毎日ちょっとずつ自主トレの様子を公開している阪神の選手たち。この日はチーム最年長、今年40歳シーズンを迎える福原が紙面に登場。
本人の思いこみは結構なこととして、40にして体が進化することは普通あり得ない。鍛えることで退化を遅らせるのが仕事になる。一方、技術面や頭脳面はどんどん向上し、結果として円熟味を深めている。
成績を数字で振り返ってみると、2011年から13年までの3年間、WHIPは1.1台を記録し、ピシャッと抑えていたのがわかる。14年、15年とだんだん走者は出しても返させない、あるいは点はやっても追いつかせないという余裕のある考え方にシフトできているように感じる。
「データで楽しむプロ野球」さんを参考に福原の持ち球配合を見ると、まっすぐが大半で3分の2ほど、カットボールが15%ほど、カーブが13%ほど、フォークが6%ほどとなっている。以前の印象だともっとフォークとドロンとしたスライダーが多かったが、それを減らす代わりにカットボールを増やしている。
つれて四球が増えて、奪三振率は下がっている。おそらくは全打者から三振を狙う以前のスタイルから、うんと脱力の方向に変化して、ボール球も有効に使いつつ、打ち取る打者と無理して勝負しない打者を選びながら、微妙に芯をずらす投球術を身につけた。以前から使っているカーブも集中させない材料に使えている。出番の読みやすいセットアップが性に合うのだろう。
この「術で打ち取る」という傾向は今年もまた強めていくだろう。だからクローザーもやってできないことはないけれど1点差を守らなきゃならないとなると、ゆとりがなくなって良さが消える。抑えについては外国人に頼りつつ、次世代クローザーをシーズン中に作っていくつもりでやってほしい。
コメント
福原忍、地味ですが90年代に入団以来、故障は数回ありましたが常に一軍で仕事をしてくれる本当にありがたい存在です。
ただ、残念な事に優勝した03年は故障で殆ど棒に振り、05年は先輩ローテに入るも不調で2度の優勝にはあまり貢献出来ていないんですよね。
その悔しさは本人が1番痛感してると思います。
長くタイガース一筋に在籍してくれている功労者・福原に活躍→美酒を是非味あわせてあげたい。
今年は投手部門のキャプテンを任命された福原。
昨季、印象に残ったのが神宮球場でベンチとブルペンの意志の疎通が
上手くいかなくて準備する投手が入れ代わり立ち代わりで混乱した場面。
ベンチの投手コーチに向かって両手を挙げて「どうなってんの?」のポーズ。
あれは確かにテレビ画面で見ていてもイライラしたんですが、やってる
当人達はもっとイライラしたでしょうね。
そこでブルペンを代表してベンチに「シッカリしてくれよ」とシグナルを
送るあたり、リーダーとしての資質はあるのかも知れません。
確かに、入団当初のような剛速球でガシガシ攻め込む姿は少し影を潜めましたが、
チョットだけ老獪さも身に着け最も信頼できるセットアッパーになってくれました。
監督は新外国人次第では抑えもと言ってますが、仰る通りセットアッパーの方が
力を出せそうに思います。
「老体にムチ打って」と言うほど老け込んではないけれど、タフな体も確実に
言う事が利かなくなってくる頃。
2016年の忍ちゃんが、どんなピッチングをしてくれるのか。
不安より楽しみな自分がいます。
すんごく解りやすかったです(⌒▽⌒)
なるほどねぇ、、、
能見もしかりって事ですね!^ – ^
福原が先発で柱やってた頃の讀賣相手の鬼気迫る姿は忘れられない…
福原は良く頑張ってくれていますが、安藤だって昨年は良かったと思います。
安藤の年俸が下がったのは理解できませんが、いつまでも二人に頼っていては進化はありません。
変革の年、若い選手も出てきて欲しいと切に願います。
しかし、福原は今年40歳ですが、虎のレジェンドとして連続中継ぎのタイトルを獲るくらいの活躍をして欲しいとも思います。
若い選手を引っ張っていってくれる福原にエールを送りたい!
あれは福原が新人のとき。福原のことをラジオ解説者が「立派な投手ですよ!」と褒めていた。その「立派」という言葉遣いが妙に耳になかった。
故障がなければ、そして当時の阪神がもっと強ければ、もっと違った扱い方をされていたでしょうな。
しかし不惑になっても第一線で活躍している今から思えば、その「立派」という言葉は的を射た言葉だったですな。
一人でクローザーを務めるのは体力的に無理だが誰かと併用すれば(例えば左の能見とか)そこそこ期待できるのではないかな。
外国人は要らなかったでしょう(笑)
それよりか先発を取れ、とここで何度となく叫ばさせてもらいました。
なぜか阪神の奇癖として同じポジションばかり取りたがる。
キャッチャーとかマルチタイプの外野手とかセットアッパーとか。
まあ僕の言うことはめちゃくちゃなんで聞き流して下さいね。
愛はありますから。
訂正。「耳になかった」ではなく「耳に残った」。失礼。
2年連続最優秀中継ぎ投手に選ばれ、円熟味を増すばかりの福原。今年も嫌でも頼りにしないといけない存在やと思います。しかし、それに甘える?事なく若手をしっかり起用してほしいです。
歳内、松田、金田、島本、岩本、岩貞、石崎、青柳、山本(岩本、岩貞は先発かな?)若手ホープはたくさんいますから。
岩貞なんかはロングリリーフで使えたら面白そうな気がするんですがね。
いつかの終盤戦、当時2軍にいた福原のブログ「最後のチャンスを貰いました。明日から上がります」を見て、あ、これで暗黒時代に巨人の強打者にストレートで真っ向勝負して唯一の光となっていた福原も終わりなんだと思いました。
しかし、それから敗戦処理を経て、まさかの復活。そんな選手、応援せずにはいれません。
トラオさんとは意見が分かれますが、私は今年のスタート、抑えは福原で。
外国人が上回れば、彼はタイガースの為に喜んで身を引くでしょう。
まだまだ、エルドラッドに高めの危ういストレートで勝負する姿を見て「よっしゃ!!」と酒を飲みたい。