阪神先発岩田が、幸運な打球方向に恵まれて初回を乗り切ると、そのウラ阪神は故障からの復帰登板となる山中を攻め、福留タイムリー二塁打とゴメスの2ラン本塁打で3点を先制。2回も先発マスク梅野のヒットと大和の内野安打+山田送球エラーの無死二三塁のチャンスを鳥谷の犠飛、今成のタイムリーで返し2点追加。山中を早々にKOし、試合を優位にした。大量援護をもらった岩田は、内外を広く使った投球が冴え、強打のヤクルト打線を翻弄。打線も5回、8回と追加点を取り、万全の試合運びで快勝。その差を1ゲームと縮めた。
‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥
対ヤクルト 23回戦 甲子園
ヤ | 0 0 0 0 0 0 0 1 0 | 1
神 | 3 2 0 0 1 0 0 2 x | 8
勝:岩田8勝9敗0S
敗:山中6勝1敗0S
HR:ゴメス ツーラン16号
ヤクルト:山中 – 徳山 – 松岡 – 中澤
阪神:岩田 – 歳内
‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥
勝てば1日で追いつく1ゲーム差に接近、負ければ背中が遠くにかすむ3ゲーム差に離される。押し詰まってくると、「2ゲーム差での直接対決」が試合前に一番しびれる。明暗くっきりの両投手だが、1回すっと何球か投げたところで、ここまでの違いが出るとは思わなかった。
1回表先頭、比屋根の打球はヒット性のライナーだったが伸びすぎて隼太の正面。川端はバウンドして投手の頭を越すセンター前、岩田も反応したがわずかに及ばなかった。そして山田への投球が良かった。ゆるいカーブを内側に食い込ませて1ストライク。2球目はシュート系を外角低めに逃がし、これがチェックスイングを誘って2ストライク。テンポ良く追い込んだ。しかし3球目のフォークが意図したより浮き、山田これに反応、うまく右へおっつけた。しかしここは大和の正面、一瞬出てしまった一走戻りきれずライナーゲッツーとなる。何度見ても美しいのが大和の素速い送球。空中ステップで投げる寸前のタメまで作ってあり、捕ると同時に着地して、体の捻りでひょいと投げる。一瞬の芸術。このゲッツーが大きかった。
一方のサブマリン山中も、鳥谷を投ゴロに仕留めたところは、そこまで悪いようには見えなかった。内外、高低を使った技巧派の投球をされるとやっかい。ただまっすぐの走りが良くなかった。
攻撃でのキープレーは、この日今季初2番スタメンに入った今成。初球を見事にレフト右へ弾き返した。ただこの打球、そこそこの滞空時間があり、カン良くスタートした、並の走力のレフトならキャッチできた可能性もあったが、スタメンレフトのバレンティンが落としてから捕球、しかもガチガチに意識して大きく弾く間に今成は二塁へ進む1ヒット1エラー。
ここ数試合でもあまり打てていなかった今成だが、積極的な初球スイングで上位起用に応える。これポイント1。積極走塁の構えで相手野手のミスを誘う。これがポイント2。攻撃力アップのために守備力を下げたヤクルトのスキをつき、上げ潮ムードに水を差した。意外と大きいポイント3。
マートンは二ゴロに倒れたが、サブマリン対策の意図を感じさせるおっつけで走者を進めた。アウトにならないことも大事だが、ここまで来れば心を揃えることの方がもっと大事だ。二死から福留が左中間にタイムリー二塁打。1ストライクからの2球目、アウトローへのスライダー。体勢は泳いだが、最後、上体のつっこみを我慢してヘッドを走らせる高度なテクニック。しかしこの打球も滞空時間があった。上手いレフトなら追いついた可能性が高い。
続くゴメスは外への逃げ球をコンパクトに振り抜いた。おっつけを意識した低い打球はセンター少し左にぐんぐん伸び、スタンドまで届いた。2試合連続となる2ラン。極度の不振に悩んだ主砲だが、持っている打撃能力の高さはある。クリーンナップが機能すれば、このチームはそんなに弱いことはないのだ。
あとはもう流れで押し切れた。以後の二線級投手なら、ピシャリとやりこめられることもない。今成4安打ナイス。歳内ピシャリ締めいいよ。少なくとも今打線の状態はそんな感じ。悪くない。
持ち味であるゴロの山を築いた岩田、ナイスピッチング。落ち着き、テンポ、制球、みんな良かった。そして引き出した梅野、センターへのヒットともども持ち味出せたね。7回山田は内、畠山は外で連続見逃し三振。あれは岩田も素晴らしかったが、梅野のサイン勝ち。
相手の予想できないことをやりきれば、勝てる可能性は高まる。ウチが初物投手に手を焼くのと同じように、力のある若い投手を使っていくことは相手をイヤな気持ちにさせる。梅野を使うことも同じだ。先発で使えば、打撃の良さも活用できる。まずいと思ったら引っ込めたら良いだけだし、行けているうちは、ガンガン攻めさせていけばいいのだ。
流れを持ってきて藤浪。相手は初物・杉浦。ここで並べばムードはこっちだ。さあ今日も行こうぜ、タイガース!
