キャンプは無事終了。成果はすぐにはでなくても、必ず積み重なってきているからね。
まあ今やオフなんてないのが当たり前だから場所が変わってもやっていくことに変わりはないだろうけどね。
「ドリスと契約しない方針、退団へ」というスクープ報道(オフィシャルではない)を見た瞬間の私の考え。
それは、「ああ、ゴネとるなあ」だ。
もちろんゴネとるのは代理人だ。彼らの目的はできるだけ高い金額で契約をまとめることだけだ。
ドリスの年俸は1.65億円ほどと言われている。球団としては、現状維持から微増くらいでまとめたいところだろうが、代理人の要求はそうはいかない。なんつったってドリス1枚欠ければブルペンへの影響は大きいし、リリーバーに苦しむ他球団(セにもいっぱいある)に渡れば阪神にとって面倒なのもわかっている。しかも阪神はメッセ分と鳥谷分をバラしたので、予算がたんまりあるのを知っている。そうねえ、3倍増くらいをふっかけるところから始めて、「これが最低ラインだ」くらいのことは言うだろうな。
しかしたぶんドリス自身は最終的に「阪神で」まとめてほしいと思っているし、それは球団もある程度わかっている。ヨソに行くことは誰にとってもリスクをはらむからだ。
そこで、「勝てるチームをつくる能力」では三流だが、「利益を出す能力」では超一流(実はこれってすごいことなんだけど)の阪神球団は、得意の手段を使った。
つまり、頼めばなんとでもなる「ご用記者」を使って、「契約しない方針」と報道させるのだ。もちろん交渉の過程では、「アホか、そんな金額、無理に決まっとろうが。そんなところでまとめるくらいなら契約せんわ(意訳)」くらいのことは言っている。これはハードネゴシエイションの中ではお互い様で、向こうも「口ばっか」とわかっている。
だが、さすがに報道に出たとなるとビビる。「マジか」となる。これは、契約妥結までの期限があと10日ほどになり、球団側も「やるぞ!」「さあ、お互いヨタはそのへんにしてまとめるぞ」という必殺技なのだ。
しかし、この奥の手にはデメリットもある。これまでも外国人の契約更改では何度か使っている手なのだが、阪神ファンちゃんはアレやから、そんなことはすぐに忘れてしまう(笑)。
「なに?ドリス放出だと?球団のアホ」の大合唱が起きてしまうのだ、毎回。
だから、球団は本当なら「そんなん言ってばかりなら、契約しなくてもええんやで」を貫きたいのに、「いやいや、本当は契約したいです」という釈明情報を流さなきゃいけなくなる。
まあ、普通に考えればそういうことなわけよ。
つまり、ドリスはヨソにいかずにうちにいてほしいけれど、法外な要求はダメよと、球団は当たり前のことをやろうとしている。
それを支持するのであれば、「アホ球団、何を考えとるんや」みたいな騒ぎは起こさないこと。どっちかというと代理人にやられ気味で、高い年俸を飲んでしまう球団のことを、静観してやったほうがいい。そうしないと、球団がブラフを使えなくなって、好き放題ボラれちゃうからね。
逆に言うと、これで本当にドリスと契約できないようなことになったら、それは「メディアを使って優位に運ぼうとした球団のミステーク」、あるいは「やかましい阪神ファンが交渉のネックになった」ってことだ。あ、ファンが望んでいるんだから、お互いにまとめようやって流れになるのかな。まあ、とにかく虚々実々の駆け引きが大詰めを迎えているということだ。
コメント
なるほど。マスコミを利用した駆引きですか。阪神球団お得意のヤツですね。ドリスはクローザーとしては使いづらいしセットアッパーならジョンソンの次になるし私的には「来季いなくてもいい選手」になってしまいます。契約の駆引きはあるのでしょうが球団はファンの声に惑わされず強気であたって欲しいものであります。最優先事項のジョンソン残留を早々にまとめてください。
