「浪人」を明言した東海大菅野投手について、タイガースの「球団首脳(または幹部)」がドラフト候補者リストから外さないと語った…という報道が複数紙にあった。当然のことだと思う。
選手には契約しない権利があるし、球団にも指名する権利がある。しかしドラフトにはかからなければいけない。これが日本プロ野球に入るためのルールだ。そしてその大義は戦力均衡を図ることにある。その大義がないがしろにされるくらいなら、11球団で談合の上、全球団1巡目は菅野くらいのことをやって欲しいと思う。ま、それはそれで何のためのドラフトだかって話にはなってしまうけど、そういうものではなかろうか。
鳥谷がFAを行使せず残留すると一部の報道があった。まあ今年国内FAで他球団に移籍というのはあまり想像できなかったし、あくまでも山場は海外FAを行使できる来年。今年については複数年契約の条件提示に応じるかどうかが焦点だったのだと想像する(あくまでも想像)。しかしメジャーへの夢を持っている鳥谷にしてみれば、来年の自由を確保しておくことが重要なので、こういう結論に達するというのは既定路線だったと思う。
さてこれで2012年の柱「藤川と鳥谷」の二本が立った。この二本柱は今年限りと思わなくてはいけない。もちろん球団は、あらゆる言葉と条件で繋ぎ止めようとするだろうし、選手たちも、ファンも心からそう叫ぶだろうが、もう後は本人の気持ち一つだ。どうしても海を渡ってビッグチャンスに賭けたいと言われれば、頑張ってこい!と送り出すしかない。若頭格二人の虎最終年だと思うしかない。それについてはもうすでに皆が心していることだと思う。
もしも日本一を成し遂げれば、二人とも晴れ晴れとした顔でメジャー挑戦したいと言うかも知れない。それに準ずる成績でもね。でもそれがイヤだからといって、ヘンに再来年以後も残ってもらうための「工作」などして欲しくない。長い長い球団史の中で、日本一はたったの一度しかない。このチームで戦えるのはこの一年しかないという集中力を、日本一に向けての団結力にすることだけを考えて欲しい。後のことは、また後のことだからね。
コメント
プチお久しぶりです。
全くおっしゃる通りと思います、来季チームが納得できる成績であればファンのだれもが気持ち良く二人をメジャーに送り出す覚悟はあると思います。
しかし、球児の方は必ず欲しがるメジャー球団が複数あると思いますが、鳥谷に関しては今までメジャーに挑戦した内野手が思うような結果を残していないだけに、難しい面もあるかも知れません!
もちろん私個人としては「土のグランド」で鍛えられた鳥谷は、少なくとも守備でメジャーのファンをがっかりさせるような事は無いと断言できます!
今年メジャー移籍が噂される川崎や中島の成績も、鳥谷への関心を大きく左右すると思いますが…
そして、願わくば来季のアジアシリーズでタイガースにも、今アピール中(川崎さんの穴は俺が…)の今宮みたいな選手が飛び出して来ることを夢見ています。
確かに指名される側に拒否する権利はある。
でも、この所のあの球団の指名状況を見るにつけ、「はい、どうぞ」
とはいかないですよね。
特定の球団だけが望む選手を他球団をよそ目にごっつぁんですでは規範も
何もあったもんじゃない。
しかも、他球団が指名すればメジャーだの、拒否必至だのを公共の報道機関を
利用して空気作りをやるなど言語道断。
一球団だけ自由枠ドラフトをやっているようなもの。
彼の将来がどの様なものになるかは知る由もないが、彼の中では
「プロ野球選手になる」事より、「一族の意志」が大事なのでしょうね。
まぁ、ある意味不幸ではありますが。
>FA権
勿論、球児も鳥谷もタイガースにとってかけがえのない選手。
私は、選手と球団を結ぶものは、「縁」だと思っています。
どんなに良い即戦力のドラフト候補がいても、同じポジションに中心選手がいると
指名される確率は低くなる。
指名したとしても、他球団も指名すれば、その運命はくじに委ねられる。
トレードも戦力の等価交換の上での縁。
FAも同様権利を行使する側と、求める側の縁。
来年、二人が残るも海を渡るも「縁」が齎す運命なんでしょうね。
虎ジジィさん、お帰りなさい(^o^)
今年のドラフトに立ち会えたコアであろうファンから一番の歓声があがり沸いた場面は皆様周知の通り(・・;)ルールを無視、ゴリ押しを強行したS方式o-_-)ルールそのものを改めるW方式(`◇´)11球団のファンは忘れません(-_-;)一球団主義を貫く輩を(-_-;)
『日本一』、ずいぶん遠い昔の話になりましたね(/_;)毎年一球団、必ず『日本一』のチームはあるのに…(/_・、)大リーグを志す二人と我々タイガースを愛するファンにとって、来季は壮行のシーズンとなりますよう(^-^)