出血覚悟?

スポンサーリンク
定期投稿

 いつもオフ会に素敵なプレゼントを持ってきてくださる「リアル・サンタ」、おかぼんさんからご本をいただいた。
「はるかなる野球大国をたずねて~MLB伝説の聖地をめぐる旅」(田代学・著、リョウ薮下・写真、東京書籍、1800円税別)
サンスポ50周年記念連載を書籍化したものなのだそうだが、これはすごい本だぞ。MLBらしい空間、人物を徹底的に見て回った現地ルポをおびただしい数のカラー写真とともに。パド・セリグ、故ジョーブ博士、ニークロらへのインタビューもある。ずっしりぎっしりの300ページ超。教科書でおなじみの東京書籍は一般書籍の出版点数こそ少ないが、マニアックな需要に応える「すごい本」を出す。この冬のお楽しみにします。おかぼんさんありがとうございました。また感想などはあらためて。

 金子の残留が決定して、残りの「阪神絡み」の行き来は鳥谷の去就を残すのみ。その状況を受けて、編成に関する緊急会議が開かれたのだとか。

虎、出血覚悟トレードも…将緊急招集の極秘会談で補強方針検討(サンスポ)

「いろいろ考えたけど、(安易に)トレードをしてもお茶を濁すだけ。新人がどれぐらいやるか」という中村GMの発言が取り上げられているように、いくら考えたって、記事の惹き句「出血覚悟トレード」というようなものが行われる可能性は低い。なぜなら先発投手はローテが5人目、6人目ですらコレと決まらず、中継ぎはいつ本格的な衰えが来てもおかしくないベテラン頼み、新井が抜け鳥谷が抜ける(かも知れない)内野に、大和が動く(かも知れない)外野。まだまだ若手層の押し上げに実感がない控え層。外国人で補強しようにも枠の4人がそれぞれ最大限の活躍をしているのだから、動かしようもない。こうしてみれば、出血覚悟と言ったって動脈に穴を開けるわけにはいかない。

毎年5人ほどクビにして、5人ほど入れる新人こそ最大の補強であり、新人を早く戦力化することこそ編成の仕上げ。願わくばその緊急会議とやらが「パニック会議」ではなく、ここらで一度みんなクールダウンして考え直そ、手始めにチャレンジして失敗した選手たちをもういっぺん羅列してみて、既存の誰がそいつの代替に成りうるかをブレーンストーミングして見よ…みたいな「妄想会議」であってくれれば。阪神タイガース幹部にもっとも欠けているのがその妄想力(いや、普通に想像力でいいんだけど)ではなかろうか。

コメント

  1. サヨナラ3ラン より:

    ブレインストーミングの原則のひとつとして自由奔放な
    発想を歓迎するというものがある。
    また、当然だけど 会議はやれば良いものではなく
    テーマを明確に、そして議論するメンバーが重要だ。
    そういう意味でも中村?ミナミ?・・・期待できないな。
    やる前から結果丸見えって感じです。
    以前もコメントしたけど、思い切って一般のファンや
    例えば、先日の裁判で読売に負けた 元巨人の社長である
    清武さんなんかをメンバーに招聘するのもアリかと。

  2. としとまき より:

    この話題、私も気になってました。出血覚悟って言ってますがトレードはお互いメリットがない限り成立しません。そりゃほしい選手はいくらでもいるが現状の阪神で出せる選手は限られてる。現実的に一軍戦力になるクラスのトレードは厳しいでしょう。それより新人こそ最大の補強を文字だけで終わらせず一軍戦力に育てて欲しいです。
    鳥谷の話題がちらっと出てましたが、抜けた場合はショート西岡、センター大和でいいと思いますが・・・

    • ken3953 より:

      私も全く同じ考えです。
      強いて言えば遊撃手西岡が怪我でポシャった時に備えて、準レギュラークラスを探すのも有りかとは思いますが・・・
      それすらも鳥谷2世を育てるチャンスとして活用する方が良いでしょうし。
      まあとりあえずは鳥谷の去就次第なんでしょうけど。

  3. 虎ジジィ より:

    鳥谷の件に関しては、飛行機で例えるなら「バードストライク」にならず「トリッツリターン」になりそうな感じがしています。

    なので極秘会議では「出血覚悟の…..」よりも「完成しきった助っ人陣&ベテラン陣と、熟成中の若手(新人)をどのようにブレンドするか」に徹して欲しいです。このブレンドの微妙なさじ加減で来季は十分に戦えると思います。

    鳥谷は残留になった場合、後味の悪さは残りますが、ここはかつての稲葉のように切り替えて「生涯ジャパン宣言」し、「若手の手本」となり「日本のレジェンド」を目指して欲しいです。

  4. 阿太郎 より:

    藤浪の有馬予想に乗る予定です。

  5. 西田辺 より:

    普段、「やってもらわないと困る」メンバーに依存しきっていて、いざ何かを
    得ようとすると「出血覚悟」とは片腹痛い。
    その「出血覚悟」なる選手は誰なのか?
    書いたマスコミすら答えられないでしょうね。
    来年は、「チーム作り」「編成」「補強」について、新たな一歩になる年に
    しなきゃダメなんですよ。
    ・チーム作りのグランドデザインを描き
    ・ドラフト戦略を含めた編成と現場の育成で、土台とチーム作りを進めていき
    ・その上でどうしても埋まらない所をトレードやFA等の補強で補う
    当たり前のことを当たり前に進めていく作業をやっていかないと、いつまでも
    パッチワークの編成にしかなりません。
    この状態は、野球の神様がくれた試練でありチャンスだと捉えて前を向いて欲しい。
    今回、FA権を持った選手が誰も振り向かなかったのは、そんなチームの有様を
    見透かされたのかも知れませんよ。

  6. ガク より:

    東京書籍恐るべし!ですね(^-^;

    会議のための会議にならないことを祈ります。
    センターラインの固定から始めないと。

  7. いわほー より:

    「出血覚悟」を口にする側は決して返り血浴びない距離に構えてたりするんでタチが悪い。
    一番に「出血」が必要なのは他にあるでしょう、と言いたい。
    FA補強全滅なんてのが問題なのではなく、FA補強にしか頼れない体質が問題であることを問いたい。

    「はるかなる野球大国をたずねて~MLB伝説の聖地をめぐる旅」(東京書籍)

    あ、これは面白そうだ。ぜひ手に入れて正月休みにでも読ませてもらおう。

  8. setta より:

    エラそうに聞こえたら申し訳ありませんが、補強に失敗したとは全く思っておりません。
    昔なら阪神ブランドをチラつかせたら、靡くFA選手や海外復帰組もいたでしょうが、時代は明らかに変わっています。
    そもそも、FA選手等をオフに獲得しなければならないみたいな風潮がおかしく思っています。
    今更ですが、FAってのはいわゆる戦力のダブリを解消し、レギュラー寸前の選手に広くチャンスを与える制度ではなかったでしょうか?
    育成制度にしても、FA制度にしても使い方間違ってないでしょうか?
    一流選手のFAにはもっと高いハードルを設定すべきと思います。
    昨日の生年別一覧表を拝見しました。
    新井・坂・黒瀬・森越あたりの年代が安定といいますか、パッと活躍すれば戦力は厚くなると思いました。そこの年代に期待しないのであれば、陽川・横田・江越・北條
    ら若手を無理やりでも使って鍛えるべきです。
    エラそうにすみませんでした。

    • setta より:

      すみません!名前入れなかった若手野手も当然期待しています。投手に
      触れてませんが、心配していません。

  9. トラ11 より:

    首脳陣はFA獲得全滅で焦りを感じているようですが、私の周りも来季はこれでBクラス決定間違いないと今からネガティブに考えている人がいますが、私はそうは思いません。
    鳥谷の行方はどうなるのやろかとか、何故阪神にはどの選手も来たがらないのかなど気になりますが、それならば現有戦力を如何に有効に使っていくかを前向きに考えていった方がよさそうです。
    トレードで獲得なんて考えて欲しくない。誰を出すの?
    確かに先発は1人、2人欲しいが、岩崎、横山に期待したいし、中継ぎも若い選手が育ってきてくれたらと思います。
    大和がショートを守るならセンターは若い選手で競って欲しい。
    昨日、BS1で「1985年のエースなき優勝」を見ていましたが、確かに監督の采配であのようなゲームができるのだと改めて思いました。
    今年は長い期間阪神タイガースを楽しむことができて良かった。
    来季も最後まで希望の持てる戦いを見せて欲しい。
    それから、私も「はるかなる~」の本購入します。楽しみです。

  10. ハマトラ親父 より:

    球団、首脳陣にお願いしたいのは「出血覚悟」でなく「若手を使って育てて自前の選手で戦う覚悟」です。

    今年、読売に7ゲーム差をつけられましたがCSでは無敗、読売を4タテ!助っ人4人のお陰ですが戦力は有ります!ただ日本シリーズで1勝しか出来なかったように工夫が足りないですよね。数字で表せない「勢い」や「流れ」を持って来る!持続させる!が下手なんだと思います。来年、和田監督が今年と同じ事をしても優勝は出来ません。平田ヘッドに期待してます。

  11. こうさん より:

    来季のスローガン、「ひとつになって」が強調されるという。
    フロントの「切実な願い」に感じてしまう。
    ファンも試されるスローガンだ。

  12. なかっち より:

    皆さんの批判を覚悟で書かせていただきます。
    私は皆さんと少し意見が違い、トレードは賛成派です。

    じゃあ誰を出すの?となると答えられませんが、出血覚悟なら、筆頭は内野手なら
    良太、坂、黒瀬
    あたりになるのではないでしょうか?

    これはあくまでも陽川、西田、北條、荒木等の成長なくして語れませんが・・・。
    レギュラークラスの力がありながら、控えに置いておくのは本人にとっても可哀想!

    外野手でも
    柴田、田上、俊介
    あたりは伊藤隼、緒方、横田、江越等若手の成長度合いによっては候補にあがるかもしれません。

    2対1、3対1のトレードがあっても何ら驚きはありません。

    やはりチームを活性化させるためのトレードはやるべきやと思います。

  13. 英くん より:

    出血覚悟のトレードを考えるですか。
    私は出血覚悟のトレードと聞いて思い出すのは当時、ロッテに居た落合選手を中日が4対1のトレードで獲得したのを思い出します。
    出血と言うからには痛みを伴う選手を放出する覚悟なのでしょうか。
    1対1では岩田、松田や上本、今成ら主戦クラス。
    複数では歳内、秋山や伊藤隼、俊介。これから伸びしろの可能性の有る選手。
    出来ればトレードは止めてもらいたいですね。

  14. ともやん より:

    的確なトレードなら実行してもらいたいですが『毎度お馴染みのフレーズ・出血覚悟』はうんざりです。
    控えクラスで他チームの主力取ろうとするようなんが出血覚悟とは片腹痛いわ。
    或いは控えクラス同士での交換トレードで結局どちらのチームでも戦力にならんかった、って

タイトルとURLをコピーしました