2回表、阪神は中日先発小熊から福留の二塁打に続く西岡の右前タイムリーヒットで先制。さらに重盗成功などで好機を拡げると、暴投で2点目をもらう。しかしその裏、阪神先発能見は福田に2点本塁打を打たれてすぐに同点に。毎回のように好機を作っては逃してきた阪神だったが5回表3連続四球でもらった一死満塁のチャンスで伊藤隼が投手のグラブをはじくタイムリー内野安打で3-2と勝ち越す。能見はその後立ち直り、6回の一死二塁から二死満塁へと拡大するピンチも切り抜け、リリーフ陣にスイッチ。7回マテオ、8回藤川が主軸を三振3つ、9回ドリスが締めて連敗ストップ。
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対中日 14回戦 ナゴヤドーム
神 | 0 2 0 0 1 0 0 0 0 | 3
中 | 0 2 0 0 0 0 0 0 0 | 2
勝:能見5勝6敗0S
S:ドリス2勝2敗5S
敗:小熊3勝2敗0S
HR:福田ツーラン3号
阪神:能見 – マテオ – 藤川 – ドリス
中日:小熊 – 祖父江 – 岡田 – 山井
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不細工な試合。怪我から復帰登板の小熊の調子もたいがいひどかったが、阪神打線の「チャンスはピンチ」ぶりも言いようのないくらいひどかった。初球の甘い球を悠然と見送る姿に「それ打たんかアホ」の罵声が全国のテレビ前から響いた。
まずはそこだろう。「~~してはいけない」(低めのボール球に手を出すな、高めの釣り球に手を出すな)で縛られている感じ。「外甘めの直球と、遅いど真ん中変化球、そのどっちかでカウント取りに来たら初球からシバいたれ!」それだけのことなのだ。
もしギリギリの「打てない球」連発で、「審判運」悪く追い込まれてしまったならそれはしゃあない。作戦Bに切り替えだ。ボール球で誘ってくるから、ギリギリまで引きつけて見極め、ボールカウントをもらう。際どい球はファウルで逃げる。もしコントロールミスでど甘い球が来たら、カツンとセンターから反対方向へ弾き返す。
今、みんなが練習している「さかあがり」は、これだけのことなのだ。しかし残念ながら、教える側が「さかあがり」を教えているという意識で徹底していないのだろう。倒立とか大車輪とかはその後のことだからね。
とにかく残塁残塁、そうでなきゃ併殺併殺。隼太の「決勝打」も、この日二つ目の1-2-3併殺打だろう、あれは。
まずはさかあがり、しっかりできるようになりましょう。
福留、西岡の連打による1点はお見事。スキを逃さなかった。その他、個別のヒットや四球はみな良かった。
重盗は意表をつく攻撃だった。エンドランということも考えにくいし、サインだったのか、西岡のアイディアと計算によるものだったのか。首脳陣のコメントを見ると、西岡のアイディアによるものらしい。だとすると、北條がしっかりついていっているのも良かった。アイコンタクトがあったのかもしれないね。
普通にやっていればまあ7割方ひっくりかえされるような試合展開だったが、能見と藤川が真っ直ぐの力でねじ伏せた。まずは6回ウラ、1点リード、一死二塁でビシエドという痺れる場面で、能見岡崎のバッテリーはインハイへのクロスファイアで勝負した。結果を恐れないその投球が格好良かった。しかし左対左でも能見を得意にするナニータに右前クリーンヒットされて二死一三塁、福田にもクロスファイアで攻めたがやや力んで四球、二死満塁。ここで堂上にも腕を振ってキレ勝負まっすぐまっすぐで押し込み、ファウル2本で追い込むと、得意のクロスファイアが内いっぱいに決まって三球三振!
うお~~~~!!
もう一度主力に回ってくる8回、ここは藤川。先頭ビシエドにボール、ボールと入ったが、ファウルでカウント五分に持ち込み、フルカウントからのラストボールはボールゾーンに伸び上がる高めの直球で空振り三振!
ナニータにも変化球から慎重に入って、最後はやっぱり高めの直球で空振り三振!
