◇7月30日(木)阪神?横浜15回戦(阪神10勝5敗、18時、甲子園、44649人)
横 浜 000 000 000―0
阪 神 100 010 00×―2
【横浜】●三浦(7勝7敗)
【阪神】○久保(5勝4敗)
8時ちょいには試合終了。久保、三浦両投手とも絶妙のコントロールとリズムの良さに、球審杉永もついついストライクゾーンを広げちゃう。そうなると打者も低めの変化球を捨てられなくなる。久保、狩野のバッテリーはそこをうまくつき、低めいっぱいに決まる直球と、そこから落とすフォーク、チェンジアップ、スライダーのコンビネーションでベイスターズ打線を半パニック状態に陥れた。
それにしても見事なピッチング。失投という失投もなく、ほぼ狩野の意図どおりに配球できていた。唯一4回だけ警戒していた内川にシングル、併殺か三振に取りたかった村田に「狙いすぎ」の死球で一死一二塁。ジョンソンを追い込んだ後、2?3までもっていかれたが、あわてず騒がず逃げていくフォークで空振り三振、ギャンブルでスタートさせた走者も狩野が落ち着いて三塁に刺して三振ゲッツーでチェンジ。以後は一人の走者も出すことなく125球12奪三振の完封勝利。まあベイ打線にも大いに問題はあったけど、すばらしい投球だったのは間違いない。
矢野が戻ってきて、狩野が急に良くなったね。面白いなぁ。昨日なんて構え方が違ってたよ。腰を落としてしんどそうな低い構え、上半身をきゅっとすぼめて、さあ来いと球を呼ぶ。好投して談話を求められるたびに、「狩野のリードが良かったから」と言ってくれる久保の正妻の座を守りたいという気が出ていたね。低めのボールに対して、腕を動かさずに上蓋を閉じるようなキャッチングでずいぶんストライクと言わせていた。手を抜かず、丹念に受けていた。2連続完封の立役者、ナイスリード!
2点目は守備ミス絡み(狩野の右中間「センターフライ」をお見合いで三塁打)ではあったけれど、8番平野が技ありのタイムリー。逃げ落ちるボール球のフォークをクロスステップで踏み込んでテコを使うように引っこ抜いてライト前へ。走者を出すとギアチェンジする三浦だけに、「失投じゃない球」を点にしたのが大きかった。この1点がなかったら展開も違っていたかも。
いや、やっぱりスミ1で完封できたかな。初回の1点は赤星の1点。タイガーススペシャル。インロー直球に腰の回転鋭くセンター前クリーンヒットで出塁すると、すかさず二盗。関本がするっと送って、鳥谷の浅めの右飛で帰ってきた。2球、2球、2球。たった6球。三浦にしてみればシングル1本で、何も悪いことをしてないのに1点かすめ取られている。
ベース到達時には速度0なのだから、スライディングが減速運動であることは間違いない(ホームを手で掃きながら滑り抜けていく時を除き)。その制動距離の短さ、ブレーキング性能の良さが際だっている。この二盗も送球は悪くないし、映像の印象としてアウトっぽいタイミング。だけど最後の最後までコマ送りして行くと、常識的な結論が覆されていく。減速すべきポイントにきても減速されず、トップスピードのままベースに達し、そこから急停止する。
本塁生還はその走力、制動技術に加えて、状況判断も加わった。鳥谷の右飛は打った瞬間、明らかに飛距離不足だった。しかも吉村は強肩。しかしこの日は珍しく強い追い風。十分な助走を取れないと読んでいたという。吉村は「下がりながら」にならないようにするのが精一杯で、全力の送球ができなかった。クロスプレーになるも読み通りのセーフで、思わず赤星ガッツポーズ。こういう先制点は誰にでもできるもんじゃない。大きな武器がまた一つ戻ったね。
コメント
>8時ちょいに終了。
仕事終わって急いで帰ったのに試合終了に間に合わないなんて‥‥嬉しい悲鳴です。
とくに赤星の復調がチーム全体の好循環に繋がっていますね。
そして、待望の同一カード3連勝、嬉しいけど「相手も相手」なんで‥‥(笑)。
やはり前半戦ことごとくヤラレた、上の3チームをやっつけないとCS進出が見えて来ないかと。
今日からが大切ですネェ。
虎キラーである三浦投手から勝ったのは大きいですね。久保投手のピッチングには脱帽ですね。テンポの良さ変化球のキレもキレキレでしたね。
赤星選手の復調は大きいですね。他球団から見れば昨日のような速攻をやられると驚異になりますね。どんどんやってほしい。
今日から巨人戦、内海・グラが待っていますが、こっちも能見・金村暁両投手で迎えて3タテする気持ちでぶつかってほしいです。
狩野がいいですね。
久保に対して「低め低め!!」とミットで指示し 思いっきり低く構える。
ワンバウンドはキッチリと体で止めて 投手に不安を与えない。
この姿勢に成長を感じます. 何か矢野の復帰で 逆によくなったような。
後は リードのバリエーション。
ピンチになったときに頭がパニくるクセが なくなってくれれば…
急加速・急減速が得意
どこかで聞いたことあるぞ、阪神の各駅停車に使用されているジェットカーと同じだ。
残念ながジェットカーはレッドではなくブルーだけれど。
赤星が走りまくること=作戦の多様化→得点力アップとなる。
きのうのようなパターンでしか三浦には勝てないだろうなぁ。
よかった。
投げるリズムも良かったと思います
狩野のリードもみていて気持ち良かった
今日の巨人戦も期待できそうだ!
