完封負けで連敗 首位と3差の3位に後退

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エース菅野と谷間の岩崎の投げ合いは0-0で後半に突入。6、7、8回に1点ずつ取った読売に対して、阪神は完封リレーを決められて連敗。残り9試合で首位ヤクルトとは3ゲーム差、2位読売とは1ゲーム差の3位に転落。

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対巨人 23回戦 東京ドーム

神 | 0 0 0 0 0 0 0 0 0 | 0
巨 | 0 0 0 0 0 1 1 1 x | 3

勝:菅野10勝10敗0S
S:澤村6勝3敗33S
敗:岩崎3勝9敗0S
阪神:岩崎 – 松田 – 高宮 – 歳内
巨人:菅野 – 山口 – 澤村

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熱い気持ちを秘めているのに、冷めた目でチラチラ見ているフリをしつつテレビ観戦。いつでもガバッと本気乗り出しする構えだったが、結局最後まで「冷めたフリ」のまま見終えてしまった。
岩崎は期待通りの好投。初の対読売戦で、6回1失点、手負いの読売打線とはいえ、実力を十分発揮できた。軸以外の投手を読売戦に出さなかったが、「慣れない投手は厄介である」ことを証明できた。自分たちはいつもやられているわけで、何も今さら証明する必要もないのに、「小心さ」あるいは「言い訳」のためできなかったこと。
リードする展開どころか、1点すら取れないのが寂しすぎて、そこに焦点を当てても虚しいばかりではあるが…。

負け惜しみのようだが、読売もかなり弱い。ヤクルトも大して強くないし、もちろん広島も強いことない。そんな中でも今阪神が一番弱い。ただ阪神が一番強い時もあった。残りわずかな試合で、その状態にならないと、「なーんもなかった」に等しいシーズンになってしまう。そうならないために、心を一つにせよ。プロ野球はイヤでもずっと続いていくのだ。

コメント

  1. とし虎 より:

    打ち勝てない現状で守り勝たないといけないのにエラーは付いていませんが鳥谷のあの守備はいけません。今季、何度も送球が逸れる場面が見られます。そろそろ鳥谷に固執する意味がなくなってきました。
    連休最後の日、何とか意地を見せて少しでも上位を目指して欲しいです。

  2. 虎ジジィ より:

    また打撃で大和が迷惑をかけてしまった、なんかスミマセン。
    前日のスクイズ失敗とか引きずる「生真面目」なタイプなので、昨日のように相手が右腕ならセカンド坂の方が機能したかも知れません。
    8番大和だと、 特に 捕手が梅野じゃない時は7、8、9番打者が安全パイになってしまい、8番まで気を抜けない讀賣よりは かなり弱い打線になってしまいます。
    岩崎は好投しましたが、スタメン発表の時点で負けるべくして負けたゲームでした。

    大和の打撃向上については今シーズンは難しいかと思います。ビジターゲームで早めに球場入りし、練習から見学する人は、大和がネット裏で「強く振る練習」をどれだけ繰り返しやっているかご存知だと思いますが、あれでダメならかつての金本のように オフに徹底した筋力アップしか打撃向上の方法がないように思います。内外野どちらを守らせても12球団トップクラスの守備力を持つだけに、なんとか打撃で殻を破って欲しいものです。

    話がすっかり逸れてしまいましたが、もし今日負けたら優勝の確率は ほぼ消えます。どんなカタチでも勝利にこだわって戦って欲しいです。
    個人的には「美酒」を夢見て2ヶ月半続けてきた「優勝祈願断酒」ですが、もし今日アレなら「やけ酒」を我慢できないかも……

    • 西田辺 より:

      先日21日のヤクルト戦に行ってきました。
      ご存知の方も沢山おられると思いますが、甲子園歴史館に早めに入ると
      ホームチームの打撃練習が、バックスクリーンの方から見学できるんです。
      その日私が着くと、丁度大和選手がフリー打撃練習中でした。
      スタンドにポンポンとはいきませんが、鋭い打球を左中間方向にかなり
      飛ばしてました。
      決して調子自体は悪くないと思うんですが、彼が活きる組み合わせが
      見つかってないんだと思います。
      彼の守備は何よりの戦力です。
      今、彼を外すことは考えられません。

