乱暴に総括してしまうと、タイガースというチームはトレードで戦力補強に成功することは時々あるが、FAによる補強で成功したケースは実に数えるほどしかない。きっぱりと成功だったと断言できるのは、金本、伊良部くらい(譲って譲って藤井彰まで)ではなかろうか。逆は挙げればキリがない。
選手たちのせいというより、契約内容や使い方の愚を繰り返し、その選手たちはもうすっかり「上がり」だわ、前からいた選手のやる気をそぐわで、補強が補強にならない。でも「やらないよりはマシ」「やったのにダメだったのは現場のせい」の体裁を作り上げてきたのだ。
最近、その構造に完全に荷担しているなあと思うのがいわゆる虎マスコミで、これはなんというか非常に醜悪な局地経済を回すための機関に成り下がっているように思う。
今年何かが変わるのかどうかは、選手の起用法で判断するしかないね。相も変わらずであれば、諸悪の根元は何も変わらずだ。
私が気がつかなかっただけだと思うが、デイリーのサイト、タイガースカテゴリーのみfbのコメントが寄せられるようになっている(いつから?)。良識ある建設的な意見が集まり、いい議論が行われる場になることを願う。ファンがしっかりと声を上げていかないと、テキトーに世論をねつ造されてしまうからね。
こっちもこっちで、あまり目立たぬ「非公式の雄」として頑張ります。
コメント
あけましておめでとうございます。
人づてに聞いた話で、阪神タイガースとは直接関係ない話で申し訳ないのですが、
知り合いに熱心なEXILEファンの男性がいまして、その人が現在のEXILEは落ち目だと
言ったそうです。同時に、落ち目でもいい、それでも俺は応援する。何故か、ファンだから、とも。
ただ、EXILEの商法が気に食わないと嘆いていたそうです。その商法とは、落ち目になると
過去のヒット曲を持ちだしてきて、無理矢理盛り上げようとする事。当然のことながら
その場しのぎだから、また萎れてしまう。それでもまた同じ事を繰り返す。
男性は熱く語ったそうです。「過去に売れた曲なんてどうでもいい。落ちるならどん底まで
落ちればいい。それでもEXILEが出す曲なら俺は買うし、いつまでも応援するから」と。
その話を聞いて、私は阪神タイガースの現状がありありとオーバーラップしました。
タイガースは残念ながら落ち目、ただ過去の栄光(日本一やリーグ優勝)が忘れられず、
小手先の商法(安易なFA補強)でその場をしのごうとする。だが上手くいかない。
ファンは切に訴える。「補強にならない補強はやめてくれ」と。
仰るように、ファンの声は容易には届きません。しかし、強く思い続け、声を上げ続ける事で
何かが少しずつ変わる事を信じています。
EXILEファンの男性のように、私もタイガースがいつか目を覚ましてくれる事を願い続けます。
FA補強成功例、厳密に云うと金本だけですね。
他球団でもFA補強の成功例は非常に少ないですね。
しかしながら金本や、ドラゴンズ和田・谷繁、讀賣の小笠原・杉内のようにツボにハマるとチームを牽引する原動力になる場合もあります。
西岡・福留がその原動力になる可能性もあるので個人的には補強をハナっから否定はしません。
問題は「獲得に乗り出した選手が本当にチームにとってプラスになる選手なのか!?の見極め」と「育成と補強のバランス」だと思います。
「補強ばかりに頼るな」そんな声はしっかり届くように言いたいですね。
トラオさん、あけましておめでとうございます。
私は公式サイトでトラオさんのコラムを拝見していました。昨年公式サイトコラムを終えられてからしばらくはブログを拝読出来ていませんでした。昨シーズン半ば、試合を重ねるにつれ只の一ファンでありながら、やり場のない怒り溢れる焦燥感を自分の中で消化し表向き変わらぬ毎日を過ごしていた頃、トラオさんのこのブログを発見しました。トラオさんの記事と皆さんのコメントは、一切感情にまかせたような理性に欠けたコメントはなく、健全で建設的な将来に繋がるご意見で激を飛ばされていました。同じ気持ちの方々がこんなにおられる事にとても安堵し心強く嬉しい気持ちになりました。
それ依頼、毎日更新して下さるこのブログの完全なファンになっています。
本当に毎日どうもありがとうございます。
球団の方にもちゃんとチェックしてファンの気持ちを知って頂きたいです。
今シーズンもどうぞ宜しくお願い致します!!
ファンの気持ちと球団の意向が大きくかけ離れ、ファンはそのジレンマに苦しむ…というのが最近の構図になっているようです。最近というより、以前からですが。
マスコミの伝え方にもいつも疑問を持ちます。
読売が、昨年は上手に補強して優勝したのに対し、阪神は殆ど補強なしでBクラス。
そのこともあり、金本、城島などが居なくなったこともあるでしょうが、大きな補強をしたのでしょう。
今季はそれをどのようにうまく使っていくかが問題です。
皆さんがおっしゃるようにFAやMLB帰りの選手を補強するのに絶対反対ではありませんが、育成と補強のバランスはしっかりやってほしいです。
成績が悪いからと補強に頼り育成を疎かにするのは負のスパイラルに、はまっている状態です。
うちのチームは人を育てる力がありませんと言っているものです。
他チームやファンから笑い者にならぬ事を祈ります。
あけましておめでとうございます。そして、本年も阪神に一喜一憂させられる年に、最後には結果ファンとして笑える年でありますように。
FAとメジャー帰りで、後、あるとしても平野の人的保障で投手が一人入るか、トレードで外野補強があるか……陣容としてはそんな感じに落ち着きそうですね。それでひとまず『今年優勝争いをする』体裁は整ったという認識なのでしょう。
そして、『今後、優勝争いを続ける』チーム作りも阪神に課せられているわけです。巨人と対抗するには、安定した戦力の供給は『補強だけ』では絶対に足りない。まだ球団首脳としての仕事は半分も終わってないという認識が首脳陣にあって欲しいと、切に願う今日この頃。
球団と近過ぎる虎マスコミには辟易する事も多いですが、昔に比べ、今は双方向の意見が簡単に見れる時勢でもありますね。良きにつけ悪しきにつけ、世論を動かす要素が格段に増えているのは、我々一般ファンも意識する必要があるのかもしれませんねぇ。
補強自体を否定するつもりもないですが、その選手に戦力以外の部分を要求するのが嫌ですね。
リーダーシップだの、精神的支柱だのと。
そう言う事を、球団首脳がへっちゃらで虎マスコミに喋るわ、それを大々的に報道するわ。
基本的に、この球団は自分ところのドラフトで獲得した選手を、信用してませんからね。
常に「ウチの若いのが頼りないから補強せざるを得ない」と言うエクスキューズを用意している。
そして虎マスコミも、その論調に同調し、煽りを増強させる。
つまり、補強ネタさえ彼らの飯のネタでもある、と言う事になる。
当たっていようが外れようが、その結果タイガースが低迷しようが、知ったこっちゃなく次のネタを物色する。
球団も、どんなネタも人気の内と、どんな記事も許容してきた。
関西の私鉄球団の中で唯一生き残った要因の一つが、ここにあるとも言える。
マスコミを上手く活用していると勘違いしている球団と、我々が虎世論を形成し、球団さえも動かしていると
驕っている虎マスコミ。
実に醜悪且つ、いいコンビだと思う(笑)