昨日の甲子園は湿気や風、気温が良かったのか初回から最終回まで変化球のキレが両投手ともすごかったですね。
変な例えですが、二人とも12回完封ペース。あんなの打てなくてあたりまえです。
今は安藤がエース格とされていますが、試合を作る安定感や調子のいいときの「打てそうになさ度」が能見≧岩田≧久保=金村≧下柳>安藤
に思えて仕方ないです。もちろん下柳や安藤は肝心の一点をしのいでチームを勝ちに導く経験やしぶとさが他の投手より勝っているとは思いますし、総じてローテ・救援とも投手のバランスや力量はセリーグ随一だと思います。
まぁ、誰がエースでも構わないというスタンスなんですが、エースの不安定は黙認でエースの可能性を見せた投手には似たような成績でも冷遇するってのはちょっと嫌な硬直性です。
ある意味価値ある試合だった!
1回のタイガース・スペシャルが機能したことが結果的に勝ちにつながった。久保の投球はよかった。よく、ハシケンと交換でとれたものだ!今日につなげるには、もうひとつのタイガース・スペシャル(金本・新井・ブラゼル)が機能すると、勝てそうなきがする。能見よガンバレ1
三連戦、全イニングTV観戦、第一試合を耐え抜いて最後まで観たのが三連勝につながった(笑)
第二試合、岩田の力投に涙した。同病の星?に感情移入せずにはいられない。
第三試合の久保は小山の再来、いやボールの判定に顔色を変えないところは、小山より勝る。
ナイスピッチ!
ナイスリード!
ナイスゲーム!
久保は久保で、セリーグの打者に対する自分球の活かし方を覚えたようだし。
狩野は狩野で、その久保をどう扱うかが分かってきた感じ。
今までは、久保の多彩さが逆に彼を苦しめていたが、シンプルな配球にしてから
彼の持ち味が出てきましたね。
放れるから何でもかんでも使わないといけないわけじゃなくて、基本的な
中に変則もあるよと思わせる方向に転換したようです。
ここの所、金村・能美・久保とリード面での成長が光ってますね。
やはり「矢野が傍に居る」だけで勉強にもなり、刺激にもなっているのでしょうね。
やっぱり、要がシッカリしてくるとチームの空気もよくなりますね。
その調子、その調子。
久保、ロッテ時代のイメージ通りの投球だったなぁ。ボビーさん、久保はやりましたよ!!
赤星、阪神のリンパの流れがよくなってきました。少し健全になったかなぁ。
狩野、矢野のケガがなかったら今頃、ベンチかファームで微々たるレベルアップしかしてなかったんだろうなぁ。
やはり、若手のレベルアップは実戦(重要な場面)で磨くのが近道だと思うけどなぁ、真弓監督。
若手の「授業料」をケチると、ハードルを越えるのに何年かかることやら(引退待ち?)。
toraoさん、昨日のフォローコメント感謝です(思いも寄らずビックリ)。
4回の狩野の三塁送球には心臓が止まりそうでした!
何時になく素早く切れのある動作で力強く送球したようには見えた。しかし、切り替わった画面を見るのは怖い!
目をつぶった瞬間、新井さんの頭上はるかに越えレフト線に転がるボールを見た。(同じ思いをした虎ファンも多かったのでは)
二塁送球はそれたりワンバウンドは当たり前とわりと心穏やかに見れるようになりましたが、他の動作が加わるともうドキドキです。何とスリリングなキャッチャーやねん。(笑)
たまにG鈴木やD荒木を刺したりするんで捕手として致命的な弱肩とも思えない。日々の反復練習で送球の精度を上げること。昨夜のような実戦での自信は大きい。
あの三振ゲッツー、かっこよかったで!
矢野が戻って狩野より矢野が主になるのかと思いきや,真弓監督少しは見直してしまった。
でも落合とかノムさんみたいに,打てないレギュラーはスパッと引っ込めるような,厳しいところも欲しいんだよね。
暗黒時代にも秋口になるとちょっとは来年に期待を持たせてくれる話題が出てきたもんだし,ちょっと連勝して浮かれてるようではいかん。
首脳陣には強いタイガースであり続けるために必要な手を打ってほしいね。
昨日は珍しく1塁アイビーでした。
こんなときはもっと長い試合が見たかったなって。贅沢な悩みかなぁー。
久保ナイスピッチング。
ヒーローインタビューなれしてないのか喋りが早いと言うか歓声とかぶってたりして聞き取りにくい?まぁー仕方ないかな。