    • やっさん より:

      虎ジジィさん
      同郷だからって責任を感じないでください。私も大和の大大ファンですから。
      昨年のCS日本シリーズ、超美技で何度も救ってくれたし大和がいたから
      どこよりも長く阪神の試合を楽しめた、私はそう思っていますw
      オフに身体鍛えて打撃磨いて来年はきっとスタメンで頑張ってくれますよ。

    • 虎見 より:

      虎ジジィ様、昨年からずっと大和選手について御祝いを言えていませんでしたGG賞おめでとうございますと。どれだけチームに勇気と勝利を与えてくれてきたか。マンスリーの福留選手特集を読みたくて登録した公式メルマガの大和選手の回を読みました。
      守備が得意なのは幼い頃の監督に言われた、ずっとボールを持ってたら上達するぞという言葉で寝る時も持っていたそうです。ある時偶然かTVでベンチの大和選手がバットを抱えて座っていました。数少ない球場観戦でこういう時打ってくれるでと思った瞬間打ってくれた事が何度もあります。
      選手本来の力を引き出すことも起用者の責務でしょうし、応える事もされた側の責務でしょう。大和選手には乗り越え活躍して欲しい、そして守備で打撃でチームを救って欲しいです。

    • ken3953 より:

      虎ジジィ様、やけ酒は危険なのでやめた方がいいですよw
      特にしばらくブランクがあるとリアルに体壊しかねません。
      するのなら低めに上限設けたやけ酒をオススメします。

      大和は打率2割以下の時は酷かったもんですが、今はだいぶ
      調子が上がってきています。上本が怪我している現状、
      大和は欠かせません。ただメンタル的に引きずり過ぎるのは
      やはり大きな欠点です。もっと開き直れると良いんですがw

    • 虎ジジィ より:

      環様、やっさん様、虎見様、ken3953様、返信ありがとうございます。
      あとは、大和本人の努力次第。なかなか高卒野手が育たないタイガースの環境の中、なんとか殻を破って欲しいです。

    • いわほー より:

      大和自身、完全に自信喪失状態ですね。
      新聞の連載での宮本慎也さんの思い出話。ヤクルト入団当時、野村監督の「脇役の一流になれ」の言葉に感化されて、これが自分の生きる道と見定められたことが、プロで長くコツコツとやれた要因だったんだとか。
      大和の守備力はお宝もんだけに「脇役の一流」の素質は十分。
      なんとか殻を破ってほしいね。
      (と書いていたら大和が第一打席にヒット。よしよしいいぞいいぞ)

    • 虎蜂 より:

      今日の3回の大和の気迫、すごかったです。自打球が脛を直撃しようが、腕に死球を受けようが、この舞台から降りるつもりはないという執念を感じました。
      これから大和に助けてもらう試合がたくさん訪れるはず。私は大和を信じています。

  3. hi64 より:

    選手は一生懸命頑張っているんでしょうが、全く伝わってこない。
    覇気がない、もう諦めたようにしか見えない。
    こういうときに先頭に立ってチームを鼓舞していくのがリーダーの仕事なんですがね。

    さて、強運和田豊の運も尽きたのか。
    流れを変えたければ西岡ではなく、レフトペレスしかないと思います。

  4. こうじ より:

    久しぶりにコメントさせていただきます。
    昨日の敗戦で優勝は無くなったように思います。2チームによる優勝争いならまだしも、3チームでのデットヒート、上位2チームが奇跡的に負け続ける可能性は無いでしょう。
    残念ながらタイガースは優勝する

    • こうじ より:

      途中になってしまいました(T . T)
      タイガースはまだまだ優勝する力はないようです。
      来季残留の可能性のないマートンはもういいんじゃないですか。

  5. 西田辺 より:

