福留逆転3ランで藤浪11勝

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藤浪と九里中盤までは完全にカープペース。初回は内野安打の菊池が二盗を決めて、すかさず丸がフェンス直撃二塁打で先制。4回は3連打で、さらに6回も足を絡めた攻撃(丸の二盗→松山タイムリー)で1点ずつ加点、0-3とされる。藤浪は、打線が上位に回るたびに失点してしまったが、なんとか最少失点で踏ん張ったとは言えた。一方、タイガースは4回ウラ、大和鳥谷の連打で無死二三塁の好機を作ったが走塁しなどもあり無得点。ストレスの溜まる試合展開が動いたのは6回ウラ。またも先頭大和と鳥谷の連打で無死一二塁とし、ゴメス倒れた後、マートンが中前タイムリーで1点を返し、続く福留がセンターバックスクリーンへ3ランホームランを放り込み逆転。7回からは継投に入り安藤、8回は福原、高宮と、小刻みな継投を試みるも、うまくいかず一死から呉昇桓を投入、なんとか逃げ切った。2位との差は1.5となり残りは4試合(カープは残り6試合)。

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対広島 23回戦 甲子園

広 | 1 0 0   1 0 1   0 0 0 | 3
神 | 0 0 0   0 0 4   0 0 x | 4

勝:藤浪11勝8敗0S
S:呉昇桓1勝4敗37S
敗:戸田4勝2敗0S
HR:福留スリーラン9号
広島:九里 – 戸田 – 中田 – 中崎
阪神:藤浪 – 安藤 – 福原 – 高宮 – 呉昇桓
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ジャイアンツが優勝決定。3年連続。このチームの代名詞である「圧倒的な戦力」は、今季については当てはまらなかった。ピークを越えた多くの選手が不振にあえぐ時期を経験した。それは打撃陣だけでなく、先発、中継ぎの投手陣についてもそうだった。それでも最終的に僅差の勝負を勝ちきったのは、勝機を見逃さず、潜在的な戦力までフル活用する「突っ込む姿勢」にあり、それを引き出したのは原監督の力量だったと思う。対抗すべきタイガース、カープは、突っ込まれたらサラリといなして、横に食らいつくような戦いが必要だったが、必ず勢いに押されて一歩退いてしまい、ことごとく勝機を失ってしまった。

タイガースとしては、区切りではあるが、「完全な敗者」として勝者を讃える時期ではまだない。別の戦いを探り当て、来季に繋がるポストシーズンをやったれ。

藤浪が11勝目。負け投手になってもおかしくない試合展開から、逆転してもらった。まだまだ発展途上で、荒削りすぎるが、1年間ローテを守って25試合、163イニングを投げ、イニング数を上回る172奪三振を記録して、貯金3つ(現在チームの貯金は5つ)作ったのは立派だと言える。「2年目のジンクス」を乗り越えて、3年目の飛躍へ。ケガだけ注意して。その前にクライマックスでもう一暴れだ。

福留がよく打った。好投を続けていた九里を掴まえて、大和、鳥谷が連打。ゴメスの当たりもあわや同点3ランかという雰囲気のある大飛球だった。マートンにようやく1点目のタイムリーが出たところで、野村監督たまらず左の戸田にスイッチ。しかし外に逃げるスライダーをきっちり見送った2ボールからの3球目、外のまっすぐ、しっかりパワーが伝わるスイングで、クリーンにミートした打球はまっすぐにぐんぐん伸びて、バックスクリーンに飛び込んだ。胸のすくような一発。ギリギリで可能性を残す価値ある一発。大きかった。

うわ、また時間切れ。あとはよろしくです。

コメント

  1. 虎ジジィ より:

    久しぶりに痛快な勝利でした。
    福留は一打席目もジャストミートしており、あの打席も雰囲気はありました。

    しかし、あの一発を呼んだのは藤浪の粘りのピッチングでした。
    カープがビッグイニングになりそうなピンチを最小失点に抑えた事が最大の勝因かと思います。

    いただけなかったのは中継ぎ陣。
    福原は相当疲労が蓄積していると思います。とはいえCSには絶対必要な戦力なので、ここで一旦ファームに落とし休養を与え、松田や金田で凌ぐのもアリかと思います。
    呉とて昨日のような起用が続くとパンクしてしまいます。

    例えば今日先発の岩崎なども4回ぐらいまでは完璧なピッチングをする事も多いので、本来なら短期決戦に向けて中継ぎテストなどもしておくべきかと思います。和田監督にはCSを見据えた起用を希望します。

    ちなみに読売の胴上げ&ビールかけはTVシャットアウト、一切見ていません。アハハ

    • hi64 より:

      福原はホールドのタイトルがかかってるので、休ませてもいられないようです
      チームのことを考えれば休ませたいとこですが、初タイトルがかかってるとなるとそうも言えないんでしょうね

      • 虎ジジィ より:

        なるほど。
        福原は90年代入団の功労者だけに、なにかタイトルを獲らせてあげたいですね。

  2. 阿太郎 より:

    NHK-BSの副音声のみ野球中継は聖地の臨場感が伝わります!

