この日も序盤に阪神が先制。2回表、先頭ゴメスが右前で出ると、マートンは高いバウンドの三ゴロ、これが内野安打。今成二ゴロ併殺崩れで、一塁送球が逸れて、ゴメスは一気に生還し1点先制。その後はモスコーソに抑えられていたが、6回表福留の中前に続き、ゴメスが左へ特大の2ランホームランを放ち3-0に。阪神先発岩崎は立ち上がりから安定した投球で、6回まで無失点に抑える。7回ウラ、先頭梶谷にポテン安打を許したところでふくらはぎがつって降板となった。緊急登板になった安藤は、筒香の右前打で無死一三塁とピンチを広げられるも後続を打ち取って無失点に。福原、呉昇桓とつなぎ、9回ウラに追い上げられるもなんとか逃げ切って、ロード2カード目も”先負からの勝ち越し”。貯金は今季最多タイの4となり、2位ヤクルト、3位読売とのゲーム差は1.5に開いた。
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対DeNA 19回戦 横浜
神 | 0 1 0 0 0 2 0 0 0 | 3
デ | 0 0 0 0 0 0 0 0 2 | 2
勝:岩崎1勝5敗0S
S:呉昇桓2勝2敗32S
敗:モスコーソ3勝4敗0S
HR:ゴメス ツーラン13号
阪神:岩崎 – 安藤 – 福原 – 呉昇桓
DeNA:モスコーソ – 須田 – 国吉
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和田監督がすぐに抗議に出たのは、先日同じようなプレーがあったからだろう。2回表、先制点となった「併殺崩れ&悪送球」の場面。4-6とわたった際、ややそれた送球を捕るためにベースカバーのショート白崎の足はベースを離れていた。そして体勢悪いまま一塁に投げてこれが悪送球、前の走者が生還となった。スローで見れば足が完全に離れているのに、「流れるような併殺だからアウト」。これは昔っからときどき見るプレーだ。「厳密にはセーフだろうが、タイミング的には完全なアウトで無駄な交錯を避けるためのプレー」という解釈なのだろう。他に「本当はセーフっぽいけど、超ファインプレーだからエンターテインメント的にアウト」というのも昔からある。
先日のカープ戦で、遊ゴロ→鳥谷送球それて→大和ギリギリで飛んでキャッチ→一塁送球をあきらめたら二塁もセーフ判定された…というのがあったばかり。このプレーも、もし併殺をあきらめて、一塁に送球しなければ、二塁もセーフの判定になっていただろう。そこで無理して送球したら、タイムリーエラーになってしまった。二塁への送球をきっちりすれば良いだけの話ではあるが、「続き物」のようでなかなか興味深い得点劇だった。
ゴメスの一発が大きかった。器用に打てない”はず”の内角を、スタンスは開いても、壁を崩さず、しっかり距離を保って捉えた。ゴルフのドライバーショットのように、低いインパクトから一直線のライナーでスタンド上段までぶち込んだ。インローはこれでOK。インハイも何か考えて欲しい。制球の良い投手ほど、ゴメスの内をついてくる。それを狙い打ちできればいいんだけどね。バカみたいな距離はいらなくて、スタンドギリギリでいいので、インハイをホームランにして欲しいな。
終わってみれば3点取った阪神がわずかに4安打。7安打した横浜は2点しか取れなかったという試合。リードをもらっていても5回の”関所”を越えられないのが悩みの岩崎にとって、僅差の試合展開が幸いしたのか。
いやこの日に限っては、あまり試合展開は関係なかったような気もする。スピードガンは目安でしかないが、「遅いのに速い」のが特徴の直球も140キロ台まで出ていた。調子も良かったし、藤井の配球も素晴らしかった。直球は高めに。フォーク、チェンジアップは低めに。緩急と高低を巧みに使い、さらに曲がりの大きいスライダーは、常にストライクゾーンを出し入れさせるように求めた。
立ち上がりはいつもいい。試合中盤でつかまる”癖”をどう克服するか。そのポイントは、技術や体力よりもメンタルだろう。「慣れられたら打たれる」という観念との戦い。「慣れられたら打たれる」というのはウソだと思う。そう自分でも信じてしまっているから、重要な回になると腕が振れなくなり、それまでと違うタイプの四球を出したり、それまでなかったような打たれ方をしてしまう。慣れられて打たれているのではなく、慣れられると打たれると思ってしまっているから打たれる。世の中には、「打てそうで打てないサウスポー」というジャンルがある。岩崎はそこに入れる貴重な素材。後は「いや、オレは意外と打たれない」と信じ込めばいいだけだ。
ヒーローインタビューでいきなり「何も望まず」と言いだしたのには驚いたが、川藤氏に言われたのだそうだ。結果が欲しくて、結果を出したら最悪のタイミングでケガをして、それでも好きな野球に真摯に取り組んだ”補欠”のありがたい言葉だ。その言葉を繰り返し唱えながら、1イニングずつ丁寧に投げたのだろう。筋肉が収縮することなく、しっかり腕が振れていた。これから毎週、こんな投球ができれば、チームにとってすごい力になる。今季初勝利おめでとう!