    先日のヤクルト戦から
    2番今成
    8番大和をオーダーに組み込んだ。
    確かに7番に梅野と言う打撃力のある選手を置くと機能するんですが、
    バッティングに関して一枚落ちる鶴岡・藤井を言う所を置くと7番以降
    の得点への期待値がグッと下がるのは否めない。
    とは言え、こんな事は素人の私に言われるまでもなく全て織り込み済みで
    起用してるんですから如何ともし難い。
    これで今季16度目の完封負け。
    東京ドームでは10敗目を喫した。
    今季対戦成績も8勝15敗と大きく負け越し。
    和田政権になって、4年連続対読売戦負け越し。
    これだけ負けていると、良い印象など抱きようがないんですが、どうにも
    何かに怯えたような野球に見えたりもします。
    敵にとって腰の引けた者ほど相手し易いものはありません。
    それぞれが
    「いつか相手が勝手に負けの流れに乗るだろう」
    「いつかやられるんじゃないか」
    と言う心理状況に陥りがちになります。
    このままで良いんですか?
    優勝したいと、ここまで頑張ってきたんじゃないんですか?
    もうここに来て言葉を繕う必要など何もないはず。
    指揮官が矢面に立ってチームを鼓舞しないでどうするんですか?
    最後の最後までYMKですか?
    もし、昔監督自身がやってたブログのタイトル「虎の意地」と言うものが
    あるのなら、残り10試合でそれを見せて欲しいです。

  6. 月見草 より:

    下位打線が弱すぎる。今後も見据えて、捕手は梅野で今成を七番に戻して大和を二番に戻せばバランスのいい打線になる。もうよかれあしかれ梅野を使うしか手はないのでは?

  7. やっさん より:

    完敗でしたね~!!
    救いは岩崎が6回1失点で我慢できたこと、藤井のリードが
    光ったけど苦労しただろう。
    得点チャンスに打順大和、スクイズ失敗が尾を引いているのか
    まったく打てない。大和のために今日は休ませてほしい。

    試合後指揮官曰く「点を取らなきゃね~」だってww
    だったら点取りに行けよ。点を取られないように中盤からレフト変えろよ。
    7回藤井からの打順で代打攻勢なぜしない?同じ負けるにしても
    手を尽くした負け方なら納得するが、何も?しないで負けるなんて
    選手もファンも不満が残る(怒)
    一発を期待して代打良太、この2試合同じボールで空振り三振!!
    データーがなんであれ次もコールがあったら私はブーイングします。
    結局梅ちゃん出番なし!!

    自力優勝は消滅!!ヤクルト巨人が負けるのを待つのみ、(悲)
    残り9ゲーム一つも負けられません!!

    メッセがんばれ、 ファイト~~~~!!

  8. 虎見 より:

    ガツガツいこうでタイガース!!
    2リーグ分立後初の優勝した時の事を吉田さん小山さんが連休初日のTV解説で仰っていました“最後の最後、最終戦の1勝で優勝を決めた”と。
    2014年開幕前の特番で星野さんがタイガースに渇を入れさせろと“ライトスタンドのファンに応えてやる!という熱い想いがないとダメ!”と仰っていました。

    甲子園でのヤクルト2連戦に行って来ました。神宮最終戦も行きます。最後の最後までベンチ・選手の皆さんが納得いく後悔のない試合をして欲しい。
    そして、結果が出ない選手達、遠い先輩間近の先輩方もなにくそと鍛練を重ね乗り越えて来られています。最後は自分の強い気持ちであり向上心です、いつも応援しています、最後にうちが笑わんとあかんで!!
    最後まであきらめるな!!ファンにあきらめたんかこの試合・今シーズンなんて思わせるな!!!

  9. としとまき より:

    昨日も現地観戦でしたが巨人に強さを感じませでした。甲子園でのヤクルト戦でもヤクルトに強さを感じませでした。
    阪神が残り9試合をなんとか選手のモチベーションを上げて最後の力をふり絞ればまだまだ行けます。
    諦めてる、弱気になってる阪神ファンは多いですが最後の最後まで諦めたくないです。
    試合前練習観て阪神選手が昨日の負けを引きずってなければ大丈夫やと思います

  10. yalkeys より:

