中4日のメッセンジャーがすんなり立ち上がると、1回ウラ鳥谷四球、大和送り、福留右前タイムリーで阪神があっさり1点先制。4回ウラには二死からマートンのソロ本塁打で2-0。5回も二死からメッセンジャー遊内野安打、鳥谷右前で二死一三塁、大和死球で二死満塁とDeNA先発モスコーソを攻めたて、福留が押し出し四球をもぎ取り3-0。投げてはメッセが、力みのない投球で三振を量産。球数も少なく7回終わって1安打完封ペース。8回表、先頭ロペスに左線二塁打、二死から嶺井に左前タイムリーされ完封がなくなり、9回は呉昇桓が3人で締めた。これでカード3連勝。前カードの3連敗を取り返し、広島に連敗した2位読売とのゲーム差は2.5となった。
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対DeNA 22回戦 京セラドーム
デ | 0 0 0 0 0 0 0 1 0 | 1
神 | 1 0 0 1 1 0 0 0 x | 3
勝:メッセンジャー8勝10敗0S
S:呉昇桓2勝2敗38S
敗:モスコーソ3勝6敗0S
HR:マートン ソロ8号
DeNA:モスコーソ – 平田 – 福地 – 三上
阪神:メッセンジャー – 呉昇桓
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石崎下げ(肩違和感)、玉置上げ。なんともないといいのだけど。
初回鳥谷出塁・大和バント・福留タイムリーで連日の1点先制。他にもやり方はいろいろあるだろうにと思うけれども、「これが一番」と思いこんで脇目もふらずやり続けるとスタイルになる。これも今季阪神に数ある「もう今年は最後までそれでけっこう。でも未来永劫それだけってのはカンベンしてね」のうちの一つ。
試合前の円陣で「今日はランディを援護しよう!」と福留が声を出し、有言実行したという話はいいね。ここに来て福留がプレーでも態度でもチームをまとめているという状況がよく伝わってくる。モスコーソのチェンジアップに泳ぎながらよくヒットにした。
マートンのホームランはどうやって打ったの?という一打。インハイに食い込んでくるようなチェンジアップ。回転軸とポイントが近すぎて、根っこに当たるか、早めに体を開いて間をとって当ててファウルになるかという球。体は回さず、バットも振らず、ヒジだけ先に抜いて距離を作って、下半身から一気に体、バットと内側から回して、芯に当てた。ポール際ではなくて、左中間寄りに放り込むんだから驚く。
3点目は鳥谷が気持ちを入れたね。二死からメッセがやる気満々で三遊間、走って走って内野安打にすると、鳥谷がしっかり強く引っぱって、メッセがゆるめても三塁に行けるヒット。ここまで来たらなんとか大和に繋いで欲しいと願っていたら、やはりモスコーソもここはなんとしてもこの大和で終わらせないと…と力が入って死球。福留の押し出しに繋がった。先の読売戦でイヤと言うほど味わった、「なあに大丈夫」から「あ、やばい」に変わる瞬間、その働きが重要で、それは必ずしも一人で決めるのではなく、次へ次へと繋いでいくから増幅していく。中4日で馬車馬のように働く、メッセへの気持ちがそうさせた。
藤井はリードだけでなく松本の盗塁を刺して三振ゲッツーに仕留めた6回の送球も見事だった。ここしかないというコントロール、大和のベースカバー&タッチも完璧で惚れ惚れした。
良いタイミングで点が取れたとはいえ、1点ずつ3点のみ。それなのにまったく危なげのない試合運びに映ったのは、メッセンジャーの投球内容があまりにも安定していたからだ。その要因は長身オーバーハンドというメッセの特徴を最大限に発揮する「タテの3球種」で組み立て、圧倒した藤井のリードにある。通常メッセは直球をベースに、スライダー、フォーク、カーブを同じくらいの配分で散らして的を絞らせない配球にするのだが、この日は角度をつけて投げ降ろす直球に勢いがあり、空振りとファウルが取れたので、いつもより多め。気負わず伸び伸び腕が振れていた。
フォークの使い方も良かった。タイミングを外して打たせるのと、ストライクからボールへ、直球と錯覚させて空振りを取るのと二通りの使い方。そしてさらに高いところへ飛び出して真っ逆さまに落ちてくるようなカーブ。多くの投手がまっすぐと内へ、外への左右の揺さぶりで攻めるのに対して、この日のメッセはスライダーがアクセント程度で、叩き付けるように低めに伸びる直球をベースに、同じようなところから消えるフォークと、まったく違う軌道で上から落ちてくるカーブというタテ攻め。人の目は横に並んでいるからタテの方が大変だ。11奪三振で、助っ人投手記録もいろいろ作ったようだ。それくらい気楽に投げたら、どこが相手だって大丈夫だ。グッジョブ!
