かくれ阪神ファンだったという井上一樹氏の一軍打撃コーチ就任が発表される。それはいいんだけど、球団公式には「和樹」となっている。野球人は名前を変えることが多いから、そうなのかなと思ったが、スポーツ各紙は普通に「一樹」と表記しているし、間違いっぽい。失礼だから早く直して!!
同時に平野打撃コーチが、二軍内野守備走塁コーチに配転されることも正式に発表された。
思うに野球のコーチの分担はこれでいいのだろうかと思う。だいたいが、「オレみたいな選手になれ」という形でものを考えがちだからだ。右の強打者を育てたいなら、現役時代そうだった人をコーチに置く。守備と走塁は本来まったく別のことだけれども、だいたい小粒な選手は守備と走塁がうまいから、そういうタイプの選手に指導できる「大先輩」をコーチに置く。全般的にそんな感じ。
一軍のコーチといえども、どんなチームにしよう、どんな戦い方をしようというのは「後の話」であって、まずは個人個人を「こんな選手にしよう」から始まる。
それはそれで一つの方法だと思うが違う方向性もあると思う。
NPBの打撃コーチというのは、バッティングの指導をするだけでなく、スターティングオーダーの考案や、相手投手の分析や対策なども担当しているようで、事実上は「攻撃コーチ」。アメフトでいうところの「オフェンシブコーディネーター」、ラグビーでいうところの「アタックコーチ」だ。
しかしながら、「打ち方を教える」「打てるようにする」というところに焦点が当たりすぎていて、総合的に得点力を上げるという方向性に力が回っていないのではなかろうか。特に阪神。
実際のところ、総指揮を執る「攻撃コーチ」の下、打撃コーチはもちろん、コーチではない多くのスタッフがさまざまな役目、たとえば打撃や走塁などの実技を教える役目、練習をサポートする役目、分析する役目、攻略法を考案する役目などを組織的に作っていくようにすれば強くなりそうな気がする。
阪神はよその球団より、運営費を余分にかけられるという強みが(本来は)あるはず。コーチ陣という以上に拡大された「コーチングスタッフ」を持つことを提案したい。あとホームページの名前は早く直すように(笑)。
コメント
和樹ならピンキーで無くなってしまいますね(笑)
ドラゴンズ一筋でやってきた人が要請があったから、「はい。わかりました。」とは、すぐにならんかったと思いますが、ネット裏から勉強した事を試したいと思って、要請を承けたんでしょうね。
しっかり指導をお願いします。
平野が二軍に配置替えになったら、来年は北條との肩組み騒ぎは見られないんかなぁ…(笑)
あの肩組み勝利の舞いはまた見たかった(笑)
球団公式サイトに行ったら、「一樹」に直ってました(笑)
誤字脱字はあるけれど、やっぱり人の名前は・・・ね。
現役時代、大きな飛距離を誇っていた選手がコーチになってチーム全体に
そのノウハウが行き渡るかと言えば、決してそうでもない。
巧打者で鳴らした選手が、チームを背負う大砲を育てたという話も枚挙に
暇がない。
その選手が本来持っている素養を、如何に試合で発揮させられるかが
最重要事項になってくるのでしょうね。
一つの例として関本健太郎(賢太郎)という選手がいます。
高校時代から大型内野手として名をはせ、プロにおいても大きな打球を
期待されていた選手。
しかし、出番を得るためにバットを短く持ち、「巧いバッティング」に
活路を見出した。
同期の浜中治に飛距離では敵わないと自覚したのと、少しでも出番を
得るためのモデルチェンジだったそうです。
その打撃も、本人曰く「一軍しがみつき打法」。
短く持っても大きい打球も飛ばしていたし、本人が生き残るためと決断した
事なので、あれこれ言う事もないのかも知れませんが、これは本当に正しい
事なのでしょうか。
こういう選手に育てるという構想からは、大きく逸脱した結果になってしまって
球団としてこれで良かったのでしょうか。
そういうモデルチェンジをせざるを得なかった原因から、球団は逃げちゃいけない
と思う。
今年のドラフトで、育成含み将来の中心打者となるべく選手を指名しました。
そういう選手は、そういう選手として育てられるタイガースであって欲しいと
願います。
