。
ただ、財力が違いすぎる相手に「買われている」のが実態だから、モヤモヤするってのはある。
あとよろ。


コメント
球団からすれば海外FA権でメジャーに移籍されるくらいなら譲渡金が得られるポスティングで、となるのでしょう。
かつてと比べると日本球界もポスティング制度を前向きにとらえる機運が高まってきましたね。
プロ野球選手として一軍レギュラー入りが「上がり」ではなく、もはやポスティングでメジャー移籍が「上がり」という価値観に変わりつつあります。
それを日本球界の衰退ととらえる向きもありますが、私はむしろ日本球界のステージ上がったこととしてとらえても良いと思っています。
どうもまだタイガース選手のメジャー移籍で、しっかり成績が出せた選手(フィルダー、スアレスなどの助っ人選手を除く)がいないだけに、サトテル、森下、才木、石井らがメジャー挑戦で活躍する姿も見てみたい。
およよ・・・そんな中、デュプランティエがSBホークスと契約間近のニュースが。
マネーゲームともなれば仕方がないけど、こうなったら来シーズンの日本シリーズ、ますますホークスへのリベンジ熱量が高まります。