一回りして2周目スタート

スポンサーリンク
定期投稿

セ・リーグ対戦一回り

セの5球団と一回り当たった。広島に負け越し、ヤクルトにタイ、中日・DeNA・読売に勝ち越して貯金が2つ。
順位は、貯金4つの読売と1ゲーム差、広島と並んで2位タイ。中日がすぐ下0.5差の貯金一で、少し水が空いてDeNAとヤクルトという展開になった。

マエケン離脱で投手力が落ちたはずの広島だが、そういう印象はまったくない。ここらへんがプロ野球の面白いところ。もともとすごい選手たちばかりの集合体だから、重要なパーツが一つ抜けたとしても、きっちりみんなでそれを補ってしまう。今までもヤクルトや日本ハムなどでいつも見てきたことだ。続投させたり、スパッと代えたり投手起用も見事だった印象。負け越したのもあるが、強力打線のカープ強く感じた。

ちっとも強そうでないのに勝っている読売。もう少し研究の余地があるが、ひょっとするとベンチワークやチームの雰囲気作りがかなり良いのかもしれない。若手の台頭が非常に目立つ。

中日もかなり大胆な選手起用。必ずしもすべてが成功しているわけでもないけれど、我慢の昨年が実って、着実に底上げしている。開幕直後からのビシエドはすごかったし。

DeNAは打線、ヤクルトは投手陣が揃わずつまずきスタートとなったが、強みはしっかり見せつつあるのですぐにダンゴに加わってくるだろう。
とにもかくにも「今年もダンゴだわ」と思わせる一回りだった。

阪神の滑り出し振り返り

さて、阪神タイガース。去年は得点面でも失点面でもさえない数字が並び、結果的に借金1に終わった。それと比較すれば、超変革への兆しを十分感じさせる滑り出しになった。

とくに攻撃面は明確に変わった。昨季のチーム本塁打はリーグ12球団中11位の78本。最多のソフトバンク(141本)の半分程度だった。今季もオープン戦ではホームランが出ずにやきもきしたが、現時点では両リーグでトップタイの13本。
打ってる人の顔ぶれがまたいいね。ゴメス4、江越4、福留2、北條1、髙山1、ヘイグ1。金本監督が昨秋就任して以来言い続けている「強く振れ」が浸透している。

その一方、チーム打率は.243とあまり芳しくない。「強く振る」の反動で「当たらない」になっているところも多い。が、これは順番の問題。強く振らなければ当たっても抜けないし越さない。強く振れば初めは当たらないが、そのうち当たるようになる。そうなると強い分だけ抜けるし、越える。

期待と不安が入り交じったヘイグはまずまずのスタートを切った。はじめ不振だとそれっきりおしまいになってしまこともあるだけにそこそこヒットが出て、早めに本塁打が出て、打点を稼げたのは大きい。しかしながら「こいつはホンモノ!間違いない!」と思わせるものは今のところまだない。風邪で休んでいる間に「純国産でも点取れるやん」という試合もあり、これからも必死にやってくれるだろう。なんかおっとりした感じだけど(笑)。

開幕直後からチーム変革を印象づけたポイントは積極的な走塁にあった。髙山横田の上位に、鳥谷西岡の下位。どこからでもエンドランを仕掛け、ヘイグもゴメスも隙をついて盗塁する。メッセンジャーや藤浪まで劇走でチームを鼓舞する。
昨年48で12球団最小だった盗塁は現在8。横田3、鳥谷・ゴメス・西岡・ヘイグ・メッセが各1。15試合消化時点としては大幅増だが、ここに来て盗塁、エンドランの仕掛けは少し少なくなっている印象。まだ4月も半ば、意識して仕掛けていってほしい。

守備面のミスが目立つ試合もあった。これもある意味では攻撃面を重視する金本阪神の特徴と言える。リードした試合終盤には守備重視のメンバーにがらっと代わるのもメリハリが効いていて楽しい。

これまでの試合の戦いぶりを見ると、勝ち試合は余裕を持って勝ち、競り合いになると勝ちきれず、痛い星を落とすという傾向がある。もちろん攻撃との兼ね合いもあるが、ブルペン陣とベンチワークに課題があることを示している。攻撃と同じように、競争を激化を問題解決の柱にしたいところだ。

さあ2週目は若きエース藤浪でスタート。ゴメス、ヘイグの具合はどうなのか。はつらつタイガースでワクワクさせてくれるのか。快心の試合を!