  3. hi64 より:

    さあ、二位争いが面白くなって参りました
    タイガースが残り4、カープが残り6、で、差が1.5で、直接対決が一試合あります

    直接対決で負けると、タイガース残り3連勝、カープ残り5連敗でやっと逆転する計算です
    なお、カープの方が引き分けがひとつ多いので、ゲーム差で並んでも勝率で上をいかれますから、タイガースは逆転しないと二位にはなれません
    とすると、直接対決で負けるようだとほぼノーチャンスでしょう
    逆に直接対決で勝つとすると、タイガースが3連勝すれば、カープが2勝3敗で逆転です
    このくらいになると現実的ですかね
    ということで、タイガースは残り試合に全部勝たないと逆転は相当厳しいということになります
    残り試合の先発は、岩崎、岩田、能見、メッセでしょうか
    何とか4連勝してカープにプレッシャーをかけて欲しいですね

  4. 虎一筋50 より:

    私個人の気持ちの中では残り4試合の結果やCSでの戦いも今年に関してはほぼ気にならないと言うか興味が薄い…来季以降闘争心強くもち闘うTigersを構築する為へのモチベーションの高いチーム力を保てる首脳陣へのシフトを切にお願いしたい!

  5. としとまき より:

    昨日は現地でした!最高の試合でした!福留のインタビュー直前に巨人優勝のニュースが舞い込んできた。和田やないけどもう一回東京ドームで巨人とやって、来年への弾みがつく戦いをやって和田監督には気持ちよく辞めていただきたい!

  6. 寿老人 より:

    4回、ヤマトのヒット、鳥の2ベース、ノーアウト2,3塁をムザムザ逸機。
    6回、ヤマト、鳥の連打、ああまたか、のデジャビュウ状態だったが、どっこい留さん、
    バックスクリーンに放り込んだ。8回の中継ぎ不安はあったが、呉を酷使?して勝ち、
    ふー疲れた。藤波11勝、呉37セーブ、家人と乾杯。

    いつのまにか、ヤマトは打率2割6分台に、留さんも2割5分近くに。期末帳尻合わせ?
    そういうことを云うな。苦しんだと思う。
    和田主任、「あと4つぜんぶ勝つ」と珍しく昂揚。まあ、貴方にできる範囲のことをしてくれればよい。

    あと4試合+アルファも、もちろん来年もタイガースを声援します。長い長い月日、「ゴドーを待ちながら」ですよ。

  7. はま かぜお より:

    ナイスゲーム!
    ヒリヒリのガチ空気。
    今年一番熱いのTC戦では。
    CSは早い勝負で、4・5回にスパッとキレのいいの入れて欲しい。
    短期決戦限定で先発投手を中継ぎに。昔の岸のような。
    僕はそこを能見にやって欲しい。短いイニングの能見はエグい説で。
    誰にせよ、残り4試合で限定中継ぎを試して欲しいです。
    ペナントと短期決戦は別物。戦術次第で充分いける。

  8. ハマトラ親父 より:

    一昨日、ハマスタに観に行きました!メッセンジャーのふて腐れたピッチング態度に怒り心頭です!あれでは攻撃のリズムも作れません。雨で試合開始を待ったのは観客も同じです!プロならイライラを表に出さないで投げて欲しい!
    昨日の藤浪は点を取られても粘りのピッチング!被害を最小にくい止め味方の反撃を呼び込みました。彼はやっぱり持ってますね!
    残り4つ全部勝つ事!短期決戦に向けた投手起用を試す事!を監督にお願いします。

  9. 寿 より:

    巨人が3連覇した日に、ドカベンこと香川伸行氏が52歳の若さで亡くなられました。歳の差はあれど同じ高校の野球部後輩として牛島同様に応援し、南海、ダイエーで活躍したキャッチャーでした。心よりご冥福をお祈りいたします。

    まずは巨人優勝おめでとう。来年はGファンより祝福の言葉頂戴いたしますからネ。
    上とは1.5差、聖地甲子園開催あるかも、そう思いながら4ゲーム堪能しますよ。

    岩崎がんばれ!!今日も勝つ~~~~ぅ!!

