特大2発で連敗止める

福留孝介が引退試合。和田監督初年の2012年オフに入団発表されたときは、正直、また「出がらし補強」かいなと思った。それまでお金でもめてきた報道も多かったので、「つかまされた」んちゃうん?みたいな印象もあった。
ところが、阪神でプレーを重ねるごとにそうした印象は消えていった。でっかい仕事が多かったし、誰も打てない投手をよく打った。若い選手に苦言を呈する役目もすすんで引き受け、真摯に野球に取り組むチームリーダーへと塗り変わった。いずれどこかで指導者になる器だろう。
45歳まで現役、おつかれさまでした。

さてラスト4つとなったマツダスタジアム。近本が右中間をゴロで鋭くえぐっている間に、スタートを切っていた糸原が一塁から長駆生還して1点先制。大山がほんの少しバット先、あと少しでホームランというセンターフェンスワンバンの二塁打でもう1点加えると、バットを短く持った原口がカウント球のカーブにドンピシャ、打った瞬間確信歩きのツーランで4点の速攻。

すぐに1点を返されたが、4回一塁にヒットの梅野を置いて、この日昇格即8番セカンドスタメンの高寺がライト右を破る二塁打。一走梅野ナイスランで、高寺の初安打に初打点を添えた。2球目にチェンジアップを空振りして追い込まれたが、3球目同じ球がど真ん中に甘くなるところをしっかり捉えた。これを来季の飛躍へとつなげてほしい。

相手につられたのかなんなのか、才木を早々に引っ込めて島本に代えた手が裏目に出て5-3と追い上げられたが、6回に輝明がライト遙か遠くへ特大の20号2ラン。7-3として勝負を決めた。これまた相手の攻め方やコントロールミスに助けられた部分もあるが、なんとか「終わり良ければ……」になるように。なんでも新人から連続で20発打った左打者はNPB初だとか。そうなんだよね。そういう宝物を手に入れたということを忘れないようにしたいし、輝明も先を走る年下の村上に負けないよう少しずつでも進化を続けてほしい。
にしても原口にしても輝明にしても、あんなに飛ぶんだねえ。びっくり。

しかし、体調万全であれば原口が一番頼りになるというのがわかってしまって、来季はどうしたらいいのだろう。現時点では一塁しか守れないという位置付けの原口。新監督の考え方ひとつだなあ。

さて、寝る前までは「勝てるかな?」と思っていた文春野球コラムペナントレース今季最終登板。起きたらあっさりまくられていた。なかなか難しいものだ。
まだ読んでない方、よかったら読んでみてくだささい。そしてよかったらポチッとプリーズ。

まだ試合は残っているけど…矢野監督への複雑な感情を”正直”に吐露してみた(文春野球ペナントレース)


週刊虎バカクラブ
This entry was posted in 定期投稿. Bookmark the permalink. Post a comment or leave a trackback: トラックバック URL.
  • 虎バカマガジン会員募集中!

9 コメント

  1. 西田辺 さんのアバター 西田辺
    Posted 2022年9月24日 at 10:11 | Permalink

    互いの本拠地での変則2連戦。
    甲子園で、糸井の引退試合を潰されたタイガースとしては、是非ともリベンジ
    したい昨日の一戦。
    初回先頭の中野のヒット(糸原と併殺崩れで入れ替わる)から、近本・大山の
    連続タイムリー2ベースと相手先発大瀬良を攻め立てる。
    続く原口はカーブをすくい上げてレフトスタンドへ。
    原口は、打った瞬間にホームランを確信する会心の当たり。
    4回にはヒットで出た梅野を、この日出場選手登録された2年目の髙寺がライトへの
    2ベースでホームへ迎え入れる。
    髙寺にとってプロ初安打で初打点の記念すべき一打。
    甲子園にも縁がなく、コロナによって開かれた高校生の練習会でヒットメーカーと
    しての才能を披露した男が、チャンスを掴もうとしている。
    来年にはシッカリ戦力になってくれる素材です。
    キャンプから熱い二遊間争いが見れるかも。
    5-3と2点差での6回表、右中間への2ベースの原口の代走島田を置いて、佐藤輝が
    中崎から放った打球は、ズムスタのライト2階席の看板を直撃。
    しかし打った瞬間凄い音がしましたね。
    カーンじゃなくてパキン!って破裂音がしました。
    これで佐藤輝は20号で、NPBとしては初の左打者のルーキーから2年連続の20本以上
    と言う記録だそうです。
    何であれ記録を作るというのは素晴らしい事。
    来年は20本と言わず、30本40本というのが阪神ファンの願いだと思う。
    昨日の打球見たら、誰だって期待するでしょ。
    試合は6人の投手を繋いで、3番手の藤浪が勝ち投手。
    前回は打線の援護なく不運な負けが付いただけに、昨日の勝ちはそのわずかばかりかの
    野球の神様からのお返しかも。
    残り3試合。
    せめて最後の最後まで楽しませて欲しいですね。