コメント

  1. サヨナラ3ラン より:

    確かに攻撃面に関しては走塁含め昨年と比較しても格段に
    面白く魅力的な野球をしていると思う。
    逆に課題は継投。
    この点は金本・矢野・香田が経験不足のところもあるだろうし
    又、分かっていながら もう1段 高みを目指すために目先の
    ことだけでなく敢えて我慢して起用している部分もあるのかも
    知れないから素人が アレコレ言えないんだろうけど。
    また送りバントは ここぞの勝負所では絶体に必要な戦術。
    これを疎かにしていると長いペナントレースで痛い思いを
    するだろう。
    どうあれ今年の阪神は面白いのはだれの目にも分かる。

  2. 虎ジジィ より:

    弱そうで強い讀賣が調子いいのは、ひと昔前までは自前て獲って来た外国人選手がことごとく「ハズレ」で、仕方なくヨソの日本球団で成績の良い外国人を大金払って引き抜き大型契約をすると働かないwというスパイラルが「お約束」だったのに、最近は外国人がことごとく「当たり」で、チームの欠点を上手く補っている事が大きいと思います。

    一方、タイガースが接戦に弱いのは、完投能力が少ない先発が多いのに信頼出来る中継ぎがいない事が大きく起因していると思います。
    若い藤浪、岩貞と、中6日開けるならメッセの3人はなるべく完投出来るように育てる、投げさせる事と、マテオ並の信頼できるリリーフがもう1人欲しいところです。

    因みにタラレバですが、信頼できるリリーフがもう一枚いたら、先日のカープ戦は3タテできていたかも?!
    それにしても、日曜日のゲームの内容が濃過ぎてまだ興奮が冷めません。
    欲を言えば勝ちたかったし、継投のタイミングや、浜風の具合、主審の力量、ほんのちょっと違っていれば勝てたゲームでした。

    球技は、サッカー、バスケ、バレー、テニス、卓球等多々ありますが、一番審判のジャッジに影響されるのが野球だと思います。
    日曜の高山へ最後の一球、正直「ボール臭いボール」でした。恐らく「ボール」と判定されていてもカープからクレームは無かったでしょう。
    途中、福留の完全に捕球しているプレーにも曖昧なジャッジがあり、福留の「俺達は生活かけてプレーしてんだよ」という憮然とした表情が印象的でした。
    話しは逸れましたが、要はもう少し審判の質の向上を希望します。

    さあ、高山、江越、北條、横田まだまだワクワクさせてくれ!

  3. とらかっぱ より:

    一巡終わっての出来としては上々では無いでしょうか。

    予想以上に働いた選手、予定通り頑張った選手、期待に応えられてない選手。
    各自さまざまな思いはあるでしょうが、次からの戦いに備え反省と対策を怠らず、闘争心を更に高めていってほしいです。

    個人的には、キャッチャーの起用法が気になります。
    現状は梅野・岡崎とも守備面ではまずまず頑張ってる印象ですが、配球・盗塁阻止に物足りなさも感じます。
    今までは完全に、先発投手別の起用でしたが、コンビ変更はあるのか。
    鶴岡・清水等の、二軍から昇格があるのか。
    ここでも更なる超変革を、見せて欲しいですね。

  4. 西田辺 より:

    就任時、監督が目指した野球というのは、ほぼほぼ浸透してきたと思います。
    強く振る・強い打球を打つ・全力疾走etc。
    その結果、チーム全体に躍動感も出たし、「何かをやってくる」と相手に
    思わせる意識付けも出来つつある。
    ただ、どうしても気になる点が2つ。
    一つはtoraoさんが幾度か指摘されている継投のベンチワーク。
    現状、何をもってプライオリティを決めているのかが分からないんですが、
    どうにも勝ちの権利とか、○回まで0という状態の時に判断が遅くなる
    傾向にありますね。
    もし勝ち星をあげたい、完封させてやりたい、という「情」が挟まっていると
    したら、それはチョット違う気がする。
    まずチームの最優先事項は「チームが勝つ」事。
    それに個人の成績が付随してくるのが本来の順序。
    個人の成績を優先するのは、シーズン終盤に優勝を諦めたチームのやる事。
    例えば、先日の岩貞。
    明らかに7回以降ボールに力がなくなっても続投させる。
    岩貞の成長を促す考えなら、それも良いでしょう。
    でも、それなら勝ちも負けも本人に責任を取らせないと。
    結局、回の途中で交代した福原が同点にされて岩貞の勝ちも消える。
    8回頭から継投していたらとか、岩貞続投ならとか、結果論にしかなりません。
    でも、思い描いた岩貞の成長もチームの勝ちも一瞬にして手放してしまう「ブレ」
    だけは絶対に避けなければなりません。
    聞く所によると、ベンチでの系統は矢野と香田の合議を監督に進言する形になって
    いるとか。
    やり方の是非は問いませんが、このままではホントにチームの足手纏いになりかねません。

