一斉にキャンプスタート。久しぶりにユニフォーム姿の選手を見て、心の底からワクワクする。今年も野球バカ全開(笑)。
新戦力スペンサーの打撃に注目が集まった。私もCSで見たがオーソドックスな構えから、クセのないスイング。この日は意識的にボールを手元に引きつけて、詰まった打球を右方向に運ぶバッティングを繰り返していた。時折、インハイに入ってくる球を条件反射的に引っ張ってスタンドインさせるような場面もあったが、球筋をよく見て軽く合わせることに集中していたようだ。
珍しくもない調整法だとは思うが、初日から徹底して右打ち練習を行ったということで私は好印象を持った。スペンサーの打撃練習中には、各社のカメラマンがサードからショートの位置に張られたネット越しにズラーっと立ち並んだ。そんな中、気負うでもなく、神経質になるでもなく、淡々とショボい打球を放ち続ける様子が気に入った(笑)。本人コメント「毎年最初の1週間は右方向を意識している。それから右中間、左中間に打てるようにしたい。そして全体に打っていきたい」というものからも、「日本」を意識しすぎることなく、平常心で臨んでいるのがうかがえる。最近、日本で成功している外国人打者は皆、広角に打てるという特長がある。スペンサーもそうなら嬉しい。
実戦が始まらないと、活躍できるかどうかわからないのが外国人選手。生活環境や精神面で順応性があるか、周囲からの助言に耳を貸す謙虚さがあるか、変化球やボール球が多い組み立てに適応できるか、守備に穴はないかなど、まだまだチェックポイントはたくさんある。だが、練習初日を見る限り、私が持っている「絶対失敗しそうなタイプ」からは外れているように思った。95年のハワイウインターリーグでチームメートだったという桧山にとって、今年の相手は手強いかも知れない。
コメント
>インハイに入ってくる球を条件反射的に引っ張ってスタンドインさせる
これで憲伸のインコース攻めに対応できるかもしれませんね。
昨日わたくしの亭主がラジオ番組で仕入れた話によりますと、八木氏は今シーズン町田に期待しているそうです。町田はタイガースが苦手としている山本昌のシンカーを三遊間方向に打ち返すことができるそうなのです。これによって昌シフトを確立し、逆に苦手意識を植え付けさせることに成功したら、ひょっとしたら今シーズンは中日に勝ち越し、……もありえませんか。
すみません、素人が生意気言いまして。
スペンサーの一番気に入ったところは、初日というのにまったく気負ったところがない点。やはり助っ人は「泰然自若」に安心感がありますわ。去年のキンちゃんよりは期待度アップ!
まだまだ正月おとそ気分爆発です。
to 鳴尾浜小町さま
昌投手は、阪神戦以外ではそんなに勝てていませんからねぇ。シーツも中日戦を得意にしているという話ですしね。そんな風に簡単に行けば言うことナシです(笑)。
to いわほーさま
打てば打ったで「これはすごい!」。打たなきゃ打たないで「これこそ本物」。我ながら笑うしかないです(笑)。
星野SDはガイジンに関して2つの名言を残していますね。
いわく「ガイジンは宝くじ。当たるか外れるか分からないが、買わないと当たらない。」
いわく「尊重することと放任することは違う。」
後者についてはガイジンに限らず、選手全員に(大人扱いということに関連して)当てはまることですね。
スペンサーは泰然自若として、ふてぶてしくて、頼もしさが伝わってきます。ミートポイントのチェックから入るという常道を≪わき目もふらず≫しっかりとやっているようで、いいですね。
※最近は「外国人」選手という表記でないとマスコミはダメみたいですが、私は日本語としての「ガイジン」を用いております。
スペンサーに期待してみる
暴れん坊将軍スペンサーさんの初日の評価は賛否両論だったようですね。新聞によって…
to BSミツルHさま
やっぱり、トム&アンディの両先輩がいるってのも落ち着きに影響しているんでしょうね。マシンを打てないのには笑いましたが、向こうでは速いマシンはあまり使わないんですってね。まぁとにかく、行けるのか、ダメなのか、まださっぱりわからん状態ではありました(笑)。
こんばんは!
自分自身、詳しい技術的な問題はあまり詳しくは無いのですが、スペンサー選手と桧山選手が激しいポジション争いをしてくれるといいなぁとは思っています。
03年の赤星選手と濱中選手のような、熱いポジション争いを見せてくれたらなぁ!って心から思っているんです。
やっぱり、相乗効果で個々が力をつけていくことが、チーム力の底上げに繋がると信じていますから。
to ヒロキさま
そのとおりですね。一見圏外のように思える葛城や上坂や沖原や秀太だってわかりませんよぉ。安泰に見えるところが意外と危ないかも知れませんしね。