http://osaka.nikkansports.com/otr/p-ot-tp1-050110-0005.html
矢野と福原がイベントに参加。矢野は去年多かった三振を減らすため、足を上げる形に打撃フォーム改造中とのこと。福原は200イニングス投球を目標の一つに掲げ、「右の」が付かないエースの座を獲りに行く気構えだ。さぁ、純粋なオフも残りわずか。もうすぐ大競争のキャンプがスタートだ。
藪がアスレチックスと正式契約のため渡米。年俸も現在と同レベル(約1億円)らしい。現地では、外国人選手とのコミュニケーションで身につけた独学の英語力を駆使してスピーチをするとか。他のメジャー希望者が苦戦する中、藪が楽勝でメジャー行きを決めたのは、代理人の力か、慢性的な投手不足からか、日本の人気球団の人気選手だからか。野球人生の集大成を楽しんで欲しい。
藤本と秀太が和歌山で1週間の自主トレを開始。注目は藤本の巻き返しだ。
去年は111試合出場で、打率.257。開幕後、鳥谷起用でベンチを温める。鳥谷の打撃不振で回ってきたチャンスにそれなりの結果を出してレギュラー再奪取。ところが今度は自分も乗り切れず、五輪遠征を経てまたポジションを明け渡す。シーズン終盤は、脚付け根の炎症、それによる腰痛にも悩まされた。まったく不本意な一年だったろう。
藤本の打撃は、良く言えば「気持ちで打つ」悪く言えば「ムラっ気」。得点圏打率は、.287と3分もはね上がる。詳細なデータで有名なTigers DATA Lab.によれば、甲子園球場での打率は.322と高率だ。確かに昨年はチャンスを与えられない藤本選手に、甲子園の阪神ファンは心からの大声援で励ました。その気持ちに応えたのはエライ。
岡田監督構想を予想すれば、二塁関本、ショート鳥谷が本線だろうと思う。左右のバランス、鳥谷の将来性、関本の打撃を上に見ていることだろう。藤本としては、両「専属」に対し、両睨みで勝負することになる。鳥谷も二年目で、おそらく契約時の起用方法「シバリ」もなくなり(憶測)、島野コーチの眼も光り、去年よりはまともな勝負となるだろう。関本も対右投手に大きな課題があり、大きな差などまったくない。守備力ではいずれも藤本が上位なのだから、最終的には三人の内、単純に打てない者が外れるということになるのだろう。
また、小技が下手というイメージ(というか実際下手)が、自分の活躍場所を狭めていることも重要視すべきだと思う。二番打者の座が、適任者を求めて待っているのだから。
コメント
藤本は正式にコンバートを通告されたわけでも示唆されたわけでもなかったんですね。われらがタイガースの超ポジティヴ(=反省しない)監督は「そんなことわかるやろ」と言うかもしれないが、大事な話はヒザ詰めでしないといけない。そして藤本のアグレッシヴな結論には感銘を受けました。理不尽な裁定から1年。今年は実力で上回るだけでなく、ヘンテコ補強とも対決しないといけない。「これしかないですから」と藤本はさらっと言ってのけるんでしょうね。プロ野球の関係者は「子供たちに夢を」などと気やすく言ってくれるが、これが実際的に「子供たちの夢」でなくて何でありましょう。
こんにちは?!
藤本選手はここ数年ポジション争いに巻き込まれ続けていますねぇ。
それがチームとしては正常な状況(ポジション争いがあるということ)なのでしょうけど、それだけ飛びぬけた選手が誕生しないというのは残念ではあります。
春季キャンプが白熱するのは間違いないのでしょう。
今後のプロ野球人生を左右しかねないポジション争いですから、ハイレベルに競い合ってもらいたいですね。
鳥谷選手にも頑張って欲しいし、関本選手にもチャンスを与えて欲しいし、かといってシーツ先生をベンチに座らせとくわけに行かないし。。。
でも僕はフジモンが好きなんじゃあああああああ!
1.赤星
2.藤本
の打順は、賛同者がほとんどいませんが。
競い合って勝ったほうがポジションを取るのは当たり前のこと。
しかし遊撃手というのは特殊な事情がある。
実践を積まないと上手くならない⇒上手くないと使えない⇒使わないからいつまでも上手くならない。
実践を積めば必ず上手くなるものでもないとはいえ、使わないと上手くならない、ほんに難しいポジション。(吉田義男さんのような天才は別ですが。)
故に監督がこいつと思ったら、少々のミスは目をつぶっても使い続ける事が昔からよくありました。
岡田監督の眼力を信じるか否か?(私は信じる。いや信じたい。ま、でもちょっと不安。)
to BSミツルHさま
藤本選手、精神的に強くなっていますよね。ヒシヒシと伝わって来ます。どいつも負けるなとしか言いようがないんですよ。土俵上に注目という感じ。
だからこそ「呼び出し」と「行事」をしっかりやってもらわなあきまへん。
to ヒロキさま ありがとうございます。
どうでしょう、決して低いレベルの争いとは言えないのではないでしょうか。去年は藤本、鳥谷とも結果が出ませんでしたが、力はありますから。いい感じになってきたと思います。
to GAIAさま
鳥谷、藤本、関本から良い者二人。
シーツ、今岡、片岡から良い者二人。
余ってしょうがないように思うのは今だけですよね(笑)。キャンプに入ると、「打てる内野がおらん!」となっちゃう。いや、これは去年までのお話ですね(笑)。
to いわほーさま
おっしゃるとおりですね。そう考えるとショートに過度な打撃成績を期待することこそ愚ということにも繋がります。
対局には、ある水準以上の守備は求めないので、打てる野手が一人でも多く欲しいという考え方もあります。
長期的視野、長期的展望を誰の意志で決定するのかというのが大問題になるわけですね。
往々にして、どんどん若い方に若い方に目が行ってしまいます。私も(笑)。
競争させてね、岡田監督
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