おっしゃる通り。
私も今でも関本を解説で見かけると、彼の育成法は果たして良かったのだろうかとふと考えます。
濱中と1つしかないポジションを争っている訳ではないのにあっさりと小ぢんまりに方針転換してしまいました。
山田哲人のように大柄でもなくマッチョでもない内野手が本塁打王を取っています。
関本がまだ背番号44だった時代に東京ドームで大ホームランをかっ飛ばした時はこれは久しぶりに大型内野手が現れたぞと期待に胸を膨らませたものです。
まさか井上くんがバットを短く持って右打ちするようなバッターになっていしまうとは思えませんが、球団はブレずにスケールの大きなバッターに育成して欲しいと思います。
大和さん、返信どうもです。
今回のドラフト。
タイガースの今後の覚悟が試されると思うんです。
シッカリと、「思い描く選手」に育てる思いがあるのか。
思い描いた以上の選手になってくれたら、それに越した事はないですけど。
今年のドラフト指名選手の今後に注目です。
長距離打者だったから長距離打者の指導に適任とは言えないわけで、王貞治さんの一本足打法を指導した荒川博さんなんて生涯本塁打16本ですからね。
あと、コーチで気になるのタイプは、選手の見境なく持論の理論で選手をいじりたがるコーチ。
こういうコーチは危険だ。
井上打撃コーチがそうでないことを祈る。でないと「ピンキーとキラワレーズ」になっちゃうぞ(古)。
わっすれられないの~♪
ドラフトの席で矢野監督は、「夢を追いましょう」と力説したとか。
夢を追う選手を指名したからには、今度は夢を実現する指導をお願い
したいですね。
平野を打撃コーチにした時は、植田専属かなとも思いましたね。
ファームでは、小幡、熊谷、遠藤を攻守ともお願いします。
ピンキー決まりましたね。
「コミュニケーションモンスターになる」
「殻を破れば…の選手はたくさんいる」
そんな言葉が心強い!
確かに糸原、高山、近本、木浪、北條は三割打つ能力を秘めているし、
大山、中谷、陽川は30本打つ能力を秘めている。
その殻を破るのが井上コーチの仕事だ。
井上一樹といえば、やはり忘れもしない2006年8/30のタイガース戦、9回2死走者無しに代打で登場し全盛期の藤川球児に2ストライクまで追い込まれながら高めボール気味のストレートを赤星の頭上を越える同点ホームランを打ち、引き分けに持ち込んだ男。
実質あの一本がドラゴンズの優勝を決定的にした「勝負強さ」がインパクトに残っています。
奇しくも、あのゲームは相手福留(現タイガース選手)のまずい守備や、当時の正捕手矢野(現タイガース監督)のタイムリーで一旦勝ち越していたゲームであり、何かの縁を感じます。
また、ドラゴンズの選手会長時代はファンサービスの革命にも一役買った人柄にも魅力を感じます。
「勝負強さ」を伝授し、タイガースに足らない得点力をアップさせて欲しい。
投手がダブル西なら、打撃の方はドラフト2位の井上と共に「ダブル井上」がタイガースの弱い打線を救ってくれると助かります。
井上一樹打撃コーチ、最初あんまり結果が出なくてもイジメないでやって下さい。
道を開く出会いがある
金属バットを使っていた高校生が希望を胸にプロの世界に飛び込む。先輩たちのスイングや投球を目の当たりにして戸惑いや不安が大きくなってくるんだろうなあ。
そんな中で自分のポテンシャルを引き出してくれる指導者にめぐり会えて、懸命に頑張れば最高の野球人生が待っている。イチローが仰木彬監督に出会ったように、山田哲人が杉村コーチにマンツーマンで教えこまれたように。
将来、惜しまれつつ引退できる選手になれるか、戦力外通告を受けてしまう立場になるかは、自らの努力はもちろんだけど、指導者との出会いも大きなウエートを占めていると思う。
新しくタイガースのコーチになる方には、若手選手一人ひとりの個性を掴んで、根気よく伸ばしてあげて欲しい。
新しい井上コーチの背番号は狩野が長らくつけていた99番だとか。ガルシアは77番つけてるし、コーチと選手の背番号がボーダレスになってきたんかなあ。時代かなあ。何だかなあ。
井上一樹・・・いわゆる”ぶっさいく”顔のおっさん、男は顔やないでぇ!!な男、元選手会長の男気。ピンキーには期待してます。