青柳、本格化の5年目に

昨年セ・リーグで規定投球回数を上回った投手は9人しかいない。阪神からは西勇と青柳。とくに青柳にとってはプロ4年目にして初。ただし年間通じてローテを守る25試合登板にしては、投球回143.1回というまさにギリギリのクリア。1試合平均すると6回を投げ切れていないことになる。QS率44%も規定到達9投手の中では最下位だ。このあたり、スタミナ、というか各打者が目慣れする第三打席までは任せられないという信頼感の低さを物語っているのかもしれない。
とはいえ防御率は円周率と同じ3.14と悪くない(円周率関係ないけど)。差し引きゼロの9勝9敗も悪くない。
まあ、後ろに信頼できる投手が多かっただけに、5回まで持って行ってくれれば十分というチームではあった。そこで1点リードなら大逃げに入って押し切れるし、1点ビハインドでも後半勝負に持ち込める(反撃はしないけど)。それがこの数字だといえる。

飛び抜けて素晴らしいというような成績ではないけれど、とにもかくにも1年間ローテを守ったのが大きい。

投手でも野手でも、ルーキーイヤーとかに、なにかのハズミでうまくいって1年間フルでできてしまうことがまれにある。長いようで短いシーズンなので、1季くらいなら勢いで押し切れてしまうこともある。ところが、一冬越えてその勢い、「実力」以上の何かがはたらかなくなったとき、また一からやり直しになる。ドツボにはまればマイナスから出直さなければならないこともある。

それを思うと青柳は、3年目に大きな挫折を経験し、それを乗り越えて来たのだから、一足飛びではない「順調」な成長を遂げている。
珍しい軌道、ボールの力。それに加えて打者心理を読んだ投球パターンが身についてくれば、昨年の「ローテを守った」自信により、さらなる上昇が見込める。
本格化の5年目にしたい。


週刊虎バカクラブ
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4 コメント

  1. 西田辺
    Posted 2020年1月19日 at 10:25 | Permalink

    ちょっと前までの青柳は、投げる球の強さは認められるものの、結局
    「投げてみないと分からない」制球力の不安定さと、球威の持続力のなさ。
    去年は、キャンプから制球力が付いたという評価が高まり、その成長分
    そのままの結果を出したと思う。
    これから先、登板の度に中継ぎに負担をかける投手であり続けても構わない
    と言うなら、今年の状態を維持すればいい。
    でも、もっと多くのイニングを投げたい、中継ぎに出来るだけ頼らない投手
    を目指すのなら、もうワンステップ・ツーステップ階段を昇らないといけない。
    それが何であるかは、自分で探して克服するしかない。
    球種を増やすのか精度を上げるのか、フィールディングや打席での役割も
    まだまだ足りない部分は多い。
    去年大きな飛躍を遂げた青柳だけど、本当に大事なのは今年。
    そんなことは本人も百も承知でしょうから、どんな青柳を見せてくれるのか
    楽しみな一年でもあります。

  2. 虎轍
    Posted 2020年1月19日 at 10:50 | Permalink

    青柳は結婚して責任感が生まれて、頑張れたんでしょうね(笑)
    今年、飛躍するためには制球力を徹底的に鍛えて、左打者を封じる!
    これが絶対的に必要ですね。
    嫁さんを大事にするためにローテーションを守り、シーズン勝ち越し、二桁勝利!
    頑張れ男前(笑)

  3. ジュビロタイガース
    Posted 2020年1月19日 at 12:29 | Permalink

    ギリギリの達成とはいえ、9人しかいないんだから、誇っていいし、自信を持っていいと思います。
    伸び代はあるし、コメントも良いし、更なる飛躍を期待しております。

  4. かわとふ
    Posted 2020年1月19日 at 18:12 | Permalink

    青柳選手には、是非ともメジャーとの対戦をしてほしいと思っています。
    何故か、何処か河尻選手を彷彿させるからです。
    まずは、読売にノーヒットノーランをかましてほしいですね!
    虎の苦労人として、成長を祈念しています。

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