ラミレス監督はおそらく有能
甲子園でDeNAとのオープン戦。
「いざとなったら配球のサインはベンチから出す」などの発言により、「ダメだこりゃ」と言われたりするラミレス監督だが、私は終始一貫侮れない監督であり、おそらく有能だと思う。
たとえばこの記事。
DeNAラミレス監督 目標は古田敦也氏に学んだ捕手中心野球(NEWSポス/トセブン)
捕手を成長させ、捕手を中心とした緻密な野球を目指す。その根拠、手本は古田捕手であり、自分がパワーヒッターとして日本で活躍できたのは、その理論による。要約するとそんなところだ。
かなり明確に目指すものを持っており、今季については新人・戸柱恭孝を正捕手として育成する方向性を示している。
ロペス、筒香、ロマックのクリーンナップは力があり、身体能力の高い野手も多い。先入観を捨て、勝てる野球理論に興味を持ちだせば、このチームは劇的に変わる可能性がある。親会社の能力も高く、いずれ強くなる球団だ。
先発投手の競争はこれからが本番
とにかく外野戦争、捕手戦争、二塁戦争、三塁戦争が熱い。いずれも「本命不在」と「候補者多数」が競争状態を激しくさせた。その一方、投手陣の競争が弱いような印象だが、こちらはこれからが本番だ。
先発はメッセンジャー、藤浪の2枚エースがあり、ある程度イニングが計算できる能見と岩田も順調。藤川を1枚補強したことでセの他球団から見れば「実績十分」と感じさせるローテ陣を形成できた。柱であるメッセや藤浪、軟投派の岩田は中5日ローテも通常営業だから、基本5人いればあとは「谷間要員」で回していける。
ただしこれは机上の空論にすぎない。5人の先発陣が全員好調で2枚看板は15勝以上、他もみな二ケタ勝って……となってくれりゃもうけもんだが、普通はいろんなことがあるもんだ。
内転筋のハリで二軍キャンプにまわっていた島本がこの日2番手で2イニングを投げ、好内容。首脳陣は6番目の先発候補と位置づけている。キャンプからの勝ち残り秋山と、不調からの再浮上を期す岩貞と岩崎、実は先発候補の新人青柳、守屋、故障明けの横山、ここらがまずは2列目につけている。6番手はもちろん、5人衆で不調が出ればチャンスが回る。
リリーフも開幕後が本当の勝負
髙橋、高宮がそろって1回を抑えたが、6人または7人からなるブルペンスタッフの枠もなかなかの競争だ。マテオ、福原は決まりとして、左の髙橋、高宮、榎田は3人とも入れるのか。鶴、歳内、二神も合わせれば、ここまでですでに8人。落選者が出る。もっともこちらも全員が好調であるはずもなく、調子を見極めながら、いかにとっかえひっかえできるか、また二軍での復調をどう効率よく出来るかが勝負になる。2列目にはベテラン安藤、石崎、金田、実は好調時は無敵になる筒井と小嶋、やがて戻ってくるであろう松田らが控える。
活性化の手順さえ間違えなければ、「使える投手が限られている」という去年までの状況にはならないはずだ。
金本&掛布ホットラインはこのあたりの仕事になるとまったく役立たずだろうから、香田&久保の投手コーチがいかに連携していくか。それを考えての配置転換だろうから、うまく機能するだろうと期待している。
二つ違いのライバル
この日も下位打線に並んだ髙山と横田がともに打って走っての活躍を見せた。
髙山は今はまだ十分な結果は得られていないが、根拠のある打撃フォームを持っているので、このまま正しい努力を続けていれば心配はない。
横田は今はまだ十分に根拠のある打撃フォームを持っていないが、結果は出し続けているので、このまま正しい努力を続けていれば心配はない。
多頭立ての大混戦レースから2人が抜け出た。2人で1つのポジションを争うのか、2人ともポジションが獲れるのか。そしてレースは「開幕がゴール」ではない。阪神の外野からは明るい未来しか感じない。
実のある成長
金本監督は横田の変化を「横田君から横田さん」と冗談で表現した。精神的な落ち着きを感じたという意味であり、それをもたらしたのが「場慣れ」だ。
