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虎バカパーティー5/25(金)
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待っていた交流戦初日は「良くない一日」。城島の症状についての発表があり、T負けG勝ちで順位入れ替わり、4位に後退。ぶー。
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栗山新監督が率いるファイターズ、噂や記録に違わぬ勝負強さ。糸井の先頭打者に始まり、4番の長打にで中押し、足を絡めてエンドランで好機を拡げてダメ押し。たった3点ながら、先発吉川が4回までノーヒットに抑える無難な立ち上がりから、安定したリリーフ陣の継投で逃げ切り。タイガースとしてはあの金本の一打が稲葉のグラブの上を越えていけば逆転も…という試合だが、現実はそうならず、振り返れば盤石な試合運びをされたような形。ホント悔しいよな。
結果的に決勝打となった中田の打球を捕球しきれなかったり、逆転2点二塁打になりそうでならなかったチャンスでの凡退であったり、4番レフト金本が目立った試合だった。しかし金本はできることを精一杯やっている。
スタンリッジ、福原の各失点も相手が一枚上で、まあしゃあないという感じ。しゃあないと言ってしまえばおしまいだけど、バッテリーと二遊間を中心とした守りは、きちんと機能している。
阪神タイガースの「層の薄さ」は異常だと言える。椎間板ヘルニアの手術を受けることになった城島に「右の代打二枚目」を頼らざるを得ない。デイリースポーツ紙の西山氏との対談で語っていたように、本人としては少し守備につかないようにして練習で追い込めば、もう一段肩の状態を上げられると思っている金本に、4番レフトとしてできるだけ長いプレーイングタイムを求めざるを得ない。運営予算、選手年俸総額はトップクラスのはずだというのになんという層の薄さ…。
もちろん皮肉だ。ここ数日のうちに相次いで明らかになったこと、城島、金本が万全ではないコンディションの中でプレーしていた(いる)という事実は、私にとって非常に重く、衝撃的だ。そして首脳陣がそれをチームのために最良の選択だと思っていて、同時にその選手のために正しい選択をしているのだと思っていそうなのが恐い。
もちろん過酷な野球選手のこと、どの選手も持病や痛みを抱えていて、常に100%のコンディションなんていうものはないと聞く。そのつきあい方やバランスを探りながらやっているのだという。だからこそ首脳陣が選手の状態、特に休ませるべきか、使うべきかについて正しい判断をしていかなければいけない。和田タイガースはそれがヘタ、いやまるでできていないというのが実証されてしまった。
「4番は金本にやってもらうしかない」「たとえ万全の状態でなくても他の選択肢よりマシ」これ本当だろうか。先入観、思いこみにすぎないのではないか。、
今季もここまで順調なファイターズは、ここまで全試合で中田を4番に据えている。昨日2安打したが、打率.170、得点圏打率.146、打点9だ。「四番道」に重きを置きすぎる「昭和の常識」では、それでもファイターズ打線が他球団をしのぐ得点能力を有している事実を一切説明できないだろう。
「4番打者」も、「1番打者」「2番打者」「8番打者」と同じように機能の一つだと考える必要がある。しかも無視できない大きな機能の一つは「投手心理に与える重圧」だ。相手投手は、1番には1番の、2番には2番の、8番には8番のそれぞれ別な重圧を感じる。それぞれに意味があって、それが連続することでまた別の意味を生んで、結果として得点しやすくする。
その意味、ストーリーを独りよがりではなく、データの裏付けも取りながら構築していくのがオフェンス・コーディネーターの仕事だ。私の和田&片岡ラインへの期待感は下がる一方だ。
大和が久々にスタメンで7番(ここらへんの6番、7番、8番の扱いが「古くさい」のがどうにもこうにも気に入らないというのが、この一連の文句タラタラの原因だと言うことは自覚している)。なぜ6番浅井だったものが7番大和なのか。まあ、吉川の持ち球なら大和の方が打てるチャンスがある(ような気がする)、ブラゼルも先日のタイムリーで気をよくして調子を上げる(ような気がする)、でも大和が打てる(ような気がする)ったって、所詮は非力だから7番やな…って、まあそんなところだろう。
だから当然大和は「打たなきゃ試合に出られない」と感じている。感じなければプロ野球選手としての感覚がおかしい。食っていくために何をしなきゃいけないか。大和はヒットを打たなきゃ食っていけないと悟ったので、第1打席、3回の先頭打者として打てる球を早めに仕掛けに行った(結果中飛)。
