野原目立つ

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WBC日本代表が選出。落選5人のうち3人がドラゴンズの選手ということになってしまったが、私は理由を聞いて納得した。しかしこうやって上げておいて落とすというやり方しかないのだろうか。チーム強化としては悪くないとは思うが、人気商売のプロ野球選手なのでもう少し気をつかってあげたいところだ。

不甲斐ない投球で見せしめっぽく安芸に降格させられた二神は、久保コーチと「最後の勝負」、サイド気味へのフォーム改造に取り組んでいるというのが先日の小虎日記でも伝えられていた。さらに新しい情報では、韓国独立リーグ「高陽(コヤン)ワンダーズ」と行ったこの日の練習試合で、2回4奪三振のパーフェクトピッチだったそうだ。

相手のレベルもあるので結果だけを見てどうこうということはないが、久保コーチも相当な手応えを感じている様子なので、これは楽しみだ。右の変則、特にフォームの見た目とボールにギャップがあったり、同じ出所から右に曲がったり、左に曲がったりするタイプが今(というか、「しばらく」)タイガースのブルペンにいないので、駒のバリエーションが広がるのもいい。突き落とされ、それ故に這い上がって来られるという、新しいタイガースの「成功モデル」が出来るとこれまた活性化に繋がっていくだろう。

那覇で行われたジャイアンツ(侍のぬけがら)との一戦は、「11点投手陣」が奮起した。先発小嶋は4回1失点。まあこれくらいは投げる…という感想。前回悪かった伊藤和、高宮、藤原がそれぞれ挽回する投球。白仁田も1失点はしたが悪い内容ではなかった。

打つ方では野原が取られた後、すぐ同点に追いつく左越えタイムリー二塁打、さらには鮮やかな右打ちの2安打で目立つ。特に第1打席の二塁打は、緩い変化球で崩されながらもヒザを柔らかく使ってアジャストし、ミートポイントでしっかり球を捉えたので打球の勢いが衰えなかった。執念を感じさせるいい打撃だった。

もう一人評価を大きく上げたのがコンラッド。しっかり球を見ての2四球。判断の良い走塁、左打席での右前クリーンヒット、いずれも内容のあるパフォーマンス。さてこうなるといよいよ守備が気になるところだ。

上本、大和が「隙あらば走る」という姿を見せたのも良かったけれど、もうこれは勘定の内。とりあえず「投壊」を食い止めて、レベルの高い競争から、「勝ちグセ路線」に戻っていきたいところ。外からの助っ人で忘れがちだが、なんたって前年5位の「弱いチーム」だったわけで、実戦から必死でやっていかないといけない。

コメント

  1. 西田辺 より:

    二神
    身を捨ててこそ浮かぶ瀬もあれ、と言う言葉もあります。
    故障・ドラ1とイクスキューズを与えられてはきましたが、そろそろ期限迫る、
    と言った所。
    「なりふり構ってられん」立場になっている事を自覚したでしょう。
    嘗ては変則投手の宝庫だったタイガース。
    培ったノウハウはあるはず。
    二神のチャレンジを応援したいと思います。

  2. 梅虎 より:

     昨日の試合は投手陣の名誉挽回&これまで比較的埋もれていた選手のアピールが印象的でしたねぇ。件の野原もそうですが、コンラッドも実戦を経るごとに評価が上がっていく感じ。始まってみるまでは分からない、というのもそうなんですけどね。

     あと、状態の良さそうだった巨人・江柄子から三塁打を打った坂・追い込まれてから無理せずセンター返しの小宮山もよかよか。打撃も良くてあちこち守れる坂は首脳陣の「便利屋評価」からの脱皮をはかりたいし、打撃・キャッチングでくそみそにけなされてた小宮山も、打撃に関してはやれる事をきっちりやって、扇の要の役割を担って欲しいですねぇ。

     あと、地味ではありますが走塁!練習試合の段階ではありますが、今年は良太・コンラッドあたりまで含めた全員の積極走塁が目に付きます。中日あたりは普通にやってることなんですが、これはやはりチームの今年の目標としてシーズン入っても貫徹して欲しいですね。
     とまれ、侍抜きの巨人とはいえ今年最初の対決はいい感じに勝てましたね、よかよか。
     