コメント
讀賣戦→ヤクルト戦→阪神戦とテレビをハシゴw、全て後半もつれる接戦でヘトヘトでした。←自分は何もしてないのにw
岩崎は今季一番の素晴らしい投球でした(てゆーかベイ打線が劇場型始球式で疲れてた?w)。
ただ、できれば岩崎の「その先(7回以後)」を見たかっただけに、トラブルは残念。
緊急登板になった安藤でしたがギリギリのところでよく抑えてくれました。(←これが大きかった)
打線は低調ながら4安打3得点と効率のいい攻撃!
ゴメスのあわや場外の特大HRは惚れ惚れするような打球音♪
まあ、6番打者がもう少しチャンスに強ければ、もっと楽な展開になっていたのですが……
最後は呉劇場で「テレビ前正座モード」まで発動してしまいましたが結果オーライ!
呉はストレートが144kmしか出ず心配ですが、点は取られても同点逆転を許さず、昨年のように9月10月をピークに持って行ければいいでしょう。
岩崎も「勝ち」が付いた事で5番目の先発としてこれからは機能してくれると信じたい。
ドラフト下位からローテに入った岩崎は「持ってる男」だから!
余談ですが、ヒーインで岩崎が「持ってない(運がない)」ような言い方をしたアナウンサー、あんたの方がよっぽど「持ってない」よ!
岩崎、今季初勝利。ヒロインでは謙虚な言葉ばかりだったが、俺には開き直って投げてるように見えた。けど、丁寧に計算されたピッチングでもような。下の選手は岩崎を手本にするといいかもしれない。
いよいよ貯金5の壁。こんなワクワクするロード初めて❗
昨日は5時開始を失念していて、6時にチャンネル合わせて「あれ?」
こんな人いませんでしたか?
私だけ?(笑)
援護に恵まれなかったり、勝手に崩れたりでなかなか勝ち星を得られなかった岩崎に
ようやく星一つ。
コンディション調整が難しい夏場。
ベンチ・ブルペンの選手も一体となって戦って行かないと、とても乗り切れません。
今こそ選手一丸ですぞ!
岩崎に勝ちがついてホントに良かったです。ゴメスの2ランも利きました。スンファン劇場も結果オーライ。Gがもたついている間に1つでも多く貯金しておきましょう。Gは必ず出てくるチームですから。
岩崎好投!初勝利おめでとう。安藤ナイスです。福原疲れてない!?呉はハラハラさせるけど同点、逆転は許さない。相変わらず、クリーンアップ頼みの得点源。今年、サード陽川は実現しないのかな?
私は2回表の今成のセカンド封殺の判定は如何なものかと思いました。
テレビで見てても完全なセーフ、目の前で見ている審判は何を見ているのか?