福田にはフォークが抜けて死球を出したが、堂上は外角を振らせて空振り三振。丁寧にまとめた。
マテオ、ドリスも走者を出したが落ち着いた投球で切り抜け、この日は能見を筆頭に投手の勝利。もちろん危機察知をしながらリスクを取りに行った岡崎のリードも素晴らしかった。
打者はもう少し、いやまだまだだが、選手たちの意識は少しずついい方向に向いてきているように感じる。
コメント
久しぶりに爽やかな朝が来た感じです。
打撃内容は若干しょっぱいモノでしたが、投手陣 能見に勝ち星、マテオ&球児にホールド、ドリスにセーブが付いた結果だけみれば、とても気分は良いですねぇ。
最近はタイガースが負けて凹み、翌朝 立ち直ろうと朝ドラ(戦時中)見ては凹みのWパンチの日々が続いていましたが『どちらも底は過ぎた、あとは上がるだけ』と思いたいです。
隼太は「一つ間違うとゲッツー」からの「ヒーロー」でしたが、バッテング内容は悪くない。
もし、アレがゲッツーなら2軍で待ち受ける(ウジャウジャ居る)左打ち外野手達の誰かと即入れ替えられたでしょう。でも結果が出たという事は、またチャンスを貰える、本人も言っていたように「今は一打席一打席が勝負」今日も地元でガンバレ!
とりあえず、先発が6回まで踏ん張れば、MFDというカタチが整ったのも大きな収穫。
あとは打撃陣に得点源に結びつくカタチができれば、未来は明るい!
だけど昨日は「自滅したがる?小熊をコチラが助け、なかなかKOできなかった」のは課題かな?!
得点力が弱いなら、せめて守りの野球を…
能見ナイスピッチングでした。
食らった一発は相手も褒めるべき一打。
怖い中軸にも果敢に内側を攻めた。
インコースが強気とは思わないが、間違えれば痛手を負うコース。
そこへ投げ切る技術と受けたサインを信じる気持ちが相手を押したのでしょうね。
長らく勝ち星が重ねられない4勝トリオ(藤浪・岩貞・能見)からまず能見が抜け出した。
今日の先発岩貞も5勝目挙げて、藤浪を焦らせてやれ(笑)
一昨日もそうですが、もうチョット点を取れたはずなんですけどねぇ。
1イニングに2点を超える点が取れないですね。
各打者がどんな気持ちで打席に入っているのかは分からないけれど、チーム全体に
「準備不足」を感じてしまいます。
状況への対応であるとか、相手投手への狙いとか何か一つずつ後手に回っている
気がします。
結果が出ていないからそう見えるのかも知れませんが、各自頭の中を整理して打席に
入って欲しいですね。
特に今日の先発吉見は、シッカリと予習をしとかないと中々打たせてもらえません。
万全の準備で相手を打ち砕け!
キャリアの一言で片付けては申し訳ないくらい岡崎のリードは原口と梅野に比べて良かった。なんて言えばいいのかな…岡崎の「自分の配球に後悔したくない」という気持ちと「ピッチャーが投げた球に後悔させたくない」という気持ちが合致した試合だった。
とうとう3割バッターが一人もいないスタメン。つくづく大和の守備固めという後半からの使い方が、もったいない。大和に打撃を期待できないのは解るが、もったいない。
さあ❗久し振りの連勝いっちゃいましょ❗
私も、とにかく大和をセカンドかセンターに置いて、キャッチャーは岡崎を中心にすることで、投手陣か、安心してピッチングに専念できる状態で、試合して欲しいと思います。
守れず、打てずは、さすがに厳しいですわ、、、
Akira28様ありがとうございます。ファンが「今のが大和だったら…❗」って思うんだから投手陣も思ってますよね、たぶん。ベンチは「打線の上がり待ち」って言えるけど投手陣は1週間に1回の登板で評価されるんですもんね。割りに合いません。
こうさん様、
お疲れ様です。あ~ぁ、今日も大和は使われず、センターは守りにまったく信用がおけない隼太ですワ。
そこに持ってきて、キャッチャー・原口。勝てる気がしないと思っていましたが、案の定、原口の四球攻めリードにて、満塁から、福田に被弾。グランドスラム。
お先真っ暗。ブラインドフェイス、、、、
まぁ、毎日がオープン戦さながらのオーダーですから、一喜一憂することなく、暖かく見守ってまいります。
片岡打撃コーチ、どうなんでしょう。。
確か前回の打撃コーチ時代もさっぱり打てなかったよね。2012年の和田政権1年目でした。その年チームは5位、片岡打撃コーチは責任取って辞任でした。
掛布が、育てた若手をいじっているのは、案外、金本監督かもしれません。
高山は、前をポイントにして打つバッターですが、後ろにポイントを持ってきて、長打をねらえるスイングに改造されれてから、打率も下がり、強い当たりも減りました。
金本監督の秘蔵っ子を、片岡コーチがいじらないと思いますから、いじったのは金本監督本人でしょう。
後ろをポイントにしていた金本監督は、若手全般的に、そのような指導をしているように映ります。
決して間違いでは無いと思いますが、選手の個性や特徴を潰さないようにお願いしたいです。
再度、掛布監督に修正されて、高山もだいぶ良くなって来ました。
鳥谷の不振にも、そんなことが、うかがえます。
他の若手のことはどうでしょうかね。
こうじさんは、どう思われますか?