コメント
メッセンジャーは今年一番と言っていいほど安定していました。
私の気のせいかも知れませんが昨夜のメッセンジャーは「噛みタバコ」(止めたんじゃなかった?)をたくさん口に含んでいるように見えましたが、あれで落ち着くのなら良いと思います(ルール上も問題ない)。
ただ、身体には悪いので程々に!
打線は今季メッセには無援護が続いていたので「ランディを援護したい」の気持ちで団結しており、少ないチャンスで上手に3点取りました。
この「ランディを援護したい」もおそらく監督の指令ではなく、選手間で考えた事かと思います。
中でも、事実上のキャプテンである福留が、自らも先制打を打ち、野手全体を上手くまとめているようにも見えます。
toraoさんの嫌う初回バントも、相手が苦手モスコーソだったのでアリだったと思います。和田監督も相手投手によって「初回バント」使い分けしてくれるといいのですが…
とりあえず「死のロード」は今年で完全に死語になったようです。
福留が自分自身にプレッシャーをかけて打った事をインタビューで聞いてチームの雰囲気がええんやなと実感した。中日時代は孤高の天才打者と言われ近寄りがたい雰囲気を出していたがメジャー経由で阪神に来てから福留がいい風に変わったと言う話しを良く聞く。
ここから一気に行くとはまだ思えないが追いすがる巨人を最後の最後に倒して優勝する阪神を観てみたい
メッセンジャーは点を取られる気がし無かったですね。対するモスコーソも横浜先陣の中で安定している方で昨日もそんなに点を取れる感じでは無かったのですから良い勝ち方だったと思います。
ここ数試合先制点は福留がほぼ取っている印象、とても打率が2割台半ばとは思えないです。先制点、勝負所で打ってくれるので、相手から見たら今阪神打線の中で1番嫌な存在でしょう。
ゴメスが打つとマートンが打たず、マートンが打つとゴメスが打たず、とチグハグな2人。この2人が噛み合えばかなり得点能力が上がるのでこの終盤戦なんとか調子を合わせて行って欲しいですね。
連日のエルドレッド様様な広島対読売。タイガースをアレだけボコボコにしながら広島にはカード負け越し…読売もタイガースを過剰意識してんのか??
そんな勢いに乗る広島と明日からです。しかもジョンソンとマエケンとの対戦になりそうで厳しいカードです。とにかく2勝1敗ペースを目指して9月の読売戦を迎えて欲しい。
明日か、明後日は台風の影響で中止も考えられますね。
なんとなんと、今年京セラドームでの本拠地戦7戦全勝とか。
交流戦でのオリックス戦はチンチンにやられたけど、セリーグ同士だと
負けなし。
暑い時期に、ドームでの試合は有り難いかも知れませんね。
この3連戦の失点が2点、2点、1点と先発投手が踏ん張ったのが大きい。
余り感心はしないけど、中4日のメッセ頑張ったね。
少なからず、快適なドームの恩恵を受けたのは間違いなさそう。
明日からの3カードはマツダ-甲子園-甲子園と屋外球場。
より一層のコンディショニング管理を。
さて残り30試合で貯金が8。
鞭の入れ所が難しいタイガース。
何とか馬なりで4コーナーから直線への9月に臨んでほしいものですね。
【訂正】
今年京セラドームでの本拠地戦7戦全勝 ×
今年京セラドームでの本拠地戦9戦全勝 ○
失礼しました。
阪神は4安打で3点で勝ち、読売は11安打Ⅰ点で負け。
読売は阪神のお株を奪う「阪神戦燃え尽き症候群」なんでしょうかw
和田監督は藤井、鶴岡をうまく使い分けてきました、ここで梅ちゃんも使い分ければ株も上がりそう。
残り全試合京セラでやらせてもらえませんかね(^_^;)
メッセがバッタバッタの三振奪取。マートンが快音快打。
前日の小生の予言が久しぶりに当り、大満足の首位固めとなりました。
お立ち台は先制打の福留でしたが、マートンの技術で打ったホームランもお見事。
夜のCG戦、カープの頑張りに大感激の連続でした。(本来はCの2勝1分の展開なのに・・)
そのカープとの3連戦で長期ロードが終わりますが、2勝死守で乗り切って欲しいです。
マートンをヒーインにしてホームランのことを詳しく聞きたかったなぁ。「ヤバイトオモッタノデ、スイングノトチュウデ、カンセツヲハズシマシタ」って言われても、おかしくないほど2回は出来ないだろうバッティングだった。
メッセ、力が抜けてたねぇ。読売戦とは別人なくらい汗もかいてなかったな。昨日のメッセなら読売も怖くない。
しかし大和の安定感…❗ゴロのボールを捕ってからゴメスに投げるまで、気のせいだろうけどキレイな直線が見える。あれはゴメスが受けやすい。あとマートンは返球を中継の鳥谷に投げないね。意地を見せてるのかもしれないが、いつか大事故に発展しそう、点を獲られる…ね。
読売の舞子ハ~ンが抹消のニュース❗しかし余裕で甲子園に間に合いそうだ。奥様が美人だし甲子園に間に合うし…。
Yalkeysさんの予言(希望w)通りの展開になり、文句なしのゲームでした。
メッセのヒットから得点に繋がり、好投する投手は打席に立っても何かしてくれそう。
デイゲームで勝利すると夜は世界陸上、女子バレー、カープ戦とゆっくりゆとりをもって観戦できます。
黒田はG戦に物凄くこだわりを持っているとか。勝利してくれて良かったです。
カープ戦は台風が心配ですが、選手の怪我のことも考えて先日の2回の中断なんてことにならないように、はっきりした決断を早めにして欲しい。
トラ11様
まぐれ(願望)の予感が当たり、めちゃめちゃ嬉しいです(^O^)。
予言者Yalkeys様、大当たりおめでとうございます!