コメント
一昨日はハマスタのエキサイトシートでベイファンだらけの中一人黄色ユニを着て悔しい思いをしました(>_<)
昨日は試合は見れませんでしたが満員の甲子園で快勝で踏みとどまりました(^o^)/
今成、梅ちゃんのスパイスが効いたようですね。
残りも機を見て敏に動きましょう!
和田監督が動いた。
2番に今成を入れ、攻撃的な打線で攻めた。
送りバントをせず、エンドランも掛けた。
スクイズの場面もあったが、これは次回に置いておこう。秘策(和田監督の)は小出しにしないとね(笑)
昨日の勝利は今日勝たないと意味がないので、今日は藤浪に掛けましょう。頑張れ!藤浪!
負ければ一気にヤクルトが勢いに乗りかねない試合、岩田の好投がチームを救いました。梅野もナイスリード!ゴロを打たせる投球に大和、今成、鳥谷3人の守備の良さがハマりましたね。
岩田は残り試合で何とか2ケタに乗せて欲しい。今日、藤浪が勝つことが当たり前のように言われていますが、そのためにはどちらも援護が大事。2番今成が上手く繋いでクリーンアップが返す形を最後まで継続できれば歓喜の瞬間も訪れるはずです。
まずは今日、追いつきたいですね。
沈滞ムードを一掃するナイスゲームでしたが、一つ勝ったくらいでは楽観できませんよ。正念場が続きます。
ヤクルトは打線の調子、特にチームを引っ張った山田選手の調子が下降線だと思います。また、昨日の西田辺様のコメントにあるように、バレンティン選手の復帰が、これまでの良かったチームバランスを崩すのではないでしょうか?混戦を抜け出すだけの勢いはないと思います。
GもCも下位チームに取りこぼしています。苦しいのはタイガースだけではないのです。
一戦必勝の精神で行けば必ず栄冠を掴み取れると信じて戦い抜いて下さい。
初回に1点先制後のもうひと押しが出来なくて連敗していただけにあの一発が大きかった。ゴメス選手、本当にお目覚めですよね?
岩田投手、ナイスピッチング。援護さえあればこれぐらいの事なんてことないですもんね。
今成選手、私には俊足に見えましたよ。この調子でムードメーカーとして引っぱってください。
若きエースよ今日も頼みます。打撃陣の皆さん、援護頼みます。
まだまだいくで、タイガース!!
(しばらくは試合を見ることもコメントさせていただくことも出来ないですが、帰ってきたときにはトップにいることを信じています。頑張れっ!タイガース!!)
ナイスゲーム!!
タイガースというチームはケツに火がつくと覚醒するチームですね笑
打線が一昨日から活発化してますね。このまま最後まで行ってくれ!!
ゴメスは不審だった分働いてくれていいんやで!
岩田梅野バッテリーの被打を恐れない強気の配球に痺れました!
ナイスバッテリー!
さあ今日は最多勝&MVP候補の藤浪!勝って兜の緒を締めよう!!
バントをしない和田采配、今成を2番に入れた時点で「今日は攻めて行く」と腹を括っていたのでしょうか?!
正直、先頭の鳥谷がヤクルト先発山中のボールを物凄く打ち難そうにしていたので「今日も手こずるなぁ」と思っていたら、今成が下手投げを打つ手本のようなバッティングで突破口を開いてくれました。
梅野を7番に据えた事も機能し、久しぶりに目の覚めるような攻撃でした。
和田監督、もう少し早くこんな野球をして下さいよーww
岩田も珍しく大量援護をもらい、スイスイ!内野ゴロ(特にサードゴロ)を打たせて取る投球で球数も少なく満点の投球でした。
今成のエラーから失点はありましたが、今成はあのプレーまではとても軽快な守備をしており、アレは難しいバウンドの打球だったのでまあ仕方ない。しかも4安打も打ってくれたので、岩田も文句は言わないでしょう。
さあ、今日はエース藤浪で絶対に落とせない試合。多少の暴れ球は持ち味ですが、暴れ過ぎないようにお願いしますよー。
「今成君という若者に謝る場所は、ここだと聞いて来たんじゃが…」なんてボケから入ろうとしたが、今成自身も「ヤジってください!」と言っていたから痛み分けということで、どうかひとつ。
「遅いよ和田❗」とは言うまい。問題は今日のスタメンだ。せっかくの流れを自ら断ち切るのか?まさか今成6番に戻さないとは思うが。
6番という打順は今成にとって想像以上のプレッシャーだったのかな。「ゴメスが打てないなら、その分も俺が…❗」と堅くなっていたのかも。コマネチで結ばれた絆は俺の想像を遥かに越えるものだったのか。演歌じゃないが「離れて解ることもある」な二人。今成の表情は、堅くノペっとしていたが、昨日は力が抜けたノペだった。
昨日は2番にバントなし。今日、そんな場面が訪れたら和田は何を選択する?