  10. 正円寺 より:

    はまかぜおさんが書いてらっしゃった能見の中継ぎ起用は、私も賛成です!
    能見にとって近年最悪となった今シーズンを少しでも気持ちよく締めくくるには、重要な試合の息詰まる場面に登場してピシャッと抑え、流れを一変できる活躍ではないでしょうか。
    (うまくいっちゃうと、岡田新監督は来季、八回に能見を組み込みそう)

    藤浪の11勝は大変立派な結果です!
    田中将大は3年目に15勝を挙げ、大きく飛躍しました。
    藤浪にも来季はもう一段上の成績を期待したいです。
    そして、8月下旬の巨人戦のようなここ一番の試合で勝てる投手になってね

  11. こうさん より:

    讀賣が優勝。
    讀賣の優勝が決まると毎年、讀賣が優勝してるような気がしてしまう。
    丸9年…。
    今年のグラグラの讀賣に勝って優勝できなかったのは痛い。
    来年、いや11月から、讀賣は大手術を敢行するだろう。
    来年の阪神のスタメン、どうなってるんだろう。
    原監督は「シーズン中は俺の指示に従ってくれ。必ず優勝させるから!」の塊なんだろうな。
    「こんなんで優勝できるの?」って選手が思わない監督を待つ。
    「なりふり構わず」が20歩も30歩も遅い和田氏。
    3位を死守して死に体で2位の広島との対決が待つのだろうか。

  12. TJ風船 より:

    福留お見事! 晋ちゃんに星を付けてくれました。
    ですがカープの継投、九里を代えるといつも打たれる印象があります。CSを睨んだ作戦でしょうか?
    カープは対戦2試合中、一つ勝てば決まる腹積もりと見ました。最悪引き分けでOK。事実6回まではカープのペースでしたからCSでは当然押し切りの継投で来るでしょうね。心してかからねばなりません。晋ちゃん・スン様大したものです!
    甲子園からハマスタに切り替えてあえて胴上げを見詰めていました。悔しくて泣きそうでしたが、目に焼き付けて次の応援をしようと思いました。原さんのインタビューを聞いてチームを溺愛しながらも客観的に見れる人なんだなあと感じました。どうやったら勝てるか?ではなく、どのようにして勝つかをチーム全体で考えて戦っているのが解った気がします。今の阪神ではサイド・バイ・サイドまでは何とかなるが、パスするのは容易ではないですね。ボストシーズン、東ドまでたどり着けるか? 頑張れとしか言葉がありません。岩崎!頼むぞ!

  13. 西田辺 より:

    昨日は自分の草野球チームの試合で、見れませんでした。
    あとで、スコアシート見てみると、8回に呉を出すのは良いけど
    8裏に打席に立ってるじゃないですか!
    入れるんなら、打席の回らないマートンのとこに入れて9番に俊介据えたら
    済む話なんだけどねぇ。
    またアレですか?「延長を見据えた危機管理」ってやつっすか?
    呉を打席に立たせる危険性は読めないんですね。
    死球・バットを振った際のケガ・出塁時のランナーとしての危険性。
    昨日1日だけじゃない、これからポストシーズンの事を考えても何一つ
    プラスな事は無い。
    私が和田政権に言い続けてきた「デリカシーの無さ」「思慮の浅さ」は最後まで
    改善される事はありませんでしたね。
    それが非常に残念です。

  14. 英くん より:

    巨人が優勝をきめました。
    今年は圧倒的戦力ではありませんでしたが終わってみれば、やはり巨人でした。
    今年は阪神も広島も十分に優勝をできる戦力だったと思います。
    監督として優勝などの実績のある監督力の差だったのでしょうか。

    • 英くん より:

      すみません。タイガースのことを書き忘れていました。
      福留は調子が良いですね前半戦の不調は、やはり西岡との激突が影響があったのかもしれないですね。
      藤浪の11勝は凄い。今年は投球回数も素晴らしいですし成長を感じさせてくれます。

  15. なかっち より:

    福留の調子が良いと伊藤隼ら若手を使えって言葉が出てきませんね(笑)
    打てば福留に勝てる外野手はタイガースにはいない!
    そんな所でしょうか?

    福留が調子良いのは、CSに向けて好材料です!
    今年は東京ドームに行ける予感があります。根拠はないですが(笑)

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