  2. 虎ジジィ
    Posted 2022年9月24日 at 10:15 | Permalink

    福留選手、改めて45歳までお疲れ様でした。

    タイガースは昨夜の快勝で「ワンチャン3位あるかも」と思ったけど、数字的に讀賣が残り4ゲームを2勝2敗で、タイガースが残り3戦全勝で並ぶという「首の皮一枚」である事は間違いないです。
    しかも讀賣は日程がスカスカなので好調の戸郷、菅野をガンガン投入すると思われ3勝1敗で決めてしまうのは時間の問題でしょう。
    シーズン途中、ちょこっとずつコロナ感染し手負いで試合を続けたチームと、一気に大人数感染し試合自体を休暇していたチームの差が最後に響いた感じです。

    ゲームの方、先頭中野があれだけ出塁してくれれば、ベンチは何もしなくても先手先手で上手く戦える。
    「第2先発=藤浪」と腹をくくっていたのに島本を挟む辺りは矢野監督の裏目チカラを感じましたが、原口と佐藤輝明の特大ツーランがゲームを決めていたので助かった。

    ここへ来て期待の高寺を昇格即スタメンは良かったと思うけど、せっかくならもう少し早く高寺と小幡を競わせて欲しかった。

    とにかく高寺選手19歳、プロ初ヒット&初打点おめでとう。
    そして佐藤輝明、新人から2年連続20号(左打者では史上初)おめでとう。

    せめて残り3つ勝って気持ち良く矢野監督を送り出そう!

  3. 虎轍
    Posted 2022年9月24日 at 10:19 | Permalink

    昨日、私がポチッとした時には文春野球は70差くらいで勝ってたんですけどねぇ‥
    今年のタイガースと一緒で試合終了前に逆転されるんですかねぇ‥
    なんとか再逆転したいですね。
    髙寺プロ初安打、初打点おめでとう!
    佐藤輝明NPB初の左打者の入団2年連続二桁本塁打おめでとう!
    最後まで勝ち続けて終わろう!
    疫病退散!
    頑張ろう日本!

  4. とらかっぱ
    Posted 2022年9月24日 at 10:33 | Permalink

    高寺をちゃんとスタメンで使ってくれましたね。その抜擢に応えホッとしたとも思いますがこれからもっともっと打って行くんだから更なる鍛練を積み重ねて欲しいものです。やはりバットコントロールには非凡なものを感じます。今は身体も大きくないので飛距離も出ませんがもうふた回りぐらい大きくなれば大きいのも打てる可能性を感じます。引退する福留みたくなって欲しいけど、タイプ的には元カープの前田を目指して欲しいなと個人的には思います。

  5. 岩修
    Posted 2022年9月24日 at 10:41 | Permalink

    タイガースのせいだけでは無いですが何となく気が滅入る時、映画を観たりするのですが今回は「川っぺりムコリッタ」 内容はサラッとは語れませんが生きる事と食べる事の意味を問うもので、渾身のtorao様のコラムと重なり(勝手ですが)涙ポロポロ。
    優勝3回しか知らないのに40年以上タイガースを応援している意味とは?
    鳥さんとマートンも登場した留さんの引退セレモニー。そのなかで甲子園は日本1の球場と語った留さん。そうなんです。やはり聖地甲子園に魅せられてるのが大きいかも。
    初ヒット初タイムリー高寺の来年、
    遅いけど3勝目藤浪の来年、
    2年連続20号到達サトテルの来年、
    守備コロで満身創痍?大山の来年、
    虎の安打製造機近本と中野の来年、
    侍原口の来年も楽しみ。
    そして島本残念だったけど強力投手陣の来年も。あ~早く来年が来ないかなぁと思ってしまった。