初回のバントで手に入れた一点を守ろうとして追加点が取れない日々。「初回にバントで一点を取る」は「初回に一点しか取れない」と紙一重だった。けど昨日は違った。スタメンを見たとき震えたが、実は選手もワクワクしたんじゃないだろうか。それは「打っていいんだ❗」なのか「監督が折れたぞ❗」なのかは解らない。
7.8.9番でチェンジは一回も無かった。それだけでも晴れやかな気持ちになった。
藤浪では絶対勝利が条件だから梅ちゃんスタメンはないだろう。和田が梅ちゃん使うとは思えないしね。
昨日は能見、岩田、岩崎の速球のスピードについて書いたが、援護点があれば、あんなに堂々と投げられるピッチャーなんだな。本当に和田には、この流れを崩さないでほしい。もう梅ちゃんを使うのは「冒険」じゃない。「刺激」なんだから。その刺激をマンネリにしてやるのが和田の仕事。
ヤクルトとの直接対決に勝ち、G・Cが負ける。理想的な結果でしたね。
勝率・勝利数とも同じなら、直接対決の成績で順位が決まる(間違っていたら、すみません)というルールの中で、ヤクルトに勝ち越したのは大きい。
今日は藤浪。長距離砲の前にランナーをためないように、ソロはOK!ぐらいの気持ちでいって欲しい。
今日のニッカン一面におもろい記事が出てた。
5月の名古屋遠征で岩田がホテルでままちゃり借り自分の服を洗濯するコインランドリー探したんやけどその道中であれ阪神の岩田やっ!!てみんなからその姿を見られたんやけどそんなん全く気にならないって記事でした。
人目を気にする阪神選手がほとんどやけど岩田のこういう姿がプレッシャーに強い理由だと書いてました。
やはり打者でも投手でもここ一番のプレッシャーに強いかはこういうちょっとした日常から見えてくるもんやなと思った。
そういう意味では今日の藤浪にも期待できる。
今日藤浪で勝って首位や!!
やれば出来るんや!
タイガースってチームは。
選手の中で一番(優勝)と言う言葉を語っていたのは、他ならぬ藤浪だったと思います。その彼が投げる本日のゲーム、死角は無いと信じます。藤浪の必要以上の緊張と、監督の不可解な采配さえなければ。
まずは岩田、最高のピッチングでした!
大きな大きな1勝です。梅野の嫌がらせのようなリードも冴えてました。
梅野は次メッセ辺り任せてみても面白いと思います。
あと打撃陣も珍しく早々に大量援護してましたねw
岩田は投球動作に入ってからリリースまでが極端に短い投げ方を
しています。その長さも意識的に変えたりしているので、打者は
とてもタイミングが取りづらいと思います。そんな投げ方で制球も
キレも良かったので相手も簡単には打てないでしょう。
とは言え、8回抑えた所で替えたのはベストだったと思います。
その後に歳内を使ったのも恐らくベストです。
打線に関しては今成2番が見事に当たりました。
ただ左投手が先発の時にどうするか、ノーアウトで鳥谷が一塁に
出た場合に今成はどうするか等にこの先注目したいですね。
さて今日は「勝って当たり前」という空気での藤浪。
あまりプレッシャー感じて欲しくないですねえ。
横浜では
「何や!こんな球団、優勝なんか出来るかい!勝手にさらせ!」
とイライラさせ。
西宮では
「何や、やったら出来るやん。可愛い奴っちゃ」と
一挙手一投足に振り回される恋人のよう(笑)
どっちがホンマの姿か分からんようになります。
今日は3アルから、小悪魔の仕草に酔ってきたいと思います。
岩田ナイスピッチング。
久し振りの気持ち良い勝利に爽快感いっぱいです。
ゴメスのホームランにより勢いに乗っていったように思います。
援護点の無いゲームが多い日々、昨日は1,2回で5点の大量得点を貰い、岩田ものびのびとした投球で、梅野のリードも冴えていました。
大熊解説は、最初からヤクルト優勢と決めてかかっているようで少しムカつきましたが、最後はその分気持ち良かったです。
今日は藤浪、楽しみです。ゴメスの調子が上がってきているのも楽しみです。
打線が繋がることを祈ります。
あんなにノリノリの今成を見たのはファン感の芸達者コーナー以来でしょうかね(笑)。打ちも打ったり4安打。再三にわたる好守備(エラーは目をつむります)。大援護、堅守に乗せられて岩田と梅ちゃんは強力燕打線に立ち向かって行きましたね。グッと来ました。
これぞチームで勝ち取った星と熱くなりました。
この勢いを損なう事なく突っ走って欲しいのですが…さて、、、