  3. ガク より:

    かつてのドラ一だった簫も杉山も去り、白仁田、二神、藤原(2位か)あたりの外れ一位軍団はもう今年が最後と思ってやらないといけませんね。
    高卒ルーキーたちがヒタヒタと迫ってきてますから先輩として死に物狂いでなんとか結果を出してほしいものです。

    • いわほー より:

      そうそう外れ一位という意味では野原もそのひとり。
      ドラ一位も六位も選手にとったらプロでは同じスタートライン。
      でも、ファンの期待値は違いますもんね。
      今年の野原、大いに期待しちゃいます。

      • 虎ジジィ より:

        そうそう、あの時同じく「外れ1位」だったG坂本を追い越す気持ちを野原には忘れないで欲しい!

  4. 虎蜂 より:

    二神は去年ようやく一軍登板できましたが、小さくまとまってしまった感じでインパクトがなかった。サイドスロー転向で何か「二神と言えばこれ!」という武器を身に付けて欲しいと思います。

    野原も頑張っていますね。まずは森田よりもいいアピールをして、今年は一軍にしがみついてもらいたい。新井さん不在の今がチャンス!

  5. トラ11 より:

    二神は相当手応えがあったみたいで、久保コーチも力を入れている様子。このまま、うずもれて欲しくないですね。

    ジャイアンツ(侍ぬけがらーその通りで笑える)試合は「11点投手陣」の汚点を少しは晴らせたようで(2点どまり)、良かった!

    野原は今季チャンスの年になりそうで楽しみです。

  6. TJ風船 より:

    野原は昨年あたりまではヤル気の伝わりにくい選手(ブレイク前の今岡)でしたね。それが秋季Cくらいから見るからに変わりましたね。

    所帯を持ち、剣ヶ峰からの今キャンプでは精悍さを増し必死さが画面より伝わってきます。

    88年会では形見の狭い思いをしただろうけど今年こそは胸を張れる活躍を!

    ま、熟成の阪神ですからもうぼちぼち出てくる時期ですが…
    森田も右膝を上手く使えるといいんだけどな〜♪

  7. とらぽるた より:

    ルーキーイヤーの沖縄キャンプ、二神は開幕ローテにも入りそうな勢いだった。ところがキャンプ終盤に
    肩だか肘に違和感発生!
    開幕ローテを焦る首脳陣は単なる疲労と判断し、数日休んだ後に実戦登板しシーズンを棒に振ったばかりか今になっても当時の球威が回復することはなかった。
    はっきり言って当時一軍投手コーチだった久保さんの責任だと私は思ってます。久保さんはユニフォームを脱いでいた間も二神のことを忘れたことはなかった。サイドスロー転向は二軍コーチを引き受ける前から温めていたのかもしれない。
    藤田太陽も一応成功例だと思うがもっと派手な大変身を期待したい。どうせなら往年の阪神キラー斎藤雅樹みたいな大エースに!
    二神と久保コーチの敗者復活戦に目が離せない。

  8. さら より:

    同じ18番だった人も、誰もみないい投手だといいながら、2軍では好成績ながら、1軍に上がると期待を裏切った。
    そんなところは受け継がないといいけど。

    今日は大谷君もストライクが入らず、すっぽ抜けたりしてたようで。
    藤浪、安心したかな?

  9. なかっち より:

    二神はサイドスローで結果を出しましたが、相手のレベルが・・・。

    怪我をして以降は再発を恐れ腕が振れなくなった印象があったので、サイドスローで活路を見いだして欲しいものです。
    若手投手陣にキャンプの疲れが出てきたのか、ここ最近精彩をかく投手が目立って来たように思うのは私だけでしょうか。

    野手は上本、大和、野原が必死にアピールしてます。投手陣ももう一踏ん張りして頑張って欲しいものです。岩本だけじゃ寂しい。

    頑張れ秋山、榎田、歳内、小嶋(もう若手とは言えないけど)

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