コーチ陣営が発表されましたが2軍打撃北川コーチの働きに期待したい。伸び悩みの若手(一部はほぼ中堅になってますが・・・)や新入団の高校生の長所を伸ばしてやってほしい。やはり一軍で活躍できる選手は一芸に秀でた人が多い。先ずはストロングポイントを強化し、欠点矯正はそのあとで徐々にやってくべきかと。一昔前タイガースに多かった何をさせてもソコソコだけどすべてが平均点足らずって選手はもう要りません。
ドリスが退団となり、他球団に行くと厄介になりそうですが、まずはジョンソンの契約を纏める事がトッププライオリティですね。
この時期、外国人が帰国するのは仕方ないけど、昌塾にドリスも入門したらもっとえげつない投手に変貌出来た様な気がしてます。。
昌塾は春季Cにも来てくれるそうなので、投手陣はこの安芸で習った事を忘れずに進化させて、再入門として欲しいです。
寝業師タイガースの本領発揮ですな(笑)
まぁ、しょっちゅう逆に関節取られたりするんですけどね。
もうここからは、球団編成部門のお仕事。
来季の戦力的にいらんと思えば切ればいいし、必要と思えばネチネチと寝技を
続ければいい。
何処かがこっそりと好条件を提示して、それを交渉のネタにされる事も覚悟
しとかないとね。
外国人にしても、日本人のドラフト・トレード・FAも全てご縁だと思って
ますので、来てくれればウエルカム、去ってしまうのであればGood Luck。
全く関係ない話ですが、阪神タイガースの公式サイトにユニフォーム物語
というコーナーがあります。
近年のホーム・ビジターのユニフォーム、ウル虎の夏はじめ企画ものの
ユニフォームの変遷が追加されました。
オフシーズンのひと時に、いかがでしょうか。
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20191120-00000023-sanspo-base
さすがトラオさん!サンスポからはこんな記事が撃ち込まれました。
ゴネてんだろうなとは思ってましたが、球団の観測気球までは気づきませんでした。
ジョンソンに目処が立ちそうなので切るのかなと思いました。
ドリスは阪神愛を口にして関空から飛び立ったので恐らく本心としては残りたいはず。
正直セの他球団に行かれると厄介だと思います。
とは言え野手2投手2体制で行くならやむを得ないとも思います。外国人を競わせるはいいのですが競うのは基本的に成長型の極安選手だと思いますし。
鳥谷共々ベイに行かれたら嫌だなぁ。
torao様の見解は凄いですね(笑)
私はてっきりドリスを手名付け無かったんやと思ってました。
元野手やからフィールディングは練習さえすれば上手くなるし、制球力も練習すればなんとかなると思ってたんで…
torao様がタイガースのGMになってくれたらねぇ…(笑)
自分も、ドリスの代理人がゴネてる&PJの契約にメドが立ったと踏んでいます。
ドリスはセットアッパーに格下げと言っていいですから、嫌なら若手を使って将来のクローザーを育てた方が良いと思う。
ドリスには残って欲しいですね。逆にガルシアを切るべきと思うんですがね。
去年もナバーロを残してロサリオを切りました。残ったナバーロは結局活躍出来ませんでした。
ガルシアを残しても今年のナバーロと同じように思います。
ドリスはまだある程度計算が出来ます。
来季はジョンソン、ドリス、ボーア、ロドリゲスの4人体制で戦って欲しいです。
マルテは保険で(笑)
同じようなことが言えるのかな。
東スポの記事では梅野がキャリアハイの成績を
残したのだし今期はチームもAクラスに入った
のだから契約更改における年俸は最低でも1億
と言ってるそうな。
こういうのも現代の交渉術のひとつ。
つまりSNSなどで記事に対する世間の梅野評を
ミカタに付けて交渉を有利にすると言うのかな。
個人事業主としての戦い方のひとつなんだろうね。
自信がなければ出来ないことだが、なかなか
強かでよろしいかと。
阪神球団に金を落とさない俺が言うのも何だけど
近本だけでなく中継ぎを中心とした投手陣には
正当な評価をしてあげてほしいね。
特に島本や岩﨑にはね。