願望はなんでも言ってみるものですね(笑)
後30試合全部勝って阪神優勝‼!
メッセの好投が最大の勝因でしょうが、toraoさんも仰られているように藤井のリードも見事だったと思います。
私も梅野を使って欲しい派です。
将来性とか打席に立った時のワクワク感は、梅野>藤井・鶴岡なのは言うまでもありませんが、藤井・鶴岡の活躍には素直に拍手を贈りたいです。
残り30試合。いよいよ4コーナーまできましたね。
次回読売戦までどの位のゲーム差をつけるか?と考えるのか、読売戦に全てをかけるのか。
明日から15試合が勝負やと個人的には思ってます
以前にも書いたかもしれませんが、私の知人が広沢さんの大学野球部時代の同期で、その知己を頼って地元の中学校で講演会・野球教室を開いてもらった折、無理を言って運転手を買って出て同行させて戴いた時の話なのですが・・・。
野球教室の中で広沢さんが知人に「トンボをベース上に立たせて持っててくれ。」と言われて、準備が出来ると突然フルスイングをしたのです。
まるで気でも狂ったかのようなその行為に恐怖心を抱いたのと同時に、ストライクゾーンのど真ん中に立っていて当然当たって砕けるか何かしてしまうはずのトンボの柄が、かすることもなくスイング前と変わらずに立っていたのにはまるで手品を見ているようでした。
その後内角はこう打つんだとスローモーションで解説してもらった時は、感動と興奮を覚えました。
「これがプロのわざか・・・。」
左手を畳むのではなくて、バットごと体に巻きつけて、体の回転で抜いた後にボールに当てるという感じに解釈したのですけど、恐らく他のコースよりは始動を早くしないと(或いはポイントを前にして鋭く体を回転させないと)ボールに対してバットが直角にならないんではないかと感じたんですが、今思えば直接聞けば良かったですねw
そのあとに中学生個人個人のスイングチェックをした時にやはり大別して内角打ちが得意な子と外角打ちが得意な子と何ら矯正してない段階でのフォームの指摘をされていました。
今岡が打点王になった年も内角のしかも悪球をホームランした際は、スイング軌道が消えてしかも力感が全然感じられないままインパクトの瞬間だけボールを捉えたように感じることが出来た不思議なスイングだったと覚えています。
そういう点ではマートンも伊達に最多安打の記録は持っていませんし、やはり天才なのでしょう・・・。
ちょっと調べてみたいなと思ったのはアンパイアと安打の相関関係ですね。
今年の外角はストライクゾーンが広すぎますが、アンパイアの中でも極端な人がいそうな気がします。
「あーぁ・・・今日のアンパイアはまたあいつかよ・・・。」
とモチベがダダ下がりなんて日があっても不思議じゃないですよねw
金曜から夜勤3連戦でした。「殺す気かっ!」となるところでしたが、讀賣戦分を回収出来たので疲れも吹っ飛びました。こちらのサイトとスポーツニュースのチェックしかしてませんがチームの雰囲気は良いみたいなのでなによりです。
思うに讀賣はただの苦手チームだったのかと。奴さんカープに連敗してんだ、これが。
こうなったら讀賣戦に残り全敗してもいいくらい貯金を作っておきましょうよ、和田さん?
メッセさん、中4日好投お疲れ様でした!
ズムズムは流れるような…マエケン、ジョンソン回避。悪運強し和田さん(笑)。