何度も書くことだが、慣れないことは失敗する可能性が高い。不安が先に立ち、成功の予感もなく、冷静さと集中を欠くのだから仕方ない。同じことでも何度か経験を重ねると、成功の糸口が見え、具体的にやるべきことが冷静に判断できる。
8番岡崎がヒットを量産し、9番北條が得点圏の打席で素晴らしい打撃を繰り返している。練習の成果が出ているのはもちろんだが、「場慣れ」が成長を促進している。
コメント
あれから今日で5年ですね、時が経つのは早い。
オープン戦、なんか競馬のジョッキーみたいなユニフォームwのベイスターズのとの対戦でしたが、筒香は大黒柱に成長、ラミレス監督もWスチール等仕掛け、toraoさんも仰るように「侮れないチーム」になっています。
鳥谷、西岡を休ませ北條、上本にもチャンスをしっかり与える。そして監督インタビューでは「開幕スタメンは2、3日前に決める」って、本当に選手の「ヤル気スイッチ」を上手く点灯させる監督だ!
しかし主審もまだオープン戦ですね。シーズン中ならあの岡崎ホームアウトのシーンは金本監督が飛び出して行くか、あるいは矢野コーチがプチッと切れるか!ww、いずれにしても今季はホームクロスプレーはビデオ判定アリとの事なので、アレが開幕戦ならホームクロスプレービデオ判定のファーストピングィンになっていたでしょう。
全体的には投打噛み合ったナイスゲームでした。
しかし譲らんなー岡崎、高山、横田そして北條!素晴らしい。
岩田はポテンで失点しましたが貫禄ありローテ当確、あとは中継ぎ左腕がみんな好調(島本エエやん)で誰を入れるか「嬉しい悩み」ですね。
攻撃陣もゴメス、ヘイグがヒットを打ち高山がしっかり進塁打、そして横田が泥臭いヒットながら先制2点タイムリー(2本目のタイムリーは技あり)という流れるような先制攻撃でした。
その横田は盗塁死はありましたが紙一重、どんどんトライすればよし!
若虎も遅咲き虎も外国人もベテランも躍動していてゲームが楽しい。
こりゃ開幕戦のティケトはプラチナペーパーになる事は間違いないでしょう。
開幕岡崎スタメンが現実味を帯びてきました。
小宮山、岡崎、清水の生え抜き3人はずっと脚光を浴びることはなかった(小宮山は一瞬あったけど)のでそろそろトレード要員かなと思ってました。
苦節11年、去年1軍で1打席しか立てなかった男が大輪の花を咲かすのか!?
金本体制じゃなかったら1軍キャンプも呼んでもらえなかったかもしれない、よくぞ腐らずこのチャンスを掴みました(まだ決定じゃないけど)
梅野も坂本ももちろん応援しますが今年は岡崎押しで行きます。
補足で
私もラミレス監督は侮れないと思います。
DeNAの泣き所は防御率の悪さ、そこにすかざす目をつけて日本球界で2000本安打達成の監督が捕手のリードにメスを入れる。機動力も活かす。もともと打撃力のあるチームなので防御率が上がる(下がる?)と厄介なチームになりそうです。
島本、沖縄を離脱した時には大きくポジション争いから後退かな?と
思いましたが、昨日は良い球行ってましたね。
失点はあったけど、おそらく首脳陣の中ではノーカウント。
監督・ピッチングコーチ共に嬉しい悩みの種となれば良いんですが。
横田さん。
何処でも攻めれそうで何処でも打ってくる。
ピッチャーキャッチャーにしたら一番厄介な打者です。
まだまだ彼の行きつく先は遥か彼方にあるけど、まずここを踏み台にして
完成形へと向かって欲しい。
高山に対してはと言う問いに「負けられない」と言う。
やがてその対象が福留に変わる日を楽しみにしたいと思う。
DeNAは今季の優勝候補という記事もありました。
その根拠はバッテリーの強化、つまり捕手の育成ということですね。
ラミレス監督はそこへ目をつけて研究してきたのでしょう。
正に侮れない球団になるかも。
高山・横田の活躍をプロ野球ニュースで何回も見せてもらい、何度見ても嬉しい。
外野、内野、捕手の競争が激しくなり、そのことにより投手の勢いもついてきそうです。
昨日の島本も怪我を克服し、榎田も当初の力を取り戻しているようで、鶴の調子も良さそう。
とても楽しみです。
岩田ええやないの!