私がこの試合で今後のタイガースにとってもっとも重要だと思ったのが、大和の第2打席だ。
5回ウラ、0?2と2点のビハインド。先頭5番新井がチーム初ヒット。ブラゼル三振で一死一塁、打席に大和。大和は状況判断ができる。バントはない。あるならエンドラン。しかもアウトカウントは増やしたくない。この場面、死ななければヒットと同じ評価になる。大和は2球で追い込まれながら、ファールで粘り、ボールは見極めてフルカウントまで持っていき、11球投げさせた。最後はギリギリでファールにできなかった三ゴロで、スタートした新井を二進させただけに終わった。
しかしこの打席で吉川は精神的にも肉体的にもダメージを受けた。そりゃそうだろう非力な7番を振り切るのにきゅうきゅうとしたのだから自信も失う。ここまでの順調そのものという状態から雰囲気が変わり、次の6回は初四球と初長打で失点、イニング終了で降板した。私に言わせれば、選びやすくしたのも、打ちやすくしたのも大和の打席があったからこそで、大和が吉川攻略のきっかけをつくったのだ。得点を取りやすくする打線へのポイントがあったのだ。
ファイターズ首脳が中田翔に打率を求めないように、今の段階で大和に「ヒットを打て」「打率を上げろ」と求める必要はない。とにかく打席で粘れ、バッテリーが嫌がることをやれ、出たら走れと要求し、それだけで評価すればいい。あの粘りを回数が多くまわる2番でやられると思えば、投手はそれだけで心理的重圧を感じる。それが意味のある打線、点を取りやすい打線を作っていく。大和はその力があることを打席で見せた。だからこの試合だけでなく、今後にとっても重要だったと思うのだ。
しかしこの大和の打席に対して、和田&片岡ラインがどういう受け取り方をして、今後にどう活用していくかについて、非常に悲観的な予測しかない。局面としては仕方ないのかもしれないが、1?2の7回ウラ、投手が右の森内に代わって二死走者なしという大和の3巡目は、あっさり代打林が送られた(左前へナイスバッティング、状態良さそう)。大和に何が求められ、何がどう評価されるのか。本人にもさっぱりわからなくなったのではなかろうか。
中田翔を4番に使うのと同じ意味、同じ気持ちで、大和を2番に使えないのか。長々と書いたが、今日私が言いたいのはその一行だけだ。
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コメント
解説しかやってなかった栗山監督に、なにほどのことができるんだろうと思っていましたが
なんだか非常に近代的な野球を展開しておられる気がしますね。
コーチ陣が摩擦なくその号令下に働いているのだろうと思うと阪神ファンの私にはそこも不思議な気がしますw
オーダー編成に既に失敗した時の伏線を首脳陣が張っているというか、言い訳の準備をしているという印象があります。それぞれの選手に合った打順というのがあり、その彼らに対する信頼感がベースになってなければいけないと自分も思います。
昨日テレビか何かで言ってましたが日ハムの選手が甲子園の練習で阪神をみて「年齢層高いっすね」と言ったそうな・・・
あぁ、言ってはならんことを、と思ってしまいました。
チーム事情がそれぞれ違うので仕方ないですがノビノビやってる日ハムが時々羨ましくなります。しかし吉川は今年激変しましたね、栗さん恐るべし。
「層の薄さ」
選手のそれもそうなんですが、使える戦術や武器の少なさも痛いですよね。
それが首脳陣の考えるベストメンバーで臨んだとしても。
守備の意識も致命的に低いですよね。
9回の鶴岡のエンドランなんて、鶴岡の構えを見てたら「何かやりそう」な雰囲気を感じるはずなのに・・・。
実際実を結ぶかどうかは別にしても、ファイターズの実践してた野球あれこそが「1点を獲りに行く野球」ですよ。
打者の左右関係なく、かなりの打席で左方向を狙ってたのは分かってますよね?和田監督?
明らかに弱点を突いてますよ。
このチームは打線に対してのチームオーダーは存在するんでしょうかね?
それと、昨日の大和の打席に対してガッカリしました。
本人に、と言うよりこんなバッティングを強要させる首脳陣にです。
構えも、頭の中も完全に右打ちのみモードなんですよ。
5回打席の初球、高めからベルト付近へのカーブ。
これにピクリとも手が出ない。
甘く来たら引っ張ってやろうという気持ちがあれば、長打も有り得たボールです。
後はよく粘ったけど、凡退した膝元のカーブまでオールストレート。
良い時の大和って、シッカリ引っ張りも出来てましたよね?
