球団公式サイトを見て、もうすぐ毎年恒例のNPB12球団ジュニアトーナメントがあるなぁ、もう暮れだなあ…と思う。各球団が軟式小学生チームを「ジュニアチーム」として用意してきて、年末にプロのスタジアムで試合をするというもの。監督、コーチなどに球団OBがついて、選手たちにとって思い出深い活動になるのだろうと思う。
ただ、タイガースのやり方などを見ても、この大会のために選手をセレクトして、何回かの練習を経て大会という形だと、なんというかまずプロ球団のユニフォームありきというか、チームスポーツの深いところにまでは届かないというか、「プロに憧れなさいよ」という押しつけを感じるというか…なにか少しモヤモヤする感じ。
小学校、中学校の違いはあるが、先にニュースになっていた楽天球団の取り組みは、そういう意味ではしっかりした哲学を感じた。
野球どころの阪神地区に比べて、中学硬式野球の受け皿が少ないということもあるのだろう。こういう形でジュニアチームを持とうという試みは素晴らしいと思う。この動きが他球団にも広まっていけば、またプロとアマが一緒になって野球を盛り上げるという機運に繋がるかも。
ただ阪神がこれをやってしまうと影響力が強すぎて「民業圧迫」的になってしまうかも知れない。OBの赤星氏が核となって運営しているレッドスターベースボールクラブのような、「民間」の取り組みを支援するというやり方が現実的か。
コメント
楽天がここまで本格的にやってるとは知りませんでした!月会費25000円はちょっと高い気もしますが・・・ただトラオさん仰る通り阪神が楽天の様に本格的にすると確かに社会的影響力や大阪地区という野球熱の高い地域なので民業圧迫につながるかも?ですから慎重にならんといけませんね!
ニッカンによると阪神が今日金子に条件提示みたいですね。どうなるんでしょうかね?
ジュニアトーナメント、個人的には良いと思います。
私だったら、プロ選手仕様のユニフォーム着れるだけで鼻血ブーしそうです。
かねてから、サッカーが試合の入場の時、必ず子供と手を繋いで出て来るのを見て「素晴らしい取り組みだなぁ」と常々思っていましたが、最近ではプロ野球も各球団で趣向を凝らして(始球式以外でも)子供たちをグランドに立たせる取り組みを行っており、とても感心しております。
それにしても、赤星さんは現役時代から子供に声を掛けられると必ず反応をしてくれる好青年でしたが、相変わらずの人格者ですね。
いろんな経験を積んで将来は濱中・藤本と共にタイガースの若い選手を鍛え上げて欲しいです。
サッカーではjリーグもそうですが、欧州の有名クラブは特にジュニアユースや下部組織チームの育成に力を入れてます。将来一軍を背負って立つプレーヤーをまだ若い頃から英才教育で仕込んで行く。
プロ野球では聞いたことがあまり無いですよね。
高校野球とプロの交わりが禁断になってしまってますから、仕方ないのですが、そういう考え方もアリだと思います。
若い頃からだと洗脳では無いですが、球団愛に溢れた若手を作れそうですし、本当に活躍して貰えるか半ば賭けにも近いドラフトとも一線を画すことになり得ると思います。
まあ、高校野球の最終目標が甲子園優勝なので現実味はなかなか帯びない話しだとは思いますが。
近年だいぶ低くはなりましたが、未だ高く聳える「プロアマの壁」を撤廃してもらいたいものです。
ジュニア・シニア・中学・高校問わず、元プロ選手がチームを組んで技術的なコーチングを行う
「NPBコーチングキャラバン」が出来ればいいですね。
よくある「元プロによる野球教室」をもっと深化させて、学校単位・チーム単位に赴き指導する形。
コーチ候補は登録制にして、1週間とか1ヶ月単位で教える。
勿論、指導者への指導・教育も。
サラリーは、NPBと学校で負担(比率は検討)。
「やりたい」と言う元選手も、「やって欲しい」と言うチームも現れるはず。
こういうオフの妄想は楽しくてしょうがないっす(笑)
坊主が嫌で高校で野球をやめたりする人もいたりするのでユースみたいなのは賛成です。
6年後の東京五輪が採用されプロ・アマ混合チームが実現すれば、ここで現在活躍する小学生・中学生の中から出場する選手が出るかもわからないですね。
楽天はこのチームが将来の楽天選手の卵として、東北楽天イーグルスジュニアチームということになるのでしょうか。
野球というスポーツができるだけ多くの人達に興味を持ってもらうためにあらゆる努力が必要です。
阪神タイガースもこのようなチーム造りができて虎の子達が育ってくれたら最高です。