    今年に始まったことではありませんが、今年も同じ結果になりそうな予感がします。
    どうしてこうなるのか・・
    私なりの結論は、リーダーに勝負感がなく、ゲームを見る大局観が甚だしく欠如しているからです。2回であろうが、打てなさそうな大和には代打だと思いました。そのあとの守備に出た選手がエラーをするかも分かりませんが、それは仕方のないことです。あの場面で動く監督を見たかったし、結果はともかくファンもそれを望んていたと思います。YMK(やめてもらわないと困る)野球が近づいて来ました。
    今日からのゲーム、望みある限り応援は続けます。

    •  Yalkeys より:

      勝負感⇒勝負勘 でした。訂正します。
      中村GMの訃報に驚いています。ご冥福をお祈り申し上げます。

  11. 虎っしー より:

    昨日は僕のコメントで気分を害してしまった方がおられたようで、トラオ様を始め皆様申し訳ありませんでした。
    暫く書き込みは自重します。

    今シーズン和田阪神の中で一番リーグ優勝に近い所まで行き本当に優勝して、和田監督には寧ろ勇退して欲しかった1人です。チームの成績の責任者であるからには仕方ない事ですが、また各所でボロクソに叩かれる和田監督批判を目にするのは個人的には辛いです。と同時に来年の新生タイガースへの期待等も膨らむこの頃です。
    勿論、可能性の話しをすればまだ諦めるわけで有りませんので最終戦まで1ファンとして応援します。

    また来シーズン前位にお邪魔させて頂きたいです。
    頑張れタイガース!!

  12. 南の虎 より:

    藤浪で敗れたヤクルト戦について、宮本慎也氏が「勝利への執念が感じられない。7回に3点を勝ち越された時点で、あと3回攻撃が残っているにもかかわらず、集中力を欠き、試合を諦めているようにしか思えなかった」と述べておられた。
    昨日の読売戦も、テレビで見る限り、ベンチに反撃意欲は感じられなかった。無論、選手は諦めていないと思うが、残念ながら、そう見えてしまう。残り試合は少ないが、最後までfighting poseを見せて欲しい。ファンは諦めていない!

  13. 熊虎 より:

    上位が団子で最終盤。この状況で残り10試合。
    うん、全然悲観する場面じゃない。
    なぜなら何処かで誰かが潰し合いをしているワケだから、余程スパートをかけるチームがあれば別だけど、先月末のタイガースがそうであったように連勝している間にどこかが負けてくれますよ。
    残り10試合の前にチームが調子を落としたのは幸いです。ここが潮目で必ずウチは調子を上げる余力があるし、1ゲーム差で首位なんかより、3ゲーム差で3位がラストスパートの絶好の位置です。

    追いかける方が強い!何となく首位でゴールなんてつまらない。選手も首脳陣もファンも最後まであきらめず全力で戦って優勝を狙いましょう。今こそがその時です。

  14. ken3953 より:

    とりあえず岩崎はナイスピッチ。援護がやっぱ無いですねw
    まあ防御率1点台の菅野という事で仕方無しとしときましょう…

    重要な大一番岩崎を送り出したのは非常に良い起用だと
    思ったのですが、今日は中4日でメッセ。
    むしろ嫌~な感じがします。見極めは重要です。

    ポレダにはしっかり嫌がらせをして貰いたいですね。

  15. 4-6-3ゲッツー より:

    昨日の読売のスタメン、この時期でドラ1が6人・・・。

    うらやましいですな・・・。

  16. 信州力 より:

    中村GMが

  17. 虎蜂 より:

    相変わらずデータを信用しないベンチですねぇ。ポレダは左右の被打率がほとんど変わりません。なのに傷心の大和の打順を上げ、バットに当たりそうにない良太を6番に据え、守備力を下げるとは。

    ここまで来たら自分の信じた野球をするしかありませんが、貫くしかない野球がこれとは⋯トホホ。

  18. こうさん  より:

    昨日のコメント祭り、一番、鳥肌がたったのは虎ジジィ様のコメント。あんなに怒りを圧し殺した虎ジジィ様のコメント、初めて見たかもしれない。「大和のことや采配へのコメントで一杯になるなら、私は私を貫く。だから悔しさを噛み締めさせてくれ…。」という想いが文章から伝わった。断酒をしてまで優勝を願う気持ちは、俺の想像以上のことなんだと思う。虎ジジィ様が「w」を使っていなかったのが、心に響いた。的はずれかもしれないが。 
    さて昨日の試合。岩崎、勝たせてやりたかったね。大和は重い十字架を背負ってるみたいに心と体がバラバラたった。ここからは応援するだけ。這い上がってくる大和を待ってるよ。昨日の菅野を打ち崩せなかったのは悔しいな。7回の攻撃、まったくヤる気を感じなかった。代打、出さないんだね。和田の様に、ただメッセの好投を祈るのみ。