何故良い所を消してまでして、和田型打者を量産しようとするのか分からない。
去年も俊介や上本が、ある日突然フォームを弄られ良い部分が見えなくなってしまったのを思い出しました。
城島の件然り、この球団には勝つ事よりももっと大事な何かがあるんでしょう。
一生懸命やっているにも関わらず、あり得ないモノの犠牲になっている選手の皆さんが気の毒でなりませんよ、ホントに。
小宮山の例を考えると、大和も「打てないから」って理由でこの先、あんまりいい起用は待ってない気がします。
結局、どこまでいっても実績組には大甘で、若手にはむやみに厳しいチーム事情なんですね…。
確かに大和を7番で使う事にはなんのメリットも感じません。7番に入れるくらいなら「ここぞの代走」に残しておいた方が良いと思います。
今年ブレイクの吉川はやはり難敵!タイプ的には岩田のコントロールを少し良くしたようなタイプですが、たいして速くもないストレートに左打者はみんな振り遅れているところを見ると、かなりキレがあったのだと思います。
それにしても、外野手としても一流の稲葉をファーストに置くファイターズの守備陣は贅沢で羨ましい。ウチなんかファーストかDHに入れたい選手がゴロゴロ…(笑)
「実績組には大甘で、若手にはむやみに厳しい」
更にいうと、浅井にしても大和にしても捕手や遊撃から都落ちしてきた人達なんですよね。本職を辞めなきゃ認められないようなところがある。
統一球になってから、阪神の外野手がバックホームで殺すシーンが殆どない(ダイレクトは、ゼロでは・・?)。ベンチ入り選手が殆ど内野手登録だというのだからどうか。真弓前監督には問題があったかもしれないけど、本職主義を打ち出した。いい所はいい所で引き継ぐべきなのでは。
トラオさんの言われる様に大和は赤星を目指してほしいです。レッドは粘って投手を崩し、塁に出るとうるさくチョロチョロ。守備でどれだけ助けられたか。相手を精神的にも攻めた。
交流戦前にSニュースで注目選手の名前が上がりましたが、吉川、堂林、牧田とか…阪神はそんな新戦力がいない。もし大和がもちょっと起用され、活躍していたらピックアップされたでしょうね。
1番 新井、2番 大和、3番 マートン、4番 鳥谷、5番 林、6番 平野、7番 ブラゼルなんてどうでしょう。
今日のtoraoさんのブログ、そして皆さんのコメントを読んで、どよ?んと落ち込んでしまいました。。
昨日1試合の敗戦、というだけでなく、今後の戦いやチームの将来にも大きな大きな暗い影があるのかと…。
今後、阪神ファンでよかったー!!と思える日が来るんだろうか…。
監督・コーチ経験が無く、現場からかなり離れた人に上手を取られては…
大和、上手く使って欲しいです。ノビノビとハッスルプレー出来る環境を、若手に用意してやって欲しいです。交流戦こそ、金本やベテランを休ませ、若手をガンガン使う。終盤戦にかけて、よい準備になると思うのですが。
見る度に、ブルーな気分になるような試合ではなく、楽しくなる試合を見せてくれー
「選手層の薄さ」というよりも、やはり起用法の問題ではないかなと思います。阪神首脳陣が金本や城島に無理をさせても出る事を望んでいたというよりも、やっぱり遠慮して外せなくて、それが結果として二人の状態をより悪化させてしまっている、というのが正解じゃないでしょうか。
昨日の7回裏、林の代走に俊介を使った所なんかも。あそこはより盗塁を狙える田上で勝負をかけてほしかったです。でもやっぱり、「格」のようなもので全部決めてしまっているんだと思う。
金本の肩の状態が悪く、それでも打撃優先ということなら、金本の所に林がそのまま入ってしまってもいいわけですが、おそらくそうはならないでしょう。
金本がダメなら、自動的に新井が4番に入るだけでしょうから。
日ハムの稲葉なんかはいろんな打順に入りますし、やはりいい意味で妙な遠慮のない采配ができるのが強みだと思います。
タイガースはずーーーっとそれが出来ないですよね。なぜ??
甲子園は雨が降ってきたよ(>_<)
今晩も唸りまくりでため息ばっか、シワが増えます(*_*)
イラッときてると、大根おろし速くすれたよf^_^;
安藤を助けてーっ!!
いつまでブラゼル、マートンに固執するのかな?
和田監督は『打線が奮起してくれたら』と呑気?に構えて、笛吹けど踊らずにもなっていない。
林はハードラック続きだけれど、振れてるし当たりも良い。
林をファースト、ライト浅井と思い切った改革が必要なのでは?
このままだと交流戦もGWの悪夢再びって感じがする(?_?#)
個人的には
?二 平野
?中 大和
?遊 鳥谷
?左 金本
?三 関本
?一 林
?右 浅井
管理人様の文章を読んで,不覚にも涙が出てきそうでした。まさに「魂の叫び」という感じです。まさしく,その通り。「大和2番」がなぜ実行できないのか?今週の朝日新聞でも,吉田義男さんが「大和は2番で固定すべき」とおっしゃっていました。
昨日の試合を見て,本当に日本ハム様が羨ましい!爪の垢でも煎じて飲んでほしい。
中田の成績は,新井・ブラゼル以下なのに,日本ハムの得点能力は高いのはなぜか?
各打者の役割分担をきちんと決める,役割に徹することにさせる,「無駄なアウトを献上しない。」「たとえアウトになるにしても,1球でも,投手に多くのボールを投げさせる。またはランナーを進める。」その地道で,自己犠牲の積み重ねが「つながる打線」を生むのではないかと思います。
管理人様の,和田・片岡ラインに対する失望感,多くのタイガースファンが共有するところです。ただし,ヒステリックに「解任!解任!」を叫ぶのではなく,自主的な改善につながることを期待しています。それくらいのことはできる人材だと信じています。