  6. こうさん
    Posted 2022年9月24日 at 10:52 | Permalink

    久しぶりの7得点。諦めたから開き直れたのか、諦めてないから開き直れたのか。不利な状況は変わらないが最後まで突っ走ってほしい。…最近、道路標識の手を繋いでいる親子連れが矢野さんと糸原に見えてしまうのは何故?

    来年もトラオさんの文春野球コラムが読みたいから昨日は相手の名前をこちらに出すという奇策を使わせてもらった、今まで以上にトラオさんへのヒットボタンを増やしたいし盛り上げたくて。午前中から終始リードしていたから「これは安心だな」と思っていたが…朝に見たら逆転されていた。本当に難しいですね。けど、あの熱が読み手に伝わると信じています。

    俺がヒットボタンを押した時の数が偶然にも矢野さんの現役当時の背番号だった「39」…あんなに厳しいことを書いたのに矢野さんは、こんなギフトをくれる。…全く、どこまで「人たらし」なんだよ。だから矢野さんという人間までは嫌いになんかなれないんだよな。

    • 岩修
      Posted 2022年9月24日 at 14:06 | Permalink

      こうさん様 こんにちは。
      そうなんです。矢野さんは現役時代、何故か土曜日に撃つんです。サヨナラ3ベースやホームラン。
      さらに勝負を決める満塁弾とか自分の行ける現地甲子園の日に活躍したので嫌いにはやっぱりなれません。本当人たらしの監督でしたね。

      • こうさん
        Posted 2022年9月24日 at 17:15 | Permalink

        岩修様ありがとうございます。矢野さんの現役時代を思い出すと必ず、ベンチから一番に飛び出したシーンとセンターオーバーのヒットが頭に浮かびます。あんな必死な表情、思い切りの良さを選手に望んでいたのだろうし、あんな優勝を味合わせたい人なんだろうなと思います。今の選手には「やり易い監督」なんでしょうし、矢野さんも選手に合わせたと思います。もしかしたら矢野さんの理想は早すぎたのかも…ですね。

  7. タクロー
    Posted 2022年9月24日 at 17:11 | Permalink

    架け橋

     メジャーで十分な結果を残せなかった、あの福留がタイガースと契約、とのニュースを聞いた時、まさにトラオ様と同じ思いだった。とんだ思い違いだった。金本去りし後の活躍、振る舞いは、タイガース変革の架け橋だったと思う。感謝。
     昨夜は、甲子園の鬱憤を見事に晴らしてくれた。3時間22分で。来季への夢を運ぶ特大2発。そして、新星、高寺の初安打、初打点。レフト前単打を打つ左打者ばかりの中で、ライトへの2塁打、というのがいい。大型2塁手として来季への大きな架け橋となってくれ。小幡も負けるな。一つのポジションを二人で奪い合う、本来あるべき競争の形で切磋琢磨してほしい。守りの要である二遊間、中野のライバルも必要だ。木浪や山本、北條は、あくまで3番手のスペア。伸びしろに限界が見える。つまらない。遠藤、そろそろ出てこいよ。
     生え抜きというか、若手がキビキビと動き、ハツラツと駆け回る野球は観ていて楽しい。それを原口が根性打撃で引っ張る。もっともっとワクワクさせてほしい。

コメントを投稿

Your email is never published nor shared. Required fields are marked *

*
*

You may use these HTML tags and attributes <a href="" title=""> <abbr title=""> <acronym title=""> <b> <blockquote cite=""> <cite> <code> <del datetime=""> <em> <i> <q cite=""> <strike> <strong> <img localsrc="" alt="">