    もう一つは、梅野の状態。
    今年、リード面とか捕球面に関しては格段の進歩を遂げているんですが、
    盗塁時の送球がどうにもおかしい。
    肩は強い部類だと思うのですが、ベースの上に送球が行かないんです。
    盗塁を刺せる2塁ベース上のストライクゾーンは、投手のそれよりはるかに狭い。
    足のあるチーム・選手はこれからドンドン梅野の時走ってくるでしょう。
    そうなると、投手は安心して打者に投げられなくなる悪循環が発生します。
    それと、梅野の売りであった打撃も結果が出ていません。
    一時的な不調ならいいんですが、さっきの送球含めて怪我の可能性も否定できません。
    万が一、怪我を抱えてのプレーでチームに影響を与えるなら、治療専念に舵を
    切るべきです。
    只でさえ身体的負担の大きい捕手に、「それでもやってもらわないと」なら昨年までの
    YMK野球となんら変わらない。
    現監督は「痛いと言わなければ怪我じゃない」と仰ってましたが、全てに当てはめては
    いけません。
    チームのために、選手の状態を(自己申告以外で)把握するのも首脳陣の大事な仕事。
    今一番心配なのが、この部分です。

  5. こうさん  より:

    梅野は東京ドームでケガしたのかなぁ。あのファール(だったかな)が指に当たって。金本タイガースでは簡単に「痛い。休みたい。」とは言えない。言ったが最後、競争の最後尾に回らざるを得ない。けどセカンドへの牽制と打撃に影響でてるよなぁ。出ながら治すのか、悪い状況で出続けるのか、休んで治すのか。ちと不安&心配。  

    日ハムの大谷が勝てない。なにか不調なのか他球団が攻略の糸口を見付けたのか。パ・リーグの強さは、こういうところだと思う。同じ選手に負けるのを許さない、必ず隙があるはず。セ・リーグは…特にウチは同じ選手に負けるよね。「この選手に勝とうとして強くなった」という雰囲気を感じられなかったのは去年まで。…去年までだよね?菅野や黒田と次に当たった時、あの最終回の粘りを見せられるか?

    金本監督のカリスマ性が選手に届かなくなった時、ベンチに拡がる閉塞感…。これだけは見たくない。進むのは大変だけど去年に戻るのは簡単。「勝ちながら成長させる。変える。」…今のところ上出来も上出来。2周目は勢いだけでは勝てないと金本監督も分かってるはず。1周目に浮き出た課題(マイナス面とは書かない)、一つ一つ解決していこう。中継ぎ陣は金本監督を、もっと理解するべし❗

  6. 虎蜂 より:

    選手のバッティングで大きく変わったと思うのは「強く振る」こと以外に「ファーストストライクを積極的に振る」ことです。

    昨季までは初球を簡単に見逃す→次の球を空振り→凡退という姿を何度も見てきました。しかし、今季は早いカウントから積極的に打っていることで現在の好調に繋がっているのではないかと思います。

    そして、それをチームに根付かせているのが高山ではないでしょうか。彼の元々のスタイルなのか、チームの方針に従っているのかはわかりませんが、どちらにせよ一番を打つ彼が積極的に振っていることがチームに良い影響を与えているのだと思います。

    積極性というのはこのチームの一つのテーマだと思いますので、バッティング然り、盗塁・走塁然り、これからも攻めの野球を貫いて欲しいですね。

  7. hi64 より:

    金曜日の超変革打線,スタメンを見た時に笑ってしまいました。
    ファンがついていけないほどの変革スピードをこれからも見せてほしいですね。
    ゴメスが長引くようなら,一塁か三塁に陽川を。

    皆さんご心配されてる梅野ですが,先日,二塁送球の投げ終わりにマスクがずれて外れそうになってました。
    おそらく,送球の際,下半身が使えてなくて,上体だけで投げているから頭がぶれるし,コントロールもつかないということなのだと思います。
    今年は試合の最後まで出ているし,相当な緊張感の中で野球をやっているので,早くも下半身に張りが出てきたのかなという気がしています。
    打撃の方も,いい当たりは出てるんですが,運がなくヒットが出ません。
    ここが梅野も首脳陣も辛抱のしどころでしょうね。

    • Akira28 より:

      hi64様、
      梅野への見立て、私もその通りだと思います。

      右手親指も気になっていますが、下半身がそうとうキツイと思います。

      おそらく、金本監督のことですから、身体のケアについても、徹底していると思いますので、(たとえば、自らアドバイザーを務めるファイティン社がチタンシャワーや酸素カプセル等でバックアップしているかもしれません)大きな心配してませんが、開幕からの疲労は皆ピークなのでしょう。
      鳥谷が少し回復したようですね。開幕からずっと体重の減少が気になっていましたが、甲子園に戻って、少し元に戻ってきてませんか?
      梅野に比べて、岡崎を使う機会が、すこし少ないかと思います。
      五分五分での起用はどうでしょうか。
      岡崎、ベンチで口惜しそうですものね、、、

  8. 虎轍 より:

    各球団の戦評も出て、阪神の強みも弱みも出てきた一巡目でしたね。
    ちょっとずつではありますが、超変革は出来つつある阪神ですね。
    二巡目からは勝ちにこだわり、強い気持ちを持って試合に臨んでもらいたいですね。
    さぁ今日からの二巡目は藤浪。今日誕生日の藤浪に頑張って貰って誕生日完封(笑)言い過ぎかな?誕生日勝利をゲットしてもらいたいです。
    それを見届けに、いざ甲子園に行って参ります。

  9. 星の輝き より:

    他球団のことなので、スルーすべきことなのかもしれませんが・・・

    トラオさんの広島の戦力分析のくだりで、「続投させたり、スパッと代えたり投手起用も見事だった印象。」とありますが、中継ぎの起用に関しては我が阪神同様あまり上手ではないように私は感じました。

    投手起用が見事なら、そもそも一昨日のような試合展開にはならないような気がします。
    広島ファンのブログ等を拝見すると、緒方監督と畝投手コーチへの不満が昨年同様数多く綴られています。
    まぁ元々ブルペンは戦力的に信頼性に欠ける布陣ですから、駒がない中でやりくりが大変なところは大いに割引してあげたいところではありますけど・・・。

    ただ、攻撃陣はホームランを打った菊池を始め、大変怖いなと感じました。
    ヒットの中には投手の失投ではなく、打者のうまさにやられたのも多く見られました。
    藤川5回限界論もチラホラ囁かれてきましたが、今の広島打線を抑えるのは他の投手でもなかなか厳しいのではないかと思います。

  10. yalkeys より:

    負け越しも済んだこと。
    今夜から新たなカードの始まり。
    当然のごとく藤浪が投げ、当然のごとく勝つ。打線では、高山が塁に出て、江越が打つ。福留、ゴメス、ヘイグも出るかも。そう言えば鳥谷もいたっけ。楽しみですが、テレビは見れない。夜のニュースが楽しみです。

  11. なかっち より:

    先日甲子園観戦で思った事。

    とにかく今年の試合は見てて楽しかった。結果は2連敗でしたが、ワクワクする布陣、攻撃に魅了されました。

    しかし、投手を中心とした守りの方がさっぱり。特に継投には?マークがつきました。

    先日金本監督が打線に激怒したとの記事を見ましたが、打線はあくまで水物。広い甲子園ではやはり投手を中心とした守りから入らないと。
    それと、以前から気になるんですが、バッテリーに関しては矢野コーチと香田コーチに依存し過ぎではないのか?監督なんやから、『投手の事はわかりません』では済まされません。

    その辺の監督自身の意識も超変革をお願いしたいです。

タイトルとURLをコピーしました