リリーバー岩崎がどんどん進化を続けている、その秘密を見たような記事。
阪神岩崎、恩師が明かした「みるい」からの土台作り(ニッカン)
この記事にある「土台作り=足腰と体幹の強化」は、昨日紹介した「二軍監督奮闘記」において小笠原氏が徹頭徹尾強調していることでもある。結果に一喜一憂したり、なんらかの「到達点」で満足せず、我慢強くやり続けることもまたしかり。
今季は開幕二軍だったし、途中離脱もあった岩崎。それでも抜群の投球内容で地位を確たるものにする素晴らしいシーズンにできた。少しずつ着実に力をつけていく姿が頼もしい。
「育成」というと高校生にばかり目がいくが、大学生でも、大学→社会人のオールドルーキーでも、多かれ少なかれプロとしての土台を築くための時間は必要だ。それがある程度完成した後は、その水準を維持していくための努力も欠かせない。
その土台の上に、技術(精度)の向上とか、長い期間活躍という「果実」が成る。
そんな実例をたくさん作って、それをしっかりと認めて、スカウティング→育成→編成のサイクルをすきのないものにしていくこと。
今の阪神にはしっかりした考え方を持った選手が多い。後輩たちにもそれが引き継がれていくといいし、指導者や運営側もしっかり選手に学び、「チームの力」になっていくように活用できたらいい。
あくまでも基礎にすべきは育成であり、その他のすべては育成力をより強力にするためのものであるべきだ。迷ったときは、「近未来(若者たちの時代)のためには、どちらがいいか」で選択していかないと、おかしなことになる。
コメント
アマチュア選手、特にプロを目指そうかと言う選手は、各球団のどこを見るのか。
勝てる要素の多いチームと言うのもポイントが高いでしょう。
想像の範囲ではあるけれど、どんなポジションであれ、仕事をこなせばチャンと
評価してもらえると言うのも、大事なポイントではないでしょうか。
ポジションによって評価がバラバラとか、移籍組には甘いが生え抜きには渋い
とかでは、入る側も躊躇してしまう。
ザックリ言ってしまえば、評価とはお金であります。
いくらお褒めの言葉を球団職員から頂いても、貰える金額がショボければ評価
されたと感じないでしょう。
MLBを目指し海を渡る選手たちも、夢とかの建前はあるものの、結局はNPB
では得られない金額を得んがため。
今回の契約更改で、岩崎や島本の働きをキッチリ評価したのは素晴らしい。
意外とアマ側はこういう所を見てますからね。
「阪神と言うのは例え中継ぎ投手であっても、シッカリ評価してくれるんだな」と。
こういうのは、入った後のモティベーションにもなります。
やっぱり誰もが、シッカリ払ってくれるとこに行きたいですよね(笑)
岩崎にはもっとあげても良いと思うけどなあ。出遅れが響いたのか。
ドラフト6位でファンもあまり期待してなかった岩崎投手でしたが、一年目から頭角現わした時は下位指名でもいいピッチャーが取れるもんだなと感心したものでした。
なんでもずっと追っかけていた中尾スカウト(当時)の進言で急遽、その場で指名を決めたんだとか。投手をスカウトする目は捕手出身者の方が確かなのではないでしょうか。
青柳、守屋、望月、浜地なんかも下位指名組。
ドラ1クジには恵まれない我がタイガースですが、スカウトの眼力を発揮すれば下位指名でもいい投手を掘り起こせるということ。
今年ドラ6位の小川一平にも期待したい。
(近頃の若手選手は名前の読み方に苦労することが多いけど、小川一平とはなんと読みやすくて親しみが持てることか。それだけでも応援したくなりますわw)
岩崎の伸びのあるストレートは球児の左腕版ですね。
打者の手元でビュンと伸びてきてると思いますね。
タイガースは中継ぎの評価が悪かったですが、伊藤敦が評価の改善を訴えて改善されましたね。
働きを評価されると選手も頑張れる相乗効果でこれからもタイガース投手陣には球団は金を惜しみ無く出して貰いたいですね。
岩崎の活躍は中継ぎに配置転換した金本監督時代の賜物。
先発では3回り目にどうしても捕まってしまいがちでしたが、短いイニングで思いっきり投げさせた事が良かった。
案外藤浪も中継ぎに配置転換したら良い結果が出るかも。
もともと実践で肩を作っていくタイプだったので、中継ぎで短いイニングを年間60試合くらい投げさせたらトータルで結果を残すかも。
まあ球界の誰もが反対する可能性が高いけど(笑)