  19. トラ11 より:

    昨日のここでの皆さんの熱いコメント。
    我が家もテレビが可愛そうなくらい罵声と怒号が家中に響きました(笑)
    罵声と怒号は私ではありません。知人と家人です。
    私はドキドキして見ていました。
    今日も試合を見るのが怖いのでチラ見しながら書いています。
    Gなんて恐れるな、ポレダなんか打ち砕け!
    タイガース頑張れ!

  20. 熊虎 より:

    【今日のうちに書きたい事、中村GMの訃報に際して】
    toraoさま、記事とは逸脱すること、本日二度目のとりとめない書き込みであること御容赦ください。現状の阪神の戦いと絡めたり切り離したり、中村氏の経歴を阪神だけに限定したり他球団を絡めたり、関係する選手やOBを思い出したり投稿に書き込むのを躊躇したり・・・。実にとりとめがない考えが止まらないのです。

    タイガースナイン同様、今夜試合後に中村氏の訃報に触れ、思考が纏まらないこと数時間。幼少時(私の最初の記憶は田淵移籍の頃、掛布で熱中した世代)のわずかに残るセカンドの中村氏、確かアニメの巨人の星にも阪神の選手として名を連ねていた選手。巨人至上主義の世間の潮流に対して子供の頃に既に視点の違いによる違和感を認識していました。
    私的感覚の5年間の監督時代。ブレイザーは覚えているけど、中西監督は記憶が薄い。安藤・吉田・村山時代は悲喜交々。中村監督は初めての「選手時代を知っている世代」の監督でした。ちなみに巨人の長嶋氏は私が幼稚園の時に引退しましたが、私の認識ではマスコミに神格化されたヘボ監督です。なぜ今もって特別視されているのか不可解です。逆に負の印象報道で語られることが多い中村氏については若い世代にはピンと来ないでしょうが、私にとっての中村氏は今でいうところの引退間もない矢野捕手や桧山選手が監督抜擢されたようなものでした。
    ヤクルトの古田氏同様、引退直後の青年監督の多くがそうであるように監督としての中村氏は成功したとは言い難いものでした。ギリギリでヤクルトの智将野村に最後の最後で捲られて92年の2位が最高の戦績でした。あの年、マイクが覚醒し、中込、湯舟、野田が投げ田村が抑える。とにかく田村が無双しまくる、あのシーズンです。
    バース・掛布がチームを去り、5位6位が定位置になった阪神で衰えの目立つ岡田のポジションを若手の和田豊に置き換え、真弓を代打に廻し亀山・新庄を起用し続け若手投手陣を切り回し優勝へもう一歩だった、イヤホントは優勝していたのにヤクルトに最後の最後で優勝をかっさらわれた、あのシーズンです。私は92年の経験があったから、03年の優勝の時に本当に涙が出た。でも、92年も同年代の選手が優勝できていたら泣かなかったかもしれないけど心の底から笑顔になれていたと思う。

    阪神の監督は勝っても負けてもイロイロ言われる立場。戦績的に歴史的に負けの方が多いから責任者はそれはもう無茶苦茶な扱いをされる。思い返せば阪神生え抜き監督は中村・岡田・和田と2塁手の系譜です。優勝監督の岡田氏は特別視されるようだけど私としては「負けて監督を放り出した」から岡田氏はかなり評価が低い。和田氏と中村氏は阪神の監督としてある意味無形の敵とも渡り合っているからちゃんと評価したいと思っている。
    でも、中村氏に関しては亡くなった時にまで心無く批判されるのは(予想されるだけに)絶対勘弁してほしい。それだけは阪神ファンでい続けている自分とプロ野球の熱烈な愛着まで台無しにされるようで実に切なく感じてしまうから。

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