野崎球団社長「速攻行脚」広島&中日の合意取り付けた

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http://www.sponichi.com/base/200407/17/base162778.html
伊良部が右ひざ再検査で緊急渡米。V戦士、今後の処遇は厳しくなりそう。
二軍で故障明けの前川、竹下がフリー打撃に登板。急ピッチで戦力化しないと後がない。
後半スタートの大事な一戦は、白熱の接戦、しかし痛すぎる黒星となった。今の中日は落合監督のチーム運営の妙もあって、常に選手個々が実力を発揮できる態勢にある。普段はニヤニヤ笑いながらリラックス、ここという場面では研ぎ澄まされた集中力でも平常心という「落合っぽい」チーム。阪神としては、それに負けない気迫と集中力で立ち向かわなければならなかったが…。ブラックホールのような大きいミスを2つやってしまっては勝てない。ゲッツーを失点にしてしまった藤本。無死で出た代走で盗塁死の上坂。逆に言えばこれほど明かな敗因はないので、切り替えて集中できればどうってことないのだが、いかにも重い…。
井川は悪いなりに粘って接戦を作った。しかしエースならば、「悪いなり」ではなく最高の状態でこの大事な一戦に臨んで欲しかったし、藤本のエラーの後だけはきっちり抑えて欲しかった。
打線は良かった。片岡、金本、桧山は良く振れている。完璧にとらえた打球が、ことごとく野手の正面に行ってしまう不運。この日こそは、山本昌をKOできただろうに…。初回エラーで失った運が返す返すも悔やまれる。
第2戦は、気分一新、打って打って打ち勝てば、まだまだ大丈夫だ。こっちも「岡田っぽい」野球をやろう。
野崎社長、広島・中日と会談、精力的に動く。代表者会議にどんな案をまとめられるか腕の見せ所だ。戦力均衡、年俸抑制に関する項目はなんとか全球団で合意できるだろう。対立軸はただ一点、「(巨人戦の)放映権料」のみ。巨人は「これまでどおりすべて主催者のもの」、阪神(星野SD)は「機構に集中・その後分配」、他のセ・リーグは「とにかく現状通り」、パ・リーグは「何でも良いからこっちにもくれ」。将来的な理想の姿が何なのかは皆がわかっている。それでもこれまでの歴史的背景もあれば、当面の経営もある。すぐに動かすことはできないのだ。巨人、セ・リーグが握る放映権料を、いつ、どのように分配方式に移行させるか、これさえ折り合えば、プロ野球構造改革はできたも同じ。まずは理想を掲げ、対立する利害については、時間をかけて、手続きを踏んで、徐々に徐々に進める。びっくりするような爆弾を仕掛けるようなことはしないで、あくまでもソフトランディングの外交交渉で解決を図る。野崎社長はそのあたりの機微がわかる経営者だと信じて期待している。

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