下半身がどっしりして腕もよく振れていた。
昨日の投球は金本監督へのいいプレゼントになったんじゃないかな。
岩田君今年はやるんじゃないかな。
岡崎12年ぶりの春か。
矢野さんが招聘されたことが彼の人生の転機だった。
これまで戦力外すれすれで歩んできた人だから。
これで開幕オーダー決定か。
5番に福留、6番にヘイグを持ってくれば、1番からジグザグに組めそう。
高山→西岡→鳥谷→ゴメス→…
スイッチの西岡が右打席に入ったと仮定しての話だが。
反省してます…
言い過ぎたかもしれません。
すんません。
ただ阪神の選手を「過ぎた」扱いをされると、黙っていられなくなったので、申し訳ないです。
選手はみんな優勝しようと頑張ってると思うんです。
負けたいと思ってやってる選手なんて誰一人居ないはずなんでね。
横浜は本当に侮れないチームになりました。今の打線に梶谷が復帰したら2番で起用する意向らしい。
梶谷→ロペス→筒合→新外国人
2〜5番の打者を見ただけでもゾッとします。
後は昨日投げた三島や井納ら先発がしっかりしたら、台風の目になるでしょうね。
我等がタイガースはと言うと、競争激化でチームが活性化してます。私も含めどうしても若手に目が行きがちですが、このチーム活性化の中心は中堅どころなんですよね。投手は榎田、鶴。捕手は岡崎、小宮山。セカンドは西岡、上本、大和。サードは今成、新井。
若手に負けてなるものかと必死にアピールしてるように見えます。
外野の若手の争い。本当にこのまま高山と横田で決まるんでしょうか?まだまだどんでん返しがあるように思います。掛布2軍監督曰わく、ファーム開幕シリーズで江越が結果を出したら即、19日からのオリックス戦に推薦するとか。そこで江越が結果を出そうものなら大どんでん返しがありそう。
打線のバランスもあると思いますし、ドラゴンズの開幕戦は大野って事を考えるとまだまだ開幕スタメンは決まらないのかな?(左右病にこだわってるとは思いませんが、右の大砲はほしいでしょうから。)
横浜DeNAベイスターズの親会社の能力の高さ、スタジアムの座席表を見ただけでも充分に感じられます。
『本命不在』&『候補者多数』の各ポジション争い、2003年開幕前のショートの争いを思い起こさせます!ポジション争いが選手層の厚さに結びつきますよう(^○^)
ラミレス監督には大期待ですね。選手としても同世代で突出した選手でしたが、そのベースとなった研究熱心さと自分を変革できる柔軟性は、間違いなく名監督の素養!
南場-ラミレスライン侮りがたし…。新風に煽られてしまわないように、古豪側も柔軟な頭を持って取り組まねばなりませんね。
新しい取り組みとしてStatCastのような映像分析をメジャーリーグのようにできないもんでしょうか。得たデータはファン向けの放送でも活用してもらって。
となると、メディア持ってる読売かデータ扱いお手の物のDeNAか…タイガースも出来れば甲子園でやって欲しいけど、なんかすごく苦手そうなので(笑)そのデータを買って来て電車の中で流せば、乗客アップ間違いなし!野球オタクばっかりだけど!