如何なる理由があれども、アウトはアウト、セーフはセーフだと思います。スポーツの「show」は作るのではなく、結果が「show」であって欲しい。
審判のプライドもあるのでメジャーの「チャレンジ制度」は出来たら取り入れたくないですが、これだけ誤審が多ければ致し方ないですかね…。
岩崎の大事な1勝、本当にめでたいです。
これできっとおそらく多分流れに乗っていけるでしょう(願望)。
あとはイニング数をと言いたい所ですが、先日投げた時に下柳が
「凄くしんどいフォームで投げている」と解説していました。
リリースポイントが非常に打者に近くて、それが球速以上の
打ちにくさを生み出しているのだとか。
そう考えるとやはり5・6回辺りを目途に使うのが、今シーズンは
良いんじゃないかと思います。
岩崎選手やっと1勝、嬉しい限りです。スタートが切れましたね。川藤さんの言葉を胸に、これからの巻き返し期待しています。ゴメス、ナイスバッティング!最近広角にヒットが打ててるので、相手バッテリーは
困るはず。広角打法を続けているとホームランも徐々に増えるはず!あの今成との新しいポーズ、可愛くて笑えました。楽しんでる姿、もっと見たいな。2人の活躍で良い流れ。阪神タイガース一丸で、
夢を掴み取れ‼︎
岩崎、笑顔がとても良かった。
5番目の先発柱として今後の活躍が期待できそう(な気がします)。
7回裏、ここからが見どころと楽しみにしていたのに足がつったなんて残念です。
安藤は安定していますね。
今季の呉昇桓は胸ドキドキが多くて心臓に悪いです。
でも結果抑えてくれれば良いのです。
5時からの眩しいゲームを味方に付けたナイスゲームでした。
岩崎はやっと片目が開きました。これから投手が苦しくなってくる時の救世主になってほしいですね。
話は変わりますが、玉置を抹消しましたね。何故上げたの?
ほんま和田にはムカつきます。
岩崎!おめでとう!よう投げましたね!好調子も手伝ってか足がつるほどの力投がようやく報われました。安ちゃんもありがとう!
気になったのは今成の打撃。彼はインローの球でヤラれるのが目立ちますね。読み違えなのか見えてないのかわかりませんが、アソコの球を最低でもカットで逃げないと2割6〜7分の打者で終わってしまうような気がします。インローの前に勝負を着けるとか打席での立ち位置を少し変えるとか素人ではこんなモンしか浮かびませんが何らかの対応していかないとせっかくの好守備が活かせないかと。ケース打撃にも磨きをかけて欲しいところです。頑張れ!
なかっち様の情報で玉置を使わんと下げた言うのは言葉がありません。インタビューで玉置はやる気マンマンだっただけに…
ある意味玉置にとってはラストチャンスかもしれない昇格やったかもしれません。
もちろんそうならない事を望んでますが、昇格させた選手を1度も起用せず降格させてしまうやり方が気に入りません。
チーム事情と言われればそれまでかもしれませんが、そんな扱いを受ける選手の事を考えると怒りがこみ上げてきます。
なかっち様、返信ありがとうございます。お怒りごもっともです。同感です。玉置は捨て駒なんですかね。ブルペン陣の状況からして捨て駒なんて存在しないはずですよね。自分は当初、中西Cに期待を寄せていましたが岩本の件と言い、玉置と言い、ローテ間隔(讀賣偏重)や高宮、加藤と立て続けに下げて左右病の割には非常にバランスの悪いブルペンになっていることに心底ガッカリしております。昨日も岩崎降板後、打者筒香の場面で山本翔也の抜擢があるかと思っておりました。秘密兵器として忘れた頃に先発さすのでしょうかね。わかりません。
グチになってしまいました。どうもすみません。
今季初勝利の岩崎投手『何も望まず』のヒーインは、アキレス腱断裂の大怪我を負った元ウエスタンの盗塁王・川藤幸三OB会長の言葉からだったんですね(゜ロ゜)相撲部屋時代のタイガースに二番・レフトの定位置を掴みかけた川藤会長、当時の私のタイガースメガホンのセンター背番号シールは勿論『4』です(^○^)
個人的に楽しく充実した『横浜遠征』になりました(o^O^o)次回遠征は来季、いや来月?生観戦が一番の楽しみです(^